XLパッセンジャーピリオン
J041502015-06-30
概要
キット番号
51744-07A
モデル
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
取り付け要件
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00308b)
警告
適切なグラブストラップやパッセンジャーフットペグが装備されていない車両にはこれらのシートキットを取り付けないでください。 フットペグとグラブストラップが装着されていない場合、走行中にパッセンジャーがオートバイから転落したり、運転手にしがみついたりし、制御が失われ死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00410b)
フットペグが取り付けられていないモデルには、Passenger footpeg kit (部品番号50203-04)が必要です。
XL1200X、XL1200V、XL1200N、XL883Nモデルに取り付ける場合は、ガイドワッシャー(部品番号7487)の別途購入が必要です。
キット内容
図6および表1を参照してください。
取り外し
注記
シートの取り外し、および装着の間、塗装面を傷つけないよう注意してください。
  1. オーナーズマニュアルの説明に従って、純正シートを外します。 全モデル(2010年以降のXL1200X、XL1200V、XL1200N、XL883N以外):新しいシートの取り付け用にシートマウントスクリュー(部品番号2952A)を取っておきます。 2010年以降のXL1200X、XL1200V、XL1200N、XL883N:シートマウントスクリュー(A)を廃棄します。
取り付け
1. スナップインリアシートブラケットを装着しているモデルの場合図1を参照してください。ソロシートの底にあるシートブラケットを取り外します。 プラスチックのタブを指またはドライバーで押して、ブラケットをスロットの外に引き出します。 リアシートブラケットをスクリューで固定しているモデルの場合 リアシートブラケットを固定している2本のスクリューを外します。ブラケットを取り外します。スクリューとブラケットは保管し、ピリオンへの取り付けに使用します。
2. 図2を参照してください。後方のフェンダーホール位置からプラスチックプラグ(3)を外します。外したプラグは中央フェンダーホールに取り付けるときのために保管しておきます。 XL1200X、XL1200V、XL1200N、XL883Nモデルの場合:後方フェンダーホールのスクリュー(部品番号3085)を取り外し、後で取り付けるときのために保管しておきます。
3. プラグを取り外したフェンダーの後方に、リテンションナット(1)とワッシャー(2)を取り付けます。
4. ケーブルストラップは取り付けツールとして使用できます(図6を参照してください)。
a. リテンションナットをケーブルストラップの上に載せ、ナットの広い端がケーブルストラップの目の方にくるようにします。
b. フェンダーの下からフェンダーホールを通してケーブルストラップを取り付けます。
c. ケーブルストラップを引き上げ、フェンダー下側に対してナットスナッグを押さえ付けます。
d. リテンションナットのリブをフェンダーホールのノッチに合わせ、リテンションワッシャーをリアからスライドさせて装着します。これでリテンションナットがロックされます。
図1。 シートブラケットの取り外し(図はスナップインブラケット)
1シートリテンションナット
2シートリテンションワッシャー
3プラスチックプラグ
4中央フェンダー穴の位置
5リアフェンダー穴の位置
図2。 シートリテンションナットおよびワッシャーの位置
5. スナップインリアシートブラケットを装着しているモデルの場合次のサービスキットをスクリューで固定しているモデルの場合
a. 図3を参照してください。ストックシートまたはソロアクセサリーシートを作業台の上に逆さまに置きます。
b. ピリオンの金属製ブラケットをソロシートのスロットにスライドさせ、タブでブラケットを固定してパッセンジャーピリオンを取り付けます。
c. 図4を参照してください。グラブストラップをシートの底部に取り付けます。グラブストラップの片側をシート下のツメに引っかけ、次にストラップをシートにかけて、反対側を残りのツメに固定します。
d. 図6を参照してください。ピリオンの金属ブラケットをソロシート上でスライドさせ、パッセンジャーピリオンをソロシートに取り付けます。フランジスクリュー(5)でピリオンの金属タブをソロシートに取り付けます。スクリューを次のトルク値で対角線状に締め付けます: 1.1–2.2 N·m (16–19 in-lbs)。
e. スクリュー(8)とワッシャー(7)を使ってグラブストラップ(6)を中央のフェンダーホール位置にあるリアフェンダーに取り付けます。スクリューを次のトルク値で締め付けます: 6.7–10.2 N·m (60–90 in-lbs)。
図3。 シートおよびピリオンアッセンブリーの下側
1シート下部のツメ
図4。 グラブストラップが取り付けられているシートの下側
6. 全モデル ステップ1で外したシートブラケットを、キット内のフランジスクリューを使用してパッセンジャーピリオンに取り付けます。しっかりと締めます。
注記
シートが所定の位置に落ちたとき、シートはフレーム上のポストに噛み合うよう前方にスライドされるため、シートのフォームクッションは圧縮されます。適切に取り付けられると、シート下の前部の凸部がフューエルタンクリアマウントの位置の溝にぴったりと適合します。シート下のキーホールは、フレームのポストにシートをロックします。
7. 図5を参照してください。シートおよびピリオンアッセンブリーは、3点で車両に取り付けられます。 シートとピリオンを次のように取り付けます。 新しいシート前部を所定の位置に曲げて、凸部がフューエルタンクマウント位置後部のスロットに噛み合うようにします。
a. 凸部は、後部のフューエルタンクブラケットの下に適合します。
b. キーホールは、シートポスト上にロックされます。
c. リアマウントブラケットは、スクリューでフェンダー内のリアシートナットに取り付けます。
8. シートがフレームに触れるまで、シートを前に押してシートの後部を下方に回転させます。軽くシートを曲げます。
9. シートの中央を上に引っ張って、所定の位置にロックされているか確認します(多少の遊びがありますが、シートはおよそ12.7 mm (0.5インチ)上がり、その後シート下側のポストにより、所定の場所にしっかりと保持されます)。
10. スクリュー(部品番号2952A)を取り付け、シートマウントブラケットをリアフェンダー上部に固定します。
11. ガイドワッシャー(部品番号7487)を使ってシートマウントタブの下にシートを装着します。
12. 既存のスクリュー(部品番号3085)を使ってリアスクリューホールにシートを装着します。次のトルク値で締め付けます: 2.3–4.5 N·m (20–40 in-lbs)。
13. 既存のスクリュー(3085)の代わりに、クイックリリースハードウェア(部品番号51676-97A)を別途購入して使用することもできます。
14. マウントブラケットスクリューをしっかり締め付けます。
1シートポストの位置
図5。 シートポスト
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
15. シートの前部および後部をもう一度上に引っ張り、それが適切に固定されていることを確認します。
交換用パーツ
図6。 交換用パーツ: XLパッセンジャーピリオンキット
表1。 交換用パーツ表
品目
詳細(数量)
部品番号
1
ナット、シートリテンション
単品販売なし
2
ワッシャー、リテンション
単品販売なし
3
ケーブルストラップ
10039
4
パッセンジャーピリオン
非売品
5
六角ヘッドフランジスクリュー(2)
3574
6
グラブストラップ
52293-04
7
ワッシャー、プレーン(グラブストラップがシートに取り付けられているモデルの場合は廃棄)
6036
8
スクリュー、六角ヘッドフランジ(グラブストラップがシートに取り付けられているモデルの場合は廃棄)
3767B
キットには含まれない本文中記載の品目:
A
マウントスクリュー
2952A
B
マウントスクリュー
3085
C
ガイドワッシャー
7487
D
マウントブラケット
次のサービスキットを別途お買い求めいただけます:Seat Nut kit (リテンションワッシャーとシートリテンションナットを含む)。
59768-97