セキュリティシステムスマートサイレンおよびスマートサイレンIIバッテリー交換キット
J018722010-05-17
概略
キット番号
69309-10
適合モデル
本キットは、ハーレーダビッドソンファクトリーセキュリティシステムを搭載した全てのHarley-Davidson ® 車両に適合します。
キット内容:
本キットは、セキュリティシステムスマートサイレンに取り付けられた9ボルトNiMH(ニッケル水素)充電式バッテリーを交換するために必要なアイテムが含まれています。
キットの内容については、 図7 および 表1 を参照してください。
本キットの バッテリー は、セキュリティシステムスマートサイレンIIに取り付けられている9ボルトNiMHバッテリーの交換にも使用できます。 ただし、本キットのその他アイテムは、スマートサイレンIIには必要ありません。
スマートサイレンIIには、ページャートランスミッターアンテナワイヤ( 図5 参照)がコネクターレセプタクルの横にあります。 スマートサイレンには、アンテナワイヤがありません。
サイレンボックスの取り外し
ご注意
次の説明を読み、十分に理解してからバッテリーの交換を行ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合、ハーレーダビッドソン販売店にバッテリーの交換を依頼してください。 正しく取り付けないと本製品が破損する場合があります。 (00419b)
  1. オーナーズマニュアルを参照し、説明に従ってセキュリティシステムを解除します。
  2. サイレンボックスを車両から取り外します。 サイレンキットインストラクションシートのサイレン取り付け手順を参照にするか、お持ちのモデルのサイレンボックスの位置や取り外し方法についてハーレーダビッドソン正規取扱店にお問い合わせください。
バッテリー交換、スマートサイレン
1. 図1 」を参照。 次のように、バッテリーカバー(2)をサイレンボックスから取り外します:
a. サイレンをポッティング(1)とバッテリーカバーを上に向けた状態で、固定された平らな面に置きます。
b. テーブルナイフのような、なまくらで硬い刃物の刃の部分をケースとカバーの間にケース側から45度の角度で差し込みます。 刃がカバー内のスナップに当たるまで差し込みます。 図2 はバーブスナップ(2)4個の図です。
c. 挿入した端がカバーの内側を押し付けるように、刃物をゆっくりとねじります。 カバーが外れ、必要に応じてシリコン接着剤を使用して、交換できます。
1ポッティング
2バッテリーカバー
図1。 ケースとカバーの間に刃を差し込む(スマートサイレン)
1バッテリーカバー(下側)
2バーブ付きスナップ(4)
3カバーシール
4フォームクッションパッド(所定の位置に接着済)
5バッテリー
図2。 バッテリーとシールの取り外しと交換(スマートサイレン)
2. 図2 」を参照。 フォームクッションパッド(4)の1番上のフラップを持ち上げます。 サイレンボックスの元のバッテリー(5)を取り外し、スナップコネクターをバッテリーからそっと外します。 ターミナルのグリスコーティングを残しておきます。
3. キットの 新品の ニッケル水素(NiMH)9ボルトバッテリーを準備します。 スナップコネクターのターミナルや新品のバッテリーを、元の接続のグリースで完全にコーティングします。
注記
ターミナルを完全にコーティングするのに十分な潤滑剤が残っていない場合、ハーレーダビッドソン正規取扱店でご購入いただけるElectrical Contact Lubricant (エレクトリカルコンタクトルブリカント)(H-D部品番号 99861-02)を代用できます
4. コネクターを新品のバッテリーに接続し、バッテリーをサイレンボックスに取り付けます。
5. 古いカバーシール(3)をキットの 新品の シールと交換し、バッテリーコンパートメントウォールの溝に差し込みます。
1カバーを左下に押し込みます
図3。 カバーの配置(スマートサイレン)
6. フォームクッションパットの一番上のフラップをバッテリーの上に置きます。
7. 必要に応じてシリコン接着剤を使用してバッテリードアカバーを交換します。
図4。 スナップをはめます(スマートサイレン)
8. サイレンボックスのテストと取り付けに進みます。
バッテリー交換、スマートサイレンII
1. 図5 」を参照。 次のように、バッテリーカバー(2)をサイレンボックスから取り外します:
a. サイレンをポッティング(1)とバッテリーカバーを上に向けた状態で、固定された平らな面に置きます。
b. マイナスドライバーをサイレンボックスの側面にあるスロット(3)の1つに差し込みます。 カバーの1 つの角が少し浮くまで押します。
c. ドライバーを2個目のスロットに差し込み、カバーが外れるまで押します。
1ポッティング
2バッテリーカバー
3スロット (2)
4サイレンアンテナ配線
図5。 スロットにドライバーを差し込む(スマートサイレンII)
2. サイレンボックスから元のバッテリーを取り外し、スナップコネクターをバッテリーからそっと外します。 ターミナルのグリスコーティングを残しておきます。
3. スナップコネクターのターミナルや 新品のニッケル水素9ボルトバッテリー を、元の接続のグリースで完全にコーティングします。
注記
ターミナルを完全にコーティングするのに十分な潤滑剤が残っていない場合、ハーレーダビッドソン正規取扱店でご購入いただけるElectrical Contact Lubricant (エレクトリカルコンタクトルブリカント)(H-D部品番号 99861-02)を代用できます
4. コネクターを新品のバッテリーに接続し、バッテリーをサイレンボックスに取り付けます。
1カバーの丸い角
2タブ(2)
図6。 タブをスロットにはめる(スマートサイレンII)
5. 図6 」を参照。 元の バッテリーカバーを丸い角(1)が外側に来るようにサイレンボックスの上に置きます。
6. カバーをサイレンとボックスに押し付け、ボックスのスロットにはまるまでタブ(2)をドライバーで押し付けます。
7. サイレンボックスのテストと取り付けに進みます。
サイレンボックスのテストと取り付け
  1. サイレンをセキュリティシステムモジュール(TSSM)に再度接続し、システムを作動させてサイレンをテストします。 サイレンは、チャープ音を2回鳴らすはずです。
  2. 注記
    最初に取り付けたとき、サイレンは正しく機能しない場合があります。 NiMH(ニッケル水素)充電式バッテリーは、保管期間中、かなり急速に放電します。 1日当たり、充電量の1~2%ほどを使用し、室温で保管した場合、数日で充電量をほとんど放電しきってしまいます。 長期間充電せずに保管すると、完全に充電するのに、数回充電を繰り返さなくてはいけない場合があります。
    NiMHバッテリーを充電するには、車両を最低4時間作動させてください。
  3. システムを解除し、再組み立てを完了します。 サイレンキットインストラクションシートのサイレン取り付け手順を参照にするか、お持ちのモデルのサイレンボックスの取り付け方法についてハーレーダビッドソン正規取扱店にお問い合わせください。
交換用パーツ
図7。 交換用パーツ、キット 69309-10
表1。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
バッテリー、NiMH、9ボルトDC
別売りなし
キットには含まれない本文中記載のアイテム。
A
スマートサイレン、セキュリティシステム
B
フォームクッションパッド
C
シール、バッテリーカバー(スマートサイレン)
D
カバー、バッテリー(スマートサイレン)