ストリート スラマー ハンドルバー キット
J044062021-01-06
概略
キット番号
55975-08A、55985-10、55801308、55801309
適合モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.com内のパーツ&アクセサリーページ(英語版のみ)をご覧ください。
このキットは、油圧クラッチキット、ハンドルバーマウントゲージ、Road Tech ® ラジオを装備したモデル、またはアクセサリーウィンドシールドを装備したFLHRSモデルには適合しません。
ABSモデル
警告
ライダーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 ABSブレーキ装着車両は販売網店での取り付けが必要です。 このキットを正しく取り付けるには、ハーレーダビッドソン販売網店のみで販売されている特殊ツールが必要です。 ブレーキシステムを正しく整備しないとブレーキ性能が低下し、死亡したり重傷を負う原因となります。 (00578b)
ABSが搭載されていないモデル
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
必要なその他のパーツまたはアクセサリー
お客様の車両にこのハンドルバーキットを正しく取り付けるには、追加のパーツやアクセサリーを別途購入する必要があります。 このモデルに必要なパーツやアクセサリーのリストは、P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
Road Kingモデルのみ: ハンドルバーカバー(55854-07 クロームまたは55876-10 ブラック)の別途購入が必要です。
オーストラリア、ブラジル、イギリス、ヨーロッパ、日本に関しては、 2本の専用スクリュー (2935A) が必要となります。
必要なツールおよびサプライ品
このキットの適切な取り付けには、Loctite ® 271(赤)スレッドロッカーとシーラント (99671-97) が必要です。
密封された容器に入った新しくきれいなブレーキフルードも必要になります。 適切なブレーキフルードについては、オーナーズマニュアルを参照してください。
警告
ブレーキラインガスケットの交換。 純正ガスケットを取り替えずに使用すると、ブレーキに不具合が生じて車両が制御できなくなり、死亡したり重傷を負う原因となります。 (00318a)
既存のブレーキラインを再利用するモデルに関しては、各バンジョーフィッティングのブレーキラインガスケットを二つ 必ず交換してください 。 該当するパーツカタログを参照するか、ハーレーダビッドソン正規販売網店に問い合わせて、正しい品番を確認してください。
接着 した左側のハンドグリップを装備した車両は、別売りの新しいグリップが必要になります。 既装着のハンドグリップ交換方法については、パーツカタログを参照してください。
販売されている純正モーターアクセサリーハンドグリップの選択については、ハーレーダビッドソン販売店までお問い合わせください。
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容:
図11 」および「 表2 」を参照してください。
取り外し
準備 - 全モデル
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
警告
誤って車両が始動すると、死亡事故や重傷事故を引き起こすおそれがあるため、バッテリーケーブル(マイナス(-)ケーブルが先)を外してから作業を開始してください。 (00307a)
警告
マイナス(-)バッテリーケーブルを先に取り外します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00049a)
1. サービスマニュアルに従って、シートを取り外し、バッテリーケーブルの接続を外すか、メインヒューズを取り外します。 取り付け用のシートハードウェアは保管しておきます。
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
2. SoftailモデルとDynaモデル: サービスマニュアルを参照して、燃料タンクを緩めます。
注意
DOT 5 brake fluid (DOT 5ブレーキフルード)が直接目に入ると痒みや腫れが生じたり、赤くなったりします。 目に入らないように注意してください。 万が一目に入った場合は大量の水で洗い流し、医師の診察を受けてください。 DOT 5 brake fluid (DOT 5ブレーキフルード)を大量に飲み込むと、消化障害を引き起こすおそれがあります。 飲み込んだ場合は、医師の診察を受けてください。 換気のよい場所で使用してください。 子供の手の届かない場所に保管してください。 (00144b)
警告
DOT 4ブレーキフルードに触れると、健康に重大な影響を及ぼすおそれがあります。 適切な皮膚の保護用具及びセーフティグラスを着用しないと、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。
  • 吸入した場合: 安静にし、新鮮な空気を取り込み、医師の手当てを受けてください。
  • 皮膚に付着した場合: 汚染された衣服を脱ぐ。 直ちに多量の水で皮膚を15 ~ 20分間洗い流します。 炎症が発生したときは、医師の手当てを受けてください。
  • 目に入った場合: 最低15分間、目を開けたまま、流水で洗い流してください。 炎症が発生したときは、医師の手当てを受けてください。
  • 飲み込んだ場合: 口を濯ぎ、多量の水を飲んでください。 吐かせてはなりません。 ポイズンコントロールにお知らせください。 緊急手当が必要です。
  • 詳細については、sds.harley-davidson.comにある安全データシート(SDS)を参照してください。
(00240e)
ご注意
DOT 4 brake fluid (DOT 4ブレーキフルード)が塗装面およびボディパネル面に付着すると、表面が損傷します。 ブレーキに関する作業を行うときは、常にブレーキフルードをこぼさないように注意し、塗装面を保護してください。 表面を保護しないと外装に傷が付くおそれがあります。 (00239c)
注記
清潔で乾燥した柔らかい布で、こぼれたブレーキフルードをすぐに拭き取ってください。 次に、フルードが付着した場所を、湿らせた柔らかいきれいな布でよく拭くか(漏れが少ない場合)、または大量の石鹸水でしっかり洗浄します(漏れが多い場合)。
DOT 4 ブレーキフルードがこぼれて仕上げ面を損傷させないために、車両表面の近い部分ををポリエチレン製の保護シートで覆います。
  1. サービスマニュアルを参照して、フロントブレーキリザーバーとブレーキラインからブレーキフルードを抜きます。
ハンドルバーの取り外し - DynaとSoftail
注記
傷が付かないよう、きれいなウエスでフロントフェンダーとフューエルタンクを覆います。 これをしないと、仕上げ面に傷が付く場合があります。
1. フロントブレーキラインの取り回しとバンジョーフィッティングの向きをメモします。 サービスマニュアルを参照して、ブレーキラインの接続を外してから、取り外します。 バンジョーボルトは残しておき、ブレーキラインガスケットは廃棄します。
2. ハンドルバーへに方向指示器ハーネスを固定しているプラスチックワイヤーリテーナークリップがついている場合は、それを取り外します。
3. フロントブレーキマスターシリンダーとクラッチレバーアッセンブリーをハンドルバーから取り外します。
4. サービスマニュアルを参照し、クラッチレバーからクラッチケーブルの接続を外します。 クラッチケーブルが交換されている場合は、 サイドカバーからクラッチケーブルの接続を外し、車両からケーブルを取り外します。
注記
2007年以降のモデルでは、モレックスコネクタを使用します。 2006年以前の車両は、ドイチェコネクタを使用します。 取り外し、取り付けの手順はサービスマニュアルを参照してください。
ハンドルバーの配線を外す前に、ワイヤーの配線を記録します。
5. ハンドルバーコントロール配線を燃料タンク下の灰色と黒色の6ウェイメインハーネスコネクターから外します。
6. 6ウェイターンシグナルコネクターを分離します。
7. サービスマニュアルに従って、次の作業を行います:
a. スロットル/アイドルケーブルにアクセスできるように、右側のスイッチハウスアセンブリーとハーネスを取り外します。
b. 既存の右側のハンドグリップ/スロットルスリーブアセンブリーからスロットル/アイドルケーブルの接続を外すか、新しいケーブルに交換する場合は、それを取り外します。
c. 左側のスイッチハウジングアッセンブリーおよびワイヤーハーネスを取り外します。
8. 図1 」を参照。 スクリュー(1)、アッパークランプ(2)、ハンドルバー(4)を取り外し、破棄します。
1クランプスクリュー(4)
2クランプ(FXSTDは2、その他は1)
3ハンドルバーライザー(2)
4ハンドルバー
5ライザー取り付けスクリュー(2)
図1。 ハンドルバー クランプとライザー(DynaモデルとSoftailモデル)
9. 左側のハンドグリップがハンドルバー に 接着されていない場合: 必要であれば、ハンドグリップを取り外し、新しいハンドルバーの取り付け用として、取っておきます。
注記
正しく取り付けるために、ライザー取り付け用ハードウェアの順番に注意してください。
10. ストックハンドルバーライザーを取り外し、破棄します。 必要に応じて、取り付け用にハードウェアを保管してください。
注記
燃料タンク下のコネクター ピンハウジング からワイヤーを取 り外さないでください。
11. スイッチと方向指示器からそれぞれ出ている ソケットハウジン グ の各キャビティにあるワイヤーの色と位置を記録します。 サービスマニュアルを参照し、ソケットハウジングからワイヤーを取り外します。
12. 配線元ごと にワイヤーターミナルの端をテープで巻き、リーダーを分離します。 グロメット穴に入れることができ、 新品 のハンドルバーを簡単に通せるように、きつく各リーダーを巻きます。 「取り付け」 に進みます。
ハンドルバーの取り外し - 2007年以前のTouring モデル
注記
傷が付かないよう、きれいなウエスでフロントフェンダーとフューエルタンクの前部を覆います。
ご注意
ブレーキライン構成部品は慎重に取り外してください。 座面が損傷すると漏れを起こす場合があります。 (00320a)
1. フロントブレーキラインの取り回しとバンジョーフィッティングの向きをメモします。 サービスマニュアルを参照して、ブレーキラインの接続を外してから、取り外します。 バンジョーボルトは残しておき、ブレーキラインガスケットは廃棄します。
2. ハンドルバーへに方向指示器ハーネスを固定しているプラスチックワイヤーリテーナークリップがついている場合は、それを取り外します。
3. フロントブレーキマスターシリンダーとクラッチレバーアッセンブリーをハンドルバーから取り外します。
4. サービスマニュアルを参照し、クラッチレバーからクラッチケーブルの接続を外します。 クラッチケーブルが交換される場合: サイドカバーからクラッチケーブルの接続を外し、車両からケーブルを取り外します。
5. サービスマニュアルを参照し、ヘッドランプアセンブリーをヘッドランプナセルから取り外します。
注記
2007年以降のモデルでは、モレックスコネクタを使用します。 2006年以前の車両は、ドイチェコネクタを使用します。 取り外し、取り付けの手順はサービスマニュアルを参照してください。
6. ハンドルバーコントロール配線をヘッドランプナセル内の灰色と黒色の6ウェイメインハーネスコネクターから外します。 6ウェイターンシグナルコネクターを分離します。 装備されている場合、二本の4ウェイコネクターから電子クルーズコントロール配線の接続をを外します。
7. サービスマニュアルに従って、次の作業を行います:
a. 右側のスイッチハウジングアッセンブリーおよびハーネスを外します。 この作業は、スロットル/アイドルケーブルにアクセスするために必要です。
b. 既存の右側グリップ/スロットルスリーブアセンブリーからスロットル/アイドルケーブルの接続を外します。
c. 左側のスイッチハウジングアッセンブリーおよびワイヤーハーネスを取り外します。
1ヘッドランプ
2ハンドルバーカバー
3フォークロックプレート
4ナセル(左半分)
5ナセルトリムストリップ
6ウィンドデフレクター(FLHRSのみ)
7ナット
8フラットヘッドスクリュー(2)
9パンヘッドスクリュー
10平ワッシャー
11ワッシャー付きナット
12フランジヘッドスクリュー(3)
図2。 ナセル、ヘッドランプ、ハンドルバーカバー(図示:FLHR)
8. サービスマニュアルを参照し、ハンドルバー カバー、ウィンドデフレクター、ハンドルバーを取り外す適切な手順に従ってください。
9. 左側のハンドグリップがハンドルバー に接着されていない場合: 必要であれば、ハンドグリップを取り外し、新しいハンドルバーの取り付け用として、取っておきます。
注記
新品のライザーを正しく取り付けるためにライザーハードウェアの順番に注意してください。
10. ストックハンドルバーライザーを取り外し、破棄します。 取り付け用の金具は保管します。
注記
2007年以降のモデルでは、モレックスコネクタを使用します。 2006年以前の車両は、ドイチェコネクタを使用します。 ターミナルの取り外しと取り付け手順は、サービスマニュアルを参照してください。
ナセル内のワイヤーコネクター ピンハウジング を取り外さないでください、
11. スイッチと方向指示器からそれぞれ出ている ソケットハウジン グ の各キャビティにあるワイヤーの色と位置を記録します。 サービスマニュアルを参照し、ソケットハウジングからワイヤーを取り外します。
12. 配線元ごと にワイヤーターミナルの端をテープで巻き、リーダーを分離します。 グロメット穴に入れることができ、 新品 のハンドルバーを簡単に通せるように、きつく各リーダーを巻きます。 「取り付け」 に進みます。
1クランプスクリュー(4)
2平ワッシャー(4)
3アッパークランプ(2)
4ハンドルバー
5ハンドルバーライザー(2)
6ライザーマウントスクリュー(2)
図3。 ハンドルバークランプとライザー(図示:FLHR)
ハンドルバーの取り外し - 2008年以前のTouring モデル
注記
傷が付かないよう、きれいなウエスでフロントフェンダーとフューエルタンクを覆います。
ご注意
ブレーキライン構成部品は慎重に取り外してください。 座面が損傷すると漏れを起こす場合があります。 (00320a)
  1. フォークステムの下側にあるボタンヘッドスクリューとブレーキラインマニホールドのT継手を支えるブラケットアセンブリーを取り外し、保管しておきます。
  2. フロントブレーキラインの取り回しとバンジョーフィッティングの向きをメモします。 サービスマニュアルを参照して、ブレーキラインの接続を外してから、取り外します。 バンジョーボルトは残しておき、ブレーキラインガスケットは廃棄します。
  3. フロントブレーキマスターシリンダーとクラッチレバーアッセンブリーをハンドルバーから取り外します。
  4. サービスマニュアルを参照し、クラッチレバーからクラッチケーブルの接続を外します。 クラッチケーブルが交換される場合: サイドカバーからクラッチケーブルの接続を外し、車両からケーブルを取り外します。
  5. サービスマニュアルを参照し、ヘッドランプアセンブリーをヘッドランプナセルから取り外します。
  6. サービスマニュアルを参照し、ヘッドランプナセル内の灰色の8ウェイメインハーネスコネクターと黒色の6ウェイメインハーネスコネクターからハンドルバーコントロール配線を外します。 配線されている場合、二本の3ウェイコネクターから電子クルーズコントロールが配線の接続を外します。
  7. サービスマニュアルに従って、次の作業を行います:
    1. 右側のスイッチハウジングアッセンブリーおよびハーネスを外します。
    2. 左側のスイッチハウジングアッセンブリーおよびワイヤーハーネスを取り外します。
  8. ハーネス またはハンドルバーについているワイヤーリテーニングクリップを取り外し、破棄します。
  9. 左側のハンドグリップがハンドルバー に接着されていない 場合: エンドキャップがついている場合、グリップから取り外します。 ハンドクリップを取り外し、必要であれば、新品のハンドルバーに取り付ける時のために取っておきます。
  10. エンドキャップがついている場合は、既存の右側のハンドグリップから取り外し、ハンドルバーからグリップを取り外します。
注記
ハンドルバーの右側にあるツイストグリップセンサーには防水キャップが付いていて、ホコリや湿気から内部の電極を保護し、スロットルグリップのリテーナーとしても機能します。
ハンドグリップを取り外す際、防水キャップのレセプタクルからハンドキャップのインデックスピンをリリースするために、わずかに引っ張る必要がある場合があります。
スロットルグリップを交換しない場合: グリップ取り外し後、シールキャップがツイストグリップセンサーの先に取り付けられているかを確認します。 そうでなければ、メカニックワイヤーの硬い部分でスロットルグリップの 内側 のインデックスピンから防水キャップを取り外します。
ストックツイストグリップセンサーは、ツイストグリップセンサーキット(32310-08)に交換する必要があります。 「図10」を参照してください。
  1. サービスマニュアルを参照し、ストックツイストグリップセンサー とツイストセンサージャンパーハーネスを取り外します。 ジャンパーハーネスは、後の取り付けのために保管しておきます。
  2. 図5 」を参照。 ヘッドランプナセル(5)の内側に手を伸ばし、フランジナット(7)を外して、ナセルの上部にあるトリムストリップ (6)をリリースします。
  3. 注記
    オーストラリア、ブラジル、イギリス、ヨーロッパ、日本の場合:図5 を参照してください。 フラットヘッドスクリュー(8)には、ブレイクアウェイヘッドがあり、簡単に取り外しできません。 ブレイクアウェイヘッドのあるスクリューを取り外すには、センターパンチで各スクリューの上部に案内孔をあけ、1/8 インチ (3 mm) の 左側 ドリルビットでスクリューをバックアウトします。
    できない場合は、長さが3/16 インチ (5 mm)のシャンクドリルビットを使って、慎重にブレークアウェイスクリューのヘッドをドリルオフします。 フォークロックからスクリューシャフトを取り外すには、ペンチを使ってください。
  4. サービスマニュアルを参照し、ハンドルバーカバー、ウィンドシールド 、ハンドルバーを取り外す適切な手順に従ってください。
  5. 注記
    正しく取り付けるために、ライザー取り付け用ハードウェアの順番に注意してください。
  6. ストックハンドルバーライザーを取り外し、破棄します。 取り付け用の金具は保管します。
  7. 注記
    ナセル内側にあるモレックスハンドルバースイッチコネクターピンハウジングからワイヤーを取り外さないでください。
  8. スイッチから出ているソケットハウジングの各キャビティにある配線の色と位置をメモします。 該当するサービスマニュアルを参照してください。 ソケットハウジングからワイヤー(ソケットターミナル付き)を取り外します。
  9. 配線元ごと にワイヤーターミナルの端をテープで巻き、リーダーを分離します。 グロメット穴に入れることができ、 新品 のハンドルバーを簡単に通せるように、きつく各リーダーを巻きます。 「取り付け」 に進みます。
1クランプスクリュー(4)
2アッパークランプ
3ハンドルバー
4ハンドルバーライザー(2)
5ライザー取り付けスクリュー(2)
図4。 ハンドルバークランプとライザー(図示:FLHR)
1ヘッドランプ
2ハンドルバーカバー
3ハンドルバーカバーインサート
4フォークロックプレート
5ナセル(左半分)
6ナセルトリムストリップ
7ナット
8フラットヘッドスクリュー(2)
9パンヘッドスクリュー
10平ワッシャー
11ワッシャー付きナット
図5。 ナセル、ヘッドランプ、ハンドルバーカバー(図示:FLHR/C)
取り付け
新品のハンドルバー配線 - Dyna、Softail、2007年以前のTouring モデル
1. ハンドルバーマウントの方向指示器が装備されているモデルの場合:図11 を参照してください。 小さいグロメット(3)1つを各方向指示器ワイヤーバンドルにスライドさせ、グロメットを方向指示器端部近くに配置します。
2. 右側のスイッチワイヤーバンドルに(シグナルワイヤーバンドルがついている場合は、それにも)液体洗剤、窓ガラスクリーナー、または汎用潤滑剤を薄く塗布します。
注記
FLHRモデルのハンドルバーカバーは、ワイヤーがライザー配線穴を通して取り付けられる 前に 、ハンドルバーに配置する必要があります。
3. FLHRモデルとFLHRCモデルに関しては、新品の ハンドルバー カバー(別途購入)をハンドルバーにスライドさせます。
4. FLHRSモデルに関しては、図6 を参照してください。
a. 先に取り外しておいた三本のフランジ付きスクリュー(3)を使って、保管しておいたウィンドデフレクター(1)を 新品 のアダプター(2、別途購入)に組み立てます。
b. スクリューを 16.3–24 N·m (12–18 ft-lbs) のトルク値で締め付けます。
c. アダプターキットにある二本のフランジ付きスクリュー(5)とフランジ付きナット(6)を使って、 新品の ハンドルバーカバー(4、別途購入)をアダプターに組み立てます。
d. スクリューを 16.3–24 N·m (12–18 ft-lbs) のトルク値で締め付けます。
e. ハンドルバーカバー/ウィンドデフレクターアセンブリーをハンドルバーにスライドさせます。
5. 長さが約3.5フィート(1m)のひもを三本用意します。
a. それぞれの紐の先に小さい重りを付けます(たとえば、センターワイヤースロットを通るぐらいのスペアナットやワッシャー)。
b. ライザーの端が上向きになるように、新品のハンドルバーを水平面に置きます。
c. 2本 のひもの重りをつけた端を右側の ライザー配線 穴に挿入し、ハンドルバー を傾けて、重みでハンドルバーの右グリップ端がすべり出るようにします。 必要に応じて、エアホースを使って、ハンドルバーからバーのグリップ端まで、空気で重りとひもを出すこともできます。
d. ひもの 重りがついていない 端 が、ライザーの穴から出ている状態でのままで、 重りがついている端 をハンドルバーの右グリップ端から引き出します。 紐から重りを外します。
e. ピンセットまたは同様のツールを使って、1本の紐を右ハンドルバーの端近くにあるスイッチワイヤースロットから引き出します。 2本目の紐を右ハンドルバーエンドから十分出します。
f. 残りの一本のひもで 左側 のハンドルバー端でもステップ3bから3eまで繰り返します。 左ハンドルバーエンド近くにある スイッチ ワイヤースロットからひもを引き出します。
注記
FLHRモデルのハンドルバーカバーは、ワイヤーをライザーの配線穴を通して取り付ける 前に 、ハンドルバーに配置する必要があります。
6. 新品 のハンドルバーカバー(別途購入)をハンドルバーにスライドさせます。 先に取り付けたひもが、カバーの下側にあるライザーの穴から出たままであることを確認します。
7. 装備されている場合、右側のスイッチと方向指示器ワイヤーバンドルに、液体洗剤、窓ガラスクリーナー、または汎用潤滑剤を 薄く 塗布します。
1ウィンドデフレクター
2ウィンドデフレクターアダプター
3フランジ付きスクリュー(3)
4ハンドルバーカバー
5フランジ付きスクリュー(2)
6フランジ付きナット(2)
図6。 ハンドルバーカバー/ウィンドデフレクターアセンブリー(FLHRS)
警告
ハンドルバーの穴からワイヤーをゆっくり引き出し、ワイヤーが剥けないようにします。 ワイヤーが剥けると、ショートを起こし車両の電気コンポーネントに損傷が生じる場合があり、車両のコントロールが失われて死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00418b)
8. ライザー右側の底部近くにあるワイヤー出口穴を通して、ワイヤーバンドルのテープを巻き付けた端を引っ張ります。
警告
ハンドルバーの各配線用穴のグロメットは、ハンドルバーを通ってワイヤーを取り回した後も同じ位置にする必要があります。 グロメットが同じ位置にないとワイヤーの損傷が起こり、回路が短絡し、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00416d)
9. 図11 」を参照。 ライザーのワイヤー穴から出ている両方のワイヤーバンドルにグロメット(2)をスライドさせ、ハンドルバーのライザー穴にグロメットを差し込みます。
10. スイッチ配線穴から左スイッチ配線束に紐の先を結びます。
11. 必要に応じて、液体洗剤、窓ガラスクリーナー、汎用潤滑剤を左側のスイッチワイヤーバンドルに 薄く 塗布します。
12. 図6 で示した右側の配線と同じように、左側のスイッチワイヤーバンドルをスイッチハウジングに通して配線します。 配線束を左スイッチワイヤー穴にゆっくり送ります。 バンドルを新品のハンドルバーを通して下に引っ張り、左側のライザー底部近くのワイヤー出口穴を通して出します。
13. ブレーキレバーとクラッチレバークランプを新しいハンドルバーに仮留めします。
14. ハンドルバースイッチハウジングを新しいハンドルバーに仮留めします。
15. 配線束の先からテープを取ります。
16. ハンドルバーと配線束の各配線間の電気的導通があるかチェックします。 導通していたらそれは短絡しているということですので、スイッチハウジング内のワイヤーとその取り回しを調べる必要があります。
1中央の配線穴
2アッパースイッチマウントスクリュー
3ロアスイッチマウントスクリュー
4配線とハンドルバーの穴の上に内側スイッチエッジピンチポイントを配置する
5配線をスクリュー式ポスト近くのピンチポイントから離す
図7。 スイッチハウジングワイヤー配線(Dyna、 Softail、2007年以前のTouring)
新品のハンドルバーの取り付け - Dynaモデル、Softailモデル、2007年以前のTouring モデル
1. DynaモデルおよびSoftailモデル:
a. スイッチハーネスを上部フォークブラケットの大きな楕円形の開口部へ下向きに通して、前述の通り、燃料タンク下のスイッチコネクターに配線します。
b. 方向指示器ハーネスは両方とも上部フォークブラケットの大きな楕円形の開口部へ下向きに通し、前述の通り、燃料タンクの右側下の6ウェイ方向指示器ピンハウジングに配線します。
注記
2007年以降のモデルでは、モレックスコネクタを使用します。 2006年以前の車両は、ドイチェコネクタを使用します。 取り外し、取り付けの手順はサービスマニュアルを参照してください。
2. 取り外し手順を行っている時に書いたメモと、サービスマニュアルの該当するセクションと配線図を参照して、次の手順に従ってください:
a. 先ほど取り外した 灰色 のソケットハウジングの正しいキャビティに、左側スイッチハーネスのソケットターミナルをそれぞれ挿入します。
b. 先ほど取り外した 黒色 のソケットハウジングの正しいキャビティに、右側スイッチハーネスのソケットターミナルをそれぞれ挿入します。
c. 先ほど取り外したマルチロックソケットハウジングの正しいキャビティに方向指示器から出ている各ソケットターミナルを挿入します。
d. クリップおよび/または先に保管しておいたワイヤーガイドを取り付けます。
3. Touring モデル: スイッチと方向指示器ソケットハウジングをヘッドランプナセルに配線します。
4. ハンドルバーの下中央部から来る灰色の6ウェイスイッチワイヤーソケットハウジングを灰色の6ウェイピンハウジングに接続します。 黒色の6ウェイスイッチワイヤーソケットハウジングを黒色の6ウェイピンハウジングに接続します。
5. ハンドルバー の下中央部から来る黒色の6ウェイマルチロックコネクターを黒色の6ウェイマルチロックピンハウジングに接続します。
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
6. DynaモデルとSoftailモデル: サービスマニュアルを参照し、燃料タンクをフレームに固定します。
ご注意
ハンドルバーまたは構成部品のアライメントが不適切な場合、左または右に曲がった時フューエルタンクに接触することがあります。 フューエルタンクに接触すると外装を損傷するおそれがあります。 (00372b)
7. ゆっくり前輪を右フォークストップまで完全に回転させてから左フォークストップまで完全に回転させて、必ずハンドルバーが燃料タンクに接触しないようにします。 ハンドルバーを正しく中心に取り付けても接触する場合は、適切な間隔が得られるまで必要に応じてハンドルバー角度を上げてください。
8. 一回に一つずつライザーボルトを取り外します。 Loctite ® 271(赤)を少量、ボルトスレッドに塗布し、再度取り付けてください。 サービスマニュアルを参照して、ライザーボルトを仕様通りに締め付けます。
9. サービスマニュアルを参照して説明に従い、スロットルコントロールケーブルと新品(別途購入)または、標準装備されている右グリップ/スロットルスリーブアセンブリーを取り付けます。
10. 運転しやすいように、スイッチハウジングとブレーキレバーアッセンブリーの位置を調整します。 ブレーキマスターシリンダーは必ず水平になるようにします。
注記
上のブレーキレバークランプスクリューを締めてから下のスクリューを締めます。
11. ブレーキレバークランプスクリューを、まず上のスクリュー、次に下のスクリューの順に締め付けます。
トルク: 8–9 N·m (71–80 in-lbs) スクリュー
注記
下のスイッチハウジングスクリューを締めてから上を締めます。 こうすることでスイッチハウジング前部に空間ができ見た目がよくなります。
12. スイッチハウジング スクリューを、まず下から上の順に締め付けます。
トルク: 4–5.1 N·m (35–45 in-lbs) スクリュー
13. 右のハンドグリップ/スロットルスリーブが自由に回転して元に戻り、ハンドルバーやスイッチハウジングに引っかからないことを確認します。
注記
ハンドグリップにパターン柄がある場合は、スロットルを完全に閉位置にしたまま、左右のハンドグリップのパターン柄の位置を合わせます。
14. ハンドルグリップの取り扱い説明シートか、該当するサービスマニュアルに従って、新品のハンドルバーの左側端に、新品(別途購入)または標準装備のハンドルグリップを取り付けます。
15. 運転がしやすく、姿勢が楽になるように、サービスマニュアルを参照して、スイッチハウジングとハンドルバーのクラッチレバーアセンブリーの位置を調整します。
16. クラッチレバークランプスクリューを、まず上から、次に下の順に締め付けます。
トルク: 8–9 N·m (71–80 in-lbs) スクリュー
17. スイッチハウジング スクリューを、まず下から上の順に締め付けます。
トルク: 4–5.1 N·m (35–45 in-lbs) スクリュー
新しいハンドルバー配線 - 2008年以降のTouring モデル
注記
FLHRモデルのハンドルバーカバーは、ワイヤーをライザーの配線穴を通して取り付ける 前に 、ハンドルバーライザーに配置する必要があります。
1. 新品 のハンドルバーカバー(別途購入)をハンドルバーライザーにスライドさせます。 先に取り付けたひもが、カバーの下側にあるライザーの配線穴から出たままであることを確認します。
2. ひも、整備ワイヤー、または同等のものを3本用意し、ハンドルバーの中でのばして、それぞれバーの端から下側中央のワイヤースロットまでと、さらに15~30 cm (6~12インチ)分が開放部から出る長さにします。
a. それぞれのひもの先に小さい重り(たとえば、スペアナットやウォッシャーなどセンターワイヤースロットを通るぐらいのもの)を結びつけます。
b. 2本 のひもの重りを付けた側を、 右側 ハンドルバーの端に挿入し、ハンドルバーを傾けて、重りとひもがハンドルバーを滑り落ちて下中央部のワイヤースロットに達するようにします。 必要に応じて、エアホースを使用して重りと紐に空気を送りハンドルバーの中心スロットから出るようにすることも可能です。
c. ひもの 重りが付いていない 側 が、右ハンドルバーの端から出ている状態のままであることを確認しながら、 重りが付いている側 を下中央のワイヤースロットから引き出します。 紐から重りを外します。
d. ピンセットまたは同様のツールを使って、1本の紐を右ハンドルバーの端近くにあるスイッチワイヤースロットから引き出します。 2本目の紐を右ハンドルバーエンドから十分出します。
e. ステップ1bから1dまでを最後のひもを使って 左側 ハンドルバーの端でも繰り返します。 左ハンドルバーエンド近くにあるスイッチワイヤースロットから紐を引き出します。
3. 図11 」を参照。 グロメット(2)をスライドさせて、フランジの端をまずスイッチハーネスの上にして、グロメットをスイッチエンドに近くに配置します。 方向指示器が付いているハンドルバー搭載モデルの場合、 小さいグロメット(3)1つを各方向指示器のワイヤー束にスライドさせ、グロメットを方向指示器端部近くに配置します。
注記
在庫品のツイストグリップセンサーを新しいハンドルバーに使用しないでください。 在庫品センサーについている小さい緑色のコネクターは、内部配線されたハンドルバーと互換性がありません。 在庫品センサーは、ツイストグリップセンサーキット(32310-08)に交換する必要があります。 「図10」を参照してください。
4. ツイストグリップセンサーワイヤーの先端にあるワイヤーターミナルにテープを巻き、リーダーを1つ作ります。 新品 のハンドルバーを簡単に通り抜けるように各リーダーをきつく巻きます。
5. 右側ハンドルバーのエンド穴からツイストグリップセンサーハーネスにひもの先を結び付けます。
6. 右側 スイッチワイ ヤー 穴から右側スイッチハーネスにひもの先を結びます。
注記
ハーネスをハンドルバーに入れる前に、液体洗剤、窓ガラスクリーナー、または多目的潤滑剤をハーネスに薄く塗布します。
警告
スイッチハウジングの配線は、必ず次の図のとおりに取り回してください。 スイッチハウジングのピンチポイントは、ショートしたり配線が切れたりする場合があり、制御が失われて死亡したり重傷を負う原因となるおそれがあります。 (00415b)
7. ツイストグリップセンサーハーネスを右側ハンドルバーエンドにゆっくり入れます。 「 図8 」を参照。 図のように右スイッチワイヤーバンドルをスイッチハウジングに送ります。 右側のスイッチワイヤー穴にハーネスをゆっくり入れます。 ツイストグリップセンサーのインデックスタブをハンドルバーエンドのスロットに装着し、新しいハンドルバーからバーの中心に向けて束を引きます。 組み立てやすいように、インデックスタブとスロットの一つはもう一方より小さくなっています。
1中央の配線穴
2アッパースイッチマウントスクリュー
3ロアスイッチマウントスクリュー
4スイッチ端の内側にあるピンチポイントをワイヤーとハンドルバーの穴の上に配置
5ネジ付きポストの近くのピンチポイントのワイヤーを清潔に保つ
6ツイストグリップセンサー
図8。 スイッチハウジングとツイストグリップセンサーワイヤーの配線 (2008年以降のTouring)
警告
ハンドルバーの穴からワイヤーをゆっくり引き出し、ワイヤーが剥けないようにします。 ワイヤーが剥けると、ショートを起こし車両の電気コンポーネントに損傷が生じる場合があり、車両のコントロールが失われて死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00418b)
8. ハンドルバーの中央穴からワイヤーハーネス のテープを巻き付けた端を引っ張ります。
警告
ハンドルバーの各配線用穴のグロメットは、ハンドルバーを通ってワイヤーを取り回した後も同じ位置にする必要があります。 グロメットが同じ位置にないとワイヤーの損傷が起こり、回路が短絡し、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00416d)
9. 左側の スイッチワイヤー 穴から左側スイッチハーネスにひもの先を結びます。
10. 図8 で示した右側の配線と同じように、左側のスイッチハーネスをスイッチハウジングに通して配線します。 ハーネスを左側のスイッチワイヤー穴に入れます。 新しいハンドルバーからバーの中心に向かって束を引きます。
注記
右側のグロメットを、フランジをバーの中央に向けた状態で、ハンドルバースロットに挿入します。
11. 図11 」を参照。 スイッチワイヤーグロメット(2)を、ハンドルバーのスイッチワイヤー穴の所定の位置に挿入します。
12. ブレーキレバーとクラッチレバークランプを新しいハンドルバーに仮留めします。
13. ハンドルバースイッチハウジングを新しいハンドルバーに仮留めします。
14. ハーネスの先からテープを取り外します。
15. ハンドルバーとハーネスの各ワイヤー間の導電性を確認します。 導通性が短絡を示した場合、ワイヤーとスイッチハウジングの配線の検査が必要となります。
新しいハンドルバーの取り付け - 2008年以降のTouring モデル
注記
取り外し、取り付けの手順はサービスマニュアルを参照してください。
1. 先ほど取り外した黒のソケットハウジングの適切なキャビティに、右スイッチハーネスのソケットターミナルをそれぞれ挿入します。
2. グレーのソケットハウジングをナセル内側のグレー8ウェイピンハウジングに接続します。 黒のソケットハウジングをナセル内側の黒の6ウェイピンハウジングに接続します。 3ウェイクルーズコントロールピンとソケットハウジングを同様に取り付けます(装着時)。
3. ツイストグリップセンサーキット(別途購入)からPVCチュービングを取り出します。 チューブをツイストグリップセンサーから出る全てのワイヤーに取り付けます。
4. ツイストグリップセンサーキット(別途購入)から黒色の6ウェイMolexピンハウジングを取り出します。 ツイストグリップセンサーからピンハウジングの適切なキャビティにピンターミナルを挿入します。 黄色のコンジットから、黒いコンジットから、
a. 黒の配線をキャビティ1へ
b. 白の配線をキャビティ2へ
c. 赤の配線をキャビティ3へ
d. 黒の配線をキャビティ4へ
e. 白の配線をキャビティ5へ
f. 赤の配線をキャビティ6へ
5. 6ウェイブラックモレックスピンハウジングをツイストグリップセンサーからナセル内側の黒6ウェイソケットハウジングに接続します。 先に取り付けたPVCチュービングをナセル内でツイストグリップセンサーワイヤーと擦れないように配置します。
ご注意
ハンドルバーまたは構成部品のアライメントが不適切な場合、左または右に曲がった時フューエルタンクに接触することがあります。 フューエルタンクに接触すると外装を損傷するおそれがあります。 (00372b)
6. ゆっくり前輪を右フォークストップまで完全に回転させてから左フォークストップまで完全に回転させて、ハンドルバーが燃料タンクに接触しないようにします。 ハンドルバーを正しく中心に取り付けても接触する場合は、適切な間隔が得られるまで必要に応じてハンドルバー角度を上げてください。
7. 1つ1つ順番に、ライザーボルトを取り外します。 Loctite® 271 (赤)を少量ボルトのねじ山に塗り、取り付けます。 ライザーボルトを締め付けます。
トルク: 41–54 N·m (30–40 ft-lbs) ボルト
8. ハンドルグリップの取り扱い説明書または適切なサービスマニュアルに従って、新品のハンドルバーの左の先に元のハンドルグリップまたは新品の(別売り)ハンドルグリップを取り付けます。
9. 運転しやすいように、スイッチハウジングとハンドルバーのクラッチレバーアッセンブリーの位置を調節します。
10. クラッチレバークランプスクリューを、まず上から、次に下の順に締め付けます。
トルク: 8.1–12.2 N·m (72–108 in-lbs) スクリュー
11. スイッチハウジングスクリューを、まず下から次に上の順に締め付けます。
トルク: 4–5.1 N·m (35–45 in-lbs) スクリュー
注記
ハンドグリップに柄がある場合、スロットルを完全に閉じた状態で右ハンドグリップの柄と左ハンドグリップの柄を合わせます。
12. 該当するサービスマニュアルを参照し、記載の説明に従って新しい(別売り)または純正右ハンドグリップ/スロットルスリーブを取り付けます。
13. 運転しやすいように、スイッチハウジングとハンドルバーのブレーキレバーアッセンブリーの位置を調節します。 ブレーキマスターシリンダーは必ず水平になるよう設置します。
注記
上のブレーキレバークランプスクリューを締めてから下のスクリューを締めます。
14. ブレーキレバークランプスクリューを、まず上のスクリュー、次に下のスクリューの順に締め付けます。
トルク: 8.1–12.2 N·m (72–108 in-lbs) スクリュー
注記
下のスイッチハウジングスクリューを締めてから上を締めます。 こうすることでスイッチハウジング前部に空間ができ見た目がよくなります。
15. スイッチハウジングスクリューを、まず下から次に上の順に締め付けます。
トルク: 4–5.1 N·m (35–45 in-lbs) スクリュー
16. 右のハンドグリップ/スロットルスリーブが自由に回転して元に戻り、ハンドルバーやスイッチハウジングに引っかからないことを確認します。
最終組立作業
SoftailおよびDynaモデル
警告
ブレーキラインガスケットの交換。 純正ガスケットを取り替えずに使用すると、ブレーキに不具合が生じて車両が制御できなくなり、死亡したり重傷を負う原因となります。 (00318a)
ご注意
漏れがないようにしてください。 ガスケット、バンジョーボルト、ブレーキライン、およびキャリパーボアは組み立て前に汚れや損傷がないことを確認してください。 (00321a)
  1. 新品 のブレーキラインに破損または欠陥がないかを注意深く点検し。破損がある場合は交換します。 サービスマニュアルの説明か、ブレーキラインキットに入っている取扱説明に従って、ブレーキラインを取り付けます。
  2. サービスマニュアルを参照して、ブレーキから空気を抜きます。
  3. サービスマニュアルを参照して、クラッチケーブルをクラッチレバーに取り付けるか、 新品 のクラッチケーブル(別売り)を取り付けます。
Touringモデル
警告
ライダーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 ABSブレーキ装着車両は販売網店での取り付けが必要です。 このキットを正しく取り付けるには、ハーレーダビッドソン販売網店のみで販売されている特殊ツールが必要です。 ブレーキシステムを正しく整備しないとブレーキ性能が低下し、死亡したり重傷を負う原因となります。 (00578b)
1. ブレーキホースの損傷を防ぐために、トリムストリップがヘッドランプナセルの内側の端に取り付けられていることを確認します。 トリムストリップがついていない場合やひび割れ、破損している場合は交換します。
図9。 ウィンドデフレクターアッセンブリーからナセル(FLHRS モデル)
2. ウィンドデフレクター搭載モデル:ウィンドデフレクター非搭載モデル:
a. 新品 のハンドルバークランプカバー(別売り)、ウインドデフレクター、先に取り外しておいた歯付き六角フランジスクリューを3本を用意します。 スクリューでウィンドデフレクターをカバーに固定し、交互に締め付けます。
トルク: 16.3–24.4 N·m (12–18 ft-lbs) スクリュー
b. デフレクターとカバーアセンブリーは、ヘッドランプナセル上部のフランジに配置します。
c. 先に取り外しておいたパンヘッドスクリュー、フランジナット、フラットウォッシャーをゆるめに組み立てます。
d. 「 図9 」を参照。 スクリューアッセンブリーを持ったまま、ヘッドランプナセルの内部に手を伸ばし、 スクリューヘッドだ け を上に開口部を通して挿入し、ウィンドデフレクターの前部にあるタブのスロットと結合させます。 ナットとフラットワッシャーはナセルの内側にしておく必要があります。 スクリューを締め付けます。
トルク: 1.1–2.3 N·m (10–20 in-lbs) スクリュー
e. 新品 のカバーをヘッドランプナセルの上部にあるフランジに配置します。
f. ハンドルバーカバーの前面とヘッドランプナセル上部にある穴にスクリューを挿入します。 ナセルの内側に手を伸ばし、ナットとフラットワッシャーをスクリュースレッドに取り付けます。 スクリューを締め付けます。
トルク: 1.1–2.3 N·m (10–20 in-lbs) スクリュー
注記
北米の場合: (先に取り外した) フラットヘッド スクリュー2本を使って、新品のハンドルバーカバーを取り付けます。
オーストラリア、ブラジル、イギリス、ヨーロッパ、日本の場合:新品 のスクリュー(2935A、別途購入)を2本使って、新品のハンドルバーカバーを取り付けます。
3. スクリューを2本取り付けて、ハンドルバークランプカバーをフォークロックメカニズムに固定します。 フラットヘッドスクリューを締め付けます。
a. 北米の場合:
トルク: 1.1–2.3 N·m (10–20 in-lbs) スクリュー
b. オーストラリア、ブラジル、イギリス、ヨーロッパ、日本の場合: ブレイクアウェイヘッドがパチンと音がするまで、専用スクリューを締め付けます。
4. 標準整備されているフォークロックプレートをハンドルバーカバーの所定の位置で押します。
5. トリムストリップのフックをハンドルバーカバーのスロットに挿入します。 トリムストリップの溶接スタッドをヘッドランプナセル上部の穴に挿入し、ナセル内部に手を伸ばし、フランジナットを取り付けます。 ナットを締め付けます。
トルク: 1.7–2.3 N·m (15–20 in-lbs) ナット
6. サービスマニュアルを参照して、ナセルにヘッドライトを取り付けます。
警告
ブレーキラインガスケットの交換。 純正ガスケットを取り替えずに使用すると、ブレーキに不具合が生じて車両が制御できなくなり、死亡したり重傷を負う原因となります。 (00318a)
ご注意
漏れがないようにしてください。 ガスケット、バンジョーボルト、ブレーキライン、およびキャリパーボアは組み立て前に汚れや損傷がないことを確認してください。 (00321a)
  1. (別売りの) 新品の ブレーキラインに破損または欠陥がないかを注意深く点検し、破損がある場合は交換します。 ブレーキラインに付属している説明書に従って、取り付けてください。
  2. サービスマニュアルを参照して、ブレーキから空気を抜きます。
  3. サービスマニュアルを参照して、クラッチケーブルをクラッチレバーに取り付けるか、 新品 のクラッチケーブル(別売り)を取り付けます。
安全点検
警告
ステアリングのスムーズな動きを妨げるものがないことを確認します。 ステアリングに干渉があると車両を操作できなくなり、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00371a)
  • ハンドルバーを左右のフォークストップに当たるまで完全に回したとき、ワイヤー、クラッチケーブル、スロットル/アイドルケーブル、ブレーキラインがきつく張った状態にならないことを確認してください。
警告
プラス(+)側のバッテリーケーブルを先に接続します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00068a)
1. イグニッション/ライトキースイッチがOFFの位置になっていることを確認します。 サービスマニュアルを参照して、バッテリーケーブルを接続するか、メインヒューズを取り付けます。
警告
車両を運転する前に、全てのランプやスイッチ類が正常に作動することを確認してください。 被視認性が低いと、死亡事故または重大な人身事故につながるおそれがあります。 (00316a)
2. イグニッション/ライトキースイッチをIGNITIONにして、正常に動作することを各ハンドルバースイッチでテストします。
3. 2005年以前のFXDLとFXDWGモデルの場合:
警告
リアフェンダー前方下のプラグが取り付けられていることを確認します。 プラグを装着せずに運転するとタイヤとワイヤーハーネスが接触する場合があります。 タイヤとワイヤーハーネスが接触すると、ワイヤーが損傷し、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00456b)
  • リアホイール内側のフェンダーの下前方部分をよく点検してください。 フェンダーに76mm (3インチ) 平方の穴が一つ、ゴムプラグでカバーされているはずです。
  • プラグが破損している、緩んでいる、またはプラグがついていない場合は、交換する必要があります(59150-90、ハーレーダビッドソン販売店で入手可能)。 このプラグが所定の位置にない場合、ワイヤーハーネスは開口部から飛び出してリアタイヤと接触し、リアライティングの不具合や深刻な電気系統の問題を引き起こします。
4. ハンドルを左右のステアリングストップまで切り、ハンドルバーコントロールがそれぞれで機能するか確認します。
5. フロントブレーキレバーを握り、ストップランプが点灯するか確認します。
6. スロットルが正常に作動していることを確認します。
7. サービスマニュアルを参照し、説明に従ってシートを取り付けます。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
警告
エンジンを始動する前に、スロットルコントロールを離したときにアイドル位置に瞬時に戻ることを確認してください。 エンジンがアイドリング状態に自動復帰するのを防ぐスロットルコントロールが制御不能になると、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすことがあります。 (00390a)
警告
ブレーキシステムを修理した後は、低速でブレーキをテストしてください。 ブレーキが正しく作動しない場合、高速でテストを行うと制御不能となり、死亡したり重傷を負ったりするおそれがあります。 (00289a)
警告
走行前に、ヘッドランプ、テールランプ、ストップランプ、およびターンシグナルが正常に作動することを確認します。 被視認性が低いと、死亡事故や重大な人身事故につながるおそれがあります。 (00478b)
8. テールランプが正常に作動していることをテストします。
交換用パーツ
図10。 交換用パーツ: ツイストグリップセンサーキット (32310-08)
表1。 交換用パーツ: ツイストグリップセンサーキット (32310-08)
アイテム
詳細(数量)
ツイストグリップセンサーのアイテム:
1
センサー、ツイストグリップ(内部配線されているハンドルバー用)
2
ピンハウジング、6ウェイ
3
リテーナー、T-スタッド
4
ケーブルストラップ
5
PVCチュービング
暖房ハンドグリップで使用するアイテムのみ:
6
ソケットハウジング、2極
7
セカンダリーロック、2ウェイソケットハウジング
8
シールピン(プラグ)(2)
9
ピンハウジング、2極
10
セカンダリーロック、2ウェイピンハウジング
図11。 交換用パーツ
表2。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ハンドルバー、ストリートスラマー
別売りなし
2
ハンドルバーグロメット、大(2)
11386
3
ハンドルバーグロメット、小(2)(方向指示器装備のハンドルバー用のみ)
11398
キットには含まれない本文中記載のアイテム:
A
ハンドルカバー、ブラック(Road Kingモデル用のみ)
55876-10
ハンドルカバー、クローム(Road Kingモデル用のみ)
55854-07