1. | ターンシグナルロックナットをクラッチレバー/マスターシリンダーアッセンブリーの下で固定しながら、ミラーを反時計方向に回して外します。 ミラーとターンシグナルアッセンブリーを取り外します。 ミラーとワッシャーは取り付け時のために保管します。 邪魔にならないように、ターンシグナルアッセンブリーを固定します。 | |||||||||||||||||||||||||||
2. | クラッチマスターシリンダーカバーのスクリューを緩めて、圧力を緩和します。 注記 きれいで乾燥した柔らかい布ですぐにこぼれたブレーキフルードを拭き取ってください。 次に、フルードが付着した場所を、湿らせた柔らかいきれいな布でよく拭くか(漏れが少ない場合)、または大量の石鹸水でしっかり洗浄します(漏れが多い場合)。 DOT 4 BRAKE FLUID (DOT 4ブレーキフルード)が漏れたり飛散した場合に仕上げ面に付着しないよう、車両の表面をポリエチレン製の保護シートで覆います 。 | |||||||||||||||||||||||||||
![]() DOT 4ブレーキフルードに触れると、健康に重大な影響を及ぼすおそれがあります。 適切な皮膚の保護用具及びセーフティグラスを着用しないと、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。
ご注意 DOT 4 brake fluid (DOT 4ブレーキフルード)が塗装面およびボディパネル面に付着すると、表面が損傷します。 ブレーキに関する作業を行うときは、常にブレーキフルードをこぼさないように注意し、塗装面を保護してください。 表面を保護しないと外装に傷が付くおそれがあります。 (00239c) | ||||||||||||||||||||||||||||
3. | カップをバンジョーボルトの接合部の下で保持したまま、バンジョーボルトを取り外し、ブレーキフルードをクラッチマスターシリンダーからカップに排出させます。 リザーバーから排出しきったら、バンジョーボルトとクラッチラインを取り外します。 注記 直ちにクラッチラインの端部を上に向け、それ以上のラインからの排出を止めます。 ケーブルストラップ、ラバーバンドや類似のデバイスを使用して、開いた端部を上に上げてハンドルバーへのラインを固定します。 バンジョーボルトを保管します。 ガスケットを廃棄します。 | |||||||||||||||||||||||||||
4. | きれいな布で、ブレーキフルードが残っている部分を拭き取ります。 | |||||||||||||||||||||||||||
5. | 「図1」を参照してください。 ハンドルバークランプ(1)とマスターシリンダーアッセンブリー(11)を固定している2本のスクリュー(3)を取り外します。 バンジョーボルトの穴を人差し指で塞いで、マスターシリンダーを(クラッチレバーアッセンブリーを付けたまま)清潔な作業エリアに取り出します。 |
図1。 クラッチマスターシリンダー/リザーバーアッセンブリー | ||||||||||||||||||||||||||
ご注意 マスターシリンダーリザーバーにゴミや埃が入らないよう注意してください。 リザーバーにゴミや埃が入ると動作に不具合が生じ、機器が故障するおそれがあります。 (00205c) | ||||||||||||||||||||||||||||
6. | カバーをマスターシリンダー/リザーバーに固定しているスクリューを取り外し、カバーとガスケットを取り外します。 リザーバーを作業場のウエスの上で上下逆にして、残っているブレーキフルードをクラッチマスターシリンダーから出します。 注記 正しいリテーニングリングプライヤーを使用し、プライヤーの先端に摩耗や損傷がないか点検します。 | |||||||||||||||||||||||||||
![]() リテーニングリング脱着の際は、必ずセーフティグラスまたはゴーグルを着用してください。 リテーニングリングが滑ってプライヤーから外れると勢いよく飛び出し、目に重傷を負うおそれがあります。 (00312a) | ||||||||||||||||||||||||||||
7. | 「図1」を参照してください。 クラッチピボットピン(7)の溝からリテーニングリング(10)を取り外します。 リテーニングリングは廃棄します。 注記 ピボットピンを取り外すには、クラッチレバーをピストンの方へ慎重に押します(クラッチが作動する時のようにします)。 これでピストンスプリングの負荷がピボットピンにかからなくなります。 | |||||||||||||||||||||||||||
8. | 「図1」を参照してください。 ピボットピン(7)を最上部からスライドさせて、マスターシリンダーアッセンブリーからクラッチレバー(9)を取り外します。 てこのようにピボットピンを慎重に持ち上げて取り外します。 ピボットピンを廃棄します。 注記 古いマスターシリンダーのボアからコンポーネントを取り外す必要はありません。 新品のクラッチマスターシリンダーは、組み立て済みの全ての内部コンポーネントを搭載しています。 手持ちのクラッチレバーを再使用する場合、レバーとレバーのコンポーネントも再使用する時のために保管しておきます。 | |||||||||||||||||||||||||||
9. | クラッチレバーのコンポーネントが設置されているクラッチレバーを保管します。 クラッチマスターシリンダーアッセンブリーを廃棄します。 |
1. | 「図1」を参照してください。 きれいな新しいマスターシリンダーリザーバー(11)、カバー(5)、カバーのガスケット(6)を変性アルコールまたはD.O.T. 4ブレーキフルードで洗浄します。 清潔で糸屑のない布で拭いて乾かします。 注記 「図2」を参照してください。 クラッチレバーをマスターシリンダーアッセンブリーに取り付ける場合、ブッシュカップのボウをマウントブラケットから外側に向けて設置します。 レバーを調整してピボットピンを合わせるには、慎重にピストンを押します。 |
図2。 クラッチレバーコンポーネント | ||||||
2. | 必要に応じて、プラスチックブッシュカップを使ってローラーを取り付けます。 マスターシリンダーアッセンブリーのブラケット部分にクラッチレバーを正しく設置し、ピボットピンの穴をレバーブラケットの穴に合わせます。 ピボットピンを頂部から取り付け、軽く叩いて所定の位置に設置します。 | |||||||
3. | 新品のピボットピンの溝に新品のピボットピンリテーニングリングを取り付けます。 リテーニングリングが溝に完全にはまっているか確認します。 | |||||||
4. | 「図7」を参照してください。 マスターシリンダークランプ(2)とスクリュー(1) 2本を用意します。 マスターシリンダークラッチレバーアッセンブリーを設置し、スクリューを取り付けアッセンブリーを所定の位置に固定します。 この時点では、クランプスクリューを締めないでください。 | |||||||
5. | キットのバンジョーボルト(15)と2本の新しいガスケットを使用します。 クラッチラインを、ラインの両側面にあるガスケットを使って、マスターシリンダーに取り付けます。 この時点ではバンジョーボルトを締め付けません。 | |||||||
6. | クラッチマスターシリンダーアッセンブリー全体をライダーの姿勢に合わせます。 上部にあるハンドルバークランプのマウントスクリューから始めて、クランプスクリューを締め付けます。 トルク: 7.9–9 N·m (70–80 in-lbs) クランプスクリュー |
図3。 ターンシグナルアッセンブリーとミラー | ||||||
7. | 「図3」を参照してください。 ミラー(1)と左のターンシグナルアッセンブリーを取り付けます。 ターンシグナルロックナット(2)をしっかり締めます。 |
1. | 「図4」を参照してください。 クラッチブリーダーバルブ(2)にアクセスするには、3本のボルトとクラッチアクチュエーターカバーを取り外します。 | |||||||||
ご注意 マスターシリンダーリザーバーにゴミや埃が入らないよう注意してください。 リザーバーにゴミや埃が入ると動作に不具合が生じ、機器が故障するおそれがあります。 (00205c) | ||||||||||
2. | 車両を直立に立て、スクエアハンドルバーをクラッチリザーバーと水平にします。 注記 クラッチが摩耗すると実際にクラッチフルードの量が増加します。 リザーバーを一杯にし過ぎないようにします。 |
図4。 カバーを取り外した状態のクラッチアクチュエーター | ||||||||
![]() DOT 4ブレーキフルードに触れると、健康に重大な影響を及ぼすおそれがあります。 適切な皮膚の保護用具及びセーフティグラスを着用しないと、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。
ご注意 油圧クラッチには、DOT 4 hydraulic brake fluid (DOT 4油圧ブレーキフルード)を使用します。 それ以外のフルードは適合しないため、使用しないでください。使用すると損傷の原因となります。 (00353b) | ||||||||||
3. | DOTを追加します。 クラッチマスターシリンダーリザーバーに4ブレーキフルードを補充します。 古いブレーキフルードを再利用しないでください。 コンテナに密封されたブレーキフルードのみを使用します。 初回の充填レベルはFILL LEVEL (注入レベル)表示を超えてはなりません。 | |||||||||
4. | マスターシリンダーの気泡をエア抜きします。 a. クラッチレバーを5回握ります。 b. クラッチレバーをハンドルバーまで握ります。 c. ウエスをフィッティングの下に置き、バンジョーボルトを緩めます。 d. バンジョーフィッティングに気泡がないか点検します。 e. バンジョーフィッティングを再度締め付けます。 f. ハンドレバーを放します。 | |||||||||
5. | 車両を直立の位置にして、リザーバーをFILL LEVEL (注入レベル)まで補充し、一定して流れているブレーキフルードがバンジョーフィッティングから流れ出て、リザーバーのフルードレベルがFILL LEVEL (注入レベル)になるまで、前の手順を3回以上繰り返します。 | |||||||||
6. | エキゾーストをウエスで覆い、溢れたブレーキフルードを受けるように容器を右側のケースの下に置きます。 | |||||||||
7. | クラッチラインおよびセカンダリーアクチュエーターのエア抜きを行います。 a. クラッチレバーを5回握ります。 b. クラッチレバーをハンドルバーまで握ります。 c. セカンダリークラッチアクチュエーターのブリーダースクリューを緩めます。 d. ブリーダースクリューに気泡がないか点検します。 e. ブリーダースクリューを締め付けます。 f. ハンドレバーを放します。 | |||||||||
8. | 車両を直立の位置にして、リザーバーをFILL LEVEL (注入レベル)まで補充し、一定して流れているブレーキフルードがブリーザースクリューから流れ出て、リザーバーのフルードレベルがFILL LEVEL (注入レベル)になるまで、前の手順を3回以上繰り返します。 | |||||||||
![]() マスターシリンダーのリリーフポートが接続されていないことを確認します。 リリーフポートが接続されていると、ブレーキ抵抗が生じたりロックされたりし、車両の制御が失われ、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00317a) | ||||||||||
9. | クラッチマスターシリンダーリリーフポートが正しく動作することを確認します。 クラッチレバーを操作します。 全ての内部コンポーネントが適切に作動している場合、リザーバー内のフルードの表面が少し盛り上がります。 | |||||||||
10. | リザーバーバンジョーボルトを締め付けます。 トルク: 23–31 N·m (17–23 ft-lbs) バンジョーボルト | |||||||||
11. | 太くなっている側がクラッチラインフィッティングの上にくるように、ガスケットの付いたカバーをマスターシリンダーリザーバーに取り付けます。 2つのカバースクリューを取り付け、締め付けます。 トルク: 0.7–0.9 N·m (6–8 in-lbs) カバースクリュー 注記 ライダーは、クラッチマスターシリンダーカバーを取り外すことなく、サイトグラスから目視でブレーキフルードレベルを確認できます。 ブレーキフルードのレベルをサイトグラスで示される最低レベルを下回らないようにしてください。 | |||||||||
12. | セカンダリークラッチアクチュエーターのファスナーを締め付けます: a. ブリーダースクリューで「9–11 N·m (80–100 in-lbs)」を締めます。 b. セカンダリークラッチアクチュエーターカバーファスナーで「6–10 N·m (53–88 in-lbs)」を閉じます。 |
1. | フロントブレーキマスターシリンダーからフルードを抜きます。 a. フロントブレーキキャリパーそれぞれのエア抜きニップルキャップを開きます。 b. 透明プラスチックチューブの一端をキャリパーブリーダーバルブに取り付け、空いているもう一端を適切な容器に入れます。 c. ブリーダーバルブを約3/4回転させて開放します。 ハンドレバーを握りリザーバーからフルードを抜きます。 d. ブリーダーバルブを閉じます。 |
図5。 ストップランプスイッチの保護 | ||||||
2. | ブレーキレバーブラケットからミラーとフロントターンシグナルを外します。 | |||||||
3. | フロントブレーキマスターシリンダーのバンジョーボルト周囲の汚れを拭き取ります。 バンジョーボルトとコッパーガスケット2個を取り外し、マスターシリンダーからブレーキライン固定具を外します。 ガスケットは廃棄し、バンジョーボルトは保管します。 注記 段ボール紙または通常のケーブルストラップの小穴を使用することもできます。 「図5」を参照してください。 | |||||||
ご注意 マスターシリンダーアッセンブリーを取り外すとき、あるいは取り付けるときは、その前に必ず、ブレーキレバーとレバーブラケットとの間に厚さ4 mm (5/32インチ)の厚紙を挿入してください。 インサートを使用せずにマスターシリンダーアッセンブリーを取り外し、取り付けをすると、フロントストップライトスイッチのラバーブーツとプランジャーが損傷する場合があります。 (00324a) | ||||||||
4. | 4 mm (5/32 in.)厚インサートをブレーキレバーとレバーブラケットの間に挿入します。 | |||||||
5. | 「図7」を参照してください。 T-27 TORX®ドライブヘッドを使用し、ハンドルバークランプ(2A)をマスターシリンダーハウジング(3)に固定しているスクリュー(1) 2本と平ワッシャー(1A) 2個を外し、廃棄します。 ブレーキレバー/マスターシリンダーアッセンブリーとクランプをハンドルバーから外します。 |
1. | 標準仕様の 先に取り外したブレーキレバーや新しいレバー(別売り)を用意します。 マスターシリンダープッシュロッドがブレーキレバーに収まる部分にGM-40Mグリース(H-D部品番号42820-04)を少し塗ります。 レバーのストップライトスイッチ接触部にはグリースを塗らないでください。 ブレーキレバーの穴と新品のマスターシリンダーブラケットの穴を合わせます。 アッセンブリーの上から、新品のピボットピン(別途購入)をブラケットとハンドレバーにスライドさせます。 プッシュロッドがレバーの正しい位置にあるか確認します。 | |||||||||
![]() リテーニングリング脱着の際は、必ずセーフティグラスまたはゴーグルを着用してください。 リテーニングリングが滑ってプライヤーから外れると勢いよく飛び出し、目に重傷を負うおそれがあります。 (00312a) | ||||||||||
2. | ピボットピンの溝に新品のリテーニングリング(別途購入)を取り付けます。 リテーニングリングが溝に完全にはまっているか確認します。 注記 段ボール紙または通常のケーブルストラップの小穴を使用することもできます。 「図5」を参照してください | |||||||||
ご注意 マスターシリンダーアッセンブリーを取り外すとき、あるいは取り付けるときは、その前に必ず、ブレーキレバーとレバーブラケットとの間に厚さ4 mm (5/32インチ)の厚紙を挿入してください。 インサートを使用せずにマスターシリンダーアッセンブリーを取り外し、取り付けをすると、フロントストップライトスイッチのラバーブーツとプランジャーが損傷する場合があります。 (00324a) | ||||||||||
3. | 4 mm (5/32 in.)厚インサートをブレーキレバーとレバーブラケットの間に挿入します。 |
図6。 ブレーキレバーブラケットをスイッチハウジングへ | ||||||||
4. | 「図6」を参照してください。 ブレーキレバー/マスターシリンダーアッセンブリーをスイッチハウジング(4)アッセンブリーの内側に配置し、下側のスイッチハウジングのタブ(1)をブレーキレバーブラケット(2)の上の溝(3)にはめます。 | |||||||||
5. | 「図7」を参照してください。 新品のスクリュー(1)と平ワッシャー(1A)をキットから用意します。 ワッシャーを各スクリューのねじ山に取り付けます。 新品のハンドルバークランプの穴をマスターシリンダーハウジングの穴に合わせ、スクリュー2本をねじ山に取り付けます。 | |||||||||
6. | 運転しやすいように、ハンドルバーのブレーキレバーアッセンブリーの位置を調整します。 一番上のスクリューから順に、T27 TORXドライブヘッドを使って締め付けます。 トルク: 7.9–9 N·m (70–80 in-lbs) TORXヘッドスクリュー | |||||||||
ご注意 漏れがないようにしてください。 ガスケット、バンジョーボルト、およびブレーキラインは組み立て前に汚れや損傷がないことを確認します。 (00323a) | ||||||||||
7. | 「図1」を参照してください。 新品コッパーガスケット(12)をブレーキライン固定具の各面に取り付けます。 ガスケットとフィッティングに新品のバンジョーボルト(13)を挿入します。 ボルトをマスターシリンダーハウジングにねじ込み、締め付けます。 トルク: 17–20 N·m (13–15 ft-lbs) 六角ヘッドボルト | |||||||||
8. | ブレーキレバーからインサートを取り外します。 「図5」を参照してください。 |
9. | D.O.T. 4油圧ブレーキフルードを、リザーバーのフルードレベルが「MAX」マークに達するまで、マスターシリンダーリザーバーに補充します。 古いブレーキフルードを再利用しないでください。 未開封の容器に入ったD.O.T. 4フルードのみを使用してください。 | |
![]() マスターシリンダーのリリーフポートが接続されていないことを確認します。 リリーフポートが接続されていると、ブレーキ抵抗が生じたりロックされたりし、車両の制御が失われ、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00317a) | ||
10. | マスターシリンダーリリーフポートが正しく動作することを確認します。 ブレーキレバーを動かします。 全ての内部コンポーネントが適切に作動している場合、リザーバーコンパートメント内のフルードの表面が少し盛り上がります。 | |
11. | フロントブレーキレバーを動かし油圧を維持します。 | |
12. | レバーを押さえたまま、右側キャリパーブリーダーバルブを約3/4回転開きます。 ブレーキフルードがチューブを通してブリーダーバルブから流れます。 圧力が失われたらすぐにブリーダーバルブを閉じます。 ブレーキレバーをリリース位置までゆっくり戻します。 注記 エア抜き中は、マスターシリンダーリザーバーの液量に細心の注意を払ってください。 ブレーキラインに空気が入らないよう、リザーバー内が完全に空になる前に、必要に応じてフルードを追加してください。 | |
13. | 気泡が全て抜き出されるまでステップ5から6を繰り返し、ブリーダーチューブ内に気泡がなく、ブレーキフルードで満たされた状態になっていることを確認します。 | |
14. | 右側のブリーダーバルブを最終的に締め付けます。 トルク: 9–11.3 N·m (80–100 in-lbs) 六角ナット | |
15. | ブリーダーキャップを取り付けます。 | |
16. | 透明プラスチックチューブを取り外してある場合は、その一端をキャリパーブリーダーバルブの左側に取り付け、空いているもう一端を適切な容器に入れます。 リザーバーのフルードレベルが「MAX」マークに達するまで、マスターシリンダーリザーバーにブレーキフルードを補充します。 左側ブレーキラインでもステップ5から8を繰り返します。 | |
17. | 必要に応じ、サービスマニュアルの説明に従ってマスターシリンダーリザーバーにブレーキフルードを補充します。 注記 マスターシリンダーカバーを取り付ける前に、カバーガスケットベローズが広がっていないことを確認します。 ベローズが広がっている場合、カバー取り付け時にブレーキフルードがリザーバーから漏れ、バイクの仕上げ面に付着する恐れがあります。 | |
18. | マスターシリンダーカバーの形状は、一方の先が反対の先よりも細くなっていることに注意してください。 細くなっている側がブレーキラインフィッティングの上にくるように、カバー(ガスケット圧縮した状態)をマスターシリンダーリザーバーに取り付けます。 プラススクリュー2本で、カバーをリザーバーに固定します。 スクリューを締め付けます。 トルク: 0.8–1.2 N·m (7–11 in-lbs) プラススクリュー 注記 ライダーは、マスターシリンダーカバーを取り外すことなく、サイトグラスから目視でブレーキフルードレベルを確認できます。 マスターシリンダーが水平でリザーバーが満タンの場合、サイトグラスは黒く見えます。 フルードレベルが低下するにつれ、気泡が窓内に見えるようになり、中の状態が分かるようになります。 | |
19. | イグニッション/ランプスイッチをIGNITION (イグニッション)に入れますが、エンジンはかけないでください。 フロントブレーキレバーを握り、ストップランプが点灯するか確認します。 | |
20. | クラッチレバーが正しく機能するか確認します。 必要な場合、サービスマニュアルの「クラッチの調整」を参照してください。 | |
![]() ブレーキシステムを修理した後は、低速でブレーキをテストしてください。 ブレーキが正しく作動しない場合、高速でテストを行うと制御不能となり、死亡したり重傷を負ったりするおそれがあります。 (00289a) | ||
21. | 車両の走行テストを行います。 ブレーキが柔らかい場合、エア抜き手順を繰り返します。 |
1. | 左サイドカバーを交換し、Maxiヒューズと右サイドカバーを取り付けます。 | |
2. | シートを閉じてロックします。 | |
ご注意 シートを閉じる前に、イグニッションスイッチがFUEL (フューエル)位置にあるか確認します。 イグニッションスイッチが他の位置にある状態でシートを閉じると、シートラッチ機構が破損するおそれがあります。 (00196a) | ||
3. | イグニッション/ランプスイッチをIGNITION (イグニッション)に合わせ、フロントブレーキレバーを操作しストップランプの動作を確認します。 | |
![]() オイルを交換する場合は、タイヤやホイール、ブレーキにオイルが付着していないことを確認してください。 これらにオイルが付着していると、車両のコントロールが失われる原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00047d) ![]() ブレーキシステムを修理した後は、低速でブレーキをテストしてください。 ブレーキが正しく作動しない場合、高速でテストを行うと制御不能となり、死亡したり重傷を負ったりするおそれがあります。 (00289a) | ||
4. | 車両の走行テストを行います。 a. ブレーキが柔らかい場合、フロントブレーキのエア抜き手順を繰り返します。 b. クラッチが引きずられたり、トランスミッションシフトが固い場合は、クラッチのエア抜きを繰り返します。 |
アイテム | 詳細(数量) | 部品番号 | アイテム | 詳細(数量) | 部品番号 | |
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1 1A | スクリュー、ハンドルバークランプ ワッシャー(4) | 4293 6099 | 13 | ピボットピン、クラッチ | 45032-82 | |
2 2A | クランプ、ハンドルバー、クラッチ、ブレーキ | 42119-08 | 14 | スクリュー キット、クラッチカバー | 3089 | |
3 | マスターシリンダーハウジング、ブレーキ(クローム) | 別売りなし | 15 | バンジョーボルト(2) | 42010-06A | |
4 | ガスケット、ブレーキ | 別売りなし | 16 | カバーアッセンブリー、ブレーキ | 42116-06A | |
5 | カバー、ブレーキ | 別売りなし | 17 | カバーアッセンブリー、クラッチ | 36700094 | |
6 | スクリューキット、ブレーキカバー | 42882-06 | 18 | リテーニングリング | 11143 | |
7 | ラベル | 42856-06 | キットには含まれない本文中記載のアイテム: | |||
8 | マスターシリンダーハウジング、クラッチ(クローム) | 別売りなし | A | レバー、ブレーキ | ||
9 | ガスケット、クラッチカバー | 別売りなし | B | ローラー | ||
10 | カバー、クラッチ | 別売りなし | C | レバー、クラッチ | ||
11 | リテーニングリング | 11615 | D | ブッシュカップ | ||
12 | ピボットピンキット、ブレーキ(アイテム11を含む) | 42105-06A | E | ブッシング |