DIGITAL OIL PRESSURE GAUGE (デジタルオイルプレッシャーゲージ)
J047722016-09-01
概略
キット番号
75138-09、75340-09
モデル
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログを参照ください。または、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
取り付け要件
2011年以降のSoftailモデルでは、電気接続キット(部品番号72673-11)を別途購入する必要があります。
2012年以降のDynaモデルでは、電気接続キット(部品番号72673-11)を別途購入する必要があります。
2014 ~ 2016年のTouringモデルでは、別売りの電気接続キット(部品番号69200722)が必要です(既に取り付け済みの場合は除きます)。
このキットを適切に取り付けるには、Ultratorch UT-100 (部品番号HD-39969)、Robinair Heat Gun (Robinairヒートガン) (部品番号HD-25070)とHeatshrink Attachment (ヒートシュリンクアタッチメント) (部品番号HD-41183)、またはその他の適切なヒートガンが必要です。
このキットを正しく取り付けるには、Loctite® 565 Thread Sealant (ロックタイト565スレッドシーラント) (部品番号99818-97)が必要です。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。 取り付け時には、車両の年/モデルのサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手できます。
電気的過負荷
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
このキットは、電気系統から最大で400 mAの追加電流を必要とします。
キット内容
図5」および「表1」を参照してください。
準備
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a)
スマートサイレン装備車
注記
  • 2007年以降のスマートサイレン装備車: セキュリティフォブのある状態でイグニッションスイッチをオンにします。 サービスマニュアルを参照してください。 システムが解除された後、イグニッションスイッチをオフにします。 直ちにメインヒューズを取り外します。
  • 2006年以前のスマートサイレン装備車: キーフォブまたはセキュリティコードでサイレンを解除します。 サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズまたはメインサーキットブレーカーを外します。 イグニッションスイッチをOFF(オフ)にします。
スマートサイレン非装備車
メインヒューズ装備車: サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズを取り外します。
すべてのメインサーキットブレーカー装備車(2011年以前のダイナを除く):
  1. サービスマニュアルを参照し、シートを取り外します。 シートマウントハードウェアをすべて保管します。
  2. サービスマニュアルを参照してください。 マイナスバッテリーケーブルを取り外す。
  3. イグニッションスイッチをOFF(オフ)にします。
メインサーキットブレーカー使用の2011年以前のダイナモデル:
1. サービスマニュアルを参照し、シートを取り外します。 シートマウントハードウェアをすべて保管します。
警告
誤って車両が始動すると、死亡事故や重傷事故を引き起こすおそれがあるため、バッテリーケーブル(マイナス(-)ケーブルが先)を外してから作業を開始してください。 (00307a)
警告
マイナス(-)バッテリーケーブルを先に取り外します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00049a)
2. バッテリーケーブルを両方取り外します。先にマイナス(-)バッテリーケーブルを外してください。 サービスマニュアルに従ってバッテリーを取り外します。
3. イグニッションスイッチをOFF(オフ)にします。
オイルプレッシャーセンダーおよびオイルプレッシャーゲージの取り付け
1. 図1を参照してください。 オイルプレッシャースイッチからコネクターを取り外します。 スイッチを取り外し、廃棄します。 ネジ山のあるキャビティーから古いネジ止め剤を拭き取ります。
図1。 オイルプレッシャースイッチの位置(通常)
2. 図5を参照してください。 DynaおよびSoftailのみ: キットから直角のエルボーフィッティング(5)を取り出します。 Loctite® 565 Thread Sealant (Loctite 565スレッドシーラント) (部品番号99818-97)を使用して、スレッドシーラントをフィッティングの汚れていないオスねじに塗布します。 クランクケースにフィッティングを挿入します。 フィッティングの向きは、センダーが下を向くようにしてください。  10.2–13.6 N·m (90–120 in-lbs)のトルク値で締め付け、
3. 全モデル: キットからオイルプレッシャーセンダー(4)を取り出します。 オイルプレッシャーセンダーをクランクケースまたはエルボーフィッティングに挿入します。 締め付けます。 10.2–13.6 N·m (90–120 in-lbs)。
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
4. サービスマニュアルを参照してください。 リアロッカーカバーにアクセスできるよう、フューエルタンクを緩めます。
5. 図2を参照してください。 リアエンジンシリンダー(4)に移ります。 右側の一番後ろにあるロッカーカバーボルト(2)を2本取り外し、廃棄します。 ネジ山のあるキャビティーから古いネジ止め剤を拭き取ります。
6. キットからデジタルオイルプレッシャーゲージ(1)、六角フランジスクリュー2本と絶縁ワッシャー(3) 4個を取り出します。 ワッシャーを各スクリューのネジ山に取り付けます。 図のようにゲージマウントキャビティーにスクリューを挿入します。 2番目の絶縁ワッシャーを各スクリューのネジ山に取り付けます。
注記
ゲージワイヤーとコンジットがゲージとロッカーカバーの間に挟まれないよう注意してください。
1デジタルオイルプレッシャーゲージ
2ロッカーカバーボルト(2)
3フェノールワッシャー(4)
4リアエンジンシリンダー
図2。 デジタルオイルプレッシャーゲージの取付け
7. ゲージのワイヤーとコンジットをロッカーカバー後方に持って行きます。 両方のスクリューを使ってゲージを軽く締めます。 前方のスクリューを締め付けます。 20.3–24.4 N·m (15–18 ft-lbs)。 リアスクリューを締め付けます。 20.3–24.4 N·m (15–18 ft-lbs)。
ワイヤーハーネスの取り回し
1. デジタルオイルプレッシャーゲージのコンジットを車両の後部に送ります。
終端されていないオレンジ/白色ワイヤーと黒のワイヤーを送ります。
1. Dynaモデル:
a. トップフレームチューブの下で
b. バッテリー部(バッテリーの前方)に通し
c. 車両左側のヒューズブロックの後ろへ送ります。
2. Dynaモデル: 終端されていないオレンジ/白色ワイヤーと黒のワイヤーを送ります。
a. トップフレームチューブの下で
b. バッテリー部(バッテリーの前方)に通し
c. 車両左側のヒューズブロックの後ろへ送ります。
3. Softailモデル: 終端されていないオレンジ/白色ワイヤーと黒のワイヤーを送ります。
a. バッテリーを通り、フレームチューブ上部の内側に沿って、
b. ヒューズブロックへ送ります。
4. 2007年以外のTouringモデル: 終端されていないオレンジ/白色ワイヤーと黒のワイヤーを送ります。
a. 右側フレームチューブの上部、
b. シートの下の部分に取り付けられているハーネスの下側に通し、
c. 左側フレームチューブの上部の下、
d. 左側カバーの後部へ送ります。
5. 2007年Touringモデル: 終端されていないオレンジ/白色ワイヤーと黒のワイヤーを送ります。
a. フレームチューブ上部の内側に沿って、
b. 右側カバー後方の部位に向かって下へ送ります。
ハーネスの長いブランチを以前取り付けたオイルプレッシャーセンダーに送ります:
1. Dynaモデル:
a. 上部フレームチューブに沿って戻り、
b. バッテリーボックス後方の垂直チューブを下げ、
c. 底部のフレームチューブに沿って送り、
d. フロント垂直チューブを上げます。
2. Softailモデル:
a. 上部フレームチューブに沿って戻り、
b. オイルタンクの後ろの車両のメインハーネスに沿って下へ、
c. フレームチューブ下側に沿ってメインハーネスと一緒に前方に送ります。
3. Touringモデル:
a. 右側カバー後方の垂直チューブに向かって下へ、
b. 底部のフレームチューブと車両ハーネスに沿って送り、
c. フロント垂直チューブを上げます。
4. 全モデル:
a. コネクターをオイルプレッシャーセンダーに差します。
ハーネス接続
全モデル
デジタルオイルプレッシャーゲージを車両に取り付けるには、ワイヤーリードの接合が必要です。 適切な配線の接合手順についてはサービスマニュアルの付録を参照してください。
警告
UltraTorch UT-100または他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00335a)
  • フューエルシステムコンポーネントには熱を向けないでください。 熱放射を直接当てると、高熱により燃料に着火/爆発して、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがある。
  • ヒートシュリンク作業が行われているコネクター以外の電気システムコンポーネントに熱を近づけないでください。
  • ツールチップ部分とヒートシュリンクアタッチメントへは手を触れないでください。
注記
電気コネクターは、サービスマニュアルにおいてブラケット内の数字と文字で区別されています。
1. 車両ハーネス上の緑/黄色配線から標準装備(OE)のオイルプレッシャースイッチコネクター(モデルおよび年度により回路[120]または[139])を切断します。
2. 図5を参照してください。 収縮チューブ(13)をワイヤーに被せます。 キットから赤色のシールドスプライスコネクター(8)を取り出します。 新品のオイルプレッシャーセンダーコネクターからの緑/黄色のワイヤーを車両ハーネスの緑/黄色のワイヤーに接合します。
3. 収縮チューブを接合コネクターと両ワイヤーに被せます。 ヒートガンまたは適切な放射加熱器具を使ってワイヤーとコネクター部分に熱収縮チューブを収縮させます。
4. 必要に応じ、キットからのケーブルストラップで、ハーネスの長いブランチを車両フレームとハーネスに結合させます。
5. ヒューズブロックのハーネスの終端されていないワイヤーに戻ります。
6.
a. 2012年以降のDynaモデル: 当該セクションに進んでください。
b. 2011年以降のSoftailモデル: 当該セクションに進んでください。
c. 2014 ~ 2016年のTouringモデル: 当該セクションに進んでください。
d. その他の全モデル: ステップ7に進んでください。
7. サービスマニュアルを参照してください。 フレーム上のメインハーネスシャーシの接地接続を見つけます。 アーススクリューまたはナットを取り外します。
8. 図5を参照してください。 正しいリングターミナル(アイテム9または10)を選択して、アーススクリューまたはスタッドに取り付けます。 デジタルオイルプレッシャーゲージハーネス上の黒のアース用ワイヤーを切り、車両アースに簡単に届くようにします。 リングターミナルを黒色アースワイヤーに圧着します。 ターミナルをアーススクリューまたはスタッドに取り付けます。 オレンジ/白ワイヤーを車両の電源に接続します。 サービスマニュアルの配線図および手順を参照してください。 特定の年式/モデルのセクションに進んでください。
2003年以前の全てのモデル
  1. シート下のリアランプコネクター[7]に至る車両ハーネスのオレンジ/白ワイヤーを用意します。
  2. デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーの余分な長さを、車両ハーネスのオレンジ/白ワイヤーに簡単に届くように切ります。
  3. デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーに容易に分離し、接合できる位置で車両ハーネスのオレンジ/白ワイヤーを切ります。
  4. 図5を参照してください。 「ハーネス接続」の警告、およびサービスマニュアル。 キットの青色 シールドスプライスコネクター(7)を使用し、3本全てのオレンジ/白ワイヤーを一緒に接合します。
  5. 擦れ、擦過、または挟まり部分がないか配線全体をチェックします。 「最終組立作業」へ進みます。
2004 年 ~ 2011 年のダイナモデル
1. サービスマニュアルを参照してください。 電装キャディを車両から取り外します。
2. 図5を参照してください。 キットからオレンジ/白ヒューズブロックアダプターワイヤー(6)を取り出します。 図3それぞれの先端に付いているターミナルに注意してください。 スプリングタブのあるターミナルのみがヒューズのキャビティーに合います。 慎重に、スプリングタブなしターミナルを配線から切り取り、廃棄します。
1配線からこのターミナルを切ります
2配線にこのターミナルを残します
3スプリングタブ(2)
図3。 ヒューズブロックアダプターワイヤー(DynaとSoftail)
3. 電気キャディー上に「OPEN」の表示のあるヒューズキャビティーを見つけます。 この回路の一方の側につながる配線がありますが、対応する配線またはヒューズはありません。 オレンジ/白色アダプター配線のターミナルを止まるまで挿入します。 その周囲には工場出荷時に取り付け済みのターミナルが何本かありますので、そのうちの1本を基準にして、今挿入したターミナルの向きと深さとを確認してください。
4. デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーの余分な長さを、ステップ3で取り付けたオレンジ/白アダプターワイヤーに簡単に届くように切ります。 図5青色のシールドスプライスコネクター(7)を取り出します。 デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーをオレンジ/白アダプターワイヤーに接合します。
5. 図5を参照してください。 2 Aヒューズ(11)をオープンヒューズキャビティーに挿入し回路を完成させます。
6. 電装キャディとカバーを車両に取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
7. 擦れ、擦過、または挟まり部分がないか配線全体をチェックします。 「最終組立作業」へ進みます。
2004 ~ 2010年Softailモデル
1. ヒューズブロックカバーを取り外します。 ヒューズブロックブラケットを固定している六角ヘッドスクリュー2本を取り外します。 車両フレームからブラケットとヒューズブロックアッセンブリーとを引き抜きます。
2. 左側ヒューズブロックを固定しているタブを押します。 そのヒューズブロックをマウントスロットから抜き出します。
3. 図3を参照してください。 キットからオレンジ/白ヒューズブロックアダプターワイヤー(6)を取り出します。 それぞれの先端に付いているターミナルに注意してください。 スプリングタブのあるターミナルのみがヒューズのキャビティーに合います。 慎重に、スプリングタブなしターミナルを配線から切り取り、廃棄します。
4. ヒューズブロックカバー上で「P&A IGN」の表示のあるヒューズキャビティーを探します。 この回路の一方の側につながる配線がありますが、対応する配線またはヒューズはありません。 オレンジ/白色アダプター配線のターミナルを止まるまで挿入します。 その周囲には工場出荷時に取り付け済みのターミナルが何本かありますので、そのうちの1本を基準にして、今挿入したターミナルの向きと深さとを確認してください。
5. デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーの余分な長さを、ステップ4で取り付けたオレンジ/白アダプターワイヤーに簡単に届くように切ります。 キットから青色のシールドスプライスコネクター(7)を取り出します。 デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーをオレンジ/白アダプターワイヤーに接合します。
6. 図5を参照してください。 キットの2 Aヒューズ(11)をP&A IGNヒューズキャビティーに挿入し回路を完成させます。
7. ヒューズブロックをヒューズブロックブラケット内のマウントスロットにスライドさせ、所定の位置にしっかりと収めます。 ブラケットとヒューズブロックアッセンブリーを定位置に配置します。 前に取り外した2本の六角ヘッドスクリューで固定します。 しっかりと締め付けます。 ヒューズブロックカバーを取り付けます。
8. 擦れ、擦過、または挟まり部分がないか配線全体をチェックします。 「最終組立作業」へ進みます。
2012年以降ダイナモデル: 2011年以降のソフテイルモデル
1. 電気接続ハーネス(別売り)をキットの手順に従ってオイルプレッシャーに取り付けます。
a. そのキットの説明およびサービスマニュアルを参照してください。 デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーを電気接続ハーネス赤/黄ワイヤーに接合します。
b. デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスの黒ワイヤーを電気接続ハーネス黒ワイヤーに接合します。
2. 電気接続ハーネスソケットハウジングを車両ハーネスに接続します。
3. 擦れ、擦過、または挟まり部分がないか配線全体をチェックします。 「最終組立作業」へ進みます。
2004 ~ 2013年FL Touringモデル
1.
a. 2004 ~ 2006年モデル: 左側のカバーを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
b. 2007年モデル: 右側のカバーを取り外します(既に取り外してある場合は除く)。 サービスマニュアルを参照してください。
c. 2008 ~ 2013年モデル: 左側のカバーを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
2. 全モデル: 車両からメインヒューズホルダー、ヒューズブロックおよびダストカバーを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
3. 図5を参照してください。 キットからオレンジ/白ヒューズブロックアダプターワイヤー(6)を取り出します。
a. 2004 ~ 2006年モデル: 図4」を参照してください (上側の図)。 それぞれの先端に付いているターミナルに注意してください。 スプリングタブのないターミナルのみがヒューズのキャビティーに合います。 慎重に、スプリングタブ付きターミナルを配線から切り取り、廃棄します。
b. 2007年モデル: 図4」を参照してください (下側の図)。 それぞれの先端に付いているターミナルに注意してください。 スプリングタブのあるターミナルのみがヒューズのキャビティーに合います。 慎重に、スプリングタブなしターミナルを配線から切り取り、廃棄します。
c. 2008 ~ 2013年モデル: 図4」を参照してください (上側の図)。 それぞれの先端に付いているターミナルに注意してください。 スプリングタブのないターミナルのみがヒューズのキャビティーに合います。 慎重に、スプリングタブ付きターミナルを配線から切り取り、廃棄します。
1配線からこのターミナルを切ります
2配線にこのターミナルを残します
3スプリングタブ(2)
図4。 ヒューズブロックアダプター配線(FL Touring)
4. 全モデル: 「P&A IGN」「2A MAX」と書かれたヒューズキャビティーを探します。 この回路の一方の側につながるバスバーがありますが、対応する配線またはヒューズはありません。 この列の既存のヒューズ3つを外し、場所をメモします。
5. ゆっくりとオレンジ色のプラスチック製補助ロックをヒューズブロックから取り外します。 オレンジ/白色アダプター配線のターミナルを止まるまで挿入します。 その周囲には工場出荷時に取り付け済みのターミナルが何本かありますので、そのうちの1本を基準にして、今挿入したターミナルの向きと深さとを確認してください。 補助ロックを取り付けます。
6. デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーの余分な長さを、ステップ5で取り付けたオレンジ/白アダプターワイヤーに簡単に届くように切ります。 キットから青色のシールドスプライスコネクター(7)を取り出します。 デジタルオイルプレッシャーゲージハーネスのオレンジ/白ワイヤーをオレンジ/白アダプターワイヤーに接合します。
7. 図5を参照してください。 キットの2 Aヒューズ(11)をP&A IGNヒューズキャビティーに挿入し回路を完成させます。 ステップ4で外した3つのヒューズを正しいキャビティーに取り付けます。
8. ダストカバーをヒューズブロックに取り付けます。 ヒューズブロックとメインヒューズホルダーを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
9. 擦れ、擦過、または挟まり部分がないか配線全体をチェックします。 「最終組立作業」へ進みます。
2014 ~ 2016年FL Touringモデル
注記
最大3つのアクセサリーを電気系統接続ハーネスに接合することができます。
1. 左サイドカバーを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
2. 電装キャディ内の左側カバーの下にあるパーツとアクセサリーのコネクター[4A] (ウェザーキャップの付いた灰色の8極Molexピンハウジング)を見つけてください。
3. 電気接続ハーネスがまだ取り付けられていない場合:
注記
追加の取り付けで電気接続ハーネスの接合が必要である場合、複数接合構成については、サービスマニュアルを参照してください。 車両の充電システムに過剰な負荷をかけないでください。
a. そのキットの説明書に従って電気接続ハーネスを取り付けます。 この時点では、灰色の8極ソケットハウジングをコネクター[4A]に接続しないでください。
b. これらの説明の前半にある「ハーネス接続 – 全モデル」を参照してください。
c. 電気接続ハーネスの黒色ワイヤーおよび紫/青ワイヤーのキャップを切断します。 サービスマニュアルに従って配線の皮膜を剥きます。 赤色ワイヤーのキャップは切らないでください。
d. 黒色ワイヤーを新品のオイルプレッシャーセンダーコネクターから切断し、電気接続ハーネスの黒色ワイヤーに接合し、密封します。 オレンジ/白色ワイヤーを新品のオイルプレッシャーセンダーコネクターから切断し、電気接続ハーネスの紫/青色ワイヤーに接合し、密封します。
e. キャディからコネクタ [4A]を取り外します。 ウェザーキャップをコネクタから取り外します。 電気接続ハーネス上の灰色ソケットハウジングをコネクタ [4A]に接続します。
4. 電気接続ハーネスがすでに取り付けられている場合:
注記
追加の取り付けで電気接続ハーネスの接合が必要である場合、複数接合構成については、サービスマニュアルを参照してください。 車両の充電システムに過剰な負荷をかけないでください。
a. キャディからコネクタ [4A]を取り外します。 コネクター[4A]から電気接続ハーネス上の灰色ソケットハウジングの接続を外します。
b. これらの説明の前半にある「ハーネス接続 – 全モデル」を参照してください。
c. 電気接続ハーネスの黒色ワイヤーおよび紫/青ワイヤーの接合部分を切断します。 赤色ワイヤーの接合部分は切断しないでください。
d. サービスマニュアルに従って、黒色ワイヤーおよび紫/青ワイヤーの被覆を剥きます。
e. 新品のオイルプレッシャーセンダーコネクター、および前に取り付けたアクセサリー、この両者から出ている黒色ワイヤーを電気接続ハーネスの黒色ワイヤーに圧着し、接合し、密封します。 オレンジ/白色ワイヤーを新品のオイルプレッシャーセンダーコネクターおよび過去に取り付けたアクセサリーから切断し、電気接続ハーネスの紫/青色ワイヤーに接合し、密封します。
f. 電気接続ハーネス上の灰色ソケットハウジングをコネクタ [4A]に接続します。
5. 擦れ、擦過、または挟まり部分がないか配線全体をチェックします。 「最終組立作業」へ進みます。
完了
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
警告
プラス(+)側のバッテリーケーブルを先に接続します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00068a)
ご注意
バッテリーターミナルのボルトを締め付け過ぎないでください。 推奨トルク値を守ってください。 バッテリーターミナルのボルトを締め過ぎると、バッテリーターミナルを損傷するおそれがあります。 (00216a)
1. フューエルタンクを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
2.
注記
メインヒューズを取り付けたりバッテリーケーブルを取り付ける前にイグニッションがオフになっているか確認します。
メインヒューズを装備した全モデル: メインヒューズを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
3. メイン回路ブレーカーを装備した、2011年以前のDynaモデル: バッテリーを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
4. メイン回路ブレーカーを装備した全モデル(2011年以前のDynaを除く): マイナスバッテリーケーブルを接続します。 サービスマニュアルを参照してください。
5. メイン回路ブレーカーを装備した全モデル: バッテリーターミナルにワセリンまたは腐食防止剤を薄く塗布します。
6. 全モデル: デジタルオイルプレッシャーゲージが正しく動作するかどうかテストしてください。 以降の「ゲージ機能」のセクションを参照してください。
7. シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。
ゲージ機能
車両のイグニッションのスイッチがオンになると、オイルプレッシャーゲージが点灯します。 表示できる最小値は 0.3 bar (5 psi)です。 これはエンジンが動作していない場合でも表示されます。
オイルプレッシャーがオイルインジケーターランプが点灯する値まで低下した場合は、すぐにエンジンを止めてください。オーナーズマニュアルの「インジケーターランプ」を参照してください。 問題の特定、必要な修理が行われるまで、バイクに乗らないでください
表示モードの変更
1. psi またはbar への表示の変更:
a. 明るい場所に車両を置き、イグニッションキーをイグニッションに入れます。この際、エンジンはスタートさせないでください。
b. ゲージフェイスの圧力値が5 PSI または0.3 BAR以上で安定させます。 フェイスの右半分(PSI/BARアイコンのすぐ下の部分)を手かその他の不透明の物で覆います。
c. ディスプレイが点滅(約5 秒間)を開始したらすぐに、ゲージフェイスの覆いを取ります。 点滅が止まり、別のモードが表示されます。
d. 点滅が続く場合は、イグニッションをサイクルさせ、プロセスを繰り返します。
交換用パーツ
図5。 交換用パーツ、デジタルオイルプレッシャーゲージ
表1。 交換用パーツ
キット
アイテム
詳細(数量)
部品番号
キット75138-09 (クローム)
1
ゲージ、デジタルオイルプレッシャー(クローム)
単品販売なし
キット75340-09 (黒色)
1
ゲージ、デジタルオイルプレッシャー(黒)
単品販売なし
2
スクリュー、六角フランジヘッド(2)
3155
3
ワッシャー、絶縁(4)
6580
4
オイルプレッシャーセンダー
74438-99A
5
固定具、ストリートエルボー、90°、真鍮
75221-09
6
ヒューズブロックアダプターワイヤー(オレンジ/白)
70329-04
7
シール付きスプライスコネクター、No. 14-16 AWG (青)
70586-93
8
シール付きスプライスコネクター、No. 18-20 AWG (赤)
70585-93
9
リングターミナル、#18-22 AWG (1/4インチスタッド)
9858
10
リングターミナル、#18-22 AWG (5/16インチスタッド)
9859
11
ヒューズ、ブレードタイプ、2A
54305-98
12
ケーブルストラップ
10181
13
収縮チューブ、黒、 0.8 mm (0.032 in)x51 mm (2.0 in)長さ
72411-97
14
サービスキット、オイルプレッシャーゲージ部品(アイテム2、3を含む)
12600004