ローリアショックキット
J047182008-03-18
概要
キット番号
54754-09
モデル
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店にお問い合わせください。
装着に必要となる追加パーツ
このキットを正しく取り付けるには、LOCTITE® 243 (blue) (ロックタイト243 (青))が必要です。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。このキットを取り付ける際は、お持ちのバイクのサービスマニュアルが別途必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容
図3」および「表1」を参照してください。
取り付け
ショックアブソーバー
警告
取り付けはエンジンが冷えた状態で行ってください。 エンジンが熱いときにエキゾーストシステムまたはその付近で作業を行うと重度の火傷を負うおそれがあります。 (00311b)
警告
装飾用のサスペンション構成部品を取り付けると、コーナリングのクリアランスに影響する時があります。 これによってライダーの注意力が散漫になり、制御を失ったり、死亡したり重傷を負う原因となるおそれがあります。 (00431b)
注記
この手順を行うには、新しいショックアブソーバーを取り付ける前に両方のショックを取り外す必要があります。センタースタンドを立て、後輪を浮かせる必要があります。ジフィースタンドは可動範囲いっぱいに動くようにしてください。
右下のショックマウントハードウェアの取り付け、取り外し時にエキゾーストシステムが邪魔になる場合があります。必要に応じ、サービスマニュアルを参照しマフラーを外してください。
1ロアスクリュー
2アッパースクリュー
3ロアワッシャー
4アッパーワッシャー
5カバー
6ナット
7ショックアブソーバー
図1。 ショックアブソーバーの取り外し/取り付け
1. バイクは、フレームの下にブロックを置き、車体が真っ直ぐになり、サイドスタンドが自由に動いて、リアホイールが地面から浮くように立てます。
2. ショックアブソーバー(7)からロアショックマウントスクリュー(1)、ワッシャー(3)、ナット(6)を取り外します。ハードウェアは再利用するため取っておきます。
3. アッパーボルト(2)、ワッシャー(4)、カバー(5)を取り外し、ショックアブソーバーを外します。ハードウェアは再利用するため取っておきます。
4. 反対側でもステップ1および2を繰り返し、部品は保管します。
5. LOCTITE 243® (blue) (ロックタイト243青)を2 ~ 3滴、ロアマウントボルトのネジ山に塗り、ボルト、ロアワッシャー、ナットをショックに取り付けます。
6. LOCTITE 243® (blue) (ロックタイト243青)を2 ~ 3滴、アッパーマウントボルトのネジ山に塗り、ショックカバー、上側の取り付けボルト、ワッシャーをショックに取り付けます。ショックカバーのカットアウトが正しい位置にくるようにします。
注記
ショックカバーをショックの中央に置き、ショックマウントボルトを締めたときに回らないようにします。
7. マウントボルトを次のトルク値で締め付けます: 61.1–67.9 N·m (45–50 ft-lbs)。
8. 反対側でもステップ4、5および6を繰り返します。
注記
ショックスプリングプレロードの調整用にスパナレンチを使用することができます(部品番号HD-94700-52CまたはHD-94820-75A)。これらのツールはハーレーダビッドソン販売店でお買い求め頂けます。
警告
両方のショックアブソーバーを同じ設定に調整します。 正しく調整しないと安定性とハンドリングに悪影響が出て死亡や重傷を負うおそれがあります。 (00036b)
ご注意
取り付け後、エキゾーストシステム構成部品に付いた指紋を全て拭き取ってからエンジンを始動させてください。 手に付いたオイルによってエキゾーストシステムの仕上げ部分に汚れが付着すると、取れなくなる場合があります。 (00346a)
9. サービスマニュアルを参照し、リアマフラーを取り付けます(取り外していた場合)。
サイドスタンド
警告
スプリングの取り外し、取り付け時はセーフティグラスまたはゴーグルを着用してください。 スプリングの張力により、スプリング、取り付け構成部品、手に持ったツールなどが飛び、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00477c)
1. フレームからラバーバンパーを外し、ジフィースタンドの脚部分がさらに奥まで上がるようにします。スプリングの張力をさらに弱めると簡単にスプリングを外すことができます。
2. 図2」を参照してください。サイドスタンドの脚を上げ、プレッツェルクリップ(3)を外します。
3. ジフィースタンドの脚(5)を完全に上げた位置で押さえたまま、クレビスピン(1)をジフィースタンドヨーク(4)上部のピボット穴から外れるまで引っ張ります。
4. プライヤーを使ってアンカーピン(7)からスプリング(6)を外します。ジフィースタンドの脚からスプリングの端のフックを外します。
5. ジフィースタンドヨーク下部のピボット穴からクレビスピンを外します。ジフィースタンドの脚を外し、廃棄します。
6. フレームに取り付けていたアンカーピンの汚れを取り、新しいジフィースタンドの脚(5)のピボット穴、ヨーク、アンカーピンの溝、クレビスピン(1)のシャフトにホイールベアリンググリースを少し塗ります。
注記
ジフィースタンドスプリングを取り付ける際は、スプリングフックの開放側を車体中央の内側に向けます。
7. スプリング(6)の片方の先をジフィースタンドの脚(5)のスプリングマウント穴に取り付けます。フレームに取り付けたアンカーピン(7)にスプリングのもう片方の先を取り付けます。
8. クレビスピン(1)にブッシング(2)を取り付け、ブッシングのショルダー部分がクレビスピンのヘッドを向くようにします。
1クレビスピン
2ブッシュ(2)
3プレッツェルクリップ
4ジフィースタンドヨーク
5サイドスタンドレッグ
6スプリング
7アンカーピン
図2。 サイドスタンド
9. アンカーピンの溝にスプリングの先を固定し、ジフィースプリングの脚を格納位置で固定したまま、ジフィースタンドの脚のピボット部をバイクフレームのヨーク(4)に取り付けます。ヨークの下のピボット穴からジフィースタンドの脚のピボット穴の半分まで、クレビスピン(1)を挿入します。
10. ジフィースタンドの脚を上に持ち上げ、ジフィースタンドの脚のピボット穴とヨーク(7)のスロット型上部の穴を合わせます。ヨーク上部の穴にクレビスピンを押し込みます。ロアブッシング(3)のシャンク部分がヨーク下部のピボット穴の内側と揃っていることを確認します。
11. ショルダーを上に向けてアッパーブッシングをクレビスピンの先、ヨークの上面に対して取り付けます。クレビスピン先端の穴にプレッツェルクリップ(2)を挿入します。
12. フレームのマウントスタッドにラバーバンパー(5)を押し込みます。
13. スタンドを数回上下させ、正しく動くか確認します。格納位置(上)で、ジフィースタンドの脚がフレーム装着ラバーバンパーに対してしっかり収まっているか確認します。
14. ジフィースタンドを一番前の位置(下)にします。バイクフレームの下からブロックをゆっくり外します。ジフィースタンドでバイクを立てます。
交換用パーツ
図3。 交換用パーツ:ローリアショックキット
表1。 交換用パーツ
品目
詳細(数量)
部品番号
1
ショックアブソーバー(2)
54568-09
2
サイドスタンド
50185-04B