BOOM! AUDIO NAVIGATION INTERFACE MODULE KIT (Boom!オーディオナビゲーションインターフェースモジュールキット)

J051692011-09-23

概要

キット番号

76000024、76000024A

モデル

モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。

Road Tech Zumo 665 GPSキット(部品番号76000014)が必要です。このアイテムはハーレーダビッドソンジャパン正規販売網店にてお買い求めいただけます。

このキットは、ソフトウェアを3.70以降に更新した後で、Road Tech Zumo 660 GPSキット(部品番号92115-09)と組み合わせて使用できます。

ソフトウェアのバージョンは、ツール>設定>システム>バージョン情報を選択すると、画面の右上に表示されます。
最新のバージョンは、www.harley-davidson.com/zumoにて「Road Tech zumo 660 GPS Navigator (Road Tech zumo 660 GPSナビゲーター)」をクリックし、「Downloads (ダウンロード)」タブから入手できます。
「Zumo 660 software updates (Zumo 660ソフトウェアのアップデート)」に進み、「Web Updater (Webアップデーター)」リンクをたどってください。

このキットは、アドバンスオーディオBluetooth^®ハンズフリー携帯電話インターフェース(部品番号76408-06)とは併用できません。

取り付け要件

FLHTモデルはアドバンスドオーディオAM/FM/CDラジオキット(部品番号76412-06)およびAM/FMアンテナキット(部品番号76325-06または76317-06)を先に取り付ける必要があります。

FLHT/C、FLHX、FLTR/X、およびFLHXXXモデルで、ノンウルトラオーバーレイハーネス(部品番号70169-06)を装着していないモデルは、コネクターキット(部品番号69200033)を別途購入する必要があります。

これらのアイテムはハーレーダビッドソンジャパン正規販売網店にてお買い求めいただけます。

警告

ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)

注記

この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。このキットを取り付けるには、該当する年式/モデルのサービスマニュアルが別途必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソンジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。

電気的過負荷

ご注意

電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)

警告

電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)

ナビゲーションインターフェースモジュール(NIM)には、電気系統から最大で30ミリアンペアの追加電流が必要です。

キット内容

「図5」および「表1」を参照してください。

準備

注記

スマートサイレンを搭載した車両の場合:

2007年以降のモデル: ハンズフリーキーフォブがあることを確認します。
2006年以前のモデル: スマートサイレンをキーフォブで解除します。
全モデル: イグニッションキースイッチをIGNITION (イグニッション)の位置に回します。

警告

誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)

該当するサービスマニュアルを参照し、メインヒューズを取り外します。
サービスマニュアルに従って、アウターフェアリングおよびウィンドシールドを取り外します。

マウントブラケットの取り付け

FLHモデル(Trikeモデルを除く)

「図1」を参照してください。右フェアリングサポートブラケット(3)の上にあるフェアリングマウントスクリュー(4)を外します。

1	ナビゲーションモジュール
2	未使用コネクター(装着時)
3	右フェアリングサポートブラケット
4	フェアリングマウントスクリュー
5	ナビゲーションモジュールマウントブラケット

図1。モジュールブラケットの取り付け(FLHモデル)

サポートブラケット上の端にモジュールブラケット(5)を留めます。

サポートブラケットからインナーフェアリングに、先に取り外したスクリューでモジュールブラケットを固定します。 2.3–3.4 N·m (20–30 in-lbs)のトルク値で締め付けます。

FLTモデル

「図2」を参照してください。右ラジオマウントスクリュー(4)を取り外します。

モジュールブラケット(5)をラジオキャリアーブラケット(3)の側面に合わせ、モジュールブラケットの穴2個とラジオマウント穴を揃えます。

1	ナビゲーションモジュール
2	未使用コネクター(装着時)
3	ラジオキャリアーブラケット
4	ラジオマウントスクリュー(2)
5	ナビゲーションモジュールマウントブラケット

図2。モジュールブラケットの取り付け(FLTモデル)

先に取り外したスクリューで、モジュールブラケットをラジオキャリアーブラケットに固定します。 4–5.1 N·m (35–45 in-lbs)のトルク値で締め付けます。

Trikeモデル

「図3」を参照してください。フェアリングサポートブラケット(3)の右に取り付けられたモジュールマウントブラケット(4)の位置を確認します。

1	ナビゲーションモジュール
2	未使用コネクター(装着時)
3	右フェアリングサポートブラケット
4	ナビゲーションモジュールマウントブラケット

図3。モジュールの取り付け(Trikeモデル)

ナビゲーションインターフェースモジュールの取り付け

「図1」、「図2」、または「図3」を参照します。NIM (ナビゲーションインターフェースモジュール) (1)をモジュールブラケットの下側に取り付けます。
1. 50:50のイソプロプリルアルコールと蒸留水でモジュールブラケット下側の汚れを取り除きます。完全に乾くまで待ちます。
2. モジュールの粘着面の裏紙からライナーをはがします。 6ウェイコネクターが車両前側にある状態で、モジュールをモジュールブラケットに慎重に配置します。モジュールをブラケットに強く真っ直ぐに押し、約60秒間押さえます。離したら、20分程度はモジュールに直接触れないでください。
サービスマニュアル付録の配線図を参照します。ラジオの裏部分にあるオーディオハーネスコネクター[6]を見つけ、6ウェイコネクター[6A]と[6B]を分離します。
ラジオの背面に35ウェイコネクターがないモデル: コネクターキット(部品番号69200033、別売り)を用意し、そのキットの説明書に従ってワイヤーターミナルとシールプラグを取り付けます。 ラジオの背面に35ウェイコネクターが付いているモデル: 「図4」および「図5」を参照してください。ラジオの裏から35ウェイコネクター[28B]を外します。サービスマニュアル付録の説明に従い、穴4、8、19、27、および31からシールピンを外します。 iPOD/ナビゲーションインターフェースモジュール(NIM)ハーネス(2)から、端子付き配線5本を次のようにコネクター[28B]に挿入します。

赤/青色ワイヤーターミナルをキャビティ4に挿入します。
黄褐/赤色ワイヤーターミナルをキャビティ8に挿入します。
紫/灰色ワイヤーターミナルをキャビティ19に挿入します。
黒/青色ワイヤーターミナルをキャビティ27に挿入します。
黄褐/青色ワイヤーターミナルをキャビティ31に挿入します。

全ての取り付け: iPod/NIMハーネスの6ウェイコネクター[6A]と[6B]を、車両インターコネクトハーネスのコネクター[6B]と車両オーディオハーネスのコネクター[6A]に接続します。
iPOD/NIMハーネスの6ウェイコネクター[275B]をNIMインターフェースモジュール(1)コネクター[275A]に挿入します。

注記

ラジオに差し戻す前に、全てのソケットターミナルが完全に35ウェイソケットハウジング[28B]に収まり、固定されていることを必ず確認してください。

コネクター[28B]をラジオの裏に接続します。
iPodインターフェースモジュールも取り付けた場合、詳しい取り付け方や電気接続については、当該キットの説明書を参照してください。 iPODインターフェースモジュールを取り付けていない場合は、キャビティシールプラグ(4)をキットの束ねていない8ウェイハウジング(3)に挿入します。 iPOD/NIMハーネスの未使用ピンハウジング[274B]に8ウェイハウジングを取り付けます。
オーディオデバイス(MP3またはXM)としてZumoを使用するつもりがない場合は、オーディオY型ハーネスケーブルは必要ありません。ステップ9から14を飛ばし、NIMモジュールの1ピンコネクターをZUMOマウントの「オーディオアウト(AUDIO-OUT)」ソケットコネクターに直接接続します。 Zumoをオーディオデバイスとして使用する場合は、ステップ9へ進みます。

注記

オーディオY型ハーネスは、張力緩和機能が得られるように、3つの接続点のそれぞれで折り畳むようにしてください。

NIMモジュールの1ピンコネクターを、オーディオY型ハーネスケーブル(5)のソケットコネクターの1つに挿入します。「カチッ」という音がしてピンがケーブルポートにロックされます。
残りのオーディオY型ハーネスケーブルソケットコネクターを、Zumo GPSキットのオーディオケーブルに接続します。
オーディオY型ハーネスケーブルピンコネクターを、Zumoマウントの「オーディオアウト(AUDIO-OUT)」ソケットコネクターに接続します。
キットのケーブルストラップ(6)を使用し、iPOD/NIMハーネスとNIMケーブルをフェアリング内側の車両ハーネスに固定します。
Zumo GPSキットのオーディオケーブルをインナーフェアリングの外からハンドルバーの穴に通します。 Zumoキット付属のクリップを使用してインナーフェアリングに沿ってケーブルを固定します。

注記

ジャックプラグをラジオポートソケットに取り付ける場合:

ラバーシールの外側の端を伸ばします。
プラグをラジオユニット前のAUXポートに取り付けます。
ラジオユニットポートを密閉するよう、シールを元の形にゆっくり戻します。

こうすることで、ソケットからプラグが「跳ね返る」のを防ぐことができます。

オーディオケーブルの3.5 mmステレオジャック(ラバーブーツ取り付けた状態で)をラジオの前のAUXポートに取り付けます。

通常使用状態に戻す

注記

サウンドシステムを損傷させないため、メインヒューズを取り付ける前に、イグニッションキースイッチがOFF (オフ)になっているか確認してください。

サービスマニュアルを参照し、メインヒューズを取り付けます。
NIMケーブルコネクターをNIMに接続します。
イグニッションキースイッチをON (オン)にし、NIMが正しく作動するかテストします。
サービスマニュアルの説明に従ってアウターフェアリングとウィンドシールドを取り付けてください。

使用時

警告

インターコムのボリュームやその他のコントロールの調整は、乗車前に済ませておき、運転中の調整は最低範囲となるように心がけてください。注意力が運転から逸れると車両のコントロールを失う原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00088b)

ナビゲーションのボリュームレベルの設定に関しては、Zumoオーナーズマニュアルを参照してください。

Zumoデバイス用Bluetooth設定:

ZumoのBluetoothとオーディオ出力設定は以下の方法で行ってください。

BTヘッドセットをZumoとペアリングするときは、Main Menu > Volume > Audio Output > Headphoneを選択します。
BTヘッドセットをZumoとペアリングしないときは、Main Menu > Tools > Settings > Bluetooth > Disabledを選択し、携帯電話でもBTペアリングを無効にします。

車両スピーカーからナビゲーションメッセージが聞こえるよう、スピーカーセレクタースイッチは「a」(点灯)の位置にします。

図4。配線図、iPOD/ナビゲーションインターフェースモジュール

交換用パーツ

図5。交換用パーツ、ナビゲーションインターフェースモジュール

表1。交換用パーツ

アイテム	詳細(数量)	部品番号
1	モジュール、ナビゲーションインターフェース(NIM)	83537-11A
2	ハーネス、iPOD/NIM	76477-10
3	ピンハウジング、8ウェイ、ドイチェDTM、黒色	74108-98BK
4	シールピン(8)	74195-98
5	Y型ハーネス、オーディオ	69200023
6	ケーブルストラップ(4)	10006
7	ブラケット、NIMマウント(FLHモデル)	76455-06
8	ブラケット、NIMマウント(FLTモデル)	83277-11