SOFTAIL EXTENDED REACH BRAKE LINE KIT (SOFTAILエクステンションリーチブレーキラインキット)
J051702010-04-15
概要
キット番号
41800004、41800005
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
追加パーツ
注記
これらのキットに、次のアクセサリーは使用できません:
  • エンジンガード(部品番号49200-07)
  • リアマスターシリンダーカバー(部品番号45665-01)
キット付属のパーツの他に、LOCTITE®243 (青)スレッドロッカーシーラント(Part Number 99642-97)、ハーレーダビッドソンホイールベアリンググリース(部品番号99855-80)、およびDOT 4ブレーキフルード(部品番号99953-99A)も取り付けに必要です。
アクセサリーとキットの部品番号については、ハーレーダビッドソン販売店、www.harley-davidson.com、またはお持ちのハーレーダビッドソン純正モーターアクセサリーパーツカタログを参照してください。
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容
図4」および「表1」を参照してください。
取り付け
車両の準備
1. サドルバッグ装備車の場合は、サービスマニュアルの説明に従って、サドルバッグを取り外します。
2. オーナーズマニュアルの説明に従って、シートを取り外します。
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a)
3. マイナスバッテリーケーブルを取り外します。
4. 車両を垂直に固定します。
5. ストップランプスイッチ(3)からハーネスの接続を外します。
ご注意
ブレーキライン構成部品は慎重に取り外してください。 座面が損傷すると漏れを起こす場合があります。 (00320a)
6. サービスマニュアルの説明に従って、ブレーキラインを取り外します。
ブレーキラインの取り付け
警告
オイルを交換する場合は、タイヤやホイール、ブレーキにオイルが付着していないことを確認してください。 これらにオイルが付着していると、車両のコントロールが失われる原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00047d)
1. ストップランプスイッチを接続し、ブレーキラインキット付属の新しいリアブレーキラインをサービスマニュアルに従って取り付けます。
1リアブレーキラインマウントファスナー
2リアブレーキライン
3ストップランプスイッチ
4ターミナル
5位置決めマーク
図1。 ブレーキラインブラケットおよびストップランプスイッチ
1平ワッシャー(2)
2ブレーキラインクランプ
3ロックワッシャー
4スクリュー
図2。 ブレーキライン固定金具
警告
変性アルコールを使ってブレーキシステム構成部品の汚れを取ります。 ミネラルベースの溶液(ガソリンまたは塗料用シンナー等)は使用しません。組み立て後であってもラバーパーツが劣化します。 これらのコンポーネントが劣化すると、ブレーキラインに不具合が生じ、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00291a)
2. 図2」を参照してください。 クランプ(2)をブレーキライン周りに、クランプ奥に2つある平ワッシャー(1)を使って取り付けます。 スクリュー(4)とロックワッシャー(3)を使用し、ファスナーを3.4 N·m (30 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
3. ブレーキラインがブレーキレバーブラケット後部に対して平行になり、ブレーキラインがブラケットで擦れないか確認します。
4. 図3」を参照してください。 位置(1)にケーブルストラップを取り付けます。
5. サービスマニュアルの説明に従って、ブレーキから空気を抜きます。
注記
ブリーダーバルブからブレーキマスターシリンダーに注入する際は、油圧ブレーキフルードブラダータイプ圧力機器を使用することができます。 システムが加圧されないように、マスターシリンダーリザーバーカバーを取り外します。 油圧システムが、マスターシリンダーリザーバーカバーとガスケットで密閉されているときは、圧力を抜く機器を使用しないでください。
注記
ライダーは、マスターシリンダーカバーを取り外すことなく、サイトグラスから目視でブレーキフルードレベルを確認できます。 リザーバーがいっぱいのときはサイトグラスは暗い。 フルードの液量が低下するとグラスが明るくなる。
警告
オイルを交換する場合は、タイヤやホイール、ブレーキにオイルが付着していないことを確認してください。 これらにオイルが付着していると、車両のコントロールが失われる原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00047d)
警告
DOT 4ブレーキフルードに触れると、健康に重大な影響を及ぼすおそれがあります。 適切な皮膚の保護用具及びセーフティグラスを着用しないと、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。
  • 吸入した場合: 安静にし、新鮮な空気を取り込み、医師の手当てを受けてください。
  • 皮膚に付着した場合: 汚染された衣服を脱ぐ。 直ちに多量の水で皮膚を15 ~ 20分間洗い流します。 炎症が発生したときは、医師の手当てを受けてください。
  • 目に入った場合: 最低15分間、目を開けたまま、流水で洗い流してください。 炎症が発生したときは、医師の手当てを受けてください。
  • 飲み込んだ場合: 口を濯ぎ、多量の水を飲んでください。 吐かせてはなりません。 ポイズンコントロールにお知らせください。 緊急手当が必要です。
  • 詳細については、sds.harley-davidson.comにある安全データシート(SDS)を参照してください。
(00240e)
6. 必要に応じて、オーナーズマニュアルの説明に従って、ブレーキフルードを補充します。
通常使用状態に戻す
1. サドルバッグ装備車の場合: サービスマニュアルの説明に従って、サドルバッグを取り付けます。
2. マイナスバッテリーケーブルを接続します。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
3. オーナーズマニュアルの説明に従って、シートを取り付けます。
警告
サイドスタンドは、一番前まで出した(下げた)位置で車両重量がかかるとしっかり固定されます。 サイドスタンドが完全に前(下)方に配置されずに車体の重量がかかった場合、車体が転倒し、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00006a)
警告
運転前にサイドスタンドを完全に上げます。 サイドスタンドが完全に格納されていないと、路面に接触し車両のコントロールを失って、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00007a)
4. サイドスタンドの動作を点検します。
5. イグニッション/ランプキースイッチをIGNITION (イグニッション)に合わせ、リアブレーキペダルを踏んでストップランプが点灯するか確認します。
警告
ブレーキシステムを修理した後は、低速でブレーキをテストしてください。 ブレーキが正しく作動しない場合、高速でテストを行うと制御不能となり、死亡したり重傷を負ったりするおそれがあります。 (00289a)
6. 車両の走行テストを行います。 ブレーキが柔らかい場合は、繰り返しリアブレーキの空気を抜きます。
1ケーブルストラップの位置
図3。 ケーブルストラップの位置
交換用パーツ
図4。 交換用パーツ: エクステンションリーチブレーキラインキット
表1。 交換用パーツ表
キット
アイテム
詳細(数量)
部品番号
キット41800004、ABS
1
ブレーキラインアッセンブリー、リア、ABS
41800006
2
ガスケット、ブレーキライン(2)
41733-88
3
ガスケット、ブレーキライン(2)
41731-01
4
スクリュー、No.8 - 32、0.38 LG
94634-99
5
ロックワッシャー、No.8
7015
6
クランプ、ブレーキライン
10106
7
ワッシャー、フラット(2)ガスケット
6192
8
ケーブルストラップ(2)
10006
キット41800005
ABS非装備
1
ブレーキラインアッセンブリー、リア、ABS非装備
41800007
2
ガスケット、ブレーキライン(4)
41733-88
4
スクリュー、No.8 - 32、0.38 LG
94634-99
5
ロックワッシャー、No.8
7015
6
クランプ、ブレーキライン
10106
7
ワッシャー、フラット(2)
6192
8
ケーブルストラップ(2)
10006