ロードテックZUMOグローバルポジショニングシステム(GPS)フェアリングマウントキット
J049022014-10-10
概要
キット番号
92238-09
モデル
ロードテック™ Zumo® GPSユニットを特定のモデルのバイクで使用するとき、このキットが必要です。
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店にお問い合わせください。
装着に必要となる追加部品
ロードテックZumo GPSキット(部品番号92115-09)またはロードテックZumo北米GPSキット(部品番号76000573)が必要です。この商品は各ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にてお買い求め頂けます。
回路[29B]の配線をすでに使用している場合は、黒配線マルチアクセサリーハーネス(部品番号70458-05)およびオレンジ/白配線マルチアクセサリーハーネス(部品番号70459-05)を別途購入する必要があります。これらの品目はハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にてお買い求め頂けます。
ラジオ非装着のFLHT標準モデル: 純正バイク用アクセサリーイアバッドスピーカー、ヘルメットヘッドセット、またはロードテックZumoの機能を音声で指示するラジオレシーバーオプションについては、P&Aカタログを参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店にお問い合わせください。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取扱要領書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。このキットを取り付ける際は、お持ちのモデルのバイク用のサービスマニュアルが必要です。必要であればハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお求め頂けます。
電気的過負荷
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
ロードテックZumo 660では、電気システムから最大2.0 Aの追加電流が必要です。
キット内容
図5表1を参照してください。
取り付け
注記
溶剤型化学薬品またはワックスを直接プラスチックまたはゴムのコンポーネントに使用しないでください。プラスチックおよびゴムの全体的な性能や外観に影響を及ぼす場合があります。
マウントブラケットの取り付け
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
1. サービスマニュアルを参照し、メインヒューズの外し方の説明に従ってください。
2. アウターフェアリングとウィンドシールドを取り外します。サービスマニュアルを参照してください。
図1。 ロードテックZumoドリルテンプレートの設置
3. 図1を参照してください。キットから穴開け用テンプレートを用意します。
4. インナーフェアリングの後ろ側の左上隅のフューエルゲージの上にテンプレートを配置します。写真のとおりテンプレートをインナーフェアリング上部とプラスチックリブに合わせます。
5. 8 mm (5/16 in)径の穴をテンプレートを使ってインナーフェアリングにあけます。
6. 図5を参照してください。ガスケット(2)とGPSマウント(1)をインナーフェアリングの面に合わせ、マウントの上の穴と前のステップであけた穴を揃えます。
7. スクリュー(4)の1本を上の穴に仮に通し、GPSマウントの調整をサポートします。
8. 図3を参照してください。GPSマウントとガスケットをテンプレートとして使い、インナーフェアリングの面の下側のマウント穴の位置をマークします。ガスケットのガイド穴(3)をテンプレートとして使い、配線取り回し穴の位置をマークします。
9. スクリュー、GPSマウント、ガスケットをインナーマウントから取り外します。
10. 8 mm (5/16 in)径の穴を下側の取り付け位置にインナーフェアリングからあけます。 17 mm (11/16 in)径の穴を配線取り回し位置にインナーフェアリングからあけます。
注記
図2を参照してください。Zumo 590を取り付ける場合:より大きなハーネスオーバーモールドを配線取り回し穴に通すためには、17 mm (11/16 in)径の穴をさらに削って広げる必要があります。インナーフェアリングリブにぶつからないよう、内側に向かって広げてください。
111/16インチドリル
2Zumo 590ハーネスが通るよう穴を広げる
3リブの背面
4リブ
図2。 リブにぶつからないように穴を広げる
1ガスケット
2配線取り回しガイド穴とリブ
3ガイド穴
図3。 ガスケットリブとガイド穴を取り外す
11. 図3を参照してください。ガスケット(1)から配線取り回しガイド穴とリブ(2)4個を取り外します。
12. 図5を参照してください。GPSマウントとガスケットをスクリュー(4)、フラットワッシャー(5)、およびロックナット(6)でインナーフェアリングに取り付けます。を5.6–6.8 N·m (50–60 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
13. GPSシステムキットからハーネスとクレードルを用意します。
注記
ハーネスのヒューズホルダー、およびZumo 590のUSBコネクターは、穴に装着するために開けてください。
14. 前にあけた17 mm (11/16 in)径の穴からハーネスを挿入します。
15. スプリットグロメットをハーネス周りの17 mm (11/16 in)径穴に挿入します。
クレードルの取り付け
1. 図5を参照してください。GPSシステムキットからブッシング(H)4個を取り付け、クレードルマウント穴の後部に挿入します。
2. クレードルをGPS マウントに合わせます。マウントのスロット(G)からハーネスを出します。
3. クレードルの穴の1つ、およびGPS マウントの対応するネジ穴に1 本のボタンヘッドスクリュー(3)を挿入しますが、完全に締めないでください。
4. 残りのボタンヘッドスクリュー(3)3本を取り付けます。スクリュー4本を徐々に1.58–2.26 N·m (14–20 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
5. ラジオ搭載モデルの場合: オーディオケーブルの3.5 mmジャックプラグをハーネスのオーディオ出力ポートに接続します。 ラジオ非搭載モデルの場合: イアバッドまたはイアホンジャックをGPSユニットのオーディオ出力ポートに接続します。
注記
フェアリングからハーネスとケーブルをさらに引いて、ハーネス(およびオーディオケーブル、装着時)の長さを調節する必要があることがあります。
配線の取り回しと接続
1. 図4およびサービスマニュアルのインターコネクトハーネス配線図を参照してください。 ヘッドランプの近くにある車両メインハーネスのポジションランプ回路[29B]の黒(1)とオレンジ/白(2)配線を使って進めます: 回路[29B]の配線を使用していない場合、および配線の先のメスタブコネクターがそのままの場合:回路[29B]の配線が使用中の場合:
a. 車両メインハーネスに回路[29B]の黒(1)およびオレンジ/白(2)配線を固定しているテープをはがします。
b. 図5を参照してください。キットから押すタブターミナル(9)とハウジング(10)を用意します。サービスマニュアルの指示に従って、ターミナルをロードテックZumo 電源ハーネス(F)の空いた先にクリンプします。ターミナルと配線を各タブハウジングに挿入します。
c. 電源ハーネスの赤配線/タブハウジングを未使用回路[29B]のオレンジ/白配線とタブハウジングに接続します。
d. 電源ハーネスの黒配線/タブハウジングを回路[29B]の黒配線/タブハウジングに接続します。
e. 車両メインハーネスのコネクター[29B]から既存のアクセサリーを外します。
f. 図5を参照してください。マルチアクセサリーY型ハーネス(品目DおよびE、別売り)を用意します。
g. 各ハーネスのシングルターミナルをコネクター[29B]の対応するカラー配線ターミナルに接続します。
h. すべてのアクセサリーを各Y 型ハーネスの使用可能な2 個のコネクターに接続します。
1黒色アース用配線
2オレンジ/白配線
図4。 GPS 接続用配線
2. キットから2 A ヒューズ(11)1 個を用意し(2 個目は予備)、GPS ハーネスのヒューズホルダーのカバーを開きます。ヒューズをヒューズホルダーに接続してカバーを閉じます。
3. ラジオ搭載モデルの場合: オーディオケーブルをハンドルバー用の穴からインナーフェアリングの外へ取り回します。クリップ(12)を使ってインナーフェアリングに合わせてケーブルを固定します。
注記
ジャックプラグをラジオポートソケットに取り付ける場合:
  • ラバーシールの外側の端を伸ばします。
  • プラグをラジオユニット前のAUX ポートに取り付けます。
  • ラジオユニットポートを密閉するよう、シールを元の形にゆっくり戻します。
こうすることで、ソケットからプラグが「跳ね返る」のを防ぐことができます。
4. オーディオケーブルの3.5 mm ステレオジャック(ラバーブーツ取り付けた状態で)をラジオの前のAUX ポートに取り付けます。
5. 3 本のケーブルストラップ(13)を使ってゲージやその他のフェアリング下のパーツに配線が触れないようにします。
6. 全モデル: GPSキット内の説明に従って、クレードルマウントにロードテックZumo GPSユニットを取り付けます。
注記
メインヒューズ取り付けに、イグニッション/ランプキースイッチがオフになっているか確認します。
7. イグニッション/ランプキースイッチがオフになっていることを確認してください。 サービスマニュアルを参照し、説明に従ってメインヒューズを取り付けます。
8. ロードテックZumo ユニットが適切に動作するかテストします。
9. アウターフェアリングとウィンドシールドを取り付けます。サービスマニュアルを参照してください。
交換用パーツ
図5。 交換用パーツ、ロードテック 660 GPS フェアリングマウントキット
表1。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
フェアリングマウント、ロードテックZumo
別売りなし
2
ガスケット、ロードテックZumoフェアリングマウント
別売りなし
3
スクリュー、ボタンヘッド、ロックパッチ、M4 x 10 (4)
別売りなし
4
スクリュー、ボタンヘッドトルクス、セムス  
2491
5
フラットワッシャー、6.4 mm (1/4 in.)内径 (4)
6703
6
六角ロックナット、1/4-20 (2)
7686
7
グロメット、スプリット
別売りなし
8
穴開けテンプレート
別売りなし
9
タブターミナル、オス、No. 14-18 AWG (2)
9853
10
ハウジング、タブターミナル、オス、ワンウェイ (2)
72053-92
11
ヒューズ、ブレードタイプ、2A (2)
54305-98
12
クリップ、裏側接着剤付(3)
10271
13
ケーブルストラップ(10)
10006
キットには含まれない本文中記載の引用品目(Zumo 660/665について記載):
A
クレードル、Zumo GPS
B
カバー、クレードル
C
オーディオケーブル
D
ハーネス、マルチアクセサリー(黒配線)(別売り)
E
ハーネス、マルチアクセサリー(オレンジ/白配線)(別売り)
F
電源ハーネスアッセンブリー、ロードテックZumo
G
スロット
H
ブッシング(4)