XLストップ/テール/ターンシグナルおよびライセンスプレートリロケーションキット
J048112015-04-14
概要
キット番号
73279-10
モデル
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店にお問い合わせください。
装着に必要となる追加部品
このキットは、特定のモデルにおいてサドルバッグキットを取り付ける際に必要となります。使用できるサドルバッグキット、モデルの適合情報、または装着に必要となる追加部品については、純正P&Aカタログを参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店にお問い合わせください。
必要な工具および機器
取り外しおよび取り付け手順によっては、助手による補助が必要になります。
ターミナルピック(Snap-On® TT600-3または同等品)を使用すると、このキットの取り付けが楽になります。
このキットを正しく取り付けるには、Loctite® 271スレッドロッカー及びシーラント(赤) (H-D部品番号99671-97)が必要です。
このキットを正しく取り付けるには、エレクトリカルコンタクトルーブ(H-D部品番号99861-02)または同等品が必要です。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取扱要領書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。このキットを取り付ける際は、お持ちのモデルのバイク用のサービスマニュアルが必要です。必要であればハーレーダビッドソンジャパン正規販売網店でお求め頂けます。
キット内容
図5」および「表1」を参照してください。
取り付け
準備
1. 車両をフレームの下のバイクリフトに載せ直立かつ水平にします。
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
2. サービスマニュアルを参照し、メインヒューズの外し方の説明に従うこと。
3. サービスマニュアルの説明に従ってシートを取り外します。
4. 車両の後部を持ち上げて、ショックアブソーバーの負荷を解放します。
5. サービスマニュアルの指示に従って、車両の各側の底端部のショックアブソーバーファスナーのみを取り外します。後で組み立てられるようにファスナーを保管します。
注記
特定のサドルバッグの取り付けによっては、上端部のショックアブソーバーファスナーの取り外しが必要になります。詳細については、サドルバッグで使用する手順を参照してください。
6. リアフェンダー下で作業ができるよう、さらに車両の後部を持ち上げます。
電気切断
  1. サービスマニュアルの説明に従って、以下の例外を考慮しながら、ECMを電装キャディから取り外します。
    1. ECM配線ハーネスコネクター[78B]をECMから外す必要はありません。電気コネクターは、サービスマニュアルにおいてブラケット内の数字と文字で区別されています。 ECMを左側にそっと置いて、4極ストップ/テール/ターンシグナル(STT)コネクター[18]、[19]および下の2極ライセンスプレートイルミネーターコネクター[40]が見えるようにします。
  2. ハーネス接続部の車両側で左右のSTTハーネスを識別し明確にマーキングします。
  3. 注記
    配線の色とキャビティーの場所を書き留めてから、ハーネス接続のランプ側ソケットハウジングからターミナルを外します。
  4. STTソケットハウジング[18B]、[19B]から配線とソケットターミナルを外します。ライセンスプレートイルミネーターソケットハウジング[40B]からワイヤーとソケットターミナルを外します。 後の取り付けで使用するため、ソケットハウジングは保管します。
リアフェンダー、ランプとライセンスブラケットの取り外し
注記
リフレクターマウントブロックは、両面テープでフェンダーに固定されています。はがすときは、塗装に傷が付かないよう注意してください。
  1. リアフェンダー下からリアリフレクターとマウントブロックを取り外します。 残っている接着剤をフェンダー下側から除去します。
  2. 車体からライセンスプレートを取り外します(装着時)。プレートと取り付け部品を保管します。
  3. 注記
    リアフェンダーのマウントハードウェアの位置と向きをメモし、後から組み立てられるように保管します。
  4. サービスマニュアルを参照し、記載指示に従って、以下の例外を考慮しながら、リアフェンダーとライセンスプレートブラケットの取り外しと分解を行ってください。
    1. フェンダーは車両から完全には取り外しません。
    2. リアホイールを持ち上げたり取り外したりする必要はありません。
    3. ECMキャディとリアフェンダーエクステンションの取り外しは必要ありません。シートポストは取り外すのではなく、緩めるだけにします。
  5. 車両の左側の最後部の2つのリベットを扱うには、助手の手を借りてフェンダーの上げ下げをします。ライセンスプレートブラケットマウントアッセンブリーを取り外すには、左側のみのリベットをドリルで外します。
  6. 注記
    ライセンスプレートブラケットマウントとフォルダーからライセンスプレートイルミネーターハーネスを外す際は、注意してください。
  7. ライセンスプレートブラケットマウントアッセンブリーからライセンスプレートイルミネーターを外します。イルミネーターは保管します。ブラケットマウントとスクリューは廃棄してかまいません。
ライセンスブラケットアッセンブリー
  1. 図5」を参照してください。キットから新しいライセンスプレートブラケット(5)、イルミネーターカバー(6)、スペーサー(8)、M4スクリュー(7)2本、およびライセンスプレートイルミネーター(A)を用意します。
  • 標準装備(OE)ライセンスプレートブラケットからの取り外しは国内仕様モデルに限定されます。
  • 他のすべてのモデルでは別売りとなります。
7. 図1を参照。図の順序で、イルミネーター(1)、スペーサー(2)、カバー(3)をライセンスプレートブラケット(5)に組み立て、スクリュー(4)をしっかり締めます。
8. キットのSTTリロケーション溶接部(6)、スクリュー(7)2本、フラットワッシャー(8)2本を用意します。
9. Loctite 271(赤)をきれいなネジ山に2、3滴塗ります。 図のようにライセンスプレートブラケットを溶接部に組み付け、スクリューを 13.6 N·m (120 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
注記
金属ツールを使用してブラックナットを取り付ける場合は、傷が付かないように布や紙で仕上げ面を保護してください。
10. ブラック塗装ナット(9)をSTTリロケーション溶接部の各面のねじ式スタッドに軽く取り付けます。
11. キットからリアリフレクター(10)を用意します。
12. 50~70%イソプロピルアルコールと30~50%蒸留水の混合液で、ライセンスブラケットのリフレクターマウント部の汚れを取り除きます。完全に乾くまで待ちます。
注記
リフレクターをブラケットにしっかり接着するには、周囲温度が少なくとも 16 °C (60 °F)であることが必要です。
13. リフレクターの粘着カバーからライナーをはがします。上下左右の中央合わせを意識しながら、リフレクターを、ブラケットのリフレクターマウント部にゆっくり合わせ、しっかり押しつけます。約1分間リフレクターを押さえ続けます。
注記
リフレクターを付けてから24 時間以内は、強力な洗浄、水噴射、極端な天候に晒さないでください。
粘着ボンドは、通常の室温で約72時間後に最大の粘着度になります。
1ライセンスプレートイルミネーター
2スペーサー
3イルミネーターカバー
4ボタンヘッドスクリュー(2)
5ライセンスプレートブラケット
6STTリロケーション溶接部
7六角ヘッドスクリュー(2)
8平ワッシャー(2)
9ブラック塗装ナット(2)
10リアリフレクター
11ライセンスプレートブラケット四角穴
図1。 ライセンスプレートイルミネーターの取り付け
リアランプワイヤー
1. サービスマニュアルの説明に従って、STTランプをリアフェンダーサポートカバーから外します。
注記
必要に応じて、液体石鹸、ウィンドクリーナー、全用途潤滑剤の薄膜をライセンスプレートイルミネーターワイヤーの先およびコンジットに作ります。必要に応じてフィッシュテープまたは整備士用ワイヤーを使用し、チューブにワイヤーを通します。
2. 図1を参照。ライセンスプレートイルミネーターワイヤーコンジットを、ライセンスプレートブラケットの左側の四角い穴(11)に送ります。
3. 図5」を参照してください。ワイヤーとコンジットをSTTリロケーション溶接チューブ(1)の穴(C)に送り、ワイヤーをチューブの左側のY型ジョイント(D)に押し込みます。
4. キットから新しい終端処理されたワイヤー3本(1本は黒(12)、1本は紫(11)、1本は青(10))を用意します。
5. STTリロケーション溶接部の左側ねじ式スタッド(E)に、1本のワイヤーの終端処理されていない端を送ります。配線をチューブに送り、配線をY型ジョイントに押し通します。
6. 曲線の内側を考慮して、ねじ式スタッドに、2番目のワイヤーの終端処理されていない端を送ります。両方のワイヤーとライセンスプレートイルミネーターワイヤーコンジットを、2番目のワイヤーがY型ジョイントを通るまでチューブに送ります。
7. 曲線の内側を考慮して、ねじ式スタッドに、3番目のワイヤーの終端処理されていない端を送ります。最初のワイヤー端がチューブの左前方開口部(F)へと抜け出るまで、すべてのワイヤーとコンジットをチューブに送ります。 すべてのワイヤー端が出るまでワイヤーを押したり引いたりします。
8. ライセンスプレートイルミネーターワイヤーコンジットを、ライセンスプレートブラケットでたわみがなくなるまでチューブから引き出します。ワイヤーにゆとりを持たせるためゆるみを少し引き戻します。 ライセンスプレートイルミネーターワイヤーコンジットを穴(C)の近くでSTTリロケーション溶接部にバインドするには、ケーブルストラップ(提供されていない)を使用します。
1ハウジング
2レンズ
3バルブ
4ガスケット
5リフレクター
6バルブソケット
7スプリング
8ねじなし穴
9ねじ穴
10黒色配線
11紫ワイヤー
12青ワイヤー
13保護チューブ
14リセスカバー
15ロックワッシャー
16ジャムナット
17バルブソケットキャビティー内の穴
図2。 ストップ/テール/ターンシグナルランプ(右側を表示)
9. 図2」を参照してください。小型のドライバーを左側STTランプのレンズ(2)底部のスロットに挿入し、ひねってハウジング(1)からレンズを外します。 バルブ(3)を押しこみ反時計方向に回して外します。後の取り付けで使用するため、レンズとバルブは保管します。
注記
リフレクターバルブソケット(6)のキャビティーの位置と各ワイヤーの色をメモしてから外します。紫ワイヤー(11)は、バルブソケットの位置決めタブの最も近くとなります。キット付属の新しいワイヤーは必ず同じキャビティーに取り付けてください。
10. リフレクターバルブソケット(6)の2本のワイヤー位置と色をメモします。リフレクター(5)からバルブソケットとスプリング(7)をスライドさせます。バルブソケットからワイヤーとボタンターミナルを外します。
11. 直角のピックまたは3 mm (7/64 in)の六角キーをバルブソケットキャビティーから穴(17)を通して差し込みます。ランプハウジングからリフレクターを引き外します。 リフレクターまたはハウジングからラバーガスケット(4)を外します。
12. リフレクターの裏からグランドターミナルと黒ワイヤー(10)を外します。 保護チューブ(13)と3本の配線すべてをランプハウジングのねじ山のない穴(8)から出し、廃棄します。
注記
くぼみカバー、ロックワッシャー、ジャムナットを同じ向きと順序で取り付けてからワイヤーをストップ/テール/ターンシグナルハウジングに送ってください。
13. STTリロケーション溶接部にすでに取り付けてあるジャムナット(16)に対し、ロックワッシャー(15)を左側ねじ式スタッドに配置します。図の向きでスタッドに黒のリセスカバー(14)を取り付けます。
14. STTリロケーション溶接部の左側ねじ式スタッドからワイヤーを挿入し、ランプハウジング(1)のねじ穴(9)とラバーガスケット(4)の中央に通します。
15. ランプハウジングをスタッドに固定します。溶接部スタッドとランプを組み立てる際、ワイヤーがねじれたり破損していないことを確認します。リセスカバーをランプハウジングの穴とくぼみに合わせます。ロックワッシャーはリセスカバーの穴の内側に合います。 レンズが後方を向き地面と平行になるようにランプハウジングを合わせます。ハウジングを所定の位置で押さえたまま、ロックワッシャーに対してジャムナットを手で締めます。
16. 新品の黒色配線(10)のターミナルをリフレクター(5)後部のキャビティーにカチッとはまるまで挿入します。 青ワイヤー(12)と紫ワイヤー(11)をリフレクター(5)の中央、スプリング(7)に通し、ボタンターミナルをリフレクターバルブソケット(6)の適切なスロットとキャビティーに挿入します。
17. 次のようにランプを組み立てます:
a. スプリングとバルブソケットをリフレクターに挿入し、リフレクターのスロットとソケットのタブを合わせます。
b. ラバーガスケットにリフレクターアッセンブリーを合わせ、リフレクターのタブとガスケットのスロットを合わせます。
c. リフレクターアッセンブリーを取り付け、リフレクターのタブとランプ内側のスロットを合わせ、ランプハウジング内側のワイヤーを約50–100 mm (1–2 in)残します。 STT溶接部の前方開口部の各ワイヤーをゆっくり引き、チューブ内側から余ったワイヤーを取り出します。
d. 両手親指を使って、リフレクターアッセンブリーの端に均等に力を加えて完全に装着します。
e. エレクトリカルコンタクトルブリカント(H-D 部品番号99861-02)または同等品を、リフレクターソケットとバルブ下の接点に十分塗布します。バルブを押しこみ時計方向に回して取り付けます。
f. ランプハウジングにレンズを取り付け、完全にカチッとはまるまで親指でゆっくり力を加えます。レンズを回し、スロットをランプの下に配置します。
18. 図5」を参照してください。キットの保護チューブ(14)を用意し、同じ長さにカットしたものを2個作ります。
注記
必要に応じて、液体石鹸、ウィンドクリーナー、全用途潤滑剤の薄膜を保護チューブ外側に作ります。
19. 3本のSTTランプワイヤーと各側のSTTリロケーション溶接部の前方開口部(F)に保護チューブ1本をスライドさせます。さらに、少なくともY型ジョイント部、または可能な限りSTTランプハウジング(推奨)に到達するまでチューブをスライドさせていきます。
20. 右側STTランプでもステップ4 ~ 19を繰り返します。
リアフェンダー、ランプとライセンスブラケットの取り付け
1. 図5」(上部挿入図)を参照してください。キットの左側リフレクターマウントブラケット(22)とポップリベット(23)を用意します。ブラケットをフェンダーの内側左に位置決めし、取り付け穴とフェンダー内の穴(ドリルで外したリベットによる)を合わせます。右側の類似のブラケットを参照します。
2. ブラケットをフェンダーに取り付けて、ポップリベットをフェンダーの外側から挿入します。
3. 国内仕様モデルのみ: リフレクターをブラケットにしっかり接着するには、周囲温度が少なくとも 16 °C (60 °F)であることが必要です。
a. 別売りのリアリフレクター(L)を用意します。
b. 50~70%イソプロピルアルコールと30~50%蒸留水の混合液で、ブラケットのリフレクターマウント部の汚れを取り除きます。完全に乾くまで待ちます。
c. リフレクターの粘着カバーからライナーをはがします。上下左右の中央合わせを意識しながら、リフレクターを、ブラケットのリフレクターマウント部にゆっくり合わせ、しっかり押しつけます。約1分間リフレクターを押さえ続けます。
注記
リフレクターを付けてから24 時間以内は、強力な洗浄、水噴射、極端な天候に晒さないでください。
粘着ボンドは、通常の室温で約72時間後に最大の粘着度になります。
4. おおよその取り付け位置を決めるには、助手の手を借りてフェンダーの上げ下げをします。シートポストを指で締めます。
注記
H-Dスマートセキュリティシステムを装着した車両の場合:アンテナハーネスが、車両右側のオイルタンクとフェンダーの間を上に伸びており、フェンダーとフレームクロスメンバーの間に挟み込まれていないことを確認します。
5. サドルバッグまたはドッキングポイントを取り付ける場合:サドルバッグまたはドッキングポイントを取り付けない場合:
a. サドルバッグまたはドッキングポイントキットからフェンダーマウントハードウェアを取り出し、そのキットの説明書に従って取り付けてください。
b. ステップ6に進みます。
c. 先ほど取り外したOEフェンダーマウントハードウェアを取り出します。
d. ワッシャーをねじ山に配置し、スクリューを車両の各側のフェンダーサポートカバー、フェンダーサポート、フェンダーの前方の穴に取り付けます。
e. ナットをスクリューに取り付けますが、この時点では完全に締めないでください。
f. 図3を参照。ナットプレートを1番後方のフェンダーマウントスクリュー(5)に固定したとき、各ナットプレート(2)のタブ(3)がフェンダーブレース(1)のスロット(4)にはまることを確認します。
g. ワッシャーをねじ山に配置し、残りのスクリューを車両の各側のフェンダーサポートカバー、フェンダーサポート、フェンダーの最も後ろの穴に取り付けます。
h. タブ付きのナットプレートをスクリューにはめて、タブをフェンダーブレーススロットにしっかり保持できるようスクリューを締め付けます。
1リアフェンダーブレース
2ナットプレート(2)
3タブ
4スロット
5マウントスクリュー(2)
図3。 リアフェンダーナットプレート
6. 図4を参照。キットから先ほど外したリアフェンダーサポートカバー(3)、前セクションのSTTリロケーションアッセンブリー(5)、5/16-18 TORX®ボタンヘッドスクリュー(6)、スペーサー(7)、六角フランジナット(8)を取り出します。
1リアフェンダーサポート
2リアフェンダー
3リアフェンダーサポートカバー
4リフレクターマウントブラケット
5テール/ストップ/ターンシグナルリロケーションアッセンブリー
6トルクスヘッドスクリュー
7スペーサー
8六角フランジナット
図4。 リアフェンダーアッセンブリー
7. 車両の各側で、スペーサーを図のようにフェンダーサポートの最後から2つ目の穴に配置します。1つのマスキングまたは家庭用テープを使用して、スペーサーをリアフェンダーサポート(1)に固定します。スクリューが貫通するようテープに穴を作ります。
8. STTリロケーションアッセンブリーを固定し、リロケーションアッセンブリーの前方マウント穴、サポートカバーの最後から2つ目の穴、スペーサー、フェンダーサポート、リアフェンダーのマウント穴にスクリューを挿入します。 フランジナットをねじ山に挿入します。この時点では完全に締めないでください。
9. 反対側でもステップ6 ~ 8を繰り返します。
10. フェンダーマウントハードウェアをすべて以下の手順で締め付けます:
a. スクリューとシートポストを 10.8–17.6 N·m (8–13 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
b. ドッキングポイントを取り付ける場合:フェンダーの両側で前方および最も後ろのフェンダーサポートスクリュー(ドッキングポイント付き)を 28.5–33.9 N·m (21–25 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。 ドッキングポイントを取り付けない場合:フェンダーの両側で前方および最も後ろのフェンダーサポートスクリューを 14.9–24.4 N·m (11–18 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
c. リロケーションブラケットを可動域で上下に調整し、リロケーションブラケットスクリューを 28.5–33.9 N·m (21–25 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
d. レンズが真っ直ぐ後方を向き、視界が適切に得られるように、STTランプを合わせます。ブラックナットの仕上げを布または紙で保護して、損傷を防ぎます。ランプハウジングを所定の位置で押さえたまま、ロックワッシャーに対して黒い左右のジャムナットを 14.9–24.4 N·m (8–13 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
リアランプワイヤー接続
  1. 取り外し時に書き留めたメモを参照して、ライセンスプレートイルミネーター配線ソケットターミナルを、前に取り外した2極ソケットハウジングの正しいキャビティーに挿入します。
  2. 図5」を参照してください。キットのライセンスプレートイルミネーターハーネスエクステンション(15)、ピンハウジング(24)、(25)、ソケットハウジング(26)、(27)を用意します。2013年以前のモデルでは、品目(24)、(26)をワイヤーハーネス(15)の端部に接続します。2014年以降のモデルでは、品目(25)、(27)をワイヤーハーネス(15)の端部に接続します。ピンハウジングをライセンスプレートイルミネーターソケットハウジングに接続します。
  3. 左側で、ライセンスプレートイルミネーター配線および保護チューブを、リフレクターブラケット(22)の3つのアッパークリップ(G)、プラスチックリアフェンダーエクステンション(マッドフラップ)の幅広のプラスチッククリップ(J)後部、フェンダーの前方、フェンダーのワイヤー通し穴(K)へと取り回します。
  4. 各側で、STTワイヤーおよび保護チューブを、リフレクターブラケットの3つのロアクリップ(H)、幅広のプラスチッククリップ後方、ワイヤー通し穴へと取り回します。
  5. STTワイヤーおよび保護チューブを車両ハーネス上の4極STTコネクター[18A]、[19A]へと取り回します。簡単に接続できるように、50–100 mm (2–4 in)余分に取り、終端処理されていないワイヤーとチューブを切断します。
  6. キットからソケットターミナル(13)6個と標準装備の配線から取り外した4極ソケットハウジングを取り出します。
  7. サービスマニュアルの指示に従い、ターミナルをSTTワイヤーに圧着します。 取り外し時に書き留めたメモを参照して、STTソケットターミナルをソケットハウジングの正しいキャビティーに挿入します。
  8. ソケットハウジングを車両ハーネスのピンハウジング([18A]、右および[19A]、左]に接続します。シート下のエリアにコネクターと配線を押し込みます。
  9. ECMをECMキャディに取り付けて、シートにしっかりはまり固定されるように配線を調整します。
通常使用状態に戻す
注記
サドルバッグを取り付けるために、上端のショックアブソーバーファスナーを取り外した場合は、この時点で取り付けます。詳細については、サドルバッグで使用する手順またはサービスマニュアルに記載された手順を参照してください。
1. サービスマニュアルの指示に従って、車両の各側の底部のショックアブソーバーファスナーを取り付けます。
2. バイクのリフトを下げて、ジフィースタンドにバイクを立てられるようにします。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
3. サービスマニュアルの説明に従ってシートを取り付けます。
注記
メインヒューズを取り付けるに、イグニッションキースイッチがオフ(OFF)になっていることを確認します。
4. サービスマニュアルを参照し、説明に従ってメインヒューズを取り付ける。
5. イグニッションキースイッチをイグニッション(IGNITION)に入れるが、エンジンはかけないこと テール/ストップ/リアターンシグナルおよびライセンスランプが正しく動作するか確認します。
6. 標準装備取り付け用の部品を使用して、ライセンスプレート(装備されている場合)を車両に取り付けます。
交換用パーツ
図5。 交換用パーツ、XLリアストップ/テール/ターンシグナルおよびライセンスプレートリロケーションキット
交換用パーツ
表1。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ストップ/テール/ターンシグナル(STT)リロケーション溶接部
別売りなし
2
スクリュー、ボタンヘッド、TORX®、5/16-18 x 41 mm (1⅝ in)ロング(2)
3148
3
スペーサーワッシャー、5.6 mm (0.22 in)厚(2)
5792
4
フランジ六角ナット、5/16-18(2)
7531
5
ブラケット、ライセンスプレート
別売りなし
6
カバー、ライセンスプレートイルミネーター
別売りなし
7
六角ソケット、ボタンヘッドキャップスクリュー、M4-0.7 x 8 mm (0.31 in)ロング(2)
3146M
8
スペーサー、ライセンスプレートイルミネーター
別売りなし
9
ワイヤーハーネスコンポーネント、ターンシグナル(品目10から14を含む)
別売りなし
10
  • 配線、青(2)
単品販売なし
11
  • 配線、紫(2)
単品販売なし
12
  • 配線、黒(2)
単品販売なし
13
  • ソケットターミナル、No.18 ~ 22 ゲージ(6)
別売りなし
14
  • 保護チューブ
別売りなし
15
ハーネスエクステンション、ライセンスプレートイルミネーター
別売りなし
16
リセスカバー、ターンシグナルハウジング、黒(2)
68864-10
17
ロックワッシャー、らせんスプリング、8 mm (5/16 in)公称内径(2)
7042
18
六角ジャムナット、黒、5/16-24(2)
別売りなし
19
スクリュー、六角ヘッド、1/4-20 x 22 mm (⅞ in)ロング(2)
3802W
20
フラットワッシャー、6.4 mm (¼ in)公称内径(2)
6235
21
リフレクター(リア)、赤
59988-72A
22
ブラケット、リフレクターマウント(左)
68857-07
23
ポップリベット(2)
8692
24
ハウジング、Amp 2極ソケット
73152-96BK
25
ハウジング、Amp 3極ソケット
73153-96BK
26
ハウジング、Amp 2極ピン
73102-96BK
27
ハウジング、Amp 3極ピン
73103-96BK
キットには含まれない本文中記載のアイテム:
A
標準装備(OE)ライセンスプレートイルミネーター(国内仕様モデルのみ)
ライセンスプレートイルミネーター、H-D部品番号68183-07 (ほかのすべてのモデル)
B
ライセンスプレートブラケットの四角形穴
C
STTリロケーション溶接部チューブ内のイルミネーターワイヤー入口穴
D
STTリロケーション溶接部チューブ内のY型ジョイント部(左右)
E
リロケーション溶接部チューブ内のSTTランプワイヤー入口穴(左右)
F
ターンシグナルリロケーション溶接部チューブの前先端(左右)
G
リアリフレクターブラケットのアッパークリップ(3) (品目22)
H
リアリフレクターブラケットのロアクリップ(3) (品目22)
I
リアフェンダー(断面図)
J
プラスチックリアフェンダーエクステンション(マッドフラップ)の幅広ワイヤークリップ(左右)
K
フェンダーのワイヤー通し穴(左右)
L
左側リフレクター(赤)、H-D部品番号69490-07 (国内仕様モデルにのみ必要)