ツーリングロープロファイルリアサスペンションキット
J047542018-10-12
概略
キット番号
54635-09
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
装着に必要となる追加パーツ
このキットを使用するには、別途エアポンプ(部品番号54630-03A)を購入する必要があります。 このパーツはハーレーダビッドソン販売店にてお買い求め頂けます。
キット内容
図4」および「表2」を参照してください。
取り付け
1. シートを取り外します。 オーナーズマニュアルを参照してください。
警告
取り付けはエンジンが冷えた状態で行ってください。 エンジンが熱いときにエキゾーストシステムまたはその付近で作業を行うと重度の火傷を負うおそれがあります。 (00311b)
警告
装飾用のサスペンション構成部品を取り付けると、コーナリングのクリアランスに影響する時があります。 これによってライダーの注意力が散漫になり、制御を失ったり、死亡したり重傷を負う原因となるおそれがあります。 (00431b)
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
2. メインヒューズを取り外します。 オーナーズマニュアルを参照してください。
3. バイクの後ろ側を持ち上げ、後輪を浮かせます。 フレーム下に適切なブロック等を入れバイクを支えます。
注記
新しいショックの取り付けで使用するため純正ファスナーは保管します。
4. バイクからサドルバッグを取り外します。 サドルバッグの取り外し方については、Touringモデル用オーナーズマニュアルを参照してください。
5. エアポンプ(部品番号54630-03A)をバイクのリアエアサスペンション調整バルブに締めます。 バルブの位置については、ツーリングモデル用オーナーズマニュアルを参照してください。 3から5 psi加え、ラインをクリアーします。50 psi以上加えないでください
6. ポンプゲージ下にあるプレッシャーリリーブバルブを使い、リアサスペンションから圧力を逃がします。
警告
サスペンションのエア抜き作業を行うときは、細心の注意を払ってください。 潤滑剤を含んだ水分が漏れてリアホイール、タイヤやブレーキコンポーネントに入り、車両のトラクションが低下するおそれがあります。また、その結果、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00084a)
7. 図1」および「図2」を参照してください。 ショックアブソーバーフィッティングのエアホースフィッティングからエアホースを外します。
注記
エアホースフィッティングに対してプラスチックカラーを押しつけ、エアホースの取り外しおよび取り付けを行います。
注記
エアサスペンションのショックアブソーバーにはオイルが注入されているため、常に上向きにし漏れないよう注意してください。
1エアホース固定具
図1。 リアショックアブソーバー
1エアホース
2エアホース固定具
3プラスチックカラー
図2。 エアホースの取り外しと取り付け
1ボルト
2スプリングワッシャー
3平ワッシャー
図3。 リアショックアブソーバーの取り外し
8. 図3」を参照してください。 ロアマウントボルト(1)、スプリングワッシャー(2)、およびフラットワッシャー(3)をショックアブソーバーから取り外します。
9. アッパーマウントボルトとワッシャーをショックアブソーバーから取り外します。
10. ステップ9で取り外したワッシャーをアッパーショックボルトに取り付け、ショック上側のブッシングに押し込みます。
11. アッパーショックマウントボルトのスクリュー山、露出部分にスレッドロッカー(ねじロック剤)を2、3滴垂らします。LOCTITE 243 MEDIUM STRENGTH THREADLOCKER AND SEALANT (LOCTITE 243中強度スレッドロッカーシーラント) (青) (99642-97)
12. 新しいショック上部をフレームに留めます。 アッパーショックボルトを固定します。 締め付けます。
トルク: 47–54.2 N·m (35–40 ft-lbs)
13. ステップ8で取り外したワッシャーをロアショックボルトに取り付け、ショック下側のブッシングに押し込みます。
14. ロアショックマウントボルトのスクリュー山、露出部分にスレッドロッカー(ねじロック剤)を2、3滴垂らします。LOCTITE 243 MEDIUM STRENGTH THREADLOCKER AND SEALANT (LOCTITE 243中強度スレッドロッカーシーラント) (青) (99642-97)
15. 新しいショック下部をスイングアームに留めます。 ロアショックボルトを固定します。 締め付ける。
トルク: 47–54 N·m (35–40 ft-lbs)
16. ステップ6で外したエアホースを新しいショックエアホースフィッティングに留めます。
ご注意
取り付け後、エキゾーストシステム構成部品に付いた指紋を全て拭き取ってからエンジンを始動させてください。 手に付いたオイルによってエキゾーストシステムの仕上げ部分に汚れが付着すると、取れなくなる場合があります。 (00346a)
ご注意
サスペンションに対する最大空気圧を超えないようにしてください。 エアサス内の空気圧は急速に高くなります。 そのため、低圧のラインプレッシャーを使用してください。 これを怠るとコンポーネントを損傷するおそれがあります。 (00165b)
17. ショックアブソーバーのエアポンプをリアエアサスペンション調整バルブに締めます。 リアエアサスペンションシステムに圧力を加え空気漏れがないか確認します。 ライダーが快適に乗れ、負荷条件の変化に対応できるよう、空気圧を調整します。 241 kPa(50 psi)を超えないよう注意してください。
18. サドルバッグを取り付けます。
19. メインヒューズを取り付けます。 オーナーズマニュアルを参照してください。
20. シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。 オーナーズマニュアルを参照してください。
表1。 ツーリングサスペンション推奨空気圧
車両への負荷重量
総重量
圧力
LB.
KG
PSI
kPa
一人乗り
最大150
最大68
0
0
150 ~ 200
68-91
0 ~ 10
0 ~ 69
200 ~ 250
91-113
10 ~ 20
69 ~ 138
250 ~ 300
113 ~ 136
20 ~ 30
138 ~ 206
300超
136超
30 ~ 50
206 ~ 345
一人乗りで荷物18kg(40lbs)
最大150
最大68
10 ~ 20
69 ~ 138
150 ~ 200
68-91
20 ~ 30
138 ~ 206
200 ~ 250
91-113
30 ~ 40
206 ~ 276
250 ~ 300
113 ~ 136
40 ~ 50
276 ~ 345
300超
136超
50
345
ライダーとパッセンジャー
全て
全て
40 ~ 50
276 ~ 345
最大GVWR
全て
全て
50
345
P&AのTour-Pakを取り付けている場合は、ショックに34 ~ 69 kPa (5 ~ 10 psi)を加えます。
リアショック圧は345kPa(50psi)を超えないよう注意してください。
交換用パーツ
図4。 交換用パーツ: ローダウンリアサスペンションキット
表2。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ロープロファイルリアショックアブソーバー(2)
54662-09