ピストン、883から1200に変換
J051012020-11-20
概略
キット番号
22698-01A, 22700-01A
適合モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたは www.harley-davidson.com内のパーツ&アクセサリーページ(英語版のみ) をご覧ください。
注記
エンジン関連の性能部品は、高性能車両およびレース用車両向けに開発されており、汚染制御車両用に販売や使用することは違法です。 このキットは、車両の限定保証が制限されたり、無効になる場合があります。 エンジンに関連した性能向上パーツは、経験豊富なライダーのみを対象にしています。
装着に必要となる追加パーツ
最新版の取り扱い説明書を使用していることを確認してください。 以下から利用可能です: www.harley-davidson.com/isheets
ハーレーダビッドソン社のカスタマーサポートセンター(1-800-258-2464 (米国内のみ)または1-414-343-4056)にお問い合わせください。
    これらのアイテムは、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手いただけます。
  • 1986〜2003年モデル: ガスケットキット (部品番号17032-91)の別途購入。
  • 2004年以降のモデル: ガスケットキット (部品番号17049-04A)の別途購入。
  • シリンダートルクプレート (部品番号HD-33446-2A)の別途購入
  • トルクボルト (部品番号HD-33446-4)の別途購入。
  • ピストンピンリテーニングリング取付工具(部品番号HD-34623-C)の別途購入。
  • キャブレーターモデル: Screamin' Eagle Pro イグニッションレースチューナー、またはScreamin' Eagle Pro イグニッションモジュールの別途購入。
  • EFIモデル: Screamin' Eagle Pro EFIレースチューナーの別途購入。
ご注意
このキットを取り付ける際には必ずECM (電子制御モジュール)を再調整する必要があります。 ECMの再調整が適切に行われないと、エンジンに深刻なダメージを与えるおそれがあります。 (00399b)
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容:
図4」および「表3」を参照してください。
取り外し
警告
誤って車両が始動しないようにしてください。死亡や重傷の原因となります。 エンジンのマイナス(-)バッテリーケーブルを先に外し、次にバッテリーからプラス(+)ケーブルを外します。 (00280b)
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
  1. バッテリーケーブルを、マイナス(-)ケーブルから順に外します。
  2. シリンダーヘッド、シリンダー、ピストンの取り外しについては、サービスマニュアルのENGINEセクションに記載される手順に従ってください。
ボーリング加工とホーニング加工の手順
注記
1986 - 2008年モデルの車両: XL 883シリンダーにボーリング加工を施す代わりに、XL 1200ccシリンダーが、ハーレーダビッドソン販売店で入手いただけます。 入手可能なシリンダーと備品情報に関しては、Screamin' Eagle Pro カタログを参照してください。
2009年以降の車両: 元のシリンダーには、必要なサイズで穴が開けられません。 新品のXL1200 シリンダーを別途購入する必要があります。 入手可能なシリンダーと備品情報に関しては、Screamin' Eagle Pro カタログを参照してください。
  1. ボーリング加工とホーニング加工の次の手順を参照し、サービスマニュアルの該当するENGINEセクションを見てください。
  2. シリンダーを取り外した後、ヘッドガスケットとベースガスケットの表面が平坦かどうか確認します。 ガスケットの全ての表面からバリを取り除きます。
  3. 取り付け: サービスマニュアルのENGINEセクションに記載される締め付け手順に従って、トルクボルトを締め付けます。
    1. 元のヘッドガスケット とベースガスケット。
    2. シリンダートルクプレートP/N HD-33446-A。
    3. トルクボルト P/N HD-33446-4。
  4. 注記
    適切に締め付けられ、ガスケットに取り付けられたトルクプレートが、エンジン作動状態をシミュレーションします。 測定値の誤差は、トルクプレートなしで、 0.001インチです。
  5. ガスケットとトルクプレートを取り付けた状態で、シリンダーに穴を開けます。 シリンダーに、希望する出来上がりサイズ より 0.003インチ小さい穴を開けます。
  6. 注記
    ピストンを使って、出来上がりサイズを決定します。 ピストンからシリンダーへのフィットについては、図1を参照してください。
  7. 図1 」を参照。 ピンピストンピン穴の両側から水平に90度、ピストンからシリンダーへの適合を決めるスカートの 最も低い部分から0.144インチ上(2)でピストン幅(1)を測定します。
  8. 280グリットのリジッドホーンを使用して研磨した後、240グリットのフレキシブルホーンを使用して、シリンダーを仕上げ寸法まで研磨します。 ホーニング加工は、トルクプレートを取り付けた状態で行います。 全てのホーニングは、シリンダーの下部(クランクケース)端から行います。 ピストン摺動部で60度のクロスハッチパターンを維持します。
  9. 図2 」を参照。 機械加工とホーニング加工のあと、シリンダーライナー内側の下端(1)を面取りします。 面取りすると、表面に傾斜がつき、ピストンリング上でシリンダーの取り付けが簡単になります。 平面に対するライナーの先端を断ちます。 機械加工の後、ライナー(2)の下端がやや鋭くなります。 シリンダーの取り付け中に、この鋭くなった端が損傷の原因となる可能性があります。
1ピストン幅
2測定エリア
図1。 ピストン測定
表1。 仕様
アイテム
in
シリンダーにフィット(ルーズ)
0.0025 - 0.0035
トップリングのエンドギャップ
二つ目のリングエンドギャップ
オイルコントロールリングレールギャップ
0.010 - 0.020
0.010 - 0.020
0.010 - 0.050
表2。 サービスリミット
アイテム
in
シリンダーにフィット(ルーズ)
0.005
トップリングのエンドギャップ
二つ目のリングエンドギャップ
オイルコントロールリングレールギャップ
0.030
0.030
0.060
1面取りの内側
2シリンダーラインの下端
3シリンダーラインの外壁
4シリンダーラインの内壁
図2。 面取りの内側とシリンダーライナーの下端
取り付け
ピストンの取り付け
注記
新品の1200ccピストンは、エンジンの前部に向いているスラスト面に取り付けられます。 新品のピストンは、フロントシリンダーまたはバックシリンダーに特定されていません。 どの新品ピストンでもどちらかのシリンダーに取り付けます。
ピストンリングの側面に適切なクリアランスとエンドギャップがあるかどうか確認します(該当するSportsterサービスマニュアルを参照してください)。 隣接するリングの終端のギャップが90度ずつ離れて取り付けられていることを確認してください。
1ピストンピンロックリング
2ピストンピンリテーニングリングインストーラー(HD-34623-C)
図3。 サークリップの取り付け
  1. 該当するサービスマニュアルのENGINEセクションにあるアッセンブリーとトルク仕様に従ってください。
ピストンピンサークリップの取り付け
  1. 図3を参照してください。 ピストンピンリテーニングリング(サークリップ)インストーラー (2)にサークリップ(1)を挿入します。
  2. ツールのハンドルを一緒に絞り、サークリップをピストンのスロットに挿入します。 ハンドルを放して、ツールを取り外します。
  3. 残りのサークリップもこの手順を繰り返します。
バルブからピストンまでのクリアランスを確認
注記
以下のステップで記載されるバルブとピストン間のクリアランスを確認することが重要です。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にこの点検を行ってもらうことを推奨します。
  1. クレーを3.2 mm (1/8インチ) 厚の両ピストンのクラウンに使用します(バルブがピストンと合う場所)。
  2. ガスケットキット(別途購入)に同梱の新品のガスケットを使って、サービスマニュアルの手順通りにシリンダーヘッドを取り付けます。 ヘッドとバルブトレインを組み立て、サービスマニュアルに記載されるトルク規定値に従って、メスねじの切ってあるシリンダースクリューを締め付けます。
  3. 2回転数エンジンを手で回します。
  4. ヘッドを取り外し、この薄さでクレーを測定します。
注記
クレーの最も薄い箇所が、 2.03 mm (0.080インチ)でなければなりません。 測定値が最小厚に合わない場合、バルブのノッチの深さを増やしてください。ただし、ノッチの深さが3.43 mm (0.135インチ)を超えないようにしてください 。
バルブのラジアルクリアランスも確認する必要があります。 ラジアルクリアランスは 0.050インチ (1.27mm)が推奨されます。
組み立て
1. サービスマニュアルの該当するENGINEセクションを参考にエンジンを組み立ててください。
注記
このパフォーマンス製品の性能を最大限に引き出すために、エンジンの噴射またはタイミングを再調整しなければならないことがあります。
警告
プラス(+)側のバッテリーケーブルを先に接続します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00068a)
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
2. バッテリーケーブルを接続します。その際、プラス(+)側のケーブルを先に接続します。
ご注意
このキットを取り付ける際には必ずECM (電子制御モジュール)を再調整する必要があります。 ECMの再調整が適切に行われないと、エンジンに深刻なダメージを与えるおそれがあります。 (00399b)
3. キャブレターモデル: Screamin' Eagle Pro イグニッションレースターナー、またはScreamin' Eagle Pro イグニッションモジュールを使って、キットが適切に取り付けられているかを確認します。 EFI モデル: Screamin' Eagle Pro EFIレースターナーを使って、キットが適切に取り付けられているかを確認します。
注記
診断装置は別途購入していただく必要があり、ハーレーダビッドソン販売店で入手いただけます。
エンジンの慣らし運転
最初の500マイルは、摩耗に関わる重要なパーツに関して、次のドライビングルールに従ってください:
  1. 最初の50マイルの間は、どのギアでもエンジン回転数を2500 RPM以下に保ってください。
  2. 最初の500マイルを通して、長距離でずっと安定した回転数にするのを避けて、エンジン回転数を変えます。 最初の50マイルを過ぎたら、どのギアでもエンジン回転数は3000 RPMまで許容範囲です。
  3. スロットル全開状態で、高速始動しないでください。 エンジンが温まるまでゆっくりと走行してください。
  4. 高いギアで極端に低いエンジン回転数で走行するなど、過負荷状態にならないようにしてください。
交換用パーツ
図4。 交換用パーツ: ピストン、883 ~ 1200 コンバージョン
表3。 交換用パーツ表、フロントとリアピストンキット
キット
アイテム
詳細(数量)
部品
番号
キット 22698-01A
ピストンキット
スタンダード
1
ピストン(標準)
別売りなし
2
リングセット(標準)(2)
21925-04
キット 22700-01A
ピストンキット
(+0.010)
1
ピストン (+0.010)
別売りなし
2
リングセット (+0.010) (2)
21927-04
全てのピストンキットに共通のアイテム:
3
ピストンピン(2)
22481-04
4
リテーニングリング(サークリップ)(4)
22482-04