SCREAMIN' EAGLE TWIN CAM 4.625" STROKE FLYWHEEL KIT (SCREAMIN' EAGLE TWIN CAM 4.625"ストロークフライホイールキット)
J054702012-04-17
概要
キット番号
24100007、24100011
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
キット内容
表1。 キット内容
詳細(数量)
部品番号
フライホイールアッセンブリー(1)
別売りなし
装着に必要となる追加パーツ
注記
2003年以降のモデル: SEレフティーベアリングキット(部品番号24004-03B)は、フライホイールのプライマリー側に使用してください。 ベアリングアッセンブリーに付属する説明書に従ってください。
注記
SEクランクケースを使用する場合、レフティーメインベアリングは既に取り付けられています。 ただし、追加のスラストワッシャー(部品番号8972)が必要です。
表2。 装着に必要となる追加パーツ
詳細(数量)
部品番号
4.060インチボアシリンダー
カタログを参照してください
4.060インチ/4.625インチボア/ストロークピストン
カタログを参照してください
エンジンオーバーホールガスケットキット
販売店までお問い合わせください
SEロアピストンクーリングジェット
カタログを参照してください
SEレフティーベアリングキット(上記の注記を参照)
24004-03B
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
注記
Screamin' Eagle®高性能パーツ搭載のハーレーダビッドソン車両は公道での使用ができない可能性があります。また、場合によっては閉鎖コースの競技での使用が制限されていることもあります。 エンジン関連の性能部品は、レース用に開発され、汚染制御車両に関してはカリフォルニアでの販売または使用は違法です。
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
取り付け
警告
マイナス(-)バッテリーケーブルを先に取り外します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00049a)
  1. バッテリーのマイナスケーブルから先に接続を外します。
  2. 該当するサービスマニュアルの説明に従って、シャーシからエンジンを取り外します。
  3. サービスマニュアルのエンジンのセクションを参照し、ステップに従ってエンジンを分解してクランクシャフトを取り外します。
  4. 注記
    インナーベアリングレースとスラストワッシャー1個は、新品のフライホイールにはレースとスラストワッシャーが取り付けられているため、SEレフティーベアリングキット(「図1」を参照)から廃棄することができます。
    2002年以前のモデルまたはティムケン&テーパードローラーベアリングコンバージョン装着モデルの場合は、スラストワッシャーとインナーベアリングレースの取り外しを参照し、フライホイールからインナーベアリングレース(30)とスラストワッシャー(2)を取り外してください(「図1」を参照)。
  5. 標準のクランクケース: 2003年以降のモデルの場合は、サービスマニュアルを参照し、SEレフティーベアリングキットの半分で、左クランクケースのメインベアリングの取り外しおよび取り付けを行ってください。 SEクランクケース: クランクケースにフライホイールを取り付ける際は、スラストワッシャー(4) (部品番号8972、別売り)を使用してください。
  6. 注記
    インナーベアリングレースとスラストワッシャー1個は、新品のフライホイールにはレースとスラストワッシャーが取り付けられているため、SEレフティーベアリングキット(図1)から廃棄することができます。
    2002年以前のモデルまたはティムケンテーパードローラーベアリングコンバージョン装着モデルの場合は、スラストワッシャーとインナーベアリングレースの取り外しを参照し、フライホイールからインナーベアリングレース(30)とスラストワッシャー(2)を取り外してください(「図1」を参照)。
  7. サービスマニュアルの「ボトムエンドオーバーホール: アッセンブリー」を参照し、ステップに従って、新品のクランクシャフトでエンジンを組み立てます。
  8. 該当するサービスマニュアルの説明に従って、シャーシにエンジンを取り付けます。
1フライホイールアッセンブリー(アイテム2と3を含む)
2スラストワッシャー(フライホイールを含む)
3ベアリングインナーレース(フライホイールを含む)
4スラストワッシャー(レフティーベアリングキットまたは別売りから)
5ロックリング(レフティーベアリングキットから)
6ストレートローラーベアリング(レフティーベアリングキットから)
7クランクケース(左側表記) (既存のパーツは保存)
8シール(別売り)
9スペーサー(既存のパーツは保存)
図1。 ベアリングおよびスラストワッシャーの取り付け
操作
  1. ならし運転の説明については、オーナーズマニュアルの「ならし運転のルール」を参照してください。
スラストワッシャーおよびインナーベアリングレースの取り外し
1. フライホイールサポートフィクスチャー(HD-44358)の用意は、「図2」を参照してください。 ツールの損傷を防ぐ為に、バイスの歯に真鍮製のプロテクターまたはウエスを置きます。 丸穴が上向きなるようにして、ツールをバイスに固定します。
2. 穴から右クランクシャフトエンドを挿入し、フライホイールアッセンブリーを固定具に装着します。 ツールのスロットにキザミ付きロケーティングピンをスライドさせ、クランプピンの穴を噛み合わせます。 ロケーティングピンを手で締め付けます。
1クランプ(2)を押す
2ロケーティングピン
図2。 フライホイールフィクスチャー(部品番号HD-44358)
3. 固定クランプをスロットにスライドさせ、右フライホイールの内側に半分合わせ、下のキザミ付きナットを手で締めます。 このステップを繰り返し、フライホイールの反対側に固定クランプを固定します。
注記
正しいクランプ力にするために、固定クランプは傾けないでください。 クランプが平らになるまで、外側スタッドの六角部を回します。
4. 図2」を参照してください。 スラストワッシャーの内側にウェッジアタッチメント(HD-95637-46A)を合わせ、六角ナットを同じ数だけ回し、ウェッジの半分を引き出します。
ご注意
ウェッジアタッチメントは、ベアリングインナーレースと確実に接触させるために必要な分だけ取り付けます。 ツールを必要以上に取り付けると、フライホイールが損傷します。 (00500b)
5. 3/8-16 x 6-1/2インチのボルト2個と平ワッシャーを用意します。 ボルトに平ワッシャーを取り付けます。 ブリッジ、フォーシングスクリュー、および強化プラグをメインシャフトベアリングインナーレースプーラー/インストーラー(HD-34902B)から用意します。
6. 平ワッシャーがブリッジとボルトの間になるように、ボルトを1本ずつブリッジの両側の溝に入れます。 同じ回数回しながら、ボルトをウェッジアタッチメントに通します。
7. 耐久年数を延ばし、また作動をスムースにするため、フォーシングスクリューのねじ山にグラファイト潤滑剤を少量塗布します。 フォーシングスクリューをブリッジの中央の穴に挿入します。
注記
強化プラグを使用しないと、フォーシングスクリューおよび/またはスプロケットシャフトが損傷する場合があります。
8. 強化プラグのカップ側をスプロケットシャフトの先に合わせます。 スクリューの先のスチールボールが、強化プラグにしっかり接触するまで、フォーシングスクリューをブリッジに挿入します。
1フォーシングスクリュー
2ボルト、3/8-16
3ブリッジ
4強化プラグ
5ウェッジアタッチメント
6ベアリングインナーレース
7スプロケットシャフト
図3。 スプロケットの取り外しからインナーレース
警告
Robinair製ヒートガンまたは他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00379a)
  • ツールチップ部分とヒートシュリンクアタッチメントに手を触れないでください。
  • 使用後は「ON (オン)/OFF (オフ)」スイッチを「OFF (オフ)」の位置にするようにしてください。
9. Robinairヒートガン(HD-25070)を使用して、ベアリングインナーレースを約30秒間、均一に加熱します。
注記
加熱しないで取り外すには、少量の浸透性オイルをシャフトとベアリングインナーレースの先端に塗布します。
注記
熱と浸透性オイルを同時に使用しないでください。 どちらか一方のみ使用してください。 浸透性オイルは熱によって点火し、発火または火災の危険があります。
10. スラストワッシャー(およびベアリングインナーレース)が約3.2 mm (1/8インチ)動くまで、フォーシングスクリューを回します。
11. 六角ナットを同じ回数回し、ウェッジアタッチメントの左右を分割します。
1パイロットシャフト
2ハンドル
3平ワッシャー
4スラストベアリング
5スリーブ
6インナーレース
7スラストワッシャー
図4。 スラストワッシャーおよびベアリングインナーレースの取り付け
図5。 スプロケットへのインナーレース取り付け
12. シャフトの下にスラストワッシャーを挿入したら、ウェッジアタッチメント(HD-95637-46A)をベアリングインナーレースの内側に再度合わせます。 六角ナットを同じ回数回し、ウェッジの左右をまとめます。
ご注意
ウェッジアタッチメントは、ベアリングインナーレースと確実に接触させるために必要な分だけ取り付けます。 ツールを必要以上に取り付けると、フライホイールが損傷します。 (00500b)
13. 取り外し時にベアリングインナーレースが傾かないように、ツールアッセンブリーが直角になっていることを確認します。
14. 図3」を参照してください。 Robinairヒートガン(HD-25070)を使用して、ベアリングインナーレースを約30秒間、円形に移動させながら加熱します。
注記
加熱しないで取り外すには、少量の浸透性オイルをシャフトとベアリングインナーレースの先端に塗布します。
15. ベアリングインナーレースがスプロケットシャフトから出るまで、フォーシングスクリューを回します。
16. スラストワッシャーをスプロケットシャフトから取り外します。
17. ベアリングインナーレースとスラストワッシャーを廃棄します。