CHROME AUXILIARY LAMP KIT (クローム補助ランプキット)
J051172010-07-25
概要
キット番号
69285-05A
モデル
モデルの備品に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
装着に必要となる追加パーツ
このキットには、補助ランプ/フォグランプは含まれません。 お好みのスタイルのランプを別途ご購入ください。 HDI仕様(インターナショナル)のバイクには、承認されたフォグランプのみを使用してください。
上部または下部のトリプルクランプ上に取り付ける方向指示器搭載モデルには、フロントディレクショナルリロケーションキット(部品番号:68603-01)が別途必要です。お近くのハーレーダビッドソン販売網店でお買い求めください。
お客様の車両にこのキットを正しく取り付けるには、追加のパーツまたはアクセサリーを別途購入し、取り付けなければならない場合があります。 このモデルに必要なパーツまたはアクセサリーのリストは、ハーレーダビッドソン純正パーツ&アクセサリーカタログ、またはwww.harley-davidson.comのパーツおよびアクセサリーセクションをご覧になってください。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。 このキットを取り付ける際は、お持ちの車両のサービスマニュアルが別途必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容
図10」および「表1」を参照してください。
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
これらのランプの作動には、車体の電気系統から2.9アンペアの電流が供給される必要があります。
取り付け
メインヒューズを搭載したすべての車両:
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
注記
スマートサイレンを搭載した車両の場合:
  • ハンズフリーキーフォブが作動圏内にあることを確認します。
  • イグニッションキースイッチをIGNITION (イグニッション)にします。
  1. サービスマニュアルを参照し、手順に従ってメインヒューズを取り外します。
メイン回路ブレーカーを搭載したすべての車両:
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a)
1. 車体のサービスマニュアルを参照し、説明に従ってシートを取り外し、マイナス(黒)バッテリーケーブルをマイナス(-)バッテリーターミナルから取り外します。 シート取り付けハードウェアは全て保管します。
警告
給油またはフューエルシステムの整備を行うときは、エンジンを停止してください。 ガソリンの付近で喫煙したり、炎や火花を発生させないようにしてください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00002a)
2. サービスマニュアルの説明に従ってフューエルタンクを取り外します。
1マウントブラケット
2クランプ
3ボタンヘッドスクリュー(最初に締め付ける)
4ボタンヘッドスクリュー
図1。 マウントブラケットをフォークチューブに取り付けます(右側を示す)
1ワイヤー
2マウントブラケット
3ランプアッセンブリー
4クランプのブロック
5ロックワッシャー
6リテーナー
7コンジット
図2。 ランプの取り付け(右側を示す)
3. 図1」を参照してください。 マウントブラケット(1)およびクランプ(2)は左右どちらか専用です。 右側または左側のブラケットおよびクランプを選択し、キットの2個のボタンヘッドスクリュー(3および4)を使ってフォークチューブに取り付けます。
4. まずアウタースクリュー(3)から始め、8–9 N·m (70–80 in-lbs)のトルク値で締め付けます。 スクリュー(4)も同様に締めます。
5. 図2」を参照してください。 ランプワイヤー(1)をマウントブラケット(2)の穴に通し、キットのクランプブロック(4)、ロックワシャー(5)およびリテーナー(6)を使ってランプ(3)をブラケットに固定します。 リテーナーを22 ~ 24 N·m(16 ~ 18 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
1バルブインデックスタブ
2スペードターミナル(2)
3台座リングインデックスタブ(2002年以降)
図3。 補助ランプバルブターミナル
1リレー
2黒色ワイヤー(車体アースへ)
3ランプスイッチ
4白色ワイヤー(ランプへ)
5無端子ワイヤー(ヘッドライトへ-黄色(ロービーム)ワイヤー)
6白色ワイヤー(メインサーキットブレーカーのバッテリーターミナルへ)
7ヒューズブロック
8ハーネスのロングレッグ
図4。 ワイヤーハーネスコンポーネントの識別
6. 図10」を参照してください。 外側トリムリング(24)、内側台座リング(27)、スクリュー(25)およびナット(26)の位置を決めます。
7. 図3」を参照してください。 内側台座リングをバルブ上に取り付けます。 黒色配線を、バルブのバルブインデックスタブ(1)の横にあるバルブスペードターミナルに接続します。 スペードターミナルの残部に灰色ワイヤーを取り付けます。
8. バルブと台座リングを、ステップ6で指定したトリムリング、スクリューおよびナットを使って取り付けます。
9. 図2」を参照してください。 キットのコンジット(7)をランプワイヤー上にスライドさせます。
10. 反対側でもステップ3 ~ 9を繰り返します。
注記
配線ハーネス部品の種別については図4を参照してください。
ご注意
取り回しの際には、ワイヤーやハーネスが可動パーツ、熱源および圧力のかかる点に接していないことを確認し、ワイヤーの損傷またはショートを回避してください。ワイヤーの損傷またはショートが発生すると、電気系統へ損傷を与えるおそれがあります。 (00579b)
11. 図5」を参照してください。 ワイヤーハーネスを取り付けます。 リレー(1)をシートパンの開口部に置き、ハーネスのロングレッグ(3)をフレームのバックボーンに沿わせて配線します。
12. 2011年以降のSoftailモデル: 6ピンのドイチェコネクターを車両側ハーネスの6ピンの診断/P&Aコネクターに接続します。 2003年以前の全モデル: ハーネスから6ピンコネクターを切断します。 キットのリングターミナルを白色電源リードに取り付け、メインサーキットブレーカーの銅製スタッド(BAT)ターミナルに接続します。 2011年以降のSoftailモデルを除く2004年以降の全モデル: ハーネスから6ピンコネクターを切断します。 B+ジャンパーハーネス(品目28,図10)を白色電源リードに接合し、ジャンパーをハーネスのB+コネクターに接続します。 サービスマニュアルの密閉接合コネクターのセクションを参照してください。
13. 2011年以降のSoftailモデルを除く全モデル: キットのリングターミナルをハーネスの黒色アース用リードに取り付けます。 黒色アース用ワイヤー(2)のリングターミナルをシートの下のアース用スタッドまたは任意の良好な電気アース点に接続します。 キットのハーネスをケーブルストラップ(品目16,図10)を使って隣接するハーネスに固定します。
14. 図4」を参照してください。 ハーネスを伸ばし、ステアリングヘッドを通り越した状態とし、ハーネスのランプスイッチ(3)レッグをハンドルバーの左側に沿わせてクラッチコントロールまで配線します。
15. 図10」を参照してください。 キットからスイッチマウントブラケット(品目19)を用意します。 ランプスイッチからブートを取り外し、スイッチをブラケットに取り付けます。 スイッチのブートを交換します。
注記
ブートが磨耗もしくは損傷を受けている場合または欠落している場合は、水分がスイッチ内部に入らないようブートを交換してください。 「図10」(アイテム11)を参照してください。
16. 図6」を参照してください。 クラッチコントロールのクランプの下側のスクリュー(1)およびワッシャーを取り外し、ランプスイッチとブラケットアセンプリー(2)を取り付けます。 スクリューおよびワッシャーを取り付けて、7–9 N·m (60–80 in-lbs)のトルク値で締め付けます。 海外用途向け: フォグランプのスイッチラベル(3)をクラッチコントロールのクランプに取り付けます。
1リレー
2アーススタッド
3ハーネスのロングレッグ
図5。 配線ハーネスの取り付け(FXDWGを示す)
1ロアクランプスクリュー
2ランプスイッチおよびブラケットアッセンブリー
3ランプスイッチラベル
図6。 ランプスイッチの取り付け(1996以降のモデルを示す)
17. 図10」を参照してください。 ハーネスのランプスイッチレッグを、必要に応じてワイヤーハーネスリテーナー(品目18)を使いハンドルバーに固定します。 リテーナーをハンドルバーの穴にカチっと音がするまで差し込みます。
18. サービスマニュアルの説明に従って、ヘッドランプアッセンブリーを外します。
注記
以下の方法で配線すると、補助ランプはメインのヘッドランプがロービームの時のみ操作できます。 これは、多くの州法および地方自治体の法律に準拠します。(米国のみ)
19. 図7」を参照してください。 スイッチの非終端ワイヤー(1)を、グロメットを通してヘッドライトのハウジング内に配線します。 無端子ワイヤーを黄色(ロービーム)ワイヤー(2)に、キットのScotchlok®電子コネクター(品目14)を使い接合します。
注記
グロメットを通してワイヤーを配線するためには、ヘッドランプハウジング内側からフック型にしたワイヤーをグロメットに通して押し出します。 トグルスイッチのワイヤーに石鹸を付け、このワイヤーを、フック型のワイヤーを用いてグロメットから引き出します。
適用例によっては、キットのハーネスのワイヤーがヘッドライトのハウジングのグロメットに適合しない場合があります。 この場合、黒色ワイヤーをヘッドライトのハウジング外側にある黄色ワイヤーに接合し、次いで、コネクターに水分が入らないようコネクターにテープを巻いてください。
1ランプの無端子ワイヤー
2黄色(ロービーム)ワイヤー
図7。 スイッチの無端子ワイヤーをヘッドライトの黄色ワイヤーに接合します。
20. サービスマニュアルの説明に従って、ヘッドライトアセンブリーを取り付けます。
21. 図8、および図9、ならびにサービスマニュアルの密閉接合コネクターのセクションを参照してください。 ヒートシュリンクチューブ(1)をキットのハーネスの白色ワイヤー(2)の上にスライドさせ、クリンプツール(部品番号:H-D38125-8)を使いワイヤーを電子コネクター(3)に圧着します。
22. 両方のランプワイヤー(4)をコネクターまで持ってきます。 バット接合コネクターを超えてワイヤーを約25 mm (1インチ)伸ばし、ワイヤーを切り取ります。 ワイヤーの端からコンジット(5)を 約38 mm (1-1/2インチ)切り取ります。
23. ランプワイヤーの端から絶縁体を 約10 mm (3/8インチ)取り除きます。
24. 両方のランプワイヤー(4)の端を電子コネクター(3)に挿入し、クリンプツールを使ってワイヤーをコネクターに圧着します。
注記
電子コネクターに熱を加える際は、ヒートシュリンクチューブを熱源から保護してください。
警告
UltraTorch UT-100または他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00335a)
25. ヒートシュリンクチューブ(1)を接合部から離してスライドさせ、ウルトラトーチ UT-100(H-D 39969)、ヒートシュリンクアタッチメント(H-D 41183)を付けたロビナーヒートガン(H-D25070)またはその他の適切な放射加熱装置を使い圧着した接合部を加熱し、バット接合接続部を密閉してください。 コネクターの両端から密閉剤が融解して流出するまで、圧着部の中心から各末端に向かって熱を加えてください。 コネクターを自然に冷やします。
26. ヒートシュリンクチューブを接合部の上にスライドさせて戻し、同じ放射加熱装置を使ってチューブを加熱し、バット接合接続部を密閉してください。 チューブの中心から各末端に向かって熱を加えてください。
警告
ステアリングのスムーズな動きを妨げるものがないことを確認します。 ステアリングに干渉があると車両を操作できなくなり、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00371a)
27. 図10」を参照してください。 キットの裏側接着剤付きクリップ(15)を使ってワイヤーを下側のフォークステアリングブラケットに固定します。
28. サービスマニュアルの説明に従ってフューエルタンクを取り付けます。
29. バッテリーケーブルを接続します。その際、プラス側のケーブルを先に接続します。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
30. サービスマニュアルを参照し、説明に従ってシートを取り付けます。
警告
ヘッドランプの常時点灯機能は、他の運転者からの被視認性を高めます。 ヘッドランプは常時点灯してください。 被視認性が低いと、死亡事故や重大な人身事故につながるおそれがあります。 (00030b)
31. ヘッドランプをハイビームおよびロービームでテストし、補助ランプが正しく動作することを確認してください。 補助ランプの方向を定め、ランプマウントナットを締め付けます。
1ヒートシュリンクチューブ
2キットハーネスの白色ワイヤー
3バット接合コネクター
4ランプワイヤー
5コンジット
図8。 ランプワイヤーのキットハーネスへの接続
1コネクターに挿入済みの被覆をはがしたワイヤーの末端
2コネクターに圧着されたワイヤーの末端
3熱を加えた後のコネクター
図9。 シール付きバット接合コネクターの取り付け
交換用パーツ
図10。 交換用パーツ: クローム補助ランプキット
表1。 交換用パーツ表
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
パッシングランプハウジング(2)
68276-02
2
密閉ユニット(別売)
3
ブラケット、ランプ取り付け用(右)
別売りなし
4
クランプ、ランプ取り付け用(左)
別売りなし
5
ブラケット、ランプ取り付け用(左)
別売りなし
6
ブラケット、ランプ取り付け用(左)
別売りなし
7
スクリュー、ソケットヘッド、1/4-20 x 3/4 in、ロッキング(4)
927A
8
クランプブロック、補助ランプ(2)
68720-62
9
ロックワッシャー、内歯、3/8インチ (2)
7130W
10
リテーナー、ランプ取り付け用(2)
別売りなし
11
ブート、スイッチ用
67880-94
12
ラベル、ランプスイッチ用、HDI 仕様のみ
68604-01
13
コネクター、絶縁済み、密閉、バット接合
70586-93
14
コネクター、電子(Scotchlok®、青色)
70576-68
15
クリップ、裏側接着剤付(4)
10102
16
ケーブルストラップ、198 mm(7/8 in) (12)
10102
17
収縮チューブ
72266-94
18
ハーネスリテーナー(4)
70345-84
19
ブラケット、スイッチ取り付け用
別売りなし
20
コンジット、ビニール製、38.1 cm(15 in) (2)
別売りなし
21
ワイヤーハーネスアッセンブリー
69104-04A
22
リングターミナル(2)
9858
23
スイッチ
70370-00
24
トリムリング
68725-62A
25
スクリュー
3514
26
ナット
7606
27
内側ネスティングリング
68331-02
28
B+ジャンパーハーネス
69200013