XLシグネチャーシリーズソロシートおよびピリオン
J052852012-07-03
概要
キット番号
52000034 ソロシート、カスタムタンク用
52000062 ソロシート、ピーナッツタンク用
52400053 パッセンジャーピリオン
適合モデル
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店にお問い合わせください。
装着に必要となる追加部品
ピリオンキット52400053のみ: パッセンジャーフットペグ非装着モデルでは、パッセンジャーフットペグマウントキット50203-04を取り付けます。
図1」を参照してください。フェンダーホールの位置からシート固定ナットを取り外す場合は、XL883N、1200N、1200Xおよび1200Vモデルのリアホールの位置を除き、フェンダーホールプラグ(部品番号761)の使用が望ましい場合があります。
警告
適切なグラブストラップやパッセンジャーフットペグが装備されていない車両にはこれらのシートキットを取り付けないでください。 フットペグとグラブストラップが装着されていない場合、走行中にパッセンジャーがオートバイから転落したり、運転手にしがみついたりし、制御が失われ死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00410b)
注記
お持ちのモデル用サービスマニュアルは、ハーレーダビッドソンの販売網店にて入手することができます。
キット内容
図4」および「表1」を参照してください。
ソロシートのみの取り付け
ツーアップシートが装備されているモデル
  1. オーナーズマニュアルの説明に従って標準のシートを取り外します。新しいシートの取り付け用にシートマウントスクリュー(部品番号2952Aまたは3085)を取っておきます。
  2. ツーアップシートに戻す予定があり、標準のリアフェンダーホールの位置のシート固定ナットを保管したい場合は、シートキット付属の2つ目のシート固定ナットおよび固定ワッシャーを取り付けてください。
    1. 図1」を参照してください。真ん中の穴の位置(3)では、取り付けの際、キットのケーブルストラップ(7)を使用してください。
    2. 固定ナット(5)をケーブルストラップ上に載せ、ナットの広い端をケーブルストラップの目の方向に置きます。
    3. フェンダーの下から上に、フェンダーの穴を通してケーブルストラップを取り付けます。ケーブルストラップを引き上げ、フェンダー下側に対してナットスナッグを押さえ付けます。
    4. 固定ナット(5)のリブをフェンダーホールのノッチに合わせ、固定ワッシャー(6)をリアからスライドさせて装着します。これで固定ナットがロックされます。ケーブルストラップを外し、廃棄します。
1リアフェンダー
2ツーアップシートのフェンダーホール
3ソロシートの真ん中のフェンダーホール
4ソロシートのフォワードフェンダーホール
5シートリテンションナット
6固定クリップ
7ケーブルストラップ
8フェンダーホールプラグ
図1。 フェンダー穴の位置
  1. 標準のリアフェンダーホールの位置のシート固定ナットを保管する予定がない場合は、固定ワッシャーおよびナットをフェンダーから取り外し、シートキット付属のシート固定ナットを取り付け、リアフェンダーホールをホールプラグ(部品番号761、別売り)を使用して塞ぎます。
    1. シート固定ナットをリアフェンダーホールの位置(2)から取り外すには、固定ナット(5)の溝から固定ワッシャー(6)をスライドさせます。このとき、ナットがフェンダーから落ちないようナットを必ず手で受けてください。両方を破棄します。
    2. 真ん中の穴の位置(3)では、取り付けの際、キットのケーブルストラップ(7)を使用してください。
    3. 固定ナット(5)をケーブルストラップ上に載せ、ナットの広い端をケーブルストラップの目の方向に置きます。
    4. フェンダーの下から上に、フェンダーの穴を通してケーブルストラップを取り付けます。ケーブルストラップを引き上げ、フェンダー下側に対してナットスナッグを押さえ付けます。
    5. 固定ナット(5)のリブをフェンダーホールのノッチに合わせ、固定ワッシャー(6)をリアからスライドさせて装着します。これで固定ナットがロックされます。ケーブルストラップを外し、廃棄します。
    6. リアフェンダーホールの位置(2)では、ホールプラグ(8)のタブをフェンダーホールのノッチに合わせ、定位置に押し込みます。
  2. XL1200Xおよび1200Vモデルでは、シートの固定ナットは真ん中のホールの位置(3)に取り付ける必要があるため、前部のホールの位置(4)にある固定ナットはそのままにしておいても結構です。
    1. 真ん中のホールの位置(3)の標準ホールプラグを取り外し、廃棄します。
    2. 取り付けの際、キットのケーブルストラップ(7)を使用します。
    3. 固定ナット(5)をケーブルストラップ上に載せ、ナットの広い端をケーブルストラップの目の方向に置きます。
    4. フェンダーの下から上に、フェンダーの穴を通してケーブルストラップを取り付けます。ケーブルストラップを引き上げ、フェンダー下側に対してナットスナッグを押さえ付けます。
    5. 固定ナット(5)のリブをフェンダーホールのノッチに合わせ、固定ワッシャー(6)をリアからスライドさせて装着します。これで固定ナットがロックされます。ケーブルストラップを外し、廃棄します。
1シートのツメ
2キーホール
3グラブストラップマウントフック
4グラブストラップ
5リアシートタブの位置
6ピリオンフロントマウントのツメ
7ピリオンリアシートタブ
8シートタブファスナー
図2。 シートアッセンブリーの下側
注記
シートはフレーム上のポストに噛み合うよう前方にスライドされるため、シートのフォームクッションは、圧縮される必要があります。シート下側の前部のツメはマウント位置近くのフューエルタンクの溝にぴったりはまるはずです。シート下側のキーホールはフレームのポストにシートをロックします。
1. 図2」を参照してください。シートアッセンブリーの車両への取り付け:
a. 新しいシート前部を所定の位置に曲げて、凸部(1)がフューエルタンクマウントロケーション後部のスロットにはまるようにします。
b. シートがフレームに触れるまで、シートを前に押してシートの後部を下方に回転させます。中央で少しシートをずらし、シートを後部にスライドさせ、シート下のキーホールスロット(2)がフレームのセンターシートポストにはまるようにします。
2. シートの中央を上に引っ張って、所定の位置にロックされているか確認しますシートがしっかり固定されていない場合は、シートが固定されるまでステップ1を繰り返します。シートの取り付け方法の詳細については、必要に応じオーナーズマニュアルを参照してください。
3. 図4」を参照してください。事前に外したシートマウントスクリュー(LまたはM)を取り付け、シートマウントブラケット(6)を真ん中のフェンダーホールの位置に固定します。
4. マウントブラケットスクリューをフェンダーに2.3–4.5 N·m (20–40 in-lbs)のトルク値でしっかり締め付け固定します。
ソロシートおよびピリオンの取り付け
ソロシート装着モデル(883N、1200N、1200Xおよび1200Vモデルを除く):
1. オーナーズマニュアルの説明に従って標準のシートを取り外します。新しいシートの取り付け用にシートマウントスクリュー(部品番号2952Aまたは3085)を取っておきます。
2. 図1」を参照してください。ソロシートに戻す予定があり、標準のミドルフェンダーホールの位置のシート固定ナットを保管したい場合は、シートキット付属のシート固定ナットおよび固定ワッシャーを取り付けてください。
a. 該当する場合、標準のフェンダーホールプラグを外し廃棄します。
b. リアの穴の位置(2)には、取り付けの際、キットのケーブルストラップ(7)を使用してください。
c. 固定ナット(5)をケーブルストラップ上に載せ、ナットの広い端をケーブルストラップの目の方向に置きます。
d. フェンダーの下から上に、フェンダーの穴を通してケーブルストラップを取り付けます。ケーブルストラップを引き上げ、フェンダー下側に対してナットスナッグを押さえ付けます。
e. 固定ナット(5)のリブをフェンダーホールのノッチに合わせ、固定ワッシャー(6)をリアからスライドさせて装着します。これで固定ナットがロックされます。ケーブルストラップを外し、廃棄します。
3. 標準のミドルフェンダーホールの位置のシート固定ナットを保管する予定がない場合は、固定ワッシャーおよびナットをフェンダーから取り外し、シートキット付属のシート固定ナットを取り付け、ミドルフェンダーホールをホールプラグ(部品番号761、別売り)を使用して塞ぎます。
a. シート固定ナットをミドルフェンダーホールの位置(3)から取り外すには、固定ナット(5)の溝から固定ワッシャー(6)をスライドさせます。このとき、ナットがフェンダーから落ちないようナットを必ず手で受けてください。両方を破棄します。
b. リアの穴の位置(2)には、取り付けの際、キットのケーブルストラップ(7)を使用してください。
c. 固定ナット(5)をケーブルストラップ上に載せ、ナットの広い端をケーブルストラップの目の方向に置きます。
d. フェンダーの下から上に、フェンダーの穴を通してケーブルストラップを取り付けます。ケーブルストラップを引き上げ、フェンダー下側に対してナットスナッグを押さえ付けます。
e. 固定ナット(5)のリブをフェンダーホールのノッチに合わせ、固定ワッシャー(6)をリアからスライドさせて装着します。これで固定ナットがロックされます。ケーブルストラップを外し、廃棄します。
f. ミドルフェンダーホールの位置(3)では、ホールプラグ(8)のタブをフェンダーホールのノッチに合わせ、定位置に押し込みます。
4. XL883N、1200N、1200Xおよび1200Vモデルでは、標準のソロシートおよびリアフェンダーマウントスクリュー(部品番号3085)両方を取り外す必要があります。
a. リアフェンダーマウントスクリュー(部品番号3085)を取り外し、後の取り付けのために保管しておきます。
b. 標準のミドルまたはフォワードのフェンダーホールの位置のシート固定ナットを保管する予定がない場合は、固定ワッシャーおよびナットをフェンダーから取り外し、シートキット付属のシート固定ナットを取り付け、フェンダーホールをフェンダーホールプラグ(部品番号761、別売り)を使用して塞ぎます。
5. 図2」を参照してください。ピリオンアッセンブリーのシートアッセンブリーへの取り付け:
a. リアシートタブ(7)およびファスナー(8)をソロシートから取り外し、廃棄します。
b. マウントホールを揃え、ピリオンのフロントマウントのツメ(6)をシートアッセンブリースロット(5)に挿入します。
c. ピリオンキット付属のシートタブファスナー(8)を挿入し、ピリオンアッセンブリーをシートアッセンブリーに締め付け固定します。
d. d.ファスナーを4.1–6.8 N·m (36–60 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
注記
  • グラブストラップの見える方は、素材の端が見えません。グラブストラップのシート側は、見える素材の端が一片あります。
  • フック付きのグラブストラップをはまりやすくするよう、フック下側からシートのクッションを圧縮し離すために、スプーンまたはその他の平たいツールなどを使用する必要がある場合があります。
6. グラブストラップのシートアッセンブリーへの取り付け:
a. シートアッセンブリーを、シートマウント構造を上に向け、リアシートタブ(7)を手前にして、きれいな柔らかい表面に逆さまに置きます。
b. ピリオンキットからグラブストラップを取り出し、リアシートタブの下側の表面に外装側を下にして横向きに置きます。
c. グラブストラップの端をシートの構造フック(3)に導きながら、グラブストラップをシートアッセンブリー周りに巻きます。
d. グラブストラップの端の穴をフックの上に置き、グラブストラップの見える方から穴に通します。フックに完全に噛合うまで、フック周りにグラブストラップをすべて送り込みます。
e. 最終的な休止位置でストラップがねじれないよう注意しながら、もう片方のグラブストラップの端でも上記のステップCとDを繰り返します。
注記
シートはフレーム上のポストに噛み合うよう前方にスライドされるため、シートのフォームクッションは、圧縮される必要があります。シート下側の前部のツメはマウント位置近くのフューエルタンクの溝にぴったりはまるはずです。シート下側のキーホールはフレームのポストにシートをロックします。
7. シートとピリオンアッセンブリーを車両に取り付けます。
a. 新しいシート前部を所定の位置に曲げて、凸部(1)がフューエルタンクマウントロケーション後部のスロットにはまるようにします。
b. シートがフレームに触れるまで、シートを前に押してシートの後部を下方に回転させます。中央で少しシートをずらし、シートを後部にスライドさせ、シート下のキーホールスロット(2)がフレームのセンターシートポストにはまるようにします。
8. シートの中央を上に引っ張って、所定の位置にロックされているか確認しますシートがしっかり固定されていない場合は、シートがロックされるまで前のステップを繰り返します。シートの取り付け方法の詳細については、必要に応じオーナーズマニュアルを参照してください。
注記
XL883N、1200N、1200Xおよび1200V各モデルでは、フェンダーのリアシートマウントホールにガイドワッシャー(部品番号7487)を取り付けてからシートスクリューを取り付けます。
9. 図4」を参照してください。事前に外したシートマウントスクリュー(LまたはM)を取り付け、シートマウントブラケット(6)をリアフェンダーホールの位置に固定します。
10. マウントブラケットスクリューをフェンダーに2.3–4.5 N·m (20–40 in-lbs)のトルク値でしっかり締め付け固定します。
バックレストの取り付けと調整
取り付け
  1. 図3」を参照してください。シートアッセンブリーのフックループフラップ(1)を開きます。
  2. パッドを前に向け、バックレストアッセンブリーをフラップ下のスロット(2)に挿入します。
  3. 固定スプリング(4)がシート内側タブ(3)にはまり、バックレストがロックされるまで挿入します。
垂直方向の調整
  1. 図4」を参照してください。バックレスト(2)の後部のフラップ(E)を持ち上げ、スプリングピン(4)を出します。
  2. バックレスト後部のスプリングピン(4)を引き、バックレストを任意の高さまで調整します。
  3. スプリングピンを外し、ポジショニングホール(F)の一つにロックされていることを確認します。
  4. フックループを再度はめ、バックレストのフラップ(E)を固定します。
1シートフラップ
2バックレストスロット
3構造スプリングタブ
4リリーススプリングスロット
5バックレスト縦方向調整ノブ
図3。 バックレスト
注記
バックレストは前方に自由に折り曲がり、バイクへの取り付けや取り外しが楽にできるようになっています。バックレストを使用するには、後に手動で直立位置に戻す必要があります。
前後の調整
  1. シートフラップ(A)を調整して調整ノブ(3)を出します。
  2. ノブを時計回りに回し、バックレストを前方に調整します。ノブを反時計回りに回すと、バックレストを後方に調整することができます。
取り外し
  1. シート上の最後方のフックループフラップ(A)を完全に開き、バックレストマウント構造の後ろに手が届くようにします。
  2. スプリングスロット(D)がスプリングタブ(C)から外れるまでバックレストマウントブラケットにスプリング(5)を押しこみます。
  3. 上方に引き上げ、シートからライダーバックレストを取り外します。
  4. フックループをはめフラップ(A)を固定します。
交換用パーツ
図4。 交換用パーツ
表1。 交換用パーツ表
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ソロシートアッセンブリー(品目6および7を含む。シートキット52000034および52000062)
別売りなし
2
ライダーブラケットアッセンブリー(品目3~5を含む。シートキット52000034および52000062)
52000022
3
調整ノブ
51868-06A
4
プルピン、高さ調整
別売りなし
5
エンゲージメント/リリーススプリング
別売りなし
6
リアシート/ピリオンタブ
51652-97A
7
スクリュー、フランジヘッド、1/4-20 x 3/4 lg (2) in.
3574
8
シートリテンションナット
59768-97
9
シート固定ワッシャー
10
ケーブルストラップ
10039
11
ピリオンシートアッセンブリー(ピリオンキット52400053)
別売りなし
12
グラブストラップ(ピリオンキット52400053)
51680-07
13
ガイドワッシャー(ピリオンキット52400053)
7487
本文に記載のアイテムでキットに含まれないもの:
A
シートスロットフラップ
B
シートのバックレストスロット
C
バックレストスプリングタブ
D
バックレストリリーススプリングスロット
E
ライダーバックレストフラップ
F
縦調整穴
G
シートのグラブストラップフック
H
グラブストラップ端のマウントホール
J
ピリオンフロントマウントのツメ
K
タブマウント位置近くのピリオン
L
シートスクリュー、トラスヘッド、セムス、1/4-20 x 1/2 in lg、歯付きワッシャー
2952A
M
スクリュー、トラスヘッド、セムス、1/4-20 x 1/2 in lg、平ワッシャー(XL883N、1200N、1200Xおよび1200Vモデル)
3085
N
フェンダーホールプラグ(非表記)
761