CVO SPEAKER EXPANSION KIT (CVOスピーカー拡張キット)
J055652012-03-15
概要
このキットは、認定を受けたハーレーダビッドソン販売網店にて取り付けを行う必要があります。 このキットを正しく取り付けるには、正規ディーラーが所有する特殊工具、ツール、専門的訓練が必要となります。
キット番号
76000275
モデル
このキットは、2011年FLHXSE2および2012年FLTRXSEモデルのみに取り付けることが可能です。
注記
このキットのアンプとスピーカーは、1 Ωインピーダンスのシステムの一部で、アドバンスドオーディオAM/FM/CDラジオ専用です。 純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
これらのスピーカーを2005年以前のハーレーダビッドソンオーディオシステムに使用した場合、システムは回復できない損傷を受けます
1アドバンスドオーディオAM/FM/CDラジオ
2RF = ラジオフロント出力回路
3RR = ラジオリア出力回路
4A1 = メインアンプ
5A1F = プライマリーアンプフロント出力回路
6F = フェアリングスピーカー
7A2 = セカンダリーアンプ
8FL = フェアリングロアスピーカー
9セカンダリーアンプ出力回路
10S = サドルバッグスピーカー
図1。 CVOスピーカー拡張キットシステム配線図
取り付け要件
サドルバッグカバーの交換が必要です。 これらのアイテムはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にてお買い求めいただけます。
注記
このキットを購入すると、アドバンスドオーディオシステムと使用される、特別に開発されたサウンドイコライザーソフトウェアをご利用いただけます。 この独自のイコライザーはサドルバッグスピーカーの性能とサウンドレスポンスを最大限に引き出すように設計されたものです。
このキットをハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にて取り付けていない場合でも、この特別イコライザーソフトウェアは、Digital Technician IIを通してどの取扱店でも無料で使用できます。 アップグレードの手続きには販売店のサービス料金が適用される場合があります。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 この取り付け作業には、この年式/モデルの車両のサービスマニュアル、さらに2011年のFLHXSE2または2012年のFLTRXSEのサービスマニュアル付録が必要です。 全てのアイテムはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にてお買い求めいただけます。
電気的過負荷
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
このスピーカー拡張キットとともに取り付けられているアンプには、電気系統から最大で16 Aの追加電流が必要です。
キット内容
図7」、「表1」および「表2」を参照してください。
サドルバッグの準備
サドルバッグリッドの取り外し
注記
  • ハンズフリーキーフォブが作動圏内にあることを確認します。
  • サドルバッグから全てのアイテムを取り外します。
  • リッドの取り外し手順を行う上で、車両からサドルバッグを取り外す必要はありません。
  • リッドを外す場合に、サドルバッグ底部が損傷しないように注意してください。
  1. スクリュー2本を外して、サドルバッグのリッドからのみチェックストラップを外します。
  2. スクリュー5本を外して、サドルバッグラッチからリッドを外します。 ラッチは、サドルバッグ底部に取り付けたままでも構いません。 新しいサドルバッグリッドの取り付けの為、スクリューとバックプレートを保持します。 外したリッドはリサイクルできますが、適切に廃棄することもできます。
  3. 残りのサドルバッグのリッドでも繰り返します。
サドルバッグの穴開け
1. 作業面にきれいなパッドまたは毛布をかけ、サドルバッグの塗装面を保護します。
2. サービスマニュアルの指示に従って、車両からサドルバッグ底部を1つ外します。 アウトボード側を下にして、保護作用面に置きます。
3. 図7」を参照してください。 キットから穴開け用テンプレート(7)を用意します。
注記
プラスチックのテンプレートが使用できるようになっています。 (一部のキットで使用されている)紙のテンプレートの場合、使用前に切り取らなければなりません。
4. 図2」を参照してください。 テンプレート(1)のスロット(2)をサドルバッグリアマウントブラケット(3)に引っかけます。 テンプレートの穴をリアグロメット(4)に合わせます。 (5)に示されているとおりにテンプレートをテープで留めます。
5. センターポンチでの穴(6) 2つに印を付けます。 サドルバッグ内部側面に、コネクター用切り欠き(7)の輪郭をなぞります。 テンプレートを外します。
6. 中央のポンチマークの点で、2個の直径7.25 mm (9/32 in)の穴をドリルで開けます。 コネクター用の開口部を慎重に切り抜きます。
7. サドルバッグを置き、反対側のサドルバッグについてもステップ2 ~ 6を繰り返します。
8. 左サドルバッグを用意します。「図7」を参照してください。 キットから正しいサドルバッグスピーカージャンパーハーネス(8)、プラグカバー(10)およびスクリュー(11) 2本を用意します。
9. ジャンパーハーネスコネクター[149R]および[42S]を、12ウェイパネルマウントコネクター[288] (アイテムE)が開口部に適合するように、サドルバッグインボード壁の長方形の開口部切り口を通して外側から給送します。
1テンプレート
2テンプレートのスロット
3サドルバッグリアマウントブラケット
4リアサドルバッググロメット
5テンプレートをテープで留めます
6(2)の穴用センターポンチ
7コネクターカットアウト
図2。 12ウェイパネルマウントコネクター用のサドルバッグの穴開け
10. 図5」を参照してください。 サドルバッグの内部からプラグカバー(3)をパネルマウントコネクター(1)とジャンパーハーネスの上に取り付けます。 スクリュー2本を、外側からコネクターフランジとサドルバッグ壁からプラグカバーのねじ山穴に挿入します。 3.95–4.52 N·m (35–40 in-lbs)のトルク値で締め付けます。ハーネスをサドルバッグの底に置きます。
11. 残りのサドルバッグスピーカージャンパーハーネス(「図7」、アイテム9)を、右側のサドルバッグに同じように取り付けます。
車両の準備
注記
  • ハンズフリーキーフォブが作動圏内にあることを確認します。
  • イグニッションキースイッチをIGNITION (イグニッション)にします。
警告
フューエルが飛び散らないよう、サプライホースを外す前に高圧フューエルシステムをパージします。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00275a)
1. サービスマニュアルの説明に従って高圧ガソリンのフューエル供給システムを空にし、フューエルサプライホースを取り外してください。
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
2. サービスマニュアルを参照し、説明に従って、左サイドカバーとメインヒューズを取り外します。
3. イグニッションキースイッチをOFF (オフ)にします。
4. シートを取り外します。 シートとシート取り付け金具を保管します。
警告
フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a)
5. サービスマニュアルに従い、フューエルタンクからインスツルメントコンソール(装備車の場合)を外します。
6. フューエルタンクの外し方はサービスマニュアルを参照してください。
7. サービスマニュアルを参照し、アウターフェアリングとウィンドシールドを取り外します。
8. 配線用ケースカバーのワイヤーのキャッチを解除します。 カバーを取り外します。
9. サービスマニュアルの説明に従って、車両にサドルバッグ底部を取り付けます。
サドルバッグアッセンブリー
サドルバッグリッドアッセンブリー
注記
未仕上げのサドルバッグのリッドは、取り付け前に仕上げ塗装してください。
1. 図7」を参照してください。 ガスケット(H)、マウントプレート(I)、摩耗プレート(G) 2枚および仕上げ塗装したサドルバッグリッド(F)をサドルリッドキット(別途購入)の1つから用意します。
注記
摩耗プレートおよびガスケットをサドルバッグリッドにしっかり接着するには、周囲温度が 16 °C (60 °F)以上でなければなりません。
2. 図3」を参照してください。 摩耗プレート(2)の1つの粘着テープからライナーを外します。 摩耗プレートをサドルバッグリッド(1)に慎重に付け、タブ(3)上でセンタリグして、しっかりはめます。 摩耗プレートに一定の圧力をかけたまま、約1分間押さえ続けます。 2つ目の摩耗プレートを使ってリッドの反対側でも繰り返します。
3. 図7」を参照してください。 マウントブラケット(I)をサドルバッグリッドフランジに付け、取り付け穴5個を並べます。
注記
  • ガスケットの高い端を「図3」のようにカバーの外端に向けて並べます。
  • ヒンジの反対側、カバーのインボード側中央にガスケットの取り付けを始めます(「図5」、アイテム14を参照)。
  • ガスケット接着剤で、マウントプレートをしっかり固定します。
1サドルバッグリッド
2摩耗プレート(2)
3タブ
4ガスケット
5粘着テープ
図3。 摩耗プレートとガスケットのサドルバッグリッドの取り付け
4. 図のように、ガスケットがリッド(1)の内周部に押し込まれた状態で、サドルバッグリッドガスケット(4)の粘着テープ(「図3」、アイテム5)からライナーをゆっくりと外します。
5. 作業面のきれいなパッドまたは毛布の上にガスケット側を下向きにしてリッドを置きます。
6. 図7」を参照してください。 サドルバッグスピーカーアッセンブリー(22)、スピーカーバスケット(19)、4本のNo.8-18 x 31.8 mm (1.25 in)長スクリュー(23)をキットから取り出します。
7. サドルバッグリッドの下側から、大型長方形開口部(B)を正面に向け、スピーカーバスケットをスピーカーキャビティの下に置き、リッドにしっかりとはめます。
8. 上部からスクリューを、スピーカーの各取り付け穴に通します。 ピンセット(A)をサドルバッグの正面に向け、スピーカーをサドルバッグカバー正面のキャビティに取り付けます。
9. 4本のスクリューをバスケットのマウントホールに合わせ、25.4–38.1 N·m (10–15 in-lbs)のトルク値で締め付けます。スピーカーキットからスピーカーグリル、ラバーワッシャーとスクリュー(アイテム10) 4組を用意します。
10. スピーカーグリル(20または21)、ラバーワッシャー(24)とNo.8-18 x 19 mm (0.75 in)長スクリュー(25) 4組をキットから取り出します。
11. ゴムワッシャーをリッドの各グリル取り付け穴周辺にある穴に入れます。
12. スピーカーグリルをスピーカー正面上に付けます。 サドルバッグリッドの下側から、スクリューをリッドの穴からグリル内のマウントパッドに通します。 スクリューを25.4–38.1 N·m (10–15 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
13. 反対側のサドルバッグリッドでもステップ1 ~ 12を繰り返します。
14. 先に外したスクリュー(C) 5本を使って新品のリッドをサドルバッグラッチと底部に締め付けます。 2.3–2.8 N·m (20–25 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
注記
図4」を参照してください。 サドルバッグラッチヒンジは、判り易くするためにピンを外した状態で表示してあります。
15. キットからフォームパッド(「図7」、アイテム12)を2つ用意します。 1つを「図4」のとおり、半分に切ります。 ライナーを切り取っていないパッドの粘着テープから外し、ラッチヒンジコネクターセグメント(3)の平面側に固定します。 ライナーを、切り取った方のパッドの粘着テープから外し、図のように、ラッチコネクターセグメントのヒンジ側に固定します。
注記
残りのフォームパッドセグメントは、必要に応じて、スピーカー操作で発生するサドルバッグの振動を抑えるのに、切り取って使用できます。
16. 残りのサドルバッグを同じように組み立てます。
1サドルバッグヒンジセグメント
2リッドヒンジセグメント
3ヒンジコネクターセグメント
4ラッチバックプレートセグメント
5フォームパッド(2)
図4。 フォームパッドのサドルバッグラッチヒンジ取り付け(左側表示)
左サドルバッグハーネスの取り付け
  1. 左サドルバッグを参照。
  2. 図5」を参照してください。 サドルバッグスピーカージャンパーハーネス(これより前の時点でサドルバッグに取り付け済み)を次のように取り回してください:
    1. サドルバッグ底部に対して下方、および
    2. インボード壁に沿って後方
    3. ハーネスの長いレッグを、コネクター[42S]とサドルバッグの後方全体に通し、
    4. アウトボード壁に対して前方、および
    5. サドルリッドテザー正面で上方に向けます。
  3. コネクター[42S]を、スピーカーコネクターに最も近いスピーカーバスケット(5)の底開口部(6)から通し、スピーカーコネクターに差し込みます。
  4. ワイヤーリテーナー(7) 5個とケーブルストラップ(8) 5本をキットから用意します。 各配線リテーナーの粘着面の裏紙からライナーをはがし、表記のようにサドルバッグの内側の壁、サドルバッグの底から約25 mm (1 in)の位置に取り付けます。 ジャンパーハーネスをケーブルストラップで、ワイヤーリテーナーに取り付けます。
  5. 図7」を参照してください。 キットからリアアンプ(1)、ブラケット(2)、T-スタッドアンカー(3)、スクリュー(4)、カバー(5)および押込型クリップ(6) 3本を用意します。
  6. アンプブラケットの粘着面の裏紙からライナーをはがします。 ブラケットを図の方向に向けてサドルバッグの後方インボードの端に慎重に取り付け、しっかりと押し込みます。 数分間一定の圧力を加えてブラケットを固定します。
  7. 一方の端に金属コーンをブラケットのゴムグロメットにしっかり固定して、アンプをブラケットに取り付けます。
  8. スクリュー(4)でアンプをブラケットに固定します。
  9. T-スタッドコネクターをアンプコネクターに取り付けます。
  10. サドルバッグスピーカージャンパーハーネスコネクター[149R]をアンプコネクターに差し込みます。 アンカーをアンプブラケット上のT-スタッドに取り付けます。
  11. フォームカバーをアンプ上に置き、押込型スクリュー3本でカバーをアンプブラケットに取り付けます。
1左ジャンパーハーネスパネルマウントコネクター[288A]
2右ジャンパーハーネスパネルマウントコネクター[289A]
3プラグカバー(2)
4リアアンプ、ブラケットおよびカバー
5スピーカーブラケット(2)
6スピーカーコネクターに最も近い底開口部
7ワイヤーリテーナー(10)
8ケーブルストラップ(10)
9アンプコネクター[149R]
10左スピーカーコネクター[42S]
11iPodコネクター[274]
12右スピーカーコネクター[41S]
13サドルバッグ容量ラベル(2)
14このエリアからガスケットの取り付けを始めます
図5。 サドルバッグ内のハーネスの取り回し
右サドルバッグハーネスの取り付け
  1. 右サドルバッグを参照。 サドルバッグスピーカージャンパーハーネス(これより前の時点でサドルバッグに取り付け済み)を左サイドバッグの場合と同様の方法で取り回しますが、以下については左側と異なります。
  • 図5」を参照してください。 ハーネスの両方のレッグを下方に取り回し、次にアウトボード壁周辺で後方に、そしてサドルバッグリッドに対してサドルバッグリッドテザー正面で上方に通します。
  1. コネクター[41S] (アイテム12)をスピーカーコネクターに最も近いスピーカーバスケット(5)の底開口部(6)から通し、スピーカーコネクターに差し込みます。
  2. 5つのワイヤーリテーナー(7)を、サドルバッグの内壁、底から約25 mm (1 in)上の位置に図のように固定します。 ジャンパーハーネスをケーブルストラップ(8)でワイヤーリテーナーに締め付けます。
  3. iPodモジュールをサドルバッグリッドに取り付ける場合、本説明書で後述される説明に従ってください。 iPodモジュールがサドルバッグリッドに取り付けられていない場合、ハーネスのコネクター[274] (11)レッグは巻いて輪にし、サドルバッグリッドの側面に止めます。 ケーブルストラップ(8)を使用し、コイルを固定します。 リッドに貼り付けられているワイヤーリテーナー(7)を使用して、コネクターまたはサドルバッグの損傷を防止します。
両方のサドルバッグ
  1. サドルバッグ容量ラベル(13)を各サドルバッグのリッド内に取り付けます。
135ウェイソケットハウジング[28B]をラジオの後方へ
2オーディオハーネスの終端処理された配線9本を、ソケットハウジング[28B]に差し込みます
3XMサテライトラジオモジュール用12ウェイドイチェソケットハウジング[185X]、ラベル表示「XM (185X)」
4iPodモジュール用8ウェイドイチェソケットハウジング[274F]、ラベル表示「IPOD (274F)」
5赤色アンプヒューズワイヤー[43B]
64ウェイP&Aアクセサリーコネクター[4B]、ラベル表示「ACCY CONNECTOR 4」
7B+コネクター、ラベル表示「B+(160)」
8黒/緑色アースリングターミナル
9左サドルバッグコネクター[288B]、ラベル表示「LH S'BAG (288)」
10右サドルバッグコネクター[289B]、ラベル表示「RH S'BAG (289)」
11ナビゲーションインターフェースモジュール(NIM)の6ウェイドイチェソケットハウジング[275B]、ラベル表示「NIM (275)」
図6。 配線図、オーディオハーネス69200477
車両配線
オーディオハーネスの取り付け
  1. 図7」を参照してください。 キットからオーディオハーネス(17)を用意します。
  2. 注記
    このハーネスの各コネクターには、車両上で接続相手となるコネクターの位置のラベルが貼られています。 コネクターの詳細についてはサービスマニュアルを参照してください。
  3. 「LH S';BAG 288」というラベルが貼られた12ウェイコネクターを、サドルバッグ左側のリセプタクルに接続します(「図5」、アイテム1を参照)。 このコネクターには、不適切な接続がされないよう、キー機構が付いています。 必ずカチッと音が聞こえるまで挿入してください。
  4. ワイヤーハーネスを前方に、リアフェンダーの前まで通します。 サドルバッグサポートの上部後方へのワイヤーハーネスがスムーズにサドルバッグに到達できるように、レッグは必要な分だけを残してキットに入っているケーブルストラップで固定します。
  5. 「RH S'BAG 289」というラベルが貼られた12ウェイコネクター(2)を、サドルバッグ右側のリセプタクルに接続します。 必ずカチッと音が聞こえるまで挿入してください。 サドルバッグサポートの上部後方へのワイヤーハーネスのレッグも同様にして固定します。
  6. ハーネスを、右側フレームチューブの内側に留め、バッテリーキャビティ右側を通して前方に取り回します。 ハーネスがシートに挟まれることがないように、前方サドルバッグガードマウントスクリューのヘッドを避けて通します。
  7. 注記
    車両側のB+コネクターまたはピンハウジング[4A]が既に使用されている場合、ハーレーダビッドソン正規販売網店から電気系統アクセサリーアダプター(部品番号70270-04)を入手できます。
  8. 図6」を参照してください。 シート下の空間に「B+ (160)」コネクター(7)と「ACCY CONNECTOR 4 (アクセサリーコネクター4)」(6)を位置決めします。 ヒューズホルダー(5)を手の届きやすい位置に配置します。 コネクター[160] (7)を車両のB+ コネクターに接続します。 灰色の4ウェイソケットハウジング[4] (6)を車両側のピンハウジング[4A]に接続します。
  1. リングターミナル[アース-1] (8)を右側のアーススタッドに固定します。
  2. ハーネスを前方のハーネストレーまで通します。 ケーブルストラップを使用してハーネスをトレーの右側に通し、メインハーネスに固定します。 オーディオハーネスを前方に向かってフェアリングに入れます。
警告
ステアリングのスムーズな動きを妨げるものがないことを確認します。 ステアリングに干渉があると車両を操作できなくなり、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00371a)
  • ハンドルバーを左右のフォークストップに当たるまで完全に回したとき、ワイヤーがきつく張った状態にならないことを確認します。
  1. 図7」を参照してください。 オーディオハーネス(17)の前面部分の4本の分岐をフェアリングの内側に引き入れ、インターコネクトハーネスの経路に沿わせてインナーフェアリングの左上まで配線します。
  2. 注記
    フロントフェアリングにXMサテライトラジオモジュールとナビゲーションインターフェースモジュール(NIM)のどちらも取り付けられていない場合、オーディオハーネスコネクター[185]、[274]、および[275]は接続せず、キットのケーブルストラップで固定します。 ステップ12に進みます。
    XMまたはナビゲーションモジュールが取り付けられている場合、既存のiPodモジュールは右側サドルバッグに移動しなければなりません。
    以下の部品については、別途購入する必要があります。
    • iPodモジュールマウントブラケット(部品番号69200244)
    • トルクスヘッドスクリュー(部品番号3658)
    • (3)セルフタッピングトルクスヘッドスクリュー(部品番号3612)
    • iPodドッキングハーネス(部品番号69200157)
  3. iPodモジュールの位置を変更するには:
    1. 車両のハーネスからiPodモジュールコネクター[274]の接続を外し、iPodモジュールの丸いコネクターからiPodケーブルの接続を外します。
    2. ラジオ背面のiPodモジュール取り付けスクリューを取り外し、後の取り付けの際に使用するため保管してください。 ラジオに設置されたiPodモジュールを取り外します。
    3. 車両からiPodケーブルを取り外します。
    4. ステップ10aで接続を外した、オーディオハーネスから車両ハーネスソケットコネクターへのピンコネクター[274]を接続します。
    5. 右側サドルバッグ内側面にあるiPodケーブル用の穴を直径16 mm (⅝ in)のホールプラグ(ほとんどの自動車パーツ店またはホームセンターで入手できます)で塞いでください。
    6. iPodモジュール(ステップ10bで取り外し済み)の一方のエンドフィッティングの金属コーンをブラケットのゴムグロメットにしっかりはめ込んで、iPodモジュールマウントブラケット(部品番号69200244)に取り付けます。
    7. モジュールを、ステップ10bで取り外したトルクススクリューでブラケットに固定します。 1.7–2.3 N·m (15–20 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
    8. ブラケットを、セルフタッピングトルクススクリュー(部品番号3612) 3本でサドルバッグリッドに固定します。 1.7–2.3 N·m (15–20 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
    9. iPodモジュールを右側サドルバッグのコネクター[274]に接続します。
    10. モジュールからサドルバッグ内のiPodまで、iPodケーブル(部品番号69200157)を接続します。
  4. フロントフェアリングにXMサテライトラジオモジュールが取り付けられている場合、「XM (185)」というラベルが貼られた12ウェイソケットハウジングをXMモジュールに接続します。 フロントフェアリングにナビゲーションインターフェースモジュール(NIM)が取り付けられている場合、「NIM (275)」というラベルが貼られた6ウェイソケットハウジングをナビゲーションモジュールに接続します。
  5. 35ウェイソケットハウジング[28B]を、ラジオの後方(クラッチレバー側)から抜きます。
  6. サービスマニュアル付録の説明に従い、[28B]からセカンダリーロックのスナップを外します。 2011年FLHXSEモデル: キャビティ1、2、24および25にあるショートワイヤーを取り外します。 キャビティ4、7、18、27および30からシールピンを取り外します。 2012年FLTRXSEモデル: キャビティ1、2、4、7、18、24、25、27および30からシールピンを取り外します。
  7. オーディオハーネスの終端処理された配線9本を、次のようにソケットハウジング[28B]に挿入します。
  • の配線をキャビティ1
  • の配線をキャビティ2
  • 赤/青の配線をキャビティ4
  • の配線をキャビティ7
  • の配線をキャビティ18
  • 薄緑/茶の配線をキャビティ24
  • 白/茶の配線をキャビティ25
  • 黒/青の配線をキャビティ27
  • の配線をキャビティ30
  1. セカンダリーロックをハウジングにはめ込みます。
  2. ソケットハウジング[28B]をラジオの裏に接続します。
  3. キットのケーブルストラップを使用して、ハーネスレッグを近くの配線に固定します。
オーディオソフトウェアのアップグレード
このキットを購入すると、アドバンスドオーディオシステムと使用される、特別に開発されたサウンドイコライザーソフトウェアをご利用いただけます。 この独自のイコライザーはサドルバッグスピーカーの性能とサウンドレスポンスを最大限に引き出すように設計されたものです。
このキットをハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にて取り付けていない場合でも、この特別イコライザーソフトウェアは、Digital Technician IIを通してどの取扱店でも無料で使用できます。 アップグレードの手続きには販売店のサービス料金が適用される場合があります。
通常使用状態に戻す
1. ハーレーダビッドソン販売店に、特別開発サウンドイコライザーソフトウェアをインストールしてもらい、サドルバッグスピーカーの性能とサウンドレスポンスを最適化します。
注記
サウンドシステムを損傷させないため、メインヒューズを取り付ける前に、イグニッションキースイッチがOFF (オフ)になっているか確認してください。
2. イグニッションスイッチがOFF (オフ)になっていることを確認します。 サービスマニュアルを参照し、説明に従ってメインヒューズを取り付けます。
3. ラジオとスピーカーコントロールが正しく作動するかテストします。
4. テスト完了後、左側サドルバッグを取り外し、メインヒューズの接続を再度外します。 配線用ケースカバーを取り付けます。 サービスマニュアルの説明に従って、タンクを取り付けます。
5. アウターフェアリングとウィンドシールドを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズ、サイドカバー、サドルバッグを取り付けます。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
6. サービスマニュアルを参照し、説明に従って、シートを取り付けてください。
使用時
野外に駐車している場合、スピーカーキャビティに水が少量溜まることがときどきあります。 サドルバッグスピーカーは、全天候型です。またスピーカーが作動することで水はすぐに蒸発してはけますが、一時的に音質に影響することがあります。 スピーカーキャビティをすぐに空にするには、サドルバッグのリッドを取ります。
交換用パーツ
図7。 交換用パーツ、CVOスピーカー拡張キット
交換用パーツ
表1。 交換用パーツ、CVOスピーカー拡張キット
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
アンプ
76000141
2
アンプブラケット
76000139
3
T-スタッドアンカー
73212-07
4
スクリュー、トルクス、No.10-24 x 12.7 mm (0.50 in)長
3658
5
カバー、アンプ
76000140
6
クリップ、プッシュイン(3)
12600068
7
穴開け用テンプレート、サドルバッグコネクター
76000265
8
ハーネス、サドルバッグジャンパー(左)
69200159
9
ハーネス、サドルバッグジャンパー(右)
69200160
10
プラグカバー(2)
69200329
11
スクリュー、トルクスボタンヘッド、1/4-20 x 19 mm (0.75 in)長(4)
940
12
パッド、サドルバッグラッチ(4)
別売りなし
13
サドルバッグ容量ラベル(2)
14000069
14
ウェザーキャップキット
別売りなし
15
ワイヤーリテーナー、粘着面の裏紙(10)
別売りなし
16
ケーブルストラップ、152 mm (6.0 in)長(10)
10065
17
オーディオハーネス
別売りなし
18
ケーブルストラップ、190 mm (7.5 in)長(10)
10006
19
ガスケット、スピーカー保護(2)
76000182
20
グリル、スピーカー(左)
76000180
21
グリル、スピーカー(右)
76000181
22
スピーカーアッセンブリー、5x7 (2)
76000142
23
スクリュー、Hi-Lo、No.8-18 x 31.8 mm (1.25 in)長(8)
10200095
24
ラバーワッシャー(8)
25700117
25
スクリュー、Hi-Lo、No.8-18 x 19 mm (0.75 in)長(8)
10200012
キットには含まれない本文中記載のアイテム:
A
ツイーター(2)、リアスピーカーアッセンブリー部品
B
スピーカー保護バスケットの大きな開口部
C
底部取り付けスクリューのサドルバッグリッド(10)
D
サドルバッグ側壁のパネルマウントコネクター穴(2)
E
12ウェイパネルマウントコネクター(2)
表2。 交換用パーツ、スピーカーマウント付きTouringモデルサドルバッグリッド
アイテム
詳細(数量)
キットまたは部品番号
サドルバッグリッドキット(アイテムF ~ I)、別売り。
CVOスピーカー拡張キット76000275の部品ではありません。
F
  • リッド(カバー)、サドルバッグ
別売りなし
G
  • 摩耗プレート(2)
90962-93
H
  • ガスケット、カバー
90675-93A
I
  • マウントブラケット
12700035