COMBINATION SPEEDOMETER/TACHOMETER GAUGE KIT (コンビネーションスピードメーター/タコメーターゲージキット)
J053062021-12-15
概略
図1。 タイトル49、米国コード(米国のみ)
概要(続き)
表1。 使用可能なスピードメーターの機能
適合モデル
機能
ギアインジケーター
トリップB
フューエルレベル
範囲
Clock (クロック)
バックライト色付き
Dyna®
2004年 ~ 2007年
-
はい1
-
-
はい1
はい1
2008年
はい1
-
-
はい1
はい1
2009年 ~ 2011年
はい1
はい1
はい1
Softail ® (FLSTSEを除く)
2004年 ~ 2007年
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はい1
-
-
はい1
はい1
2008年 ~ 2010年
はい1
はい1
はい1
Road King ® (FLHRSE3およびFLHRSE4を除く)
2004年 ~ 2007年
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はい1
-
-
はい1
はい1
2008 ~ 2013 年
はい1
はい1
はい1
注記:
1新機能
キット番号
表2。 キット番号
キット
説明
70900070B
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、MPH
70900071A
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、KMH
70900072A
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、MPH/KMH
適合モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.com内のパーツ&アクセサリーページ(英語版のみ)をご覧ください。
必要なサービスマニュアル
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、該当する年式/モデルのサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手できます。
キット内容:
このキットにはスピードメーター/タコメーターとアダプターハーネスが付属します。 このキットには交換用パーツは含まれていません。
オドメーターデータのコピー
注記
ゲージにNO CAL(キャリブレーションなし)と表示されます。 オドメーターのコピー処理実行前に取り付けると、正常に機能しません。
  1. エンジンOFF/RUNスイッチがRUN(ラン)位置にあることを確認します。
  2. イグニッションスイッチをACCY (アクセサリー)に合わせ、オドメーターの数字をメモします。
  3. イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。
  4. サービスマニュアルおよび「 図2 」を参照してください。 データリンクコネクター[91]の場所を確認します。
  5. データリンクコネクター [91]からラバープラグを取り外します。 キットのアダプターハーネスの4ウェイコネクターを取り付けます。
  6. アダプターハーネスの12ウェイコネクターを新品のゲージに取り付けます。 コピー処理中にゲージを維持します。
  7. 注記
    オドメーターコピー処理が短時間で繰り返された場合、パーセントカウントダウン、チェック(CHECK)、およびOKを表示します。 トラブルシューティングガイド( 表4 )を参照してください。
    暗い場所では、表示が読みにくい場合があります。
  8. イグニッションスイッチをON (オン)にします。 図1 を参照。 ゲージはコピー処理の完了度を迅速に表示します。 それから、ゲージはCHECKと表示し、最後にOKと表示します。 OKが表示されたらコピー処理は終了です。
  9. イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。
  10. データリンクコネクター[91]とゲージからアダプターハーネスを外します。 ラバープラグを取り付けます。
1ラバープラグ
2データリンクコネクター[91]
34ウェイアダプターハーネスコネクター
412ウェイアダプターハーネスコネクター
5スピードメーター
図2。 スピードメーターを接続し、オドメーターデータをコピーする
図3。 スピードメーターゲージが「OK」を表示
取り付け
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
1. サービスマニュアルを参照してください。 シートとメインヒューズを取り外します。
注記
仕上げ面を保護するために塗装パーツをカバーします。
2. サービスマニュアルを参照してください。 インスツルメントコンソールをフューエルタンクから取り外します。 H-D サービスカバーか、フューエルタンクの上にきれいなウエスを載せます。 インスツルメントコンソールを逆さにし、カバーの上に置きます。
3. サービスマニュアルを参照してください。 OE(標準装備)スピードメーターを取り外します。 新品のスピードメーターを取り付けます。
4. サービスマニュアルを参照してください。 インスツルメントコンソールをフューエルタンクに取り付けます。
注記
メインヒューズを取り付け、バッテリー電源を電気系統に適用すると、セキュリティライトが最大15秒点滅し、その間、新品のゲージがECMと同期します。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
5. サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズシートを取り付けます。
警告
走行前に、ヘッドランプ、テールランプ、ストップランプ、およびターンシグナルが正常に作動することを確認します。 被視認性が低いと、死亡事故や重大な人身事故につながるおそれがあります。 (00478b)
6. イグニッションスイッチを IG (イグニッション) に切り替えますが、車両をスタートさせないでください。 全てのランプの作動を点検します。
7. スピードメーターとタコメーターが正しく動作するか、オドメーターの数値が正しいか確認します。
注記
  • 交換したスピードメーターが積算走行距離が31.1 マイル (50 km) に達した後、ECM(電子制御モジュール)にロックされます。 トリップBオドメーターは、カウントダウン式で走行距離を表示します。 カウントダウンがゼロに達すると、スピードメーターはECMにロックされます。 別の車両に取り付けられた場合、オドメーターは「VIN ERR」と表示します。 カウントダウンがゼロになる前にスピードメーターが車両から取り外された場合、ECMにロックされていません。 このマイレージカウントダウンで、ロードテストにより、スピードメーターの交換が適切な修理だったかを確認することができます。
  • 50 km (31.1マイル) のカウントダウン期間 (スピードメーターがECMにロックされる前)は、バッテリー電源を電気系統に回復すると、新しいゲージがECMと同期する間、セキュリティライトが最大15秒点滅します。
  • ギア表示ディスプレイは、ホイールとエンジンスピードに基づき、計算されたギア位置を表示します。 ライダーのクラッチの使用方法やクラッチの摩耗状態によっては、ギア位置の表示が一時的に不正確となる場合があります。 可能性は低いですが、過剰な摩耗、誤って調整されたクラッチのいずれかの原因でクラッチがスリップしたり、オペレーターがクラッチに乗る場合は、一時的に読み取りを誤る可能性があります。
  • ABS搭載車両にゲージを取り付ける場合、、ABS警告灯が正常に機能することを確認してください。 ABS警告灯操作については、オーナーズマニュアルを参照してください。
  • ゲージがABS搭載車両にロックされた後(50km(31.1マイル)走行後)にゲージをABS非搭載車に取り付けた場合、オドメーターにはVIN ERRと表示され、ABS警告灯が点滅します。
  • 2007年式以前の車両は、ギアインジケーター表示機能に対応していません。
バッテリーの再接続と初期化
バッテリーの再接続または新しいゲージの取り付け後、ゲージがフューエルレンジを適切に初期化(走行距離をゼロに)するためには、フューエルタンクの半分ほどの燃料を必要とします。
最初に満タンになったフューエルタンクを燃焼する間、ゲージソフトウェアがお客様のライディングパターンを学習するプロセスを開始し、最終的にそれぞれのライディングが持つ特徴を計算したフューエル範囲に合わせて調整します。
フューエルレベル表示とタンクマウントフューエルゲージは、フューエルタンクが満タンの状態で始まると、常に一致しないことがあります。 スピードメーター/タコメーターのフューエルレベルが区分けされたディスプレイを活用するのに対して、タンクフューエルゲージは、フューエルレベルを示すのに連続したスイープ針を活用します。 各セグメントは、タンクの8分の1を表します。 例えば、特定のセグメントがオンになったばかりの場合や、オフになろうとしている場合、変更は表示されませんが、タンクマウントゲージの針は、位置の変更を示す場合があります。
フューエル満タンと満タン以上
フューエルおよび範囲表示を更新するには、車両に燃料を追加する際に、最低でも2米ガロンの燃料を追加することをお勧めします。 車両の運転後、即座にフューエルの表示が更新されない場合は、次の30 miでゆっくりとフューエルと範囲の表示が更新されます。
「Trip」リセットスイッチを押したままにして、「マイル」と「キロ」の表示を切り替えます。
ディスプレイ変更
バックライトの色は、ゲージ全体またはダイヤル全体、スピードメーターポインター、タコメーターポインター、ディスプレイで個別に変更することができます。 ギア表示とフューエルレベルディスプレイについても無効にすることが可能です。
フューエルレベル表示
1. 図1 を参照。 トリップリセットボタンを長押しします。 イグニッションスイッチをACC (アクセサリー)にします。 そしてトリップリセットボタンを離します。 ゲージには「SETUP(設定)」と表示され、フューエルレベルディスプレイが表示されます。
2. イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。 スイッチをACCYに戻し、フューエルレベルディスプレイをONからOFFに切り替えます。
3. トリップリセットボタンを押して次のディスプレイコントロールに切り替えるか、 または イグニッションスイッチをOFF (オフ)またはIGN (イグニッション)に回して通常の動作に戻し、設定を保存します。
図4。 フューエルレベルディスプレイセットアップ
ギアインジケーターディスプレイ
  1. トリップリセットボタンを長押しします。 イグニッションスイッチをACC (アクセサリー)にします。 そしてトリップリセットボタンを離します。 ゲージには「SETUP(設定)」と表示され、ギアインジケーターディスプレイが表示されます。
  2. トリップリセットボタンを押して、ギアインジケーター機能を選択するまでディスプレイを切り替えます。 ゲージには「SETUP(設定)」と表示され、ギア番号(1から5または6)の全範囲が表示されます。
  3. イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。 スイッチをACCYに戻し、ギアインジケーターディスプレイをONからOFFに切り替えます。
  4. トリップリセットボタンを押して次のディスプレイコントロールに切り替えるか、 または イグニッションスイッチをOFF (オフ)またはIGN (イグニッション)に回して通常の動作に戻し、設定を保存します。
バックライトの明るさ
  1. トリップリセットボタンを長押しします。 イグニッションスイッチをACC (アクセサリー)にします。 そしてトリップリセットボタンを離します。 ゲージには「SETUP(設定)」と表示され、フューエルレベルディスプレイが表示されます。
  2. トリップリセットボタンを押して明るさ機能が選択されるまでディスプレイを変更します。 ゲージには「SETUP BRIGHT(明るさ設定)」と表示され、ギア番号(1~6)全範囲が表示されます。
  3. イグニッションスイッチをすぐにOFF (オフ)にし、ACCY (アクセサリー)に戻して「BRIGHT」と「DIM」設定を切り替えます。
  4. トリップリセットボタンを押して次のディスプレイコントロールに切り替えるか、 または イグニッションスイッチをOFF (オフ)またはIGN (イグニッション)に回して通常の動作に戻し、設定を保存します。
時計調整
  1. ゲージの時計を調整するには、時計ディスプレイに切り替えます。
  2. トリップリセットボタンを長押しします。 トリップリセットボタンを長押しして、時計を12時間制または24時間制のどちらにするかを選択します。
  3. 時間が点滅します。 トリップリセットボタンを素早く押して、時間を合わせます。 トリップリセットボタンを長押しします。
  4. 分が点滅します。 トリップリセットボタンを素早く押して、時間を合わせます。 トリップリセットボタンを長押しします。
  5. AM(午前)またはPM(午後)が点滅します。 トリップリセットボタンを押して選択します。 トリップリセットボタンを長押しします。
ディスプレイの色
  1. トリップリセットボタンを長押しします。 イグニッションスイッチをACC (アクセサリー)にします。 そしてトリップリセットボタンを離します。 ゲージには「SETUP(設定)」と表示され、フューエルレベルディスプレイが表示されます。
  2. トリップリセットボタンを押してディスプレイカラー機能を選択するまでディスプレイを変更します。 ゲージには「COLOR ALL」(ディスプレイカラー一括変更)、「DIAL」(タコメーターとスピードメーターのバックライトカラー変更)、LCD (LCDディスプレイのバックライトカラー変更)、sopeedometer(スピードメーターのニードルカラー変更)またはtachometer(タコメーターのニードルカラー変更)が表示されます。
  3. イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。 スイッチをACCYに戻します。 ゲージには現在使用している色の色番号が表示されます。
  4. 表3 」および「 図5 」を参照してください。 トリップリセットボタンを長押しして、色を 素早く 切り替えます。 トリップリセットボタンを離して切り替えを停止します。 または 、トリップリセットボタンを繰り返し押したり離したりして、 ゆっくり カラーを切り替えます。
  5. イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。 スイッチをACCYに戻して色を保存します。 ゲージにSAVED(保存済)と表示され、ディスプレイカラー選択メニューに戻ります。
  6. イグニッションスイッチをOFF (オフ)またはIGN (イグニッション)に回し、通常の動作に戻します。
図5。 ディスプレイカラー選択
表3。 カラーガイド
番号
レンジカラー
000 ~ 015
016 ~ 030
アンバー(オレンジ)
031 ~ 060
061 ~ 100
黄/緑
101 ~ 180
181 ~ 250
緑/青
251 ~ 350
351 ~ 380
青/紫
381 ~ 440
441 ~ 490
ピンク
491 ~ 525
526 ~ 600
ホワイト/ライトカラー
注記: 色の説明および色の範囲はおおよそです。
表4。 トラブルシューティング
操作
問題
考えられる原因
考えられる解決策
オドメーターデータのコピー
ゲージにパーセント、「check」、「ok」が表示されません。
ゲージは既にオドメーターコピーを行っているか、ゲージに電源がない場合があります。
ゲージを取り付け機能を確認します。
オドメーターデータのコピー
ゲージにパーセント、「check」、「ok」が表示されません。
車両イグニッションスイッチが「ign (イグニッション)」にありません。
「ign」位置に回します。
オドメーターデータのコピー
ゲージにパーセント、「check」、「ok」が表示されません。
車両のエンジンラン/ストップスイッチが「run (ラン)位置」にありません。
スイッチを「run (ラン)」にします。
オドメーターデータのコピー
ゲージがパーセントを開始するが完了しない。
ゲージが車両バス(電気系統)への通信を失いました。またはゲージが車両に適合していません(年式に対応していません)。
車両イグニッションスイッチを「off (オフ)」にし、エンジンラン/ストップスイッチを「stop (ストップ)」にして、15秒待ってからもう一度行ってください。
オドメーターデータのコピー
カウントダウン前にゲージが「no cal」または「vin err」になります。
通常のソフトウェアの機能です。
何も必要ありません。 ゲージにパーセント、「check」および「ok」が表示されるか確認します。 ゲージは正しく機能しています。
車両ハーネスへの取り付け
LCDに「no cal」が表示されます。
ゲージがコピーオドメータープロセスを実行していません。
iシートでコピーオドメーター処理を行ってください。
車両ハーネスへの取り付け
LCDに「vin err」が表示されます。
ゲージが既に他の車両に「合わせ」られています(合計50 km (31.1マイル))。
前の車両に再度取り付け、「vin err」が表示されないことを確認します。
セットアップモードの設定
セットアップモードにならない。
ゲージコネクターまたはトリップリセットボタンの接続が緩んでいます。
ゲージコネクターの曲がったアクセサリーピン6番をチェックするか、トリップリセットボタンの動作を確認します。
ギア表示
ギア表示が動作しない。
オンになっていません。
説明書シートを使用し、セットアップモードでギア表示をオンにします。
ギア表示
ギア表示が動作しない。
車両は2007年以前のモデルです。
該当なし
フューエルレベル
フューエルレベルが動作しない。
Sportsterの場合、フューエルセンダーが正しく取り付けられているか確認します。
取り付け方法については説明書シートを使用してください。
カラー変更
カラーは保存されません。
カラーが正しく保存されていない。
正しい保存方法については説明書シートを使用してください。
注記: 保証を請求する前にテクニカルサービスまで取り付けやトラブルシューティングに関してお問い合わせください。