LIGHTED PASSENGER FOOTBOARD COVER (照明付きパッセンジャーフットボードカバー)
J052212010-07-15
概要
キット番号
50541-03A
モデル
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログを参照ください。または、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
装着に必要となる追加部品
お持ちの車両モデルにこのキットを正しく取り付けるには、追加のパーツやアクセサリーを別途購入し、取り付けなければならない場合があります。 お持ちのモデルに必要なパーツまたはアクセサリーのリストは、純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。 取り付け時には、車両の年/モデルのサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手できます。
取り付け要件
2014 ~ 2016年のTouringモデル: アクセサリー回路コネクターを配置するために、延長ハーネス(部品番号69200722)を別途購入する必要があります。
2017年以降のTouringモデル: アクセサリー回路コネクターを配置するために、延長ハーネス(部品番号69201599)を別途購入する必要があります。
キット内容
図13」および「表1」を参照してください。
取り外し
メインヒューズを搭載したすべての車両:
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
注記
スマートサイレンを搭載した車両の場合:
  • ハンズフリーキーフォブが作動圏内にあることを確認します。
  • イグニッションキースイッチをIGNITION位置にします。
  1. サービスマニュアルを参照し、メインヒューズの外し方の説明に従ってください。
メイン回路ブレーカーを搭載したすべての車両:
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a)
1. 車体のサービスマニュアルを参照し、説明に従ってシートを取り外し、マイナス(黒)バッテリーケーブルをマイナス(-)バッテリーターミナルから取り外します。 シートマウントハードウェアをすべて保管します。
2. パッセンジャー用のフットボードとサポートのアッセンブリーを取り外します。
a. 1992年以前のモデルおよびアクセサリーフットボード: 図1パッセンジャー用のフットボードとサポートの各アッセンブリー(1)を車両のマウントスタッドから取り外します。 フットボードサポートの種類に応じて、セルフロックナット(2)とボルト(3)、もしくはボルト(3)とロックワッシャー(4)をフットボードサポートスプリットハブから取り外す必要があります。 取り付け用のハードウェアはすべて保管します。
b. 1993年以降のTouringモデル 図2パッセンジャー用のフットボードとサポートの各アッセンブリー(1)を車両のマウントスタッドから取り外します。 ソケットヘッドスクリュー(2)とロックワッシャー(3)をフットボードサポートから取り外す必要があります。 取り付け用のハードウェアはすべて保管します。
3. 図1」および「図2」を参照してください。 フットボードに取り付けられているカバーがあればすべて取り外してください。
組み立て
1. 図3」を参照してください。 ランプアッセンブリー(1)を各カバー(2)に取り付け、ランプとカバーのアッセンブリーを各フットボード(3)の底に置きます。 マウントホールの位置にマークを付けます。
2. ランプとカバーのアッセンブリーをフットボードから取り外します。 各マウントホール位置のちょうど中心にセンターポンチを軽く打ち込みます。こうしておけば、次のステップの際にドリルビットが逃げなくなります。
注記
フットボードにカバーマウントホールをあけるときは、フットボードパッドまで穴をあけないよう、穴あけの深さが12 mm (½ in)を超えないように気を付けてください。 
3. ドリルでマウントホールに穴をあける準備としてフットボードを固定します。 直径5/32インチの ドリルビットを使用して、センターポンチでフットボードに印を付けた箇所に穴をあけます。 穴はあまり深くあけすぎないよう気を付けてください。フットボードパッドを傷めるおそれがあるからです。ただし、キット付属のセルフタッピングスクリューが底に着かずにねじ込めるだけの深さは必要です。 ドリルストップツールを使用して、穴あけの深さを12 mm (½ in)に制限します。 
4. 図4」を参照してください。 フットボードキャスティング(3)から突き出ているラバーバンパー(2)の余計な部分(1)をナイフかニッパーで取り除きます。
5. 図3」を参照してください。 キット付属のセルフタッピングスクリュー(4) 4個のねじ部に軽量オイルを塗ります。 各フットボード(3)に開いた2つの穴の途中までスクリューを挿入します。これで、フットボードにねじ山を付ける準備が整います。 スクリューを取り外し、穴にゴミなどがあればきれいにします。フットボードに残ったオイルもきれいにしてください。
注記
図5」を参照してください。 Touringモデルに装着してあるフットボード(1)にランプアッセンブリーを正しく密着させるためには、ガスケットの位置合わせが重要です。 このことは、ランプとカバーのアッセンブリーをアクセサリーフットボード(2)に取り付けるときに特に重要です。
6. 図3」を参照してください。 ガスケット(5)を各フットボードに置きます。ただし、位置合わせの確認が済むまでは、裏貼りははがさないでください。 ランプアッセンブリー(1)を各フットボード(3)に置き、ガスケットとランプアッセンブリーとの位置関係を確認します。 ガスケットは、ランプの全周にわたってランプアッセンブリーと面一になっていなければなりません。 必要な場合は、ガスケットのしかるべき位置に印を付けます。
7. ガスケット(5)の裏貼りをはがし、各フットボード(3)に押し付けます。
8. キット付属のセルフタッピングスクリュー(4)を2個使って、ランプアッセンブリー(1)とカバー(2)とを各フットボードに取り付けます。今度はいっぱいまでねじ込んでください。
注記
以下のステップでは、エキゾーストパイプとの間に十分なクリアランスができるよう、図のようにワイヤーを取り回してください。
1フットボードとサポートのアッセンブリー
2セルフロックナット
3ボルト
4ロックワッシャー
5カバー
6スクリュー(2)
図1。 パッセンジャーフットボードアッセンブリー - 1992年以前のモデルおよびアクセサリーフットボード
1フットボードとサポートのアッセンブリー
2ソケットヘッドスクリュー
3ロックワッシャー
4カバー
5スクリュー(2)
図2。 パッセンジャーフットボードアッセンブリー - 1993年以降のTouringモデル
1ランプアッセンブリー
2カバー
3フットボード
4セルフタッピングスクリュー(4)
5ガスケット
図3。 フットボードカバーの取り付け
9. ワイヤーハーネスをフットボードサポートに固定します。
a. 1992年以前のモデルおよびアクセサリーフットボード: 図6図に示したように、各フットボードサポート(2)の底の側面に沿ってワイヤーハーネス(1)を取り回します。 フットボードを折り畳んだときにワイヤーが引っ張られないようにするため、小さなループ(3)を設けてハーネスをたるませます。 ケーブルストラップ(4)でハーネスをフットボードサポートに固定します。
b. 1993年以降のTouringモデル:図7」を参照してください。 フットボードサポート(2)の底面に沿ってワイヤーハーネス(1)を取り回します。ハーネスはできる限り、へこんだ部分に入れるようにしてください。 フットボードを折り畳んだときにワイヤーが引っ張られないようにするため、小さなループ(3)を設けて各ハーネスをたるませます。 ケーブルストラップ(4)でハーネスをフットボードサポートに固定します。
1ラバーバンパーの余計な部分
2大きなラバーバンパー
3フットボードキャスティング
図4。 ラバーバンパーの切除
取り付け
1. フットボードを車両に取り付けます。
a. 1992年以前のモデルおよびアクセサリーフットボード: 図8フットボードとカバーの各アッセンブリー(1)を元の位置でマウントスタッドに取り付け、ボルトの穴と、スタッドの機械加工溝の位置を揃えます。 フットボードサポートの種類に応じて、セルフロックナット(2)とボルト(3)、もしくはボルト(3)とロックワッシャー(4)を使って、各フットボードを固定します。 ナットを14 N·m (10 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
b. 1993年以降のTouringモデル: 図9フットボードとカバーのアッセンブリー(1)をマウントスタッドに取り付けます。その際、サポートのボルト穴とマウントスタッドの穴の位置が揃うようにしてください。 ソケットヘッドスクリュー(2)とロックワッシャー(3)を使って各フットボードを固定します。 アレンスクリューを41 N·m (30 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
2.
注記
フレームチューブに沿ってワイヤーを取り回すときは、短絡するのを避けるため、可動部品からも、熱源からも、挟まれるおそれのある箇所からも、ワイヤーを離すようにしてください。
左のフットボードハーネスは、ドライブベルトから離すようにしてください。
リアフレームアップライトに沿ってシートパンエリアまで、フットボードランプワイヤーハーネスを取り回します。 必要に応じてケーブルストラップを使ってハーネスをフレームに固定します。
注記
電気的接続は、年式、モデルによって異なります。 お乗りの車両に対応した、電気接続の説明を参照してください。
1Touringモデルに装着されているフットボード
2アクセサリーフットボード
図5。 フットボードの識別
電気接続 - 1994年以降の全Touringモデル
1. 図10」を参照してください。 4極のDeutsch製コネクターをフロアボードワイヤーハーネスに取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
a. オレンジワイヤーのターミナルをコネクターのキャビティ3に取り付けます。
b. 黒(アース)ワイヤーのターミナルをコネクターのキャビティ4に取り付けます。
c. コネクターのキャビティ1および2にシールピンを取り付けます。
d. セカンダリーロックで各ターミナルを固定します。
2. 右(1)および左(2)のランプアッセンブリーワイヤーハーネスをフットボードワイヤーハーネス(3)に差し込みます。
3. フットボードワイヤーハーネスコネクター(4)をシート下のアクセサリープラグに接続します。 「最終組立作業」へ進みます。
電気接続 - 2011年以降のSoftailモデル
1. 図10」を参照してください。 6極のDeutsch製コネクター(5)をフロアボードワイヤーハーネスに取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
a. オレンジワイヤーのターミナルをコネクターのキャビティ5に取り付けます。
b. 黒(アース)ワイヤーのターミナルをコネクターのキャビティ2に取り付けます。
c. コネクターのキャビティ1、3、4、6にシールピンを取り付けます。
d. セカンダリーロックで各ターミナルを固定します。
2. 右(1)および左(2)のランプアッセンブリーワイヤーハーネスを、キット付属のフットボードワイヤーハーネス(3)に差し込みます。
3. フットボードワイヤーハーネスコネクター(4)をシート下のアクセサリープラグに接続します。 「最終組立作業」へ進みます。
1ワイヤーハーネス
2フットボードサポート
3ループ
4ケーブルストラップ
図6。 ワイヤーハーネスの取り回し - 1992年以前のモデルおよびアクセサリーフットボード
1ワイヤーハーネス
2フットボードサポート
3ループ
4ケーブルストラップ(3)
図7。 ワイヤーハーネスの取り回し - 1993年以降のTouringモデル
1フットボードとサポートのアッセンブリー
2セルフロックナット
3ボルト
4ロックワッシャー
図8。 パッセンジャーフットボードアッセンブリー - 1992年以前のモデルおよびアクセサリーフットボード
1フットボードとサポートのアッセンブリー
2ソケットヘッドスクリュー
3ロックワッシャー
図9。 パッセンジャーフットボードアッセンブリー - 1993年以降のTouringモデル
電気接続 - 1993年以前のTouringモデル、および2010年以前のSoftailモデル
1. 図11」を参照してください。 右(1)および左(2)のランプアッセンブリーワイヤーハーネスを、キット付属のフットボードワイヤーハーネス(3)に差し込みます。
2. 黒ワイヤー(5)に付いているターミナルを、できる限りコネクターに近い位置で切り落とします。 接合する各ワイヤーの先端から被覆を10 mm (⅜ in)剥き、キット付属のリングターミナル(6)を取り付けます。
3. シート下にあるアーススタッドにリングターミナル(6)を接続します。
4.
注記
密閉型接合コネクターの詳しい使い方については、「接合情報(1993年以前の全モデル、および全Softailモデル)」を参照してください。
オレンジワイヤー(7)に付いているターミナルを切り落とし、絶縁済みのシール接合コネクター(8) (キット付属)を取り付けます。 シート下のリアランプコネクターの近くにあるメインハーネスのアクセサリーワイヤー回路(9)に、コネクターのもう一方の先端を接合します(ワイヤーの色はオレンジまたはオレンジ/白)。 「最終組立作業」へ進みます。
接合情報(1993年以前のTouringモデル、および2010年以前のSoftailモデル)
1. できる限りターミナルに近いところでワイヤーからターミナルを切り落とします。
2. 接合する各ワイヤーの先端から被覆を10 mm (⅜ in)剥きます。
3. 図12」を参照してください。 接合部ごとに図のようにワイヤーの先端を接合コネクターに挿入します。
4. バット接合コネクターの色と、クリンプツールのクリンプキャビティの色を同じにします。 Crimping Tool (クリンプツール) (H-D 38125-8)を使ってワイヤーをコネクターにクリンプします。
UltraTorch UT-100 (H-D 39969)、Robinair Heat Gun (Robinair製ヒートガン) (H-D 25070) (Heatshrink Attachment (ヒートシュリンクアタッチメント) (H-D 41183)を併用)、その他の適切な放射加熱装置のいずれかを使って、クリンプした接合部に熱を当ててバット接合コネクターを密閉します。 コネクターの両端から密閉剤が融解して流出するまで、圧着部の中心から各末端に向かって熱を加えてください。
最終組み立て作業
1. サービスマニュアルを参照し、バッテリーマイナス(-)ケーブルを接続するか、メインヒューズを取り付けます。
2. サービスマニュアルを参照してください。 シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。
1右ランプアッセブリーハーネス
2左ランプアッセブリーハーネス
3フットボードワイヤーハーネス
44極コネクター - 1994以降のTouringモデル
56極コネクター - 2011年以降のSoftailモデル
6ターミナル(2)
図10。 電気接続 – 1994年以降の全モデル
1右ランプアッセブリーハーネス
2左ランプアッセブリーハーネス
3フットボードワイヤーハーネス
4ターミナル(2)
5黒ワイヤー(アース)
6リングターミナル
7オレンジワイヤー
8シールドスプライスコネクタ
9アクセサリー回路ワイヤー(オレンジまたはオレンジ/白)
図11。 電気接続 - 1993年以前の全モデル、および2010年以前のSoftailモデル
1むき出しにしたワイヤーの端をコネクターに挿入した状態
2コネクターに圧着されたワイヤーの末端
3熱を加えた後のコネクター
図12。 シールドスプライス接続
交換用パーツ
図13。 交換用パーツ: 照明付きパッセンジャーフットボードカバー
表1。 交換用パーツ表
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
フットボードカバーアッセンブリー(2)
50567-03
2
ランプアッセンブリー(2)、ガスケット(アイテム13)を含む
50548-03
キット、ハードウェアの取り付け(アイテム3 ~ 12を含む)
50568-03A
3
  • ハーネス、フットボード
69200098
4
  • スクリュー、セルフタッピング、#10 (4)
単品販売なし
5
  • リングターミナル、1/4インチID (2)
9858
6
  • ケーブルストラップ(8)
10181
7
  • 接合コネクター(2)
70586-93
8
  • ハウジング、4極ソケット、黒
72114-94BK
9
  • ハウジング、6極ソケット、黒
72116-94BK
10
  • セカンダリーロック、4 ウェイソケット
72154-94
11
  • セカンダリーロック、6極ソケット
72156-94
12
  • シールピン(4)
72195-94
13
ガスケット(2)
単品販売なし