FLD DOCKING HARDWARE (FLDドッキング金具)
J053182011-06-10
概要
キット番号
52300065
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
装着に必要となる追加パーツ
このキットを正しく取り付けるには、Loctite® 243 Threadlocker and Sealant (Loctite 243スレッドロッカシーラント) (青) (部品番号99642-97)が必要です。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容
図2」および「表1」を参照してください。
取り付け
注記
フェンダーを合わせたまま、車両の片側で次の手順を全て完了させてから反対側の作業に入ります。
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a)
1. シートを外してマイナスバッテリーケーブルを外します。
2. 装備車の場合、サドルバッグを取り外してください。
3. ショックアブソーバー最上部のファスナーを取り外します。右側から始めてください。
4. 2本のスクリューとサドルバッグマウントスプールを取り外して、フレームレールカバーを取り外します。
5. フェンダー内側からフェンダーマウントストラップ(A)を取り外し、再取り付けのために保存します。 フェンダーとフェンダーレールからプラスチック製ファスナー2個と黒色のフェンダースペーサー(G)を外し、廃棄します。
6. フェンダーリフレクターは、必ず取り外してクロームのレール上に移します。 リフレクターの取り外しには、デンタルフロスなど研磨作用のない道具を使ってください。 手順については、「リフレクターの取り付け」を参照してください。
7. 右側のドッキングブラケット(4)を取り付けます。 スクリュー(9)にLoctiteを数滴垂らし、フロント側ドッキングポイント(D)、クロームスペーサー(10)、レールカバー(B)、フレームレール、およびドッキングブラケット(4)に挿入し、フェンダーマウントストラップ(A)を再取り付けします。 スクリュー(9)にLoctiteを数滴垂らし、リア側ドッキングポイント(E)、クロームスペーサー(10)、レールカバー(B)、フレームレール、およびドッキングプレート(4)に挿入し、フェンダーマウントストラップ(A)を再度取り付けます。 スクリューをフェンダーマウントストラップに、16–24 N·m (12–18 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
8. Loctiteを数滴スクリュー(8)に塗ります。 取り付けたドッキングプレートのフロント側に、ワッシャー(5)とスクリュー(8)でショートドッキングポイント(2)を取り付けます。 スクリューを10.8 N·m (8 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
9. Loctiteを数滴スクリュー(8)に塗ります。 取り付けたドッキングプレートのリア側に、ワッシャー(5)とスクリュー(8)でロングドッキングポイント(1)を取り付けます。 スクリューを10.8 N·m (8 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
10. Loctiteを数滴スクリュー(6)に塗ります。 ロアドッキングポイント(F)をスペーサー(11)およびスクリュー(6)で取り付け、16–24 N·m (12–18 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
11. アッパーショックアブソーバーのボルトを取り付け、40.7–54.2 N·m (30–40 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
12. 反対側でもステップ2 ~ 11を繰り返します。
13. ドッキングポイントにサドルバッグを取り付けてください。
リフレクターの取り付け
注記
  • リフレクターをサイドプレートにしっかり接着するには、周囲温度が] 16 °C (60 °F)以上でなければなりません。
  1. 50 ~ 70%のイソプロピルアルコールと30 ~ 50%の蒸留水の混合液で、オイル、グリース、指紋をきれいにします。 完全に乾くまで待ちます。
  2. リフレクターの粘着テープから(7)から裏紙をはがし、リフレクターをドッキングポイントの間のクロームフェンダーカバーに位置合わせします。 リフレクターを取り付け位置に強く押し付け、同じ圧力で押さえたまま30秒間固定します。 もう一方のドッキングブラケットについて、同じ手順を繰り返します。
保護テープ
注記
保護テープの目的は、リアアクセサリードッキングポイント(1)がサドルバッグリッドに傷を付けないようにすることです。
  1. 保護テープを、サドルバッグリッドのリアアクセサリードッキングポイントのスクリューに合わせます。 保護テープを貼り付けて、サドルバッグリッドのショルダーを若干動かし、リッドの下、ガスケットとリッドのリップの間に押し込みます。
  2. 反対側でも手順を繰り返します。
1リアドッキングポイント
2保護テープ
図1。 保護テープの貼り付け
メンテナンス
注記
時間が経つと、ドッキングポイントが摩耗し、対応するラゲッジラック、またはサイドプレートが緩むことがあります。 次の手順できつく固定することができます。
  1. 各ドッキングポイントに印を付けて現在のトップ位置がわかるようにします。
  2. ドッキング金具を取り外します。
  3. ドッキングポイントファスナーおよびマウントホールに残っているねじ山の接着ねじロック剤を全て取り除いた後で、新たにLoctite 243 (青)をねじ山に塗ります。
  4. ドッキングポイントを前の位置から約45°時計方向に回転させます。
  5. ドッキング金具を取り付け手順に記載された適切なトルク値で締め付けます。
  6. この手順は、ドッキングポイントの交換が推奨されるまで最大で3回繰り返すことができます。
最終組立作業
  1. バッテリーケーブルのプラス(+)ケーブルから先に接続して、メインヒューズを取り付けます。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
交換用パーツ
図2。 交換用パーツ: FLDドッキング金具
表1。 交換用パーツ表
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ドッキングポイント、リア(2)
53684-96A
2
ドッキングポイント、ミニ(2)
53967-06
3
ドッキングブラケット、左、クローム(非表記)
別売りなし
4
ドッキングブラケット、右、クローム
別売りなし
5
プレーンワッシャー、Aタイプ(4)
6339
6
トルクスソケットボタンヘッドスクリュー(2)
8329
7
テープ、両面フォーム(2)
53791-06
8
ソケットボタンヘッドキャップスクリュー、トルクスドライブ(4)
94592-98
9
ボタンヘッドトルクススクリュー0.375-16 x 2.50 (4)
10200045
10
スペーサー、特殊クローム(4)
別売りなし
11
スペーサー、特殊クローム(2)
別売りなし
12
保護テープ(2)
54233-09
キットには含まれない本文中記載のアイテム:
A
フェンダーマウントストラップ、右および左
B
フレームレールカバー(2)
C
リフレクター(2)
D
フロントサドルバッグドッキングポイント(2)
E
リアサドルバッグドッキングポイント(2)
F
ロアサドルバッグドッキングポイント(2)
G
黒色フェンダースペーサー(2)、廃棄