AUXILIARY BRAKE/ RUN/ TURN SIGNAL CONVERSION KIT (補助ブレーキ/ラン/ターンシグナルコンバージョンキット)
J054952014-02-03
概要
キット番号
69461-06D
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
このキットは、Narrow Rear Directional Bar (ナローリアディレクショナルバー) (部品番号68611-98)との互換性はありません。
注記
赤色のターンシグナルレンズは全ての司法管轄地域で合法であるとは限りません。 法令を確認してください。
取り付け要件
このキットを正しく取り付けるには、Ultratorch UT-100 (ウルトラトーチUT-100) (部品番号HD-39969)、Robinair Heat Gun (Robinairヒートガン) (部品番号HD-25070)とHeatshrink Attachment (ヒートシュリンクアタッチメント) (部品番号HD-41183)、またはその他の適切なヒートガンが必要です。
バッテリーケーブルを取り外した後、Electrical Contact Lube (エレクトリカルコンタクトルーブ) (部品番号99861-02)または同等品が必要です。 このアイテムはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にてお買い求めいただけます。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、該当する年式/モデルのサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にてお買い求めいただけます。
電気的過負荷
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
このキットには、ブレーキの作動中にストップランプ回路から最大で4.5 Aの追加電流が必要です。
キット内容
図3」および「表1」を参照してください。
準備
スマートサイレン非装備車両
サービスマニュアルを参照し、シートを取り外します。 シートと全てのシート取り付け金具を保管します。
メインヒューズ装備車両:
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
  1. サービスマニュアルを参照してメインヒューズを取り外します。
  2. シートを取り外します。 シートと全てのシート取り付け金具を保管します。
メインサーキットブレーカー装備車両:
1. サービスマニュアルを参照し、シートを取り外します。 シート取り付け金具は全て保管します。
警告
誤って車両が始動すると、死亡事故や重傷事故を引き起こすおそれがあるため、バッテリーケーブル(マイナス(-)ケーブルが先)を外してから作業を開始してください。 (00307a)
警告
マイナス(-)バッテリーケーブルを先に取り外します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00049a)
2. バッテリーケーブルを両方取り外します。先にマイナスバッテリーケーブルを外してください。
スマートサイレン装備車両
注記
  • 2007年以降の車両:
セキュリティフォブがある状態で、イグニッションスイッチをON (オン)にします。 システムが解除された後、イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。 直ちにサービスマニュアルに従ってメインヒューズを取り外します。 このセクションで前述したスマートサイレン非装備車両、メインヒューズ装備車両の警告を参照してください。
シートを取り外します。 シートと全てのシート取り付け金具を保管します。
  • 2006年以前の車両:
キーフォブまたはセキュリティコード付きサイレンを解除します。 サービスマニュアルを参照し、シートを取り外します。 シートと全てのシート取り付け金具を保管します。
メインヒューズまたはバッテリーケーブルを取り外します。 このセクションで前述したスマートサイレン非装備車両の該当する警告を参照してください。
  • 全年度のモデル:
イグニッションスイッチをOFF (オフ)にしていない場合はOFF (オフ)にします。
1リアフェンダーライトコネクター
2メインハーネスコネクター
図1。 標準リアフェンダーライトコネクター(FLHTCの表示)
取り付け
  1. 図1」を参照してください。 リアフェンダーから出ているリアワイヤーハーネスをシートの下に配置します。 メインハーネスコネクター(2)からリアフェンダー配線コネクター(1)を外します。
  2. 図3」を参照してください。 キットからターンシグナルモジュール(1)を取り出します。 ステップ1のコネクターにモジュールのコネクターを接続します。 所定の位置にはめます。
  3. 注記
    モデル間での差異のため、モジュールを固定する最良の場所はただ1か所ではありません。 場所を決めるときの注意:
    • シートを再度取り付けるときに、コネクターとモジュールが固定されていないこと確認します。
    • シートを再度取り付けるときに、配線の挟み込みがないことを確認します。
    • ワイヤーハーネスとフェンダー下のリアホイールとの間のクリアランスを保持します。
  4. キットのケーブルストラップ(5)を使用して、モジュール、コネクター、配線をシート下に固定します。
1オレンジワイヤー(2)
2青ワイヤー
3シール付きスプライスコネクター
4コネクター内の圧着されたワイヤーの先端
5熱を加えた後のコネクター
図2。 シール付きスプライスコネクターの取り付け
警告
UltraTorch UT-100または他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00335a)
  • 熱をフューエルシステムコンポーネントに近づけないでください。 過度の熱によりフューエルが発火/爆発するおそれがあります。 死亡事故や重大な人身事故につながる場合があります。
  • ヒートシュリンク作業が行われているコネクター以外の電気系統コンポーネントに熱を近づけないでください。
  • ツールチップ部分とヒートシュリンクアタッチメントに手を触れないでください。
  1. 1997 ~ 1999のFLHRおよびFLHRCIモデルのみ: ストップランプを接続する回路を修正する必要があります。 以下のステップに従ってください。 以下のステップを完了した時に、計器回路の総電流が15 Aを超えていないことを確認してください。
    1. サービスマニュアル付録の配線図を参照してください。 ストップランプリレー[124]から、青色のワイヤーをシートの下にあるメインハーネスまでたどります。 メインハーネスをフレームに固定しているケーブルストラップを取り外します。
    2. ヒューズブロックにある計器回路からオレンジ色のワイヤーを見つけます。 メインハーネスへのワイヤーをたどります。
    3. 接合に便利な場所で青とオレンジの両方のワイヤーを切断します。
    4. オレンジ色のワイヤーの新たな切断部の被覆を両方とも9.5 mm (⅜ in)むきます。 ストリップ 9.5 mm (⅜ in) 切断出ている青いワイヤーの先端から被覆の ストップランプ リレーから 。 青色のワイヤーのメインハーネス側の切断部の被覆はむきません。 ランプ回路にはこのワイヤーはもう接続されていません。
    5. 図2」を参照してください。 ストップランプリレーの青色のワイヤー(2)とオレンジ色のワイヤー(1)の両方の端部を、キットのシール付きスプライスコネクター(3)に挿入します。
    6. サービスマニュアルの付録を参照してください。 コネクターの色とクリンプツール(部品番号: H-D38125-8)の圧着穴の色を合わせます。 クリンプツールを使って、コネクターを3本のワイヤー全てに圧着します。
    7. 図2」を参照してください。 Ultratorch UT-100 (H-D 39969)、Robinair Heat Gun (Robinairヒートガン) (H-D 25070) (Heatshrink Attachment (ヒートシュリンクアタッチメント) (H-D 41183)を併用)、その他の適切な放射加熱装置のいずれかを使って、圧着した接合部に熱を当ててスプライスコネクションを密閉します。 コネクター(5)の両端から密閉剤が融解して流出するまで、圧着部の中心から各末端に向かって熱を加えてください。 コネクターを自然に冷やします。
    8. キット付属の収縮チューブを、メインハーネスから出ている青色のワイヤーにスライドさせます。 収縮チューブを加熱して、ワイヤーのむき出しの端を圧着します。
    9. キットのケーブルストラップを使用して、メインハーネスをフレームの元の位置に束ねて固定します。
  2. 全モデル: 元のアンバー色のリアターンシグナルレンズからねじを取り外します。 レンズを取り外して廃棄します。
  3. 図3」を参照してください。 キットから赤色のターンシグナルレンズ(2)の1つを取り出します。 赤色レンズをリアターンシグナルハウジングに取り付けます。 元のスクリューで固定します。 しっかりと締めます。 反対側のレンズでも繰り返します。
完了
注記
サウンドシステムの損傷を防止するため、最初にイグニッションスイッチがOFF (オフ)であること確認してから、メインヒューズの取り付けやバッテリーケーブルの接続を行ってください。
メインサーキットブレーカー装備車両
警告
プラス(+)側のバッテリーケーブルを先に接続します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00068a)
  1. サービスマニュアルを参照して、バッテリーケーブルを接続します(赤色のプラスケーブルから接続)。 バッテリーターミナルにワセリンまたは腐食防止剤を薄く塗布します。
メインヒューズ装備車両
  1. サービスマニュアルを参照し、メインヒューズを取り付けます。
全モデル
警告
車両を運転する前に、全てのランプやスイッチ類が正常に作動することを確認してください。 被視認性が低いと、死亡事故または重大な人身事故につながるおそれがあります。 (00316a)
  1. 全モデル: イグニッションスイッチをON (オン)に入れますが、エンジンは始動しないでください。 次のとおり、ランプが正しく機能していることを確認してください:
  • イグニッションスイッチがON (オン)になると、左右のターンシグナルランプと中央のテールランプが点灯します。
  • ブレーキレバーまたはブレーキペダルが作動すると、左右のターンシグナルランプと中央のテールランプが明るくなります。
  • 左右のターンシグナルが作動すると、正しい車両ターンシグナルが点滅します。
  • ハザード警告(緊急4ウェイフラッシャー)が作動すると、両方のターンシグナルが点滅します。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
  1. サービスマニュアルを参照してシートを取り付けます。
交換用パーツ
図3。 交換用パーツ、補助ブレーキ/ラン/ターンシグナルコンバージョンキット
表1。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
補助ブレーキ/ラン/ターンシグナルモジュール
別売りなし
2
レンズ、ターンシグナル(赤) (2)
68458-88
3
シール付きスプライスコネクター
No.10-12AWG (黄色)
70587-93
4
収縮チューブ
72266-94
5
ケーブルストラップ(6)
10006