BOOM! AUDIO iPOD INTERFACE MODULE KIT (BOOM!オーディオiPODインターフェースモジュールキット)
J051682011-09-22
概要
キット番号
76476-10
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
対応するiPODデバイスについては、Boom!オーディオiPOD®インターフェースモジュールのオーナーズマニュアルを参照してください。
取り付け要件
FLHTモデルはアドバンスドオーディオAM/FM/CDラジオキット(部品番号76412-06)およびAM/FMアンテナキット(部品番号76325-06または76317-06)を先に取り付ける必要があります。
FLHT/C、FLHX、FLTR/X、およびFLHXXXモデルで、ノンウルトラオーバーレイハーネス(部品番号70169-06)を装着していないモデルは、コネクターキット(部品番号69200033)を別途購入する必要があります。
2つのモジュールが既にラジオ上部に取り付けられている場合:
FLHT/C/U、FLHX、およびFLHTCUTGモデルの場合、2つのDual-Lockマウント(部品番号76434-06)は、2つのモジュールの上部全体にiPodインターフェースモジュールを取り付けるために使用できます。
FLTRおよびFLTRXモデルの場合、iPODインターフェースモジュールは、これらの方式のいずれかを使用して、インナーフェアリング、右側のグローブボックスの内側壁に取り付けることができます(図2を参照ください)。
  • デュアルロックマウント(部品番号76434-06) 2つを使用し、モジュールを直接グローブボックスの側面に取り付けます。
  • エイコーンナット(部品番号90844-80)を使用し、モジュールをiPODマウントブラケット(部品番号83276-11)に取り付けます。 デュアルロックマウント(部品番号76434-06) 2つをマウントブラケットの下側に固定します。 ブラケットとモジュールをスクリュー(部品番号3658)とワッシャー(部品番号6716)を使ってグローブボックスの前に取り付けます。
全モデル: iPodを右側のサドルバッグ内に取り付けるには、BOOM!オーディオサドルバックiPodマウントキット(部品番号76000143)が使用できます。
これらの全てのアイテムはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にてお買い求めいただけます。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、該当する年式/モデルのサービスマニュアルが別途必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
電気的過負荷
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
iPod®インターフェースモジュールには、電気系統から最大で400ミリアンペアの追加電流が必要です。
キット内容
図4」および「表1」を参照してください。
準備
注記
スマートサイレンを搭載した車両の場合:
  • 2007年以降のモデル: ハンズフリーキーフォブがあることを確認します。
  • 2006年: キーフォブでスマートサイレンを解除します。
  • 全モデル: イグニッションキースイッチをIGNITION (イグニッション)の位置に回します。
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
  1. サービスマニュアルを参照してメインヒューズを取り外します。
  2. サービスマニュアルに従って、アウターフェアリングおよびウィンドシールドを取り外します。
標準取り付け方法
注記
他の取り付け方法については、前述の取り付け要件を参照してください。
1. 図1」を参照してください。 AM-FMラジオケースの上にiPODモジュール(1)を設置します。
a. ラジオ後方のスクリュー(2)を外します。
b. AM-FMラジオの上にiPODモジュールを置き、モジュールの一方の端にある金属コーンを、ラジオ前側の一番左にあるラバーグロメット(3)にしっかり装着します。
c. ラジオケーススクリュー(2)でモジュールをラジオに固定します。 4.0 ~ 5.1 Nm (35 ~ 45 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
2. サービスマニュアル付録の配線図を参照します。 ラジオの後部近くの黒の6ウェイ車両インターコネクトハーネスソケットハウジング[6B]を見つけます。 ソケットハウジング[6B]が車両オーディオハーネス上のピンハウジング[6A]に接続された場合、コネクターを2つに半分ずつ分けます。
1iPODモジュール
2ラジオケーススクリュー
3グロメット(2)
図1。 iPODモジュールの取り付け
1右側グローブボックス
2iPodモジュール
3デュアルロックマウント(2セット) (部品番号76434-06)
4iPODマウントブラケット(部品番号83276-11)
5スクリュー(部品番号3658)
6ワッシャー(部品番号6716)
7エイコーンナット(部品番号90844-80)
図2。 FLTRとFLTRXモデルのiPODモジュールの代替取り付け構成
3. ラジオの背面に35ウェイコネクターがないモデル: コネクターキット(部品番号69200033、別売り)を用意し、そのキットの説明書に従ってワイヤーターミナルとシールプラグを取り付けます。 ラジオの背面に35ウェイコネクターが付いているモデル: 「図3」および「図4」を参照してください。 ラジオの裏から35ウェイコネクター[28B]を外します。 サービスマニュアル付録の説明に従い、穴8、19、31からシールピンを外します。 iPOD/NIMハーネスのターミナルワイヤー3本を、次のようにコネクター[28B]に取り付けます。
  • 黄褐/赤色ワイヤーターミナルをキャビティ8に挿入します。
  • 紫/灰色ワイヤーターミナルをキャビティ19に挿入します。
  • 黄褐/青色ワイヤーターミナルをキャビティ31に挿入します。
アドバンスドオーディオBluetooth®ハンズフリー携帯電話インターフェース(部品番号76408-06)も取り付けられている場合は、iPod/NIMハーネスから出る残りの2本の終端ワイヤーの先端(赤/青色、黒/青色)を別々に絶縁用テープで巻いて、電気系統に問題が出ないようにします。
アドバンスドオーディオBluetoothハンズフリー携帯電話インターフェースが取り付けられていない場合は、iPod/NIMハーネスから出る残りの2本の終端ワイヤーを次のようにコネクター[28B]に挿入します。
  • キャビティ4および27からシールピンを取り外します。
  • 赤/青色ワイヤーターミナルをキャビティ4に挿入します。
  • 黒/青色ワイヤーターミナルをキャビティ27に挿入します。
  1. 全ての取り付け: iPod/NIMハーネスの6ウェイピンハウジング[6A]を車両インターコネクトハーネス上のソケットハウジング[6B]にかみ合わせます。 車両インターコネクトハーネス[6B]がステップ2でオーディオハーネス[6A]から抜かれた場合、オーディオハーネス上でiPod/NIMハーネスの6ウェイソケットハウジング[6B]をオーディオハーネス上のピンハウジング[6A]にかみ合わせます。 ステップ2で車両インターコネクトハーネス[6B]が接続されていなかった場合、iPod/NIMハーネスの6ウェイソケットハウジング[6B]は、未接続のままにしておくことができます。
  2. iPOD/NIMハーネスの8ウェイコネクター[274B]をiPodインターフェースモジュール(1)コネクター[274A]に挿入します。
  3. 注記
    ラジオに差し戻す前に、全てのソケットターミナルが完全に35ウェイソケットハウジング[28B]に収まり、固定されていることを必ず確認してください。
  4. コネクター[28B]をラジオの裏に接続します。
  5. NIMも取り付けた場合、詳しい取り付け方や電気接続については、当該キットの説明書を参照してください。 NIMが取り付いていない場合は、キャビティシールプラグ(4)をキットの束ねていない6ウェイハウジング(3)に挿入します。 iPOD/NIMハーネスの未使用ピンハウジング[275B]に6ウェイハウジングを取り付けます。
  6. 注記
    BOOM!オーディオサドルバックiPODマウントキット(部品番号76000143、別売り)を使用してiPodを右側のサドルバッグに取り付ける場合、そのキットの説明書を参照します。 そのキットの長いケーブルは、次のステップでiPODモジュール上の丸型コネクターに接続されます。
  7. iPODケーブル(5)をiPODモジュールの丸型コネクターに接続します。 矢印を合わせて押します。 「カチッ」という音がしてコネクターがケーブルポートにロックされます。
  8. ラジオの下からiPODケーブルを通し、ステアリングヘッド近くのインナーフェアリングに通します。
  9. 注記
    車両にはハードドライブメモリーのあるiPodは絶対に装着しないでください。 車両の振動でオーディオプレイヤーが永久的に破損することがあります。 iPODの説明書を参照して、お持ちのiPodがハードドライブメモリーを使用しているか確認してください。
  10. iPodモデルの中には、Boom!オーディオタンクポーチ(別売り)を使用してタンクに取り付けられるモデルもあります。 ケーブルはまた、タンクの下側に(他のハーネス沿いにワイヤーキャディ内部に)、シートのフロントの近くのライダーに届くまで送ることができます。
  11. 注記
    • ケーブルがシートや車両上の他の何かにより挟まれないように、ゲーブルを送るように気をつけてください。
    • 破損しやすいので、ケーブルストラップでiPODケーブルを強く固定し過ぎないでください。
  12. キットのケーブルストラップ(6)を使用し、iPOD/NIMハーネスとiPODケーブルをフェアリング内側の車両ハーネスに固定します。
通常使用状態に戻す
注記
サウンドシステムを損傷させないため、メインヒューズを取り付ける前に、イグニッションキースイッチがOFF (オフ)になっているか確認してください。
  1. サービスマニュアルを参照し、メインヒューズを取り付けます。
  2. iPODケーブルコネクターをiPodに接続します。
  3. イグニッションキースイッチをON (オン)にし、iPodが正しく作動するかテストします。 ハンドコントロールまたはラジオソフトキーを使い、ラジオディスプレイからプレイリスト、アーティスト、曲名を選択することができます。
  4. サービスマニュアルの説明に従ってアウターフェアリングとウィンドシールドを取り付けてください。
使用時
警告
インターコムのボリュームやその他のコントロールの調整は、乗車前に済ませておき、運転中の調整は最低範囲となるように心がけてください。 注意力が運転から逸れると車両のコントロールを失う原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00088b)
操作方法については、Boom!オーディオiPodインターフェースモジュールのオーナーズマニュアルを参照してください。
図3。 配線図、iPOD/ナビゲーションインターフェースモジュール
交換用パーツ
図4。 交換用パーツ、iPODインターフェースモジュール
表1。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
モジュール、iPodインターフェース
72647-11
2
ハーネス、iPOD/ナビゲーションインターフェースモジュール(NIM)
76477-10
3
ピンハウジング、6ウェイ、ドイチェDTM、黒色
74106-98BK
4
シールピン(6)
74195-98
5
ケーブル、iPOD
72651-11
6
ケーブルストラップ(4)
10006