詳細(数量) | 部品番号 |
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ベアリング、フライホイール(左側) | 24605-07 |
リング、リテーニング | 35114-02 |
ワッシャー、スラスト(2) (サービスバージョン) | 8972 |
レース、インナー | 別売りなし |
1 | フライホイールおよびロッドアッセンブリー |
2 | スプロケットシャフト(品目1) |
3 | ベアリングコーン(2) |
4 | ベアリングアウターレース(2) |
5 | ロックリング |
6 | シム、ベアリング |
7 | クランクケース(左半分) |
8 | オイルシール |
9 | スペーサー、スプロケットシャフト |
1. | 新品のベアリングインナーレース(3)を作業台上部に配置します。Robinair製ヒートガン(HD-25070)を使用して、ベアリングインナーレースを約60秒間、均等に円形に移動させながら加熱します。 | |||||||||||||||||||
2. | 適切なグローブを着用して火傷をしないように手を保護し、加熱したベアリングインナーレースをベアリングの番号を上に向けてスプロケットシャフトに置きます。 注記 加熱しないで取り付けるには、少量の浸透性オイルをシャフトとベアリングインナーレースのエッジに塗布する。 注記 熱と浸透性オイルを同時に使用しないでください。どちらか一方のみ使用してください。浸透性オイルは熱によって点火し、発火または火災の危険があります。 | 図2。 スプロケットシャフトベアリングインストーラー(部品番号HD-97225-55C) | ||||||||||||||||||
3. | スプロケットシャフトテーパーローラーベアリングコーンインストーラー(HD-97225-55B)を用意します。「図2」を参照してください。以下のようにツールを組み付けます。 a. 「図3」を参照してください。寿命を延ばし、また動きをスムースにするため、パイロットシャフト(1)のネジ山にグラファイト潤滑剤を少量塗布します。 b. ショルダーに接触するまで、パイロットをスプロケットシャフト(8)に取り付けます。 c. スリーブ(5)をベアリングレース(6)に当たるまでパイロットに差し込みます。 d. スリーブと接触するまで、スラストベアリング(4)および大きい平ワッシャー(3)をパイロットに差し込みます。 e. ハンドル(2)をパイロットシャフトに取り付けます。 | |||||||||||||||||||
4. | 「図4」を参照してください。ベアリングインナーレースがスラストワッシャーと接触するまで、ツールのハンドルを時計方向に回します。 |
図3。 インナーレースの取り付け 図4。 スプロケットシャフトへのインナーレース取り付け | ||||||||||||||||||
5. | ハンドル、平ワッシャー、スラストベアリング、スリーブ、およびパイロットをスプロケットシャフトから取り外します。 | |||||||||||||||||||
6. | 「図5」を参照してください。2003年以降のサービスマニュアルの説明に従って、残りの構成部品のアッセンブリー、クランクケースのアッセンブリー、シャーシの取り付けを行います。 |
図5。 クランクケースの取り付け、2003年式クランクケース内でストックフライホイールが装着された1999 ~ 2002年モデル、または2003年式クランクケース内でScreamin' Eagleストローカーフライホイールが装着された1999年以降のモデル |
1 | フライホイールアッセンブリー(既存、品目2と3を含む) |
2 | スラストワッシャー(取り外して交換) |
3 | ベアリングインナーレース(取り外して交換) |
4 | スラストワッシャー(2) (キット付属) |
5 | ベアリングインナーレース(キット付属) |
6 | ロックリング(キット付属) |
7 | ストレートローラーベアリング(キット付属) |
8 | クランクケース(左側表記) (取り付けられていたパーツは保存します) |
9 | シール(別売り) |
10 | スペーサー(取り付けられていたパーツは保存します) |
1. | フライホイールサポートフィクスチャー(HD-44358)を用意します。「図7」を参照してください。ツールの損傷を防ぐ為に、バイスの歯に真鍮製のプロテクターまたはウエスを置きます。丸穴が上向きなるようにして、ツールをバイスで締め付けます。 | |||||||||||||||
2. | 穴から右クランクシャフトエンドを挿入し、フライホイールアッセンブリーを固定具に装着します。ツールのスロットにキザミ付きロケーティングピンをスライドさせ、クランプピンの穴を噛み合わせます。ロケーティングピンを手で締め付けます。 |
図7。 フライホイールフィクスチャー(部品番号HD-44358) | ||||||||||||||
3. | 固定クランプをスロットにスライドさせ、右フライホイールの内側に半分合わせ、下のキザミ付きナットを手で締めます。このステップを繰り返し、フライホイールの反対側に固定クランプを固定します。 注記 正しいクランプ力にするために、固定クランプは傾けないでください。クランプが平らになるまで、外側スタッドの六角部を回します。 | |||||||||||||||
4. | 「図7」を参照してください。スラストワッシャーの内側にウェッジアタッチメント(HD-95637-46A)を合わせ、六角ナットを同じ数だけ回し、ウェッジの半分を引き出します。 | |||||||||||||||
ご注意 ウェッジアタッチメントは、ベアリングインナーレースと確実に接触させるために必要な分だけ取り付けます。 ツールを必要以上に取り付けると、フライホイールが損傷します。 (00500b) | ||||||||||||||||
5. | 3/8-16 x 6-1/2 in. のボルト 2 個と平ワッシャーを用意します。ボルトに平ワッシャーを取り付けます。ブリッジ、フォーシングスクリュー、および強化プラグをメインシャフトベアリングインナーレースプーラー/インストーラー(HD-34902B)から用意します。 | |||||||||||||||
6. | 平ワッシャーがブリッジとボルトの間になるように、ボルトを1 本ずつブリッジの両側の溝に入れます。同じ回数回しながら、ボルトをウェッジアタッチメントに通します。 | |||||||||||||||
7. | 寿命を延ばし、また作動をスムースにするため、フォーシングスクリューのねじ山にグラファイト潤滑剤を少量塗ります。フォーシングスクリューをブリッジの中央の穴に挿入します。 注記 強化プラグを使用しないと、フォーシングスクリューおよび/またはスプロケットシャフトが損傷する場合があります。 | |||||||||||||||
8. | 強化プラグのカップ側をスプロケットシャフトの先に合わせます。スクリューの先のスチールボールが、強化プラグにしっかり接触するまで、フォーシングスクリューをブリッジに挿入します。 |
図8。 スプロケットの取り外しからインナーレース |
9. | ロビネア製ヒートガン(HD-25070)を使用して、ベアリングインナーレースを約30 秒間、均等に加熱します。 注記 熱を使わず取り外しを行うには、浸透性オイルを少量シャフトとベアリングインナーレースの先端に塗ります。 注記 熱と浸透性オイルを同時に使用しないでください。どちらか一方のみ使用してください。浸透性オイルは熱によって点火し、発火または火災の危険があります。 | |||||||||||||||
10. | スラストワッシャー(とベアリングインナーレース)が約3.2 mm (1/8 in.)動くまで、フォーシングスクリューを回します。 | |||||||||||||||
11. | 六角ナットを同じ回数回し、ウェッジアタッチメントの左右を分割します。 |
図9。 スラストワッシャーおよびベアリングインナーレースの取り付け 図10。 スプロケットへのインナーレース取り付け | ||||||||||||||
12. | シャフトの下にスラストワッシャーを挿入したら、ウェッジアタッチメント(HD-95637-46A)をベアリングインナーレースの内側に再度合わせます。六角ナットを同じ回数回し、ウェッジの左右をまとめます。 | |||||||||||||||
ご注意 ウェッジアタッチメントは、ベアリングインナーレースと確実に接触させるために必要な分だけ取り付けます。 ツールを必要以上に取り付けると、フライホイールが損傷します。 (00500b) | ||||||||||||||||
13. | 取り外し時にベアリングインナーレースが傾かないように、ツールアッセンブリーが直角になっていることを確認します。 | |||||||||||||||
14. | 「図8」を参照してください。Robinair製ヒートガン(HD-25070)を使用して、ベアリングインナーレースを約30秒間、均等に円形に移動させながら加熱します。 注記 熱を使わず取り外しを行うには、浸透性オイルを少量シャフトとベアリングインナーレースの先端に塗ります。 | |||||||||||||||
15. | ベアリングインナーレースがスプロケットシャフトから出るまで、フォーシングスクリューを回す。 | |||||||||||||||
16. | スラストワッシャーをスプロケットシャフトから取り外す。 | |||||||||||||||
17. | ベアリングインナーレースとスラストワッシャーを廃棄します。 |
1. | 2003年以降のサービスマニュアルの説明に従って、左半分のクランクケースから既存のベアリングを取り外します。 | |
2. | サービスマニュアルの説明に従って、クランクケースの左半分に新品のベアリング(7)とロックリング(6)を取り付けます。 | |
3. | 「クランクケースのアッセンブリー」を参照して、キットに付属する新品のスラストワッシャー(4)と新品のオイルシール(H-D部品番号12068)を用意して、クランクケースを取り付けます。 注記 1999 ~ 2002年式の車両にエンジンを取り付ける場合には、新品のスペーサーも取り付けます。特定のモデルの車両に適合するスペーサーについては、1ページのリストを参照してください。 | |
ご注意 正しいスペーサーを取り付けないと、オルタネーターのローターとステーターの間のクリアランスが不足し、充電システムの不具合が発生する可能性があります。 (00501b) | ||
4. | エンジンのボトムエンドのアッセンブリーについては、「ボトムエンドのオーバーホール」を参照してください。 | |
5. | エンジンのトップエンドのアッセンブリーについては、サービスマニュアルの「トップエンドオーバーホール」を参照してください。 | |
6. | 車両のシャーシにエンジンを取り付けます。サービスマニュアルの「シャーシへのエンジン取り付け」を参照してください。 |