AUXILIARY LIGHT KIT (補助ライトキット)
J054282023-01-30
概略
キット番号
68000026
適合モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.com内のパーツ&アクセサリーページ(英語版のみ)をご覧ください。
装着に必要となる追加パーツ
このキットを正しく取り付けるには、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で販売されている次のツールが必要です。
  • Heat Gun (ヒートガン) (HD-25070)
  • Packard Crimping Tool (パッカードクランピングツール) (HD-38125-8)
  • Ultra-Torch (ウルトラトーチ) (HD-39969)
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付ける際は、お持ちのモデルの車両のサービスマニュアルが別途必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容:
図6」および「表1」を参照してください。
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
注記
このキットには、補助ランプ/フォグランプは含まれません。 お好みのスタイルのランプを別途ご購入ください。 HDIの車両には、承認されたフォグランプのみを使用してください。
このランプキットをウィンドシールドキットと使用する場合には、そのキットに同梱されている説明書を読んで、正しい取り付けを行ってください。
取り付け
補助ランプとブラケットの取り付け
1. 図1 」を参照。 スクリュー2本(1)とサイドトリムストリップ(2)をフォークトリムパネル(3)の各側面から取り外して、廃棄します。
1スクリュー(4)
2サイドトリムストリップ
3フロントフォークパネル
4トルクススクリュー(2)
5バックパネル、左
6トグルスイッチホールの場所
図1。 トグルスイッチホール
2. トルクススクリュー(4)を緩めて、フロントフォークトリムパネルからバックパネル(5)を取り外します。 ホールプラグを取り外し、廃棄します。
3. 図6 」を参照。 ドリル穴周辺に粘着ラベル(1)を貼り付けます(図1、アイテム6)。 キザミ付きナット(3)を用いて、トグルスイッチ(2)をホールに取り付けます。 後の配線のために、バックパネルを傍らに置いておきます。
4. ロックワッシャー(4)とワッシャー(5)をボルト2本(6)にセットします。 ボルトをブラケット(7)の上穴とスペーサー(8)を介して挿入します。 フォークブラケットの上穴と、手できつく締めたトリムパネルへ通します。
5. ロックワッシャー(4)とワッシャー(5)をボルト2本(9)にセットします。 ボルトをブラケット(7)の下穴とスペーサー(10)を介して挿入します。 フォークブラケットの下穴と、手できつく締めたトリムパネルへ通します。
6. ブラケットの右側のボルトを26 Nm (19 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
7. 図6で示されている金属製品(12-16)を用いて、補助ランプハウジング(11)をブラケットに取り付けます。
注記
ベルビルワッシャー(13)は、カップ状の面が上に向くように置きます。
8. 図2 」を参照。 内側ネスティングリングをバルブ上に取り付けます。 バルブをアイテム(1)のコネクターに接続します。
1LEDランプターミナル
図2。 補助LEDランプターミナル
9. 補助LEDランプ(17)と内側ネスティングリング(18)を外側トリムリング(19)、スクリュー(20)、およびナット(21)を用いて取り付けます。
補助ランプの配線
注記
以下の方法で配線すると、補助ランプはメインのヘッドランプがロービームの時のみ操作できます。 これは、多くの州法および地方自治体の法律に準拠します。(米国のみ)
1. サービスマニュアルの説明に従ってシートを取り外します。
警告
誤って車両が始動すると、死亡事故や重傷事故を引き起こすおそれがあるため、バッテリーケーブル(マイナス(-)ケーブルが先)を外してから作業を開始してください。 (00307a)
警告
マイナス(-)バッテリーケーブルを先に取り外します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00049a)
2. バッテリーケーブルを、マイナス(-)ケーブルから順に外します。
3. 図3 」を参照。 グレー/ブラック(電源)ワイヤーとブラック(アース)ワイヤーを補助ランプ(1)からフロントフォークパネルの底部のスイッチの付近に送ります。 各ランプへのワイヤーをビニール製のコンジット(24)で覆います。 グレー/ブラックワイヤーを両方ともバットスプライスの一方の末端に圧着します。 ワイヤーケーブル(23)の小断面を用いて、バットスプライスのもう一方の末端に圧着します。 最終末端をスペードターミナル(22)に圧着します。
4. コネクター(3)をトグルスイッチ(2)の最も近いターミナルに取り付けます。
1補助ランプ(2)
2トグルスイッチ
3スペードターミナル
4リングターミナル
5バットスプライス(2)
図3。 配線図
5. 図6 」を参照。 ヘッドランプワイヤーからつながれた電源リード線を外して、コネクター(3)をトグルスイッチ(2)の残りのターミナルに取り付けます。
6. ブラックワイヤーを両方ともバットスプライスの一方の末端に圧着します。 ワイヤーケーブル(23)の小断面を用いて、バットスプライスのもう一方の末端に圧着します。 最終末端をリングターミナル(27)に圧着します。
7. 図4 」を参照。 スイッチパネル用に上部ブラケットサポートを取り付け、リングターミナルを接地するため5/16インチのボルトを使用します。
1ボルト、5/16インチ
図4。 リングターミナル接地用の5/16インチのボルト
8. 図1 」を参照。 左側パネル(5)を補助ランプブラケット左下にあるフロントフォークパネル(3)に取り付けます。
9. ワイヤーを送り、それらがトリムパネルとフォークブラケットの間で締め付けられないようにします。 ケーブルストラップ(25)を用いて、ワイヤーをフォークブラケットと車両のフレームに固定します。
10. ブラケットの左側のボルトを26 Nm (19 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
バットスプライスの接合部
1. 補助ランプからの 2つのワイヤーとリングの付いたアースワイヤーの、つなぎ合った3つのアースワイヤーの末端から10 mm (3/8インチ)絶縁部分をはぎ取ります。
2. 図3 」を参照。 はぎ取った2つのアース線をバットスプライスコネクター(5)に挿入します。
3. リング付きアースワイヤーの末端(4)をバットスプライス(5)のもう一方の末端に挿入します。
1むき出しにしたワイヤーの端をコネクターに挿入
2コネクターに圧着されたワイヤーの末端
3熱を加えた後のコネクター
図5。 バットスプライスコネクターの取り付け
4. バットスプライスコネクターの色をクランピングツールのキャビティと合わせます。 パッカードクランピングツールを用いて、ワイヤーをコネクターに圧着します。
警告
UltraTorch UT-100または他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00335a)
  • フューエルシステムコンポーネントには直接熱を近づけないでください。 熱放射を直接当てると、高熱により燃料に着火/爆発して、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。
  • ヒートシュリンク作業が行われているコネクター以外の電気系統コンポーネントに直接熱を近づけないでください。
  • ツールチップ部分とヒートシュリンクアタッチメントに手を触れないでください。
  1. ウルトラトーチ、ヒートガン、またはその他の適切な放射加熱装置を用いて、圧着された接合部を加熱して、バットスプライスの接合部をふさいでください。 コネクターの両端から密閉剤が融解して流出するまで、圧着部の中心から各末端に向かって熱を加えてください。 スプライス部を冷やしてください。
  2. 図6 」を参照。 補助ランプ(17)とトリムリング(19)を取り付けます。
最終組立作業
警告
プラス(+)側のバッテリーケーブルを先に接続します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00068a)
1. バッテリーケーブルを接続します。その際、プラス側を先に接続します。
2. サービスマニュアルの説明に従ってシートを取り付けます。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
警告
車両を運転する前に、全てのランプやスイッチ類が正常に作動することを確認してください。 被視認性が低いと、死亡事故または重大な人身事故につながるおそれがあります。 (00316a)
3. ヘッドランプをハイビームおよびロービームでテストし、補助ランプが正しく動作することを確認してください。 サービスマニュアルのヘッドランプの調節を参照してください。
4. 補助ランプを狙い、マウントナットを締めます。
交換用パーツ
図6。 交換用パーツ: 補助ライトキット
表1。 交換用パーツ表
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ラベル、スイッチ
68731-98
2
スイッチ、トグル(アイテム3、キザミ付きナットを含む)
67844-70
3
ナット、刻み付き
67846-70
4
ロックワッシャー、5/16インチ (4)
7041
5
ワッシャー、フラット、5/16インチ (4)
6330
6
ボルト、5/16-24 x 1-3/8インチ (2)
4020W
7
ブラケット、補助ランプ
12700036
8
スペーサー(2)
5885
9
ボルト、5/16-24 x 1インチ (2)
3960W
10
スペーサー(2)
別売りなし
11
ハウジング、補助ランプ(2)
68000033
12
クランプブロック、補助ランプ(2)
68720-62
13
ワッシャー、ベルビル(2)
6072
14
スイベルブロック、補助ランプ(2)
68721-62
15
ワッシャー、スイベル(2)
68693-38
16
パッシングランプナット(2)
7892
17
補助ランプ(シール付き) (2)
別売り
18
ネスティングリング、内側(2)
68331-02
19
トリムリング、外側(2)
68725-62A
20
スクリュー、No.8-32 x 1インチ (2)
3514
21
ロックナット、No.8-32 (クローム)
7606
22
コネクター、シングルスペード(2)
9930
23
ワイヤー、ケーブル(非表記)
別売りなし
24
コンジット(非表記)
別売りなし
25
ストラップ、ケーブル(10)
10006
26
コネクター、バットスプライス(2)
70586-93
27
リングターミナル、5/16インチ
9859