SOFTAILカートリッジフロントフォークキット
J055962012-06-22
概要
キット番号
45500141
適合モデル
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店にお問い合わせください。
装着に必要となる追加部品
また、このキットを正しく取り付けるために次の特殊ツールも必要となります:
フォークチューブホルダー(HD-41177)
フォークシール/ブッシングツール(HD-34634)
フロントフォークオイルレベルゲージ(HD-59000B)
フロントフォークスプリング圧縮ツール(HD-45966)
延長ツール(HD-45966-1)
また、次のパーツを交換しなければならない場合もあります:
表1。 交換パーツ
品目(数量)
部品番号
スライダーブッシング(2)
45940-84
コッパークラッシュワッシャー付きスクリュー、6 mm(2)
45405-75A
ハーレーダビッドソンタイプEフォークオイル
99884-80
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取付要領書はサービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。このキットを取り付ける際は、お持ちのバイクのサービスマニュアルが別途必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容
図9」および「表2」を参照してください。
取り外し
  1. 該当するサービスマニュアルを参照し、フロントフェンダー、ホイール、ブレーキ、フェアリング、およびナセルを取り外します。
  2. 該当するサービスマニュアルを参照し、フロントフォークを取り外します。
右側
フォークの解体
1. 図1」を参照してください。次のようにフォークチューブホルダー(HD-41177)にフォークを取り付けます:
a. 水平ポジションでしっかりとツール(1)の端を固定します。
b. 「図9」を参照してください。フォークキャップボルト(C)を上にし、ツール内側のラバーパッド間でフォークチューブ(T)を固定します。フォークチューブがしっかり固定されるまでノブを締め付けます。
注記
フォークチューブプラグ(Dまたは3)にはスプリングの圧力がかかっています。最後のネジ山を回すまでプラグをしっかり持っていてください。
警告
フォークアッセンブリーのサービスの際は、必ずセーフティグラスまたはゴーグルを着用してください。 スプリングの前負荷を解除せずにスライダーチューブキャップを取り外さないでください。そうしないとキャップまたはスプリングが飛び出て死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00297a)
2. 図9」を参照してください。ナット(R)、ロックワッシャー(Q)、フラットワッシャー(P)、およびアクスルホルダー(O)をフォークスライダー先のスタッドから外します。
3. フォークチューブプラグとOリング(10)をフォークチューブからゆっくり外します。Oリングは廃棄します。
4. フォークチューブからスプリング(F)を外します。
5. フォークチューブホルダーからフォークアッセンブリーを外します。ドレンパンの上ににフォークを逆さにし、オイルを出します。フォークチューブとフォークスライダー(N)を、10回以上ゆっくりと上下させる方法が最も推奨されます。
6. フォークスプリングをフォークチューブに取り付け直します。
7. 床に布を敷きます。フォークアッセンブリーを逆さにし、スプリングの端を布に押しつけます。スプリングを圧縮し、フォークスライダーのボトムエンドからスクリュー(M)と銅製ワッシャー(L)を外します。エアインパクトレンチの使用が最も推奨されます。スクリューと銅製ワッシャーを廃棄します。
8. フォークスプリングを取り外します。パーツは後で使用できるよう保管します。
9. チューブ下側の開口部に細い棒を入れて、ダンパーチューブとリバウンドスプリング(S)をフォークチューブから押し出して外します。ダンパーチューブを廃棄します。
10. ストックダンパーチューブのロアエンドからオイルロック(U)を取り外します。オイルロックは残しておきます。
11. ピックツールを使用し、フォークスライダーとフォークチューブの間にある固定クリップ(E)を取り外します。フォークチューブから外す際、固定クリップを拡げたり、伸ばしたりしないでください。フォークチューブやクリップが破損する場合があります。
注記
抵抗がある場合は、フォークチューブをスライドハンマーとして使用します。フォークチューブをフォークスライダーに押し込み、中程度の力で外側に引きます。フォークチューブがフォークスライダーから離れるまでこれを繰り返します。
12. フォークスライダーからフォークチューブを外します。
13. フォークオイルシール(9)、スライダーワッシャー(G)、スライダーブッシング(I)をフォークチューブ端からスライドさせます。フォークオイルシールを廃棄します。
1バイスグリップ
2ラバーパッド
3プラスチックノブ
図1。 フォークチューブホルダー(HD-41177)
フォークアッセンブリー
ご注意
フォークチューブに傷が付かないよう注意してください。 チューブが破損すると、組み立て後にフォークオイルが漏れる原因となります。 (00421b)
注記
すべての部品を完全に清掃して点検します。曲がり、作動不良、または損傷がある部品はすべて交換すること。
1. 図9」を参照してください。キット(12)の新品のダンパーチューブにリバウンドスプリング(S)を合わせます。ダンパーチューブをフォークチューブ(T)に挿入します。
2. スプリング(F)を、コイルの密集部をダンパーチューブに向けてフォークチューブに入れ、ダンパーチューブの下端をフォークチューブ底部の開口部から押します。オイルロック(U)をダンパーチューブの先に合わせます。
3. フォークチューブとダンパーチューブをフォークスライダー(N)に合わせます。スプリングを加圧し、アッセンブリーを所定の位置に固定し、銅製ワッシャー(L)と共に新品のスクリュー(M)を取り付けます。
4. スクリューを15–25 N·m (11–18 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
5. きれいなフォークオイルでスライダーブッシング(I)をコーティングします。スライダーブッシングをフォークチューブにスライドさせます(各方向)。
6. スライダーブッシングにあたるまでスライダーワッシャー(G)をフォークチューブにスライドさせます(各方向)。
7. きれいなフォークオイルで新しいフォークオイルシール(9)内径をコーティングします。文字が書かれた側を上にして、スライダーワッシャーにあたるまでフォークオイルシールをフォークチューブにスライドさせます。
8. 図2」を参照してください。フォークシール/ブッシングツール(HD-34634)を用意し、次の手順を実行します:
a. フォークオイルシールに触れるまで、フォークシールインストーラーをフォークチューブにスライドさせます。
b. 「図3」を参照してください。スライドハンマー等のツールを使用し、固定クリップの溝がフォークスライダー内径に見えるまで、フォークオイルシール(スライダースペーサーとスライダーブッシング装着状態)をフォークチューブ下方に押します。
c. フォークオイルシールに触れるまで、固定クリップ(E)をフォークチューブにスライドさせます。フォークスライダーの溝に固定クリップを取り付けます。フォークチューブに取り付けるとき、固定クリップを拡げたり、伸ばさないよう注意してください。クリップが破損する場合があります。
注記
フォークスライダーの下に新しいドレンスクリューを取り付けます(取り外していた場合)。スクリューを6–9 N·m (52–78 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
9. フォークスプリングを取り外します。
警告
フォークオイルの量が適切でないと、操作に影響が出て車両の制御が失われる結果、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00298a)
10. 次のようにフォークチューブに注入します:
a. フォークチューブを圧縮した状態で、ほぼ一番上までフォークチューブにハーレーダビッドソン純正タイプEフォークオイルを注ぎます。
b. フォークチューブを10回ポンピングして空気を抜きます。
11. フォークオイルレベルを、フォークチューブを圧縮しフォークスプリングを外した状態でフォークチューブの上から124 mm (4.88 in)となるよう調整します。次の手順を実行します:
a. 「図4」を参照してください。フロントフォークオイルレベルゲージ(HD-59000B)を用意します。
b. 金属リングの蝶ねじを緩め、リングの下がロッド下から124 mm (4.88 in)の位置に来るまで上下させます。蝶ねじを締め付けます。
c. 一番奥までプランジャーをシリンダーに押し込みます。
d. 「図5」を参照してください。メタルリングがフォークチューブ上に水平になるまで、ロッドをフォークチューブの先端に挿入します。
e. プランジャーを引き、フォークチューブからフォークオイルを取り除きます。透明チューブからフォークオイルを観察し、オイルがフォークから出ているか確認します。
f. フォークチューブからロッドを外します。プランジャーをシリンダーに押し込み、余分なフォークオイルを適当な容器に排出します。
g. 必要に応じてステップ11 (c)から11 (f)を繰り返します。フォークオイルが透明チューブから出ていなければ、オイルレベルは適切です。
注記
フォークスプリングが下部コイルの密集部に取り付けられていることを確認します。
12. コイルの密集部を下にしてフォークチューブにフォークスプリングを取り付けます。
13. 新品のOリング(10)をフォークチューブプラグ(D)に取り付けます。
14. フォークチューブプラグを取り付けます。81.3–95 N·m (60–70 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
15. 新しいクワッドリングシール(13)をフォークキャップボルトに取り付けます。取り扱い中にフォークオイルが漏れないよう、フォークキャップボルト(C)をフォークチューブプラグに通します。
図2。 フォークシール/ブッシングツール(HD-34634)
図3。 フォークオイルシール取り付け
左側
フォークの解体
1. 前のステップで外した左フォークアッセンブリーを用意します。
2. 図1」を参照してください。次のようにフォークチューブホルダー(HD-41177)にフォークを取り付けます:
a. 水平ポジションでしっかりとツール(1)の端を固定します。
b. 「図9」を参照してください。フォークキャップボルトを上にし、ツール内側のラバーパッド間でフォークチューブ(T)を固定します。フォークチューブがしっかり固定されるまでノブを締め付けます。
注記
フォークチューブプラグ(Dまたは3)にはスプリングの圧力がかかっています。最後のネジ山を回すまでプラグをしっかり持っていてください。
警告
フォークアッセンブリーのサービスの際は、必ずセーフティグラスまたはゴーグルを着用してください。 スプリングの前負荷を解除せずにスライダーチューブキャップを取り外さないでください。そうしないとキャップまたはスプリングが飛び出て死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00297a)
3. フォークチューブプラグとOリング(10)をフォークチューブからゆっくり外します。Oリングは廃棄します。
4. フォークチューブからフォークスプリング(F)を外します。
5. フォークチューブホルダーからフォークアッセンブリーを外します。ドレンパンの上ににフォークを逆さにし、オイルを出します。フォークチューブとフォークスライダー(N)を、10回以上ゆっくりと上下させる方法が最も推奨されます。
6. フォークスプリングをフォークチューブに取り付け直します。
7. 床に布を敷きます。フォークアッセンブリーを逆さにし、スプリングの端を布に押しつけます。スプリングを圧縮し、フォークスライダーのボトムエンドからスクリュー(M)と銅製ワッシャー(L)を外します。エアインパクトレンチの使用が最も推奨されます。スクリューと銅製ワッシャーを廃棄します。
8. フォークスプリングを取り外し廃棄します。
9. チューブ下側の開口部に細い棒を入れて、ダンパーチューブとリバウンドスプリング(S)をフォークチューブから押し出して外します。ダンパーチューブ、リバウンドスプリングを廃棄します。
10. ストックダンパーチューブのロアエンドからオイルロック(U)を取り外して廃棄します。
11. ピックツールを使用し、フォークスライダーとフォークチューブの間にある固定クリップ(E)を取り外します。フォークチューブから外す際、固定クリップを拡げたり、伸ばしたりしないでください。フォークチューブやクリップが破損する場合があります。
注記
抵抗がある場合は、フォークチューブをスライドハンマーとして使用します。フォークチューブをフォークスライダーに押し込み、中程度の力で外側に引きます。フォークチューブがフォークスライダーから離れるまでこれを繰り返します。
12. フォークスライダーからフォークチューブを外します。
13. フォークオイルシール(9)、スライダーワッシャー(G)、スライダーブッシング(I)をフォークチューブ端からスライドさせます。フォークオイルシールとフォークチューブを外します。
フォークアッセンブリー
ご注意
フォークチューブに傷が付かないよう注意してください。 チューブが破損すると、組み立て後にフォークオイルが漏れる原因となります。 (00421b)
注記
すべての部品を完全に清掃して点検します。曲がり、作動不良、または損傷がある部品はすべて交換すること。
1. 図9」、セクションAを参照してください。まだ取り付けていない場合は、きれいなフォークオイルで新しいフォークチューブブッシング(11)内径をコーティングします。フォークチューブ(7)に滑らせ、溝に入れるために必要なだけスプリットラインでフォークチューブブッシングを拡げます。
2. フォークチューブホルダーにフォークスライダー(V)を取り付けます。フォークスライダーにフォークチューブ(7)をスライドさせます。
3. きれいなフォークオイルでスライダーブッシング(I)内径をコーティングします。スライダーブッシングをフォークチューブにスライドさせます(各方向)。
4. スライダーブッシングにあたるまでスライダーワッシャー(G)をフォークチューブにスライドさせます(各方向)。
5. きれいなフォークオイルで新しいフォークオイルシール(9)内径をコーティングします。文字が書かれた側を上にして、スライダーワッシャーにあたるまでフォークオイルシールをフォークチューブにスライドさせます。
6. 図2」を参照してください。フォークシール/ブッシングツール(HD-34634)を用意し、次の手順を実行します:
a. フォークオイルシールに触れるまで、フォークシールインストーラーをフォークチューブにスライドさせます。
b. 「図3」を参照してください。スライドハンマー等のツールを使用し、固定クリップの溝がフォークスライダー内径に見えるまで、フォークオイルシール(スライダースペーサーとスライダーブッシング装着状態)をフォークチューブ下方に押します。
c. フォークオイルシールに触れるまで、固定クリップ(E)をフォークチューブにスライドさせます。フォークスライダーの溝に固定クリップを取り付けます。フォークチューブに取り付けるとき、固定クリップを拡げたり、伸ばさないよう注意してください。クリップが破損する場合があります。
7. フォークチューブホルダーからアッセンブリーを外します。
8. ダンパーカートリッジ(2)の先にオイルロック(8)を取り付けます。
9. フォークアッセンブリーを水平に保ち、オイルロックを付けたスライダーダンパーカートリッジをフォークアッセンブリーにスライドさせます。
10. カートリッジを押しこみます。
11. コッパーワッシャー(L)と新しいスクリュー(M)を取り付けます。フォークスライダー下の穴からスクリューをスライドさせ、ダンパーカートリッジ先に挿入します。
12. キットからフォークスプリング(1)を用意します。新品のフォークスプリングをフォークチューブに取り付け、コイルの密度が高い方をダンパーカートリッジに向けます。
13. 床に布を敷きます。フォークアッセンブリーを逆さにし、スプリングの端を布に押しつけます。スプリングを圧縮し、スクリューを15–25 N·m (11–18 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
14. フォークチューブを縦にして、フォークスライダー(フォークチューブではなく)をフォークチューブホルダーに固定します。
注記
フォークスライダーの下に新しいドレンスクリューを取り付けます(取り外していた場合)。スクリューを6–9 N·m (52–78 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
15. 次のようにフォークチューブに注入します:
a. 「図8」を参照してください。ダンパーロッドの先に延長ツールを挿入します。
b. フォークチューブを圧縮した状態で、ほぼ一番上までフォークチューブにハーレーダビッドソン純正タイプE フォークオイルを注ぎます。フォークチューブを10回ポンピングして空気を抜きます。
c. 抵抗が感じられるまでダンパーロッドをゆっくりポンプし、さらに10回ポンプします。
d. 一番下の位置にダンパーロッドを取り付けます。
e. ダンパーロッドの先から延長ツールを取り外します。
図4。 フロントフォークオイルレベルゲージ(HD-59000B)
図5。 余分なフォークオイルを取り除きます
警告
フォークオイルの量が適切でないと、操作に影響が出て車両の制御が失われる結果、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00298a)
16. フォークオイルレベルを、フォークチューブを圧縮しフォークスプリングを外した状態でフォークチューブの上から142 mm (5.59 in)となるよう調整します。次の手順を実行します:
a. 「図4」を参照してください。フロントフォークオイルレベルゲージ(HD-59000B)を用意します。
b. 金属リングの蝶ねじを緩め、リングの下がロッド下から142 mm (5.59 in)の位置に来るまで上下させます。蝶ねじを締め付けます。
c. 一番奥までプランジャーをシリンダーに押し込みます。
d. 「図5」を参照してください。メタルリングがフォークチューブ上に水平になるまで、ロッドをフォークチューブの先端に挿入します。
e. プランジャーを引き、フォークチューブからフォークオイルを取り除きます。透明チューブからフォークオイルを観察し、オイルがフォークから出ているか確認します。
f. フォークチューブからロッドを外します。プランジャーをシリンダーに押し込み、余分なフォークオイルを適当な容器に排出します。
g. 必要に応じてステップ16(c)から16(f)を繰り返します。フォークオイルが透明チューブから出ていなければ、オイルレベルは適切です。
注記
フォークスプリングが下部コイルの密集部に取り付けられていることを確認します。
17. コイルの密集部を下にしてフォークチューブにフォークスプリングを取り付けます。
18. ダンパーロッドの先に延長ツールを挿入します。
注記
フォークスプリング圧縮ツールの調整にエアインパクトレンチは使用しないでください。
1ダンパーロッド延長ツール
2長さ調整スクリュー
3固定ピン(3)
4スプリングコンプレッサーカラー
5ポスト
図6。 フォークスプリング圧縮ツール(HD-45966)
1ロックナット
図7。 フォークスプリングの圧縮
図8。 ダンパーロッド延長ツールのポンプ
警告
スプリングの取り外し、取り付け時はセーフティグラスまたはゴーグルを着用してください。 スプリングの張力により、スプリング、取り付け構成部品、手に持ったツールなどが飛び、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00477c)
19. 図6」を参照してください。次のようにフォークスプリング圧縮ツールを取り付けます:
a. 長さ調整スクリュー(2)を上にし縦向きで万力にツールを挟みます。
b. ツールの下で、ポスト(5)でフォークスライダーの下に穴を配置します。
c. ダンパーロッド延長ツールとスプリング上部に平ワッシャー(品目6、図9)を取り付けます。くぼんだ面を上にして、平ワッシャーの上にスプリングシート(品目5、図9)を取り付けます。小さい方の外径を上にして、スプリングシートとフラットワッシャーの上にスプリングコンプレッサーカラー(品目4、図6)を取り付けます。
d. 固定ピン(3)3本がスプリングコンプレッサーカラー(4)の止まり穴にはまるまでツールを調整します。長さ調整スクリューを反時計回りに回して伸ばすか、時計回りに回して短くします。
e. 必要に応じて固定ピンを回し、スプリングコンプレッサーカラーの位置をロックします。
f. 時計回りに長さ調整スクリューを回し、スプリングを圧縮します。
20. 何回か回した後、延長ツールを引き上げダンパーロッドを持ち上げます。ロッドのねじ部がスプリングから完全に抜けない場合、スプリングをさらに圧縮します。ロッドのネジ部分が完全にスプリングから出るまで繰り返します。
21. ダンパーロッドを延長位置に固定したまま延長ツールを外します。
22. ダンパーロッドにネジになっていない方から新しいジャムナット(4)を取り付けます。ショルダー部分に出るまでダンパーロッドに挿入します。
23. フォークスプリング圧縮ツールの先の長さ調整スクリューを反時計回りに回し、フォークスプリングのテンションをリリースします。リテーニングピンを緩めスプリングコンプレッサーを取り外します。ツールからフォークアッセンブリーを外し、万力からツールを外します。
24. 万力にフォークチューブホルダーを取り付けます。フォークチューブホルダーにフォークチューブを取り付けます。
25. 新品のOリング(10)をフォークチューブプラグ(3)に取り付けます。ダンパーロッドのネジ側にフォークチューブプラグを一番下まで挿入します。フォークチューブプラグと確実に接触するまで、ジャムナットを反時計回りに回します。ジャムナットを18–27 N·m (13–20 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
注記
締めすぎに注意してください。Oリングが破損する場合があります。
26. フォークチューブに新しいフォークチューブプラグ(3)を挿入します。フォークチューブプラグを81–95 N·m (60–70 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
27. 新しいクワッドリングシール(13)をフォークキャップボルトに取り付けます。取り扱い中にフォークオイルが漏れないよう、フォークキャップボルト(C)をフォークチューブプラグに通します。
フォークの取り付け
1. 該当するサービスマニュアルを参照し、フロントフォークを取り付けます。
警告
ブレーキシステムを修理した後は、低速でブレーキをテストしてください。 ブレーキが正しく作動しない場合、高速でテストを行うと制御不能となり、死亡したり重傷を負ったりするおそれがあります。 (00289a)
警告
ホイール取り付け後に車両を始動させる場合は、必ずブレーキをポンピングしてブレーキシステムに圧力をかけてください。 圧力が不足すると、ブレーキの制動力に悪影響を及ぼし、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00284a)
2. 該当するサービスマニュアルを参照し、フロントフェンダー、ホイール、ブレーキ、およびその他取り外したパーツを取り付けます。
3. ブレーキを押しこんでシステム圧をつくります。
テスト走行
  1. フォークが正しく動きリバウンドするかテスト走行を行います。
交換用パーツ
図9。 交換用パーツ: Softailカートリッジフロントフォークキット
表2。 交換用パーツ表
アイテム
詳細(数量)
部品番号
A
キットのカートリッジフォーク(左)
B
既存フォークアッセンブリー、キットのカートリッジなしフォーク(右)
キットに含まれる品目:
1
フォークスプリング
別売りなし
2
ダンパーカートリッジ
別売りなし
3
フォークチューブプラグ
46229-02
4
ジャムナット
46262-02
5
スプリングシート
46236-02
6
ワッシャー、平
46237-02
7
フォークチューブ
別売りなし
8
オイルロック
46238-02
9
フォークオイルシール(2)
45875-84A
10
O リング(2)
45845-77
11
フォークチューブブッシング
45866-84
12
ダンパーチューブ
別売りなし
13
クワッドリングシール(2)
45733-48
本文に記載のアイテムでキットに含まれないもの:
C
フォークキャップボルト(2)
D
フォークチューブプラグ
E
固定クリップ(2)
F
バネ
G
スライダーワッシャー(2)
H
ブッシング、フォークチューブ(1)
I
ブッシングスライダー(2)
45940-84
J
ワッシャー、フラット(2)
K
プラグ(2)
L
ワッシャー、コッパー、クラッシュ(2)
45405-75A
M
スクリュー、6 mm(2)
N
フォークスライダー、右
O
アクスルホルダー
P
ワッシャー、フラット(2)
Q
ロックワッシャー(2)
ナット(2)
S
リバウンドスプリング
T
フォークチューブ
U
オイルロック
V
フォークスライダー、左