XL PREMIUM OIL COOLER KIT (XLプレミアムオイルクーラーキット)
J056612013-04-20
概要
キット番号
62700082
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
装着に必要となる追加パーツ
このキットの正しい取り付けには次の商品も必要となります。
- Hylomar® Gasket and Thread Sealant (Hylomarガスケットとスレッドシーラント)
- Loctite® 243 Threadlocker and Sealant (Loctite 243スレッドロッカーシーラント) (部品番号99642-97)
- オイルフィルターレンチ(部品番号42311)または(部品番号44067-A)
- Loctite 565 High Performance Pipe Sealant with Teflon (Loctite 565テフロン入り高性能パイプシーラント)
警告ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
取り外し
| 1 | オイルポンプフィードホース |
| 2 | オイルポンプホースフィッティング |
図1。 オイルポンプフィードホース
- サービスマニュアルを参照してください。 エンジンオイルを抜きます。
- サービスマニュアルを参照してください。 オイルフィルターを取り外してください。
- サービスマニュアルを参照してください。 エキゾーストシステムを取り外します。
- サービスマニュアルを参照してください。 オイルプレッシャースイッチを取り外します。
- 「図1」を参照してください。 オイルポンプからオイルフィードホース(1)を取り外してください。
- オイルポンプからオイルポンプホースフィッティング(2)を取り外し、廃棄してください。
- ABSモデル: 「図5」を参照してください。 左ダウンチューブからABSブレーキラインの上側のクランプ(22)を取り外してください。
- クラッチケーブルとワイヤーハーネスをダウンチューブに固定しているクリップ2個を取り外してください。
取り付け
| 1. | サービスマニュアルを参照してください。 図を参考に、同様の方法でオイルプレッシャースイッチを取り付けますが、位置は下に示す位置にしてください。 a. Loctite 565 High Performance Pipe Sealant with Teflon (Loctite 565テフロン入り高性能パイプシーラント)をオイルプレッシャースイッチに塗布してください。 b. 「図2」を参照してください。 オイルプレッシャースイッチ(3)を、クランクケースのフィードホースが接続していた位置に取り付けてください。 c. 5.6–7.9 N·m (50–70 in-lbs)のトルク値で締め付けます。 | |||||||||||||||
| 2. | ジャンパーワイヤーアッセンブリー(アイテム2、図6)をオイルプレッシャースイッチのリード線に取り付けてください。 a. ワイヤーハーネスから既存のオイルプレッシャーコネクターを切り離します。 コネクターの近くで切断してください。 b. ワイヤーアッセンブリーのコネクターをオイルプレッシャースイッチに届かせるために必要なワイヤーの長さを測ってください。 ワイヤーをその長さに切ってください。 c. リードから絶縁被覆を10 mm (⅜ in)はがしてください。 d. ワイヤーアッセンブリーをカバーするために必要な長さのコンジット(アイテム19、図6)を測ってください。 コンジットをその長さに切ってください。 e. コンジットをワイヤーアッセンブリーにかぶせてください。 f. シールドスプライスコネクターの取り付け方法についてはサービスマニュアルを参照してください。 シールドスプライスコネクター(アイテム13、図6)で、新しいオイルプレッシャースイッチコネクターをハーネスリードに取り付けてください。 | |||||||||||||||
| 3. | オイルプレッシャースイッチコネクターをオイルプレッシャースイッチに接続してください。 | |||||||||||||||
| 4. | 「図2」を参照してください。 フィッティング(アイテム11、図6)にHylomar Gasket and Thread Sealant (ハイロマーガスケットとスレッドシーラント)を塗布してください。 オイルポンプにフィッティングを取り付けます。 フィッティングを6.2–7.4 N·m (55–65 in-lbs)のトルク値で締め付けます。 | |||||||||||||||
| 5. | オイルクーラーサプライホースアッセンブリー(2)をオイルポンプフィッティングに仮留めしてください。 | |||||||||||||||
| 6. | フィッティング(アイテム16、図6)にHylomar Gasket and Thread Sealant (ハイロマーガスケットとスレッドシーラント)を塗布してください。 オイルプレッシャースイッチマウントがあった位置に、フィッティングを取り付けてください。 指で締め付けてから、さらに2 ～ 3回転締め付けてください。 フィッティングの開口部をオイルフィルターハウジングに合わせてください。 | |||||||||||||||
| 7. | フィッティング(アイテム12、図6)にHylomar Gasket and Thread Sealant (ハイロマーガスケットとスレッドシーラント)を塗布してください。 フィッティングをエルボーフィッティングに取り付けてください。 指で締め付けてから、さらに2 ～ 3回転締め付けてください。 フィッティングの開口部をオイルフィルターハウジングに合わせてください。 | 
図2。 オイルサプライホースおよびオイルプレッシャースイッチ 
図3。 オイルクーラーホースの取り回し | ||||||||||||||
| 8. | 「図5」を参照してください。 ダウンチューブに沿ったABSブレーキラインに、ブレーキライングロメット(1)を取り付けてください。 | |||||||||||||||
| 9. | ブレーキライングロメットの上にオイルクーラークランプ(2)を取り付けてください。 必要に応じて、オイルクーラーマウントタブの間隔とオイルクーラーマウントの配置に合わせて位置を調整してください。 トップクランプの位置をABSブレーキラインの曲がり(21)の下にしてください。 | |||||||||||||||
| 10. | 「図5」を参照してください。 マウントバー(7)の向きを、図の用にします。丸い方の端を上に向け、1番目と3番目の穴が外側になるようにしてください。 マウントバー(7)をオイルクーラークランプに取り付けて、スクリュー(3)とナット(4)で固定してください。 ファスナーは締め付けないこと。 反対側のオイルクーラークランプについても同様に作業してください。 注記 「図3」を参照してください。 オイルクーラーを取り付けてオイルラインを接続する際には、クラッチラインの取り回しが正しいか確認してください。 | |||||||||||||||
| 11. | クラッチケーブルとワイヤーハーネスにPクランプ(19)を取り付けてください。 | |||||||||||||||
| 12. | スクリュー(5)、ワッシャー(6)、Pクランプ(19)、およびナット(4)を使用して、オイルクーラー(10)をマウントバー(7)の上の穴に仮留めしてください。 | |||||||||||||||
| 13. | スクリュー(5)、ワッシャー(6)、およびナット(4)を使用して、オイルクーラー(10)をマウントバー(7)の下の穴に仮留めしてください。 | |||||||||||||||
| 14. | ウォームクランプ(15)を使用して、オイルリターンホース(14)をオイルクーラー(10)の内側の接続部に接続してください。 | |||||||||||||||
| 15. | ウォームクランプ(15)を使用して、オイルリターンホース(14)をホースフィッティング(16)に接続してください。 | |||||||||||||||
| 16. | ウォームクランプ(15)を使用して、オイルリターンホース(8)をオイルクーラー(10)の外側の接続部に接続してください。 ホースは、オイルプレッシャースイッチとオイルクーラーリターンホースの間に十分な隙間ができるように配置してください。 | |||||||||||||||
| 17. | ウォームクランプを0.9 N·m (8 in-lbs)のトルク値で締め付けます。 | |||||||||||||||
| 18. | オイルクーラーを調整します。 a. 必要に応じてオイルクーラーの位置を調整して、前方に向くようにしてください。 b. 必要な場合は、オイルクーラーの高さを調整して、オイルクーラーホースにテンションがかからないようにしてください。 c. スクリューは一度に1個ずつ取り外すようにしてください(クランプの位置がずれないようにするため)。 ねじ山にLoctite 243 Threadlocker and sealant (Loctite 243スレッドロッカーシーラント) (青)を塗布します。 クランプにスクリューを取り付けてください。 | |||||||||||||||
| 19. | オイルクーラークランプのスクリューを10.2–13.5 N·m (96–120 in-lbs)のトルク値で締め付けます。 注記 「図4」を参照してください。 オイルクーラーサプライホース(2)がオイルプレッシャースイッチ(1)にこすれる位置にならないようにしてください。 | |||||||||||||||
| 20. | オイルポンプフィッティングのオイルクーラーサプライホースを24.4–27.1 N·m (18–20 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。 締め付け中、チューブの位置がずれないように保持しておいてください。 | |||||||||||||||
| 21. | 「図5」を参照してください。 図に示す位置で、フレームとワイヤーハーネスの周りにケーブルストラップ(20)を取り付けてください。 ワイヤーが全てフレームレールの外側になるように引きながら、ケーブルストラップを締め付けてください。 | |||||||||||||||
| 22. | 以前に取り外したABSブレーキラインのクランプを取り付けてください。 | |||||||||||||||
| 23. | オイルラインとホースを点検してください。 ワイヤーハーネスまたはケーブルと接触していないことを確認してください。 注記 クーラーカバーのどの部分もワイヤーハーネスまたはケーブルと接触していないことを確認してください。 | |||||||||||||||
| 24. | オイルクーラーカバー同梱の説明書を参照してください。 オイルクーラーカバーをオイルクーラーに取り付けます。 | |||||||||||||||
| 25. | オイルクーラークランプのスクリューを締め付けた後、オイルクーラーカバーとワイヤーハーネスの間に十分な隙間があり、こすれたり擦れたりしていないことを確認してください。 | |||||||||||||||
| 26. | サービスマニュアルを参照し、エキゾーストシステムを取り付けてください。 | |||||||||||||||
| 27. | サービスマニュアルを参照してください。 オイルフィルターを取り付けてオイルを補充してください。 |
| 1 | オイルプレッシャースイッチ |
| 2 | オイルホース |
図4。 オイルプレッシャースイッチとオイルホース
システムフローテスト
ご注意
運転温度でオイルレベルがディップスティックのADD (補充)マーク以下の場合、エンジンを作動しないでください。 エンジンが損傷するおそれがあります。 (00187b)
- ホースによじれやねじれがないか点検します。 よじれやねじれがある場合は、ホースを調整してください。
- エンジンを始動します。 漏れがないか、全てのホース接続部を点検してください。 漏れがない場合は、エンジンを暖めてください。
- エンジンが通常の動作温度に到達したとき、オイルクーラーの温度が上がっていることを確認します。 オイルクーラーが冷たいままの場合、オイルがどこかでふさがれている可能性があります。 エンジンを切り、システムをチェックして原因を探します。
- エンジンの温度が下がるまで待って、全てのフィッティングとクランプを規定トルク値で締め付けてください。
- ディップスティックでオイル量を確認し、不足している場合は「Full」まで補充してください。
| 1 | グロメット(2) |
| 2 | オイルクーラークランプ(2) |
| 3 | スクリュー (2) |
| 4 | ナット(2) |
| 5 | スクリュー (2) |
| 6 | 平ワッシャー(2) |
| 7 | マウントバー |
| 8 | オイルクーラーサプライホース |
| 9 | ナット(2) |
| 10 | オイルクーラー |
| 11 | オイルクーラーカバー |
| 12 | スクリュー (2) |
| 13 | スペーサーチューブ |
| 14 | オイルクーラーリターンホース |
| 15 | ウォームクランプ(3) |
| 16 | ホースフィッティング |
| 17 | エルボーフィッティング |
| 18 | ラインフィッティング |
| 19 | Pクランプ |
| 20 | ケーブルストラップ |
| 21 | ABSブレーキラインの曲がり |
| 22 | ABSブレーキラインクランプ |
図5。 オイルクーラーの取り付け
交換用パーツ
図6。 交換用パーツ: XLプレミアムオイルクーラーキット
表1。 交換用パーツ表
アイテム | 詳細(数量) | 部品番号 |
|---|---|---|
1 | クーラー、オイル | 63094-07 |
2 | 直角コネクターとワイヤー | 72405-98GN |
3 | オイルクーラーカバーキット | 62500024 |
4 | ホース、オイルクーラーサプライ | 別売りなし |
5 | スクリュー (2) | 3540 |
6 | スクリュー (2) | 4359 |
7 | ワッシャー(3) | 6330 |
8 | クランプ、ウォームドライブNo.4 (3) | 9823 |
9 | Pクランプ | 10076 |
10 | ケーブルストラップ(2) | 10246 |
11 | フィッティング | 63091-07 |
12 | フィッティング | 63533-41A |
13 | シール付きスプライスコネクター、18 ～ 22 AWG | 70585-93 |
14 | グロメット、ブレーキライン | 別売りなし |
15 | ホース、オイルクーラーリターン | 別売りなし |
16 | フィッティング、エルボー、90° | 62700080 |
17 | クランプ、オイルクーラー(2) | 62800016 |
18 | マウントバー、オイルクーラー | 別売りなし |
19 | コンジット、高温 | 別売りなし |
20 | ナット、六角(4) | 7748W |
21 | サービスキット、オイルホース(アイテム4、15、および8を含む) | 62700078 |