BOOM!オーディオステージIIフェアリングスピーカーキット(FLTR)
J060162016-06-28
概略
取り付けは販売店に依頼するようお勧めします。
キット番号
76000594A
モデル
モデルの備品に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、www.harley-davidson.com (英語のみ)の「部品とアクセサリー」セクションをご覧ください。
取り付け要件
アンプキット(部品番号76000523)。
FLTRUSEモデルのみ: ハーネス(部品番号69200489)およびハーネスインターコネクト(部品番号69200714)を別途購入する必要があります。
Loctite® 243 Threadlocker and Sealant - Blue (ロックタイト243スレッドロッカー・シーラント(青) (部品番号99642-97)。
注記
ステージIとステージIIのスピーカーを、同じ車体に混在させないでください。
これらのスピーカーは、2014年以降のハーレーダビッドソンオーディオシステム専用です。 2006 ~ 2013年のハーレーダビッドソンオーディオシステムでこのスピーカーを使うと、 スピーカーは回復できない損傷を受けます。 2005年以前のハーレーダビッドソンオーディオシステムでこのスピーカーを使うと、システムは回復できない損傷を受けます
ご注意
オーディオシステムを作動する前に、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でラジオのEQを更新する必要があります。 先にオーディオシステムを動かすと、すぐにスピーカーが破損してしまいます。 (00645d)
Digital Technician® II診断ツールによるRadio EQの更新については、次の点に注意してください。
  • スピーカーを取り付けるに実施するよう推奨します。
  • オーディオシステムを作動するにおこなう必要があります。
  • ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でのみお買い求め頂けます。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。 取り付け時には、車両の年/モデルのサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手できます。
電気的過負荷
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
このキットを購入すると、アドバンスドオーディオシステムと使用される、特別に開発されたサウンドイコライザーソフトウェアをご利用いただけます。 この独自のイコライザーはBoom!オーディオフェアリングロアスピーカーの性能とサウンドレスポンスを最大限に引き出すように設計されたものです。 このキットをハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にて取り付けていない場合、この特別イコライザーソフトウェアは、デジタルテクニシャンII を通してどの取扱店でも無料で使用できます。 アップグレードの手続きには販売網店のサービス料金が適用される場合があります。
このアンプは、電気系統から最大で8アンペア以上の電流を必要とします。
キット内容
図4および表1を参照。
準備
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
  1. サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズを取り外します。
取り外し
  1. ウィンドシールドを取り外します。 アウターフェアリングを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
  2. フェアリングスピーカーグリルアッセンブリーを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
  3. フェアリングスピーカーを取り外します。
    1. スピーカーをエンクロージャーに固定しているスクリュー4本を取り外します。
    2. スピーカーをエンクロージャーから離して保持します。 配線の接続を外します。 スピーカーを取り外します。
    3. 反対側も繰り返します。
    4. スピーカーを廃棄します。
取り付け
1. 図1を参照してください。 スピーカーエンクロージャー(2)の内側にあるスピーカーワイヤーコネクター(1)を新品のウーファー裏側のスペードターミナル(3)に取り付けます。 異なるサイズのスペードコンタクトを使用することで正しく組み立てることができます。
2. スピーカーをスピーカーエンクロージャーの開口部に位置決めします。
注記
スピーカーのアウターリム(6)に「A」および「B」の文字が刻印されています。
  • 左側のスピーカーの場合、「B」の文字が下側に来るように回します。
  • 右側のスピーカーの場合、「A」の文字が下側に来るように回します。
3. ミッドレンジスピーカーマウントアッセンブリー(4)をウーファーに配置します。 ミッドレンジアッセンブリーを回し、ウーファーのマウントホールを合わせます。 ミッドレンジマウントリングの上部に配線を配置します。
4. ウーファーおよびミッドレンジスピーカーをスクリュー(5) 4本でエンクロージャーに固定します。 次のトルク値で締め付けます: 1.6–2.3 N·m (14.2–20.4 in-lbs)
1スピーカーハーネスコネクター(2)
2スピーカーエンクロージャー(2)
3スピーカーアッセンブリー、ミッドレンジ/ウーファー(2)
4ミッドレンジマウントアッセンブリー(2)
5刻印された文字
6スクリュー(8)
図1。 ウーファースピーカーの取り付け
注記
  • ツイーター/スピーカーグリルのアッセンブリーは向きが決まっています。 右側のグリルには、ツイーターハウジングの右に「BOOM! AUDIO STAGE II」と記載されています。 左側のグリルには表示がありません。
  • ステップ5aのミッドレンジからツイーターのリード線接続を簡単にするために、メスターミナルのジャケットを押し下げてください。 ターミナルを接続します。 接続したターミナルの上にジャケットを被せてください。
  1. 図2を参照してください。 グリルアッセンブリー(1)の取り付け:
    1. ミッドレンジスピーカーのリード線2つをスピーカーグリルのツイーターのリード線に接続します。
    2. 必ずラバーガスケット(2)がグリル外周の正しい位置にはまるようにしてください。 クリップ(3) 2個がグリルタブ(4)の正しい位置にあることを確認してください。 コンポーネントが損傷または紛失している場合は交換してください。
    3. ツイーター配線およびコネクターをインナーフェアリングスピーカー開口部の上部内側の端とスピーカーハウジングの間のスペースに挿入します。
    4. タブ(4)をスピーカー開口部の外側に噛み合わせます。
    5. グリルリテーナークリップをスロット(5)に噛み合わせます。
    6. 各リテーナー付近のグリルを、カチッという音が聞こえるまで押してください。
    7. 反対側も繰り返します。
1グリルアッセンブリー(2)
2ガスケット
3クリップ(4)
4タブ
5スロット
6EQ更新ラベル(2)
7ハーネス
8ツイーター/ミッドレンジスピーカーアッセンブリー(2)
図2。 スピーカーツイーター/ミッドレンジおよびグリル
  1. FLTRUSEモデル: リアスピーカーインターコネクトハーネス(部品番号69200714)およびリアスピーカージャンパーハーネス(部品番号69200489)を別途購入して取り付けます。 リアジャンパーハーネスはリアスピーカーをフェアリングアンプに接続します。
    1. パッセンジャーバックレストの下にあるリアオーディオ[162]の位置を確認して[162]を取り外します。
    2. [162A]および[162B]を、リアスピーカーインターコネクトハーネスの対応する接合コネクターに接続します。
    3. リアスピーカージャンパーハーネスの4ウェイ[162A]をインターコネクトハーネスの4ウェイ[162D]に接続します。
    4. キャップを使用して、インターコネクトハーネスの使用していない4ウェイ[162C]に差し込みます。
    5. リアスピーカージャンパーハーネス[162B]を配線キャディに沿ってフェアリングアンプまで取り回します。 FLTRUSEモデルのフェアリングの適切な接続[313]。
  2. 図2を参照してください。 全モデル: ハーネス(7)をインナーフェアリング内に配置します。
  3. FLTRUSE以外の全モデル: Y型ハーネスの4ウェイMolexソケットコネクター[313B]をアンプハーネスリアスピーカーアウトプットソケット[313]に接続します。 FLTRUSEモデル: Y型ハーネスの4ウェイMolexソケットコネクター[313B]をアンプハーネスリアスピーカーアウトプットソケット[162B]に接続します。
  • Y型ハーネスコネクターには「RH」または「LH」(ライダーの位置から見て右側または左側)の表示が施されています。 または、Y型ハーネスのワイヤーの色をスピーカーのワイヤーの色に合わせてください。 ハーネスの各脚部を正しいスピーカーに取り回します。
  1. コネクターを各スピーカーに接続します。
警告
ステアリングのスムーズな動きを妨げるものがないことを確認します。 ステアリングに干渉があると車両を操作できなくなり、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00371a)
  • ハンドルバーを左右のフォークに当たるまで回したとき、ワイヤー、ハーネス、またはラインが引っ張られないよう注意してください。
  1. ステアリングが滑らかにストップからストップまで動くか確認してください。
1左フェアリングスピーカー
2左フェアリングスピーカー
3アンプ、フェアリング(別途購入)
4ツイーターミッドレンジ[313]
516ウェイリアオーディオ[162]
6インターコネクト、CVOのみ、(部品番号6920714)
7ジャンパー、CVOのみ、(部品番号6920489)
図3。 フェアリングスピーカー、アンプとおおよその接続位置
完了
注記
サウンドシステムを損傷させないため、メインヒューズを取り付ける前に、イグニッションがOFF になっているか確認してください。
ご注意
オーディオシステムを作動する前に、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でラジオのEQを更新する必要があります。 先にオーディオシステムを動かすと、すぐにスピーカーが破損してしまいます。 (00645d)
  1. サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズを取り付けます。
  2. デジタルテクニシャンIIによるRadio EQの更新は、ハーレーダビッドソン正規販売網店に依頼してください。
  3. イグニッションをオンに入れます。エンジンはかけないでください。
  4. オーナーズマニュアルの「Boom! ボックスインフォーテインメントシステム」セクションを参照。 ラジオをオンにします。 すべてのスピーカーから音が出て、フロント/リアフェーダー機能が正しく作動しているか確認します。 異常がある場合はスピーカーの配線をチェックします。 アウターフェアリングを取り付けるまで、きしみや振動が生じることがあります。
  5. サービスマニュアルを参照してください。 アウターフェアリングを取り付ける。 ウィンドシールドを取り付ける。
使用時
強い水圧の水がスピーカーグリルに直接当たらないようにしてください。 スピーカーが破損する恐れがあります。
交換用パーツ
図4。 交換用パーツ、Boom!オーディオステージIIフェアリングスピーカーキット(FLTR)
表1。 交換用パーツ
品目
詳細(数量)
部品番号
1
スピーカーアッセンブリー(ウーファー)、フェアリング(2)
76000525
2
スピーカーアッセンブリー、ミッドレンジ(2)
76000606
3
スクリュー(8)
10200376
4
ツイーター/スピーカーグリルアッセンブリー(左) (品目5 ~ 6を含む)
ツイーター/スピーカーグリルアッセンブリー(右) (品目5 ~ 6を含む)
76000595
76000596
5
  • ガスケット(左)
  • ガスケット(右)
76000456
76000455
6
  • クリップ(2)
12200025
7
ワイヤリテーナー、接着バック(2)
69200342
8
ケーブルストラップ(2)
10065
9
ワイヤーハーネス、ツイーター/ミッドレンジスピーカー
69200925
配線図の情報
配線色コード
単色配線: コネクターおよび配線図の記号(標準)を参照してください。 英文字コードで配線の色を示します。
ストライプ付き配線: コードは実線色付きコードとストライプのコードの間にスラッシュ(/)を入れて記されています。 たとえば、GN/Yと記された配線は、黄色のストライプが入った緑の配線になります。
配線図の記号
コネクターおよび配線図の記号(標準)を参照してください。 角カッコ([])はコネクター番号を示します。 カッコ内の英文字は、ピンハウジングかソケットハウジングかを示します。
A=ピン: コネクター番号の後の文字Aおよびピン記号はターミナルコネクターのピン側を表します。
B=ソケット: コネクター番号の後の文字Bおよびソケット記号はターミナルコネクターのソケット側を表します。 配線図にあるその他の記号は以下のとおりです:
ダイオード: ダイオードは回路の中で電流を一方向のみに流します。
配線の中断: 配線の中断はオプションによることや配線の途中でページが途切れていることを示します。
接続なし: 配線図内で互いに交差している2本の配線が接合しておらず、接続されていません。
別回路: この記号は、別ページに完全な回路の配線図があることを示します。 また、この記号は電流の方向も示しています。
接合部: 接合部は2 本以上の配線が配線図上で接続されている場所を示します。 図上で接合部が示されている場合、その記載の目的はその回路に配線が接合されていることを示すことのみであり、 ワイヤーハーネスの接合位置を示すものではありません。
アース: アースは2種類に分類されます。 一方は(BK/GN)配線で、通常はセンサーやモジュールに使用されます。
注記
このアースは通常、アース回路に電気的干渉を引き起こす電気モーターやコイルなどを持ちません。
もう一方のアースは(BK)配線で、電気的干渉に影響されない構成部品に使用されます。
ツイストペア: この記号は2本の配線がハーネス内でよじってあることを示します。 これにより外部から回路への電磁干渉を最小限にしています。 これらの配線に修理が必要な場合、配線はよじれたままにしておきます。
1コネクター番号
2ターミナルコード(A=ピン、B=ソケット)
3単色配線
4ストライプ配線
5ソケット記号
6ピン記号
7ダイオード
8配線の中断
9非接続
10回路の方向
11接合部
12アース
13ツイストペア
図5。 コネクターおよび配線図の記号
表2。 配線色コード
コード
配線色
BE
BK
BN
GN
GY
LBE
水色
LGN
薄緑
O
オレンジ
PK
ピンク
R
TN
タン
V
W
Y
1ツイーターミッドレンジ[313B]
2左側のツイーターミッドレンジコネクター[LH]
3右側のツイーターミッドレンジコネクター[RH]
図6。 ツイーターミッドレンジフェアリングワイヤーハーネス