1. | 該当するサービスマニュアルの指示に従って、高圧フューエルラインの開放を行い、フューエルラインを外す。 | |||||||||||||||||||||||||||
警告 誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b) | ||||||||||||||||||||||||||||
2. | 該当するサービスマニュアルの指示に従って、メインヒューズを外す。 | |||||||||||||||||||||||||||
3. | 該当するサービスマニュアルの指示に従って、シートを取り外す。シートマウントハードウェアはすべて保管する。 注記 フューエルタンクを戻す時、フューエルタンク左下のフレームに留められているフューエルゲージワイヤーを傷つけないようにしてください。 | |||||||||||||||||||||||||||
4. | 該当するサービスマニュアルの指示に従って、フロントとリアのフューエルタンク取り付けハードウェアを外す。フューエルタンクをフレームの後ろに移動させ、ステアリングヘッドハーネスシール付きのタブに作業ができるようにする。 | |||||||||||||||||||||||||||
5. | 「図1」を参照。フレーム両側にあるキャビティー(3)からタブ(2)を外し、シールド(1)を取り外す。 | |||||||||||||||||||||||||||
6. | ハンドルバーに配線が組み込まれた2012年以降のDynaモデルを除く全モデル:白(左)[31L]および黒(右)[31R]の3か所のターンシグナルコネクターを外すことができるように、フレーム内からワイヤーハーネスを下に引く。フレームサイドのコネクター半分を側に置いておく。 | |||||||||||||||||||||||||||
7. | ハンドルバーに配線が組み込まれた2012年以降のDynaモデルを除く全モデル:該当するサービスマニュアルの指示に従って、ランプサイドコネクター半分からソケットターミナルを外す。各コネクターのキャビティーに取り付けた配線の色をメモしておく。次のようになるはずである: 左側(白コネクター): 右側(黒コネクター): a. 黒[BK]ワイヤー、キャビティー1 b. 紫[V]ワイヤー、キャビティー2 c. 青[BE]ワイヤー(取り付いている時)、キャビティー3 d. 黒[BK]ワイヤー、キャビティー1 e. 茶[BN]ワイヤー、キャビティー2 f. 青[BE]ワイヤー(取り付いている時)、キャビティー3 |
図1。 ハーネスシールド取り外し
図2。 右側ターンシグナルの取り外し | ||||||||||||||||||||||||||
8. | 「図2」を参照。ジャムナット(2)を緩める。 | |||||||||||||||||||||||||||
9. | リテーナー(5)からボールスタッドクランプ(4)を外す。ボールスタッドクランプを捨てる。 | |||||||||||||||||||||||||||
10. | ボールスタッド(3)、ジャムナットを右ターンシグナル(1)から外して廃棄する。ターンシグナルランプを外し、ぶら下げる。他の表面部を傷つけないように注意すること。 | |||||||||||||||||||||||||||
11. | バックミラーの柄(7)からリテーナー(5)とロックワッシャー(6)を外す。ロックワッシャーとリテーナーを破棄する。 | |||||||||||||||||||||||||||
12. | 「図3」を参照。ジャムナット(2)を緩める。 | |||||||||||||||||||||||||||
13. | ボールリセプタクル(5)からボールスタッドクランプを外す。ボールスタッドクランプを捨てます。ボールスタッド(3)とジャムナットを左ターンシグナル(1)から外して捨てます。ターンシグナルランプを外し、ぶら下げる。他の表面部を傷つけないように注意すること。 |
図3。 左ターンシグナル取り外し | ||||||||||||||||||||||||||
14. | エイコーンナット(8)、ボールリセプタクルとロックワッシャー(6)をバックミラーの柄(7)から取り外す。ボールリセプタクル、ロックワッシャーとエイコーンナットを捨てます。 |
1 | グロメット |
2 | ハンドルバーロアスイッチハウジング |
3 | ハンドルバーアッパースイッチハウジング |
4 | ターンシグナルワイヤービニールコンジット |
5 | 収縮チューブ |
1. | 全モデル:「図2」を参照。フロントブレーキマスターシリンダーハウジング(9)に、キットのエイコーンナット(8)とロックワッシャー(6)を使ってミラーの柄を固定する。この時点では完全に締め付けない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
2. | 「図3」を参照。クラッチハンドレバーブラケット(9)に、キットのエイコーンナット(8)とロックワッシャー(6)を使ってミラーの柄を固定する。この時点では完全に締め付けない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
3. | ターンシグナル配線がハンドルに組み込まれている2012年以降のDynaモデル:「図5」を参照。次のようにターンシグナルのリフレクターソケットを交換する。 a. ターンシグナルレンズ(5)とバルブ(4)を外す。 b. リフレクターソケット(3)とグロメット(2)をターンシグナルハウジング(1)から外す。 c. ソケットと配線をグロメットとハウジングから外す。 d. 新しいソケットのハーネスをグロメットとハウジングに通す。 e. グロメットとソケットをハウジングに取り付ける。 f. ソケットにバルブを取り付ける。 g. ハウジングにレンズを取り付ける。 注記 「図6」を参照。マウントブラケットにはLH (左)またはRH (右)と刻印されています。左右を間違えないようにブラケットを取り付けてください。 左と右のターンシグナルランプは同じです。 ターンシグナルランプから出るワイヤーハーネスには、平らな交差部があり、これは柄のランプ側近くのワイヤースロット(3)にあるものと同様です。 見た目がよくなるように、ランプを取り付けるとき、柄に横になるフラット面が分かるようにハーネスを沿わせます。その向きでスロットにハーネスを挿入し、ランプ部でワイヤーハーネスがねじれないようにします。 |
図5。 フロントターンシグナル
図6。 マウントブラケットとワイヤーハーネスの取り付け | ||||||||||||||||||||||||||||||||
4. | 全モデル:「図6」を参照。ターンシグナルランプからワイヤーの端を、ワイヤースロット(3)を通して柄に送る。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
5. | スクリュー(4)とロックワッシャー(5)を柄とキャビティーに取り付けます。柄の端にターンシグナルランプを配置し、スクリューをランプハウジングに取り付けます。まだ完全には締めないでください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
6. | トリプルクランプ(6)の下にあるロアフォークに取り付けブラケットを置きます。ランプを前向きにし、地面と平行になるようにする。位置を保ったままアッセンブリーを外し、ランプマウントスクリュー(4)を次のトルク値で締め付ける:8–9 N·m (70–80 in-lbs)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
7. | マウントブラケットアッセンブリーをピンチボルト(7)でロアフォークに取り付ける。以下に注意すること: a. ランプが前を向き地面と平行になっていること。 b. 出ているワイヤーが柄のベース部分のワイヤーノッチ(3)の中央にあり、フォークブラケットに対して柄で挟まれていないか確認する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
8. | ピンチボルト(7)を次のトルク値で締め付ける:8–9 N·m (70–80 in-lbs)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
9. | 反対側でもステップ4 ~ 8を行う。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
10. | フロントブレーキラインをロアフォークブラケットの下側に固定しているキャップスクリューとワッシャー(8)を外し、取っておきます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
11. | P クランプ(9)とブレーキラインをキャップスクリューとワッシャー(8)で緩めに取り付けます。 注記 Pクランプの向きは、ブレーキラインを取り付ける方向と逆にしてください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
12. | 「図7」を参照。フォークチューブの後ろからワイヤーを取り回す。もとの方向とは反対の方向にP クランプから両ターンシグナルワイヤーを送り、ワイヤーが各ターンシグナルランプに向かうようにしてください。 注記 ハンドルバーを左右のフォークに当たるまでいっぱいに切ったときに、ワイヤーが強く引っ張られないか確認してください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
13. | Pクランプからワイヤーを引きピンと張った状態にして、キャップスクリューを次のトルク値で締め付ける:11.3–13.6 N·m (8.3–10 ft-lbs)。 この時点で、右ターンシグナルのワイヤーは車体の右側へ、左ターンシグナルのワイヤーは左側に向かっているはずである。 | 図7。 ワイヤーの取り回し | ||||||||||||||||||||||||||||||||
14. | 「図6」を参照。該当するサービスマニュアルの指示に従って、ターンシグナルハーネスのソケット端子を正しいランプ側コネクターに取り付ける。別途注意がない限り、 左側(白コネクター) (11): 右側(黒コネクター) (10): a. 黒[BK]ワイヤー、キャビティー1 b. 紫[V]ワイヤー、キャビティー2 c. 青[BE]ワイヤー(取り付いている時)、キャビティー3 d. 黒[BK]ワイヤー、キャビティー1 e. 茶[BN]ワイヤー、キャビティー2 f. 青[BE]ワイヤー(取り付けている時)、キャビティー3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
15. | 「図1」を参照。組み立てた右ターンシグナルコネクターを、外側からフレームの右側のグロメット(4)を通してステアリングヘッドの後方に送る。組み立てた左側のコネクターをフレーム左のグロメットから送る。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
16. | 左右コネクター半分をフレームから出ている同じ色のコネクター半分に接続する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
17. | 該当するサービスマニュアルの指示に従って、メインヒューズを仮に取り付ける。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
18. | 2012年以降のダイナモデルでハンドルバーに配線が組み込まれているモデル:BCM(ボディコントロールモジュール)フロントターンシグナル自動学習手順を次のように実行する。 a. オーナーズマニュアルを参照しながら、10回以上ハザードランプを点滅させる。これによってシステムはターンシグナルバルブの作動を検証する。 b. ハザードランプを消す。 c. ハザードランプを10 回以上点滅させ、BCM に新しいターンシグナル接続を自動学習させる。 d. サービスマニュアルを参照し、BCM コードを消去する。 e. イグニッションスイッチをIGN の位置に合わせてからオフに戻す。 f. ハザードランプを点滅させ、BCM 不具合コードが戻ってこないことを確認する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
19. | ターンシグナルが正しく作動するかテストする。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
警告 誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
20. | メインヒューズを取り外す。 |
21. | 必要に応じてキットのケーブルストラップを使い、ステアリング部分と干渉しないように、または絡まったり挟まったりしないように、ハーネスを固定する。余分なハーネスはケーブルストラップで固定し、ステアリングヘッド内に収まる様にすること。 | |
22. | ワイヤーハーネスをステアリングヘッド後ろのフレーム内に押し込む。ハーネスシールド(1)をタブ(2)を内側にしてトップバーの下に配置し、タブがフレームの各側のキャビティー(3)にはまるまで上に押す。 | |
警告 フューエルシステムを取り扱う際は、喫煙したり、そばで火や火花の元となるものを使用したりしないでください。 ガソリンは可燃性、起爆性が非常に高いため、死亡事故または重傷事故につながるおそれがあります。 (00330a) | ||
23. | 該当するサービスマニュアルの指示に従って、フューエルタンクを取り付け、フューエルラインを接続します。 | |
24. | メインヒューズを取り付ける。 | |
25. | 該当するサービスマニュアルの指示に従って、シートを取り付ける。 | |
警告 シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b) | ||
26. | ミラー視野を調整し、エイコーンナットを次のトルク値で締め付ける:16 N·m (12 ft-lbs)。必要に応じてミラーの角度を調整する。 |
アイテム | 詳細(数量) | 部品番号 |
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1 | 柄、フロントターンシグナルリロケーション(右) | 別売りなし |
2 | 柄、フロントターンシグナルリロケーション(左) | 別売りなし |
3 | ソケットヘッドキャップスクリュー、5-16-24 x 5/8 in、グレード8(2) | 2698A |
4 | ロックワッシャー、スプリット、5/16 in(2) | 7042 |
5 | スクリュー、ボタンヘッド(2) | 926 |
6 | ナット、エイコーン5/16-24クローム(2) | 7720 |
7 | ワッシャー、スターロック、5/16 in. | 7127 |
8 | P クランプ、呼び径0.31 | 10059A |
9 | ケーブルストラップ(8) | 10065 |
10 | ソケットアッセンブリー(2) | 68904-00 |
11 | ソケットターミナルハウジング(2) | 73153-96BK |
12 | ターミナル、ソケット(6) | 73191-96 |
13 | チューブ、収縮(2) | 72411-97 |