1. | イグニッションスイッチをOFF (オフ)にしていない場合はOFF (オフ)にします。 | |
![]() 誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a) | ||
2. | サービスマニュアルを参照してシートを取り外し、マイナス(黒)バッテリーケーブルをマイナスバッテリーターミナルから取り外します。 シート取り付け金具は全て保管します。 |
3. | 新品のシール(4)をキャリパーハウジング(B)に挿入します。 注記 グリースは余分量使用しないでください。 | |
4. | キットから「PISTON LUBE」と書かれたグリース(7)チューブを用意します。 少量のグリースを、新品のピストン(2)の外径と底半径に塗ります。 少量のグリースを、キャリパーボアとシールの内側に塗ります。 | |
5. | ピストンとダストブーツ(5)をキャリパーボアに押し込みます。 | |
6. | キャリパーの上に新品のリテーニングリング(6)のギャップを合わせます。 リングをピストンボアに押し、ピストンブーツに対して強く押しこみます。 | |
7. | 両方の振動防止スプリング(D)をキャリパーマウントブラケット(E)に合わせます。 小さいタブを穴に合わせます。 | |
8. | ブレーキパッド(F)を振動防止スプリングにスライドさせます。 | |
9. | リテーナー(C)の先端をキャリパーマウントブラケットの2つの大きいほうの穴に挿入します。 リテーナーをブレーキパッドに取り付け、カチッとはめ込みます。 注記
| |
10. | 両方のラバーマウントブッシング(G)をブラケットのキャリパーマウント穴(H)に挿入します。 | |
11. | キットから「PIN LUBE」と書かれたグリース(8)チューブを用意します。 ラバーブッシング(G)の内側とマウントボルト(A)のスムーズシャフトをコーティングします。 | |
12. | 組み立てたキャリパーをブレーキパッドに合わせ、ブラケットに合わせます。 | |
13. | キャリパーの穴にマウントボルトを挿入します。 | |
14. | マウントボルトをキャリパーとブラケットに押し込みます。 マウントボルトを20.3–27.1 N·m (15–20 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。 | |
![]() ブレーキラインガスケットの交換。 純正ガスケットを取り替えずに使用すると、ブレーキに不具合が生じて車両が制御できなくなり、死亡したり重傷を負う原因となります。 (00318a) ご注意 漏れがないようにしてください。 ガスケット、バンジョーボルト、およびブレーキラインは組み立て前に汚れや損傷がないことを確認します。 (00323a) | ||
15. | 新品のバンジョーブリーダーボルトと2つの新品のシーリングワッシャー(別売り)を用意します。 バンジョーブリーダーボルトとシーリングワッシャーで、ブレーキラインをキャリパーに固定します。バンジョーブリーダーボルトを40.7–47.5 N·m (30–35 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。 | |
16. | サービスマニュアルに従ってリアブレーキのエア抜きをします。 ブリーダースクリューを3.6–4.5 N·m (32–40 in-lbs)のトルク値で締め付けます。 |
1. | サービスマニュアルを参照し、マイナスバッテリーケーブルを取り付けます。 Harley-Davidson Electrical Contact Lubricant (ハーレーダビッドソンエレクトリカルコンタクトルブリカント) (部品番号99861-02)、ワセリンジェルまたは腐食防止剤をマイナスバッテリーのターミナルに薄く塗ります。 | |
![]() シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b) | ||
2. | サービスマニュアルを参照し、シートを取り付けます。 |
1. | リアブレーキペダルを握ってストップランプが点灯するか確認します。 | |
![]() ブレーキの整備を行ったら、車両を運転する前に、ブレーキをポンピングしてブレーキシステムに圧力をかけます。 圧力が不足すると、ブレーキの制動力に悪影響を及ぼし、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00279a) ![]() ブレーキシステムを修理した後は、低速でブレーキをテストしてください。 ブレーキが正しく作動しない場合、高速でテストを行うと制御不能となり、死亡したり重傷を負ったりするおそれがあります。 (00289a) | ||
2. | 車両の走行テストを行います。 ブレーキの手ごたえがない場合は、ブレーキシステムのエア抜きを繰り返します。 |
アイテム | 詳細(数量) | 部品番号 |
---|---|---|
1 | リアブレーキシールおよびピストンキット(アイテム2 ~ 8を含む) | 43946-86A |
2 |
| 別売りなし |
3 |
| 44045-87A |
4 |
| 44152-77 |
5 |
| 別売りなし |
6 |
| 別売りなし |
7 |
| 別売りなし |
8 |
| 別売りなし |
キットには含まれない本文中記載のアイテム: | ||
A | キャリパーマウントボルト(2) | |
B | キャリパーハウジング | |
C | ブレーキパッドインシュレーターリテーナー | |
D | アンチラトルスプリング(2) | |
E | キャリパー取り付けブラケット | |
F | ブレーキパッド(2) | |
G | ラバーブッシング(2) | |
H | キャリパーマウント穴(2) |