ANTENNA RELOCATION KITS (アンテナリロケーションキット)
J058092014-01-16
概要
キット番号
76000308、76000582
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはharley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
キット内容
図1」および「表1」を参照してください。
準備
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
注記
  • スマートサイレン装備車: セキュリティフォブがある状態で、イグニッションスイッチをON (オン)にします。 システムが解除された後、イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。 直ちにオーナーズマニュアルに従ってメインヒューズを取り外します。
  • スマートサイレン非装備車: オーナーズマニュアルを参照してメインヒューズを取り外します。
取り付け
1. オーナーズマニュアルを参照し、必要に応じて左右のサドルバッグを取り外します。
2. ツアーパックなしのモデル、取り付け済みのラジオがない場合: ステップ3に進みます。 ツアーパック使用モデル、取り付け済みのラジオがない場合: ステップ3に進みます。 ツアーパック使用モデル、取り付け済みのラジオがある場合:
a. ツアーパックを開きます。 ツアーパックライナーを取り外します。
b. ツアーパックの前方内側で、メインハーネスのアンテナケーブルからアンテナ拡張ケーブルの接続を外します。
c. ツアーパックからメインハーネスケーブルを引き抜きます。
d. アンテナベースからアンテナマストのスクリューをはずします。 マストは後で取り付けられるように残しておきます。
3. 全モデル:図1」を参照してください。 ロアサドルバッグサポートバー(B)をリアフェンダーサポートブラケット(A)に固定している、インボードトルクスヘッドスクリュー(C)とナット(D)を取り外します。 スクリューを廃棄します。
4. 新品のアンテナマウントブラケット(1)およびボタンヘッドスクリュー(2)をキットから取り出します。
5. 図のとおりアンテナブラケットをロアサドルバッグサポートバー(B)の後ろ側に取り付けます。
6. 後方から、スクリュー(2)をアンテナブラケット、サドルバッグサポートバー、リアフェンダーサポートブラケットにねじ込みます。
7. フランジナットをスクリューのねじ山に入れます。 40.7–50.1 N·m (30–37 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
8. アンテナマストベース(ジョイントアッセンブリー、アイテム6)、内歯ロックワッシャー(3)、2つの薄型六角ナット(4)をキットから取り出します。
9. アンテナマストベースをアンテナケーブルアッセンブリー(5)の90°の先端に取り付けます。 アンテナマストベースの大きい方のねじ山(E)にナットを取り付けます。
10. アンテナマストベースをアンテナマウントブラケットの穴から挿入します。
11. ロックワッシャーを大きい方のねじ山(E)に取り付けます。
12. 2本目の六角ナット(4)をアンテナマストベースのねじ山に取り付けます。 アッパーナットにレンチをあてがいます。 ロアナットを8 N·m (6 ft-lbs)のトルク値で締め付けます。
13. 取り付け済みのラジオがある場合: ステップ2bで接続を外した、メインハーネスのアンテナケーブルを見つけておきます。 取り付け済みのラジオがない場合: 巻いてある(または束ねてある)余分のアンテナケーブルを見つけておきます。ケーブルストラップで骨組み部材(左側カバーの下)に結わえてあるはずです。 アンテナケーブルを後部に固定しているケーブルストラップを取り外します。 必要ならば余分のケーブルを後方に送り、アンテナケーブル(キット付属)に手が届きやすいようにします。 アンテナマストベースが接続部でねじれたり、引っかかったりしないよう、充分なたるみを持たせておきます。
注記
アンテナケーブルの適切な取り回し:
  • 後方からフロントドッキングポイントブラケットへ、
  • ドッキングポイントブラケットの内側に沿って、
  • サドルバッグサポートバーに沿って降ろし、
  • 新品のアンテナブラケットの下側に通します。
異なっている場合、取り回しを修正してください。
14. アンテナケーブルコネクターをアンテナケーブル(キット付属)に差し込みます。 キザミ付きナットを締め、コネクターをアンテナベースに固定します。 アンテナベースのケーブルに余裕を作り、接続部でのよじれや巻き付きを防ぎます。
15. アンテナケーブル(H)を、キットのケーブルストラップ(7)でサドルバッグサポートバー(C)に取り付けます。 2本目のケーブルストラップを使ってアンテナケーブル(FLHXモデルの場合は、余ったリアフェイシアランプ配線)を、サスペンションエアラインの近く、クロームカバー下のフレームレールに固定します。 ケーブルをエアラインに固定しないでください。 残りのケーブルストラップを使用し、図のようにアンテナケーブルを標準のアンテナブラケットマウント穴(J)の1つに固定します。
16. アンテナマストアッセンブリー(G)をアンテナベース(D)に取り付けます。
完了
注記
サウンドシステムを損傷させないため、メインヒューズを取り付ける前に、イグニッションがOFF (オフ)になっているか確認してください。
  1. オーナーズマニュアルを参照してメインヒューズを取り付けます。
  2. ラジオが正しく作動するかテストします。
  3. 左サイドカバーを取り付けます。 サドルバッグを取り付けます。
定在波比(SWR)の調整(CBのみ)
定在波比(SWR)は、CB送信器とアンテナの適合具合を検証する工程で用いる用語です。 CBの送受信状態が悪い場合はSWRの調整を実施します。
SWRの調整手順は電気系統診断マニュアルに記載されています。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店も実施できます。
交換用パーツ
図1。 交換用パーツ、アンテナリロケーションキット
表1。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ブラケット、アンテナ取り付け用
76000309
2
スクリュー、六角ソケットボタンヘッド(5/16-18 x 38 mm (1.5 in)
3140
3
ロックワッシャー、内歯
7129
4
六角ナット(2)
76353-00
5
ケーブルアッセンブリー、AM-FMアンテナ(表示。 キット76000582用)
ケーブルアッセンブリー、CBアンテナ(非表示。 キット76000308用)
69200210
76505-09
6
アンテナマストベース(ジョイントアッセンブリー)
76354-00
キットには含まれない本文中記載のアイテム:
A
リアフェンダーサポートブラケット
B
ロアサドルバッグサポートバー
C
インボードトルクスヘッドスクリュー
D
標準装備(OE)のナット
E
アンテナマストベースの大きい方のねじ山(E)
F
アンテナマストアッセンブリー