FOOTBOARD EDGE LIGHT KIT (フットボードエッジライトキット)
J033542016-08-22
概略
キット番号
50743-04
キット内容
図6」および「表1」を参照してください。
モデル
このキットは、2005年式FLSTN/Iモデルを除き、標準装備のライダーフットボードを装備した全モデルの車両に使用できるよう設計してあります。
モデルの適合に関する情報は、最新の純正P&Aカタログを参照ください。または、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
注記
この取り扱い説明書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。 このキットを取り付ける際は、お持ちの車両のサービスマニュアルが別途必要です。ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
取り付け要件
2014 ~ 2016年Touringモデル: 延長ハーネス(部品番号69200722)を用意して、アクセサリー回路コネクターを配置する必要があります。
2017年以降のTouringモデル: 延長ハーネス(部品番号69201599)を用意して、アクセサリー回路コネクターを配置する必要があります。
取り外し
1. サービスマニュアルの説明に従ってシートを取り外します。
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a)
警告
マイナス(-)バッテリーケーブルを先に取り外します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00049a)
2. マイナスから先にバッテリーケーブルを外します。
3. Softailモデルのみ、電気配線がバッテリーエリアのほうへ取り回せるよう、バッテリーを取り外してください。
取り付け
1. 図1を参照してください。 まず、左側フットボード(1)を直立させて、フットボードの裏面に作業の手が入るようにします。
2. フットボードの裏面に突き出ている3本のラバーバンパータブ(2)にウィンドウクリーニング溶液をスプレーします。
3. まず、ライトハウジング(3)の中央の穴を上に向かって押し付けてから、ライトがタブに着座するまでラバーバンパータブを引き下げます。 左右のタブについても同じ作業を繰り返します。
4. 右側のフットボードにも同じ手順を繰り返します。
1左側のフットボード
2ラバーバンパータブ(3)
3ライト付きフットボードカバー
図1。 ライト付きフットボードカバーの取り付け
配線の取り回し
注記
右側フットボードライトの配線は、フットボードの前から出ます。 左側フットボードライトの配線は、フットボードの後ろから出ます。
警告
ステーショナリーと可動パーツの間に十分な間隔を作らないと、ハンドル操作が奪われ、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00378a)
注記
フットボードハーネスワイヤーは、フットボードスイベルヒンジ、ドライブベルト、エキゾーストパイプ、サイドスタンド、鋭いエッジのどれにも接触しないように取り回してください。
全モデル: まず左側フットボードのワイヤーを、フットボードの右フロントブラケット越しに車両フレームの下側へ取り回します。 短いワイヤータイでワイヤーを固定します。 続けて、垂直のフレームサポートに達するまで、フレームの底に沿って車両のリアへ向けてワイヤーを這わせます。 ボトムフレームに沿ってワイヤーを固定します。 ワイヤーがドライブベルトに接触しないよう気を付けながら、垂直のフレームサポートのほうへワイヤーを送ります。 バッテリーコンパートメントエリアへワイヤーを送ります。 キット付属の、長いワイヤータイを2本使って、垂直のフレームサポート沿いにワイヤーを固定します。 車両の右側についても、同じ手順でワイヤーを取り付けます。
電気接続 – 1994年以降の全Touringモデル
1. 図2を参照してください。 まず、左側フットボード(1)を直立させて、フットボードの裏面に作業の手が入るようにします。
2. フットボードの裏面に突き出ている3本のラバーバンパータブ(2)にウィンドウクリーニング溶液をスプレーします。
3. まず、ライトハウジング(3)の中央の穴を上に向かって押し付けてから、ライトがタブに着座するまでラバーバンパータブを引き下げます。 左右のタブについても同じ作業を繰り返します。
4. 右側のフットボードにも同じ手順を繰り返します。
1右ランプアッセンブリーワイヤーハーネス
2左ランプアッセンブリーワイヤーハーネス
3フットボードワイヤーハーネス
4フットボードワイヤーハーネスコネクター
図2。 電気接続 - 1994年以降の全Touringモデル
電気接続 – 全Softailモデル
注記
Softailモデルはすべて、既存の配線にアダプターハーネスを接合する必要があります。 あらかじめ絶縁してあるリングターミナルおよびバットコネクターは、本キットに入っています。
1. 図3を参照してください。 右(1)および左(2)のランプアッセンブリーワイヤーハーネスを、キット付属のフットボードワイヤーハーネス(3)に差し込みます。
2. サービスマニュアルの手順に従ってDuetschコネクター(4)を取り外します。
3. 黒ワイヤー(5)に付いているターミナルを、できる限りコネクターに近い位置で切り落とします。 黒 ワイヤーの先端から10 mm (3/8インチ)の長さだけ被覆を剥き、キット付属のリングターミナル(6)を取り付けます。
4. 図4を参照してください。 シート下にあるアーススタッド(1)にリングターミナルを接続します。
5. 図3を参照してください。 Duetschコネクターを分解した状態で、オレンジ色(またはオレンジ/白色)ワイヤーの被覆を剥き、あらかじめ絶縁してあるシールスプライスコネクター(8) (キット付属)を取り付けます。
1右ランプアッセンブリーワイヤーハーネス
2左ランプアッセンブリーワイヤーハーネス
3フットボードワイヤーハーネス
4Duetschコネクター
5黒ワイヤー(アース)
6リングターミナル(1/4インチ)
7オレンジワイヤー
8絶縁済みシールスプライスコネクター
9アクセサリー回路ワイヤー(オレンジまたはオレンジ/白)
図3。 電気接続(全Softailモデル)
1アーススタッド
2プラスチックワイヤーチャンネル
3ワイヤーバンドルエリア
4アクセサリー配線回路(オレンジ色またはオレンジ/白色のワイヤー)
図4。 電気接続の位置
6. 図5を参照してください。 シート下のリアランプコネクター(2)の近くにあるメインハーネスのアクセサリーワイヤー回路(9)に、コネクターのもう一方の先端を接合します(ワイヤーの色はオレンジまたはオレンジ/白)。
1剥ぎ取ったワイヤーをコネクターに挿入した状態
2コネクターに圧着されたワイヤーの末端
3熱を加えた後のコネクター
図5。 シール付きバットコネクターの取り付け
7. ワイヤーをプラスチックワイヤーチャンネル(4)に通します。余ったワイヤーは、束ねてバッテリーの前(3)に押し込みます。 「最終組立作業」へ進みます。
接合方向
1. できる限りターミナルに近いところでワイヤーからターミナルを切り落とします。
2. 接 合する各ワイヤーの先端から10 mm (3/8インチ)だけ被覆を剥きます。
3. 図5を参照してください。 接合部ごとに図のようにワイヤーの先端を接合コネクターに挿入します。
4. バット接合コネクターの色と、クリンプツールのクリンプキャビティの色を同じにします。 Crimping Tool (クリンプツール) (H-D 38125-8)を使ってワイヤーをコネクターにクリンプします。
警告
UltraTorch UT-100または他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00335a)
  • 熱をフューエルシステムコンポーネントに近付けないでください。 熱放射を直接当てると、高熱により燃料に着火/爆発して、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがある。
  • ヒートシュリンク作業が行われているコネクター以外の電気システムコンポーネントに熱を近づけないでください。
  • ツールチップ部分とヒートシュリンクアタッチメントへは手を触れないでください。
UltraTorch UT-100 (H-D 39969)、Robinair Heat Gun (Robinair製ヒートガン) (H-D 25070) (Heatshrink Attachment (ヒートシュリンクアタッチメント) (H-D 41183)を併用)、その他の適切な放射加熱装置のいずれかを使って、クリンプした接合部に熱を当ててバット接合コネクターを密閉します。 コネクターの両端から密閉剤が融解して流出するまで、圧着部の中心から各末端に向かって熱を加えてください。
最終組立作業
警告
プラス(+)側のバッテリーケーブルを先に接続します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00068a)
1. プラスのケーブルを先にして、バッテリーケーブルを接続します。
2. サービスマニュアルを参照してください。 シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。
交換用パーツ
図6。 フットボードエッジランプキット
表1。
アイテム
説明
部品番号
1
フットボードエッジランプ(2)
50744-04
2
ワイヤーハーネス、フットボード
70281-03A
3
コネクター、絶縁済み、シールスプライス(2)
70586-93
4
リングターミナル、絶縁済み、内径1/4インチ ID
9863
5
ストラップ、ケーブル(12)
10006
6
ストラップ、ケーブル(長) (4)
10039