エレクトリカルコネクションハーネス
J063262017-08-23
概要
キット番号
69201599A
モデル
モデルの備品に関する情報は、最新の純正P&Aカタログをご参照ください。または、最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
このハーネスは8ウェイMolex P&Aアクセサリーコネクター[325B]からバッテリー電源、イグニション/アクセサリー電源およびアースコネクションを、4ウェイDeutschコネクターを通して接続されているアクセサリーに提供します。
このキットのハーネスは、以下を使用するアクセサリーに電力を供給します: 4ウェイDeutschコネクターおよび終端処理していないワイヤー。
取り付け要件
Ultratorch UT-100 (部品番号HD-39969)、Robinair Heat Gun (Robinair製ヒートガン) (部品番号HD-25070) (Heatshrink Attachment (ヒートシュリンクアタッチメント) (部品番号HD-41183)を併用)。 または、このキットの適切な取り付けのために、その他の適切な放射加熱装置が必要です。
バッテリーの「+」端子への継続的なバッテリー電源接続が必要なアクセサリーには、MOLEX ELECTRICAL CONNECTOR TERMINAL REMOVER (MOLEXエレクトリカルコネクターターミナルリムーバー) (部品番号HD-48114)が必要です。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書は、サービスマニュアルの記載情報の参照を必要としています。 取り付け時には、車両の年/モデルのサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手できます。
電気的過負荷
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
このハーネスから車両ハーネスに流れる電流が10 Aを超えるとヒューズが切れます。
キット内容
このハーネスは、完全に組み立てられた状態で出荷されます。
図2」および「表1」を参照してください。
準備
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
  1. サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズを取り外します。
  1. サービスマニュアルを参照してください。 シートを取り外します。 シートとすべてのシートマウントハードウェアを保管します。
  2. 右サイドカバーを取り外します。
  3. バッテリーから電装キャディを取り外します。
取り付け
1アクセサリーコネクター[325B] Touring
2アクセサリーコネクター[325B] Softail
図1。 アクセサリーコネクター
  1. 図2」を参照してください。 B+アダプターのインラインヒューズホルダー(A)からヒューズ(4)を取り外します。
  2. 図1」を参照してください。 電装キャディ内の右サイドカバー(Touring)の下および左サイドカバー(Softail)の下にあるP&Aアクセサリーコネクター[325B] (ウェザーキャップが付いた黒の3ウェイMolexピンハウジング)の位置を確認します。
  3. 図2」および「表1」を参照してください。 アクセサリーコネクター[325B]のセカンダリーロックを解除し、キャビティ3からシールピンを外します。 B+アダプター(3)のターミナルエンドをキャビティ3に挿入します。 セカンダリーロックを押し下げます。
  4. Touring: B+アダプターのリングターミナルサイドをフレームメンバーの上、バッテリーの正面を横断、プラス(+)ターミナルの上に取り回します。 Softail: B+アダプターを「+」バッテリーケーブルの後に続けるように、マキシヒューズからバッテリーのプラス側まで取り回します。
  5. プラスバッテリーターミナルボルトを取り外します。 ワイヤーハーネス(3)のリングサイドをプラスターミナルに取り付けます。 ヒューズホルダーは、作業の手が届くような配置にしてください。 ヒューズはまだ取り付けないでください。
  6. 黒の3ウェイコネクターを車両コネクター[325]の近くに配置します。 まだ接続しないでください。
  7. 2017年移行のTouringモデル: ハーネス(2)を斜めのフレームメンバーの上に、車両の正面に向かって取り回します。 フレームを通して取り回します。 バッテリー前のエリアまで取り回します。
  8. 配線の取り回し:
    1. 2017年以降のTouringモデル: 4ウェイピンサイドコネクターとハーネスのワイヤーキャップサイドをバッテリー前のフレームポケットに配置します。
    2. 2018年以降のSoftailモデル: スプライスキャップエンドを使用する場合は、その分岐をタンク底近くの前方に取り回します。
    3. キャップ付きの4ウェイおよび3ウェイのコネクター分岐は、ぐるぐる巻きにし、ケーブルストラップで固定した左サイドカバーの下に置く必要があります。
  9. 注記
    配線とリアショックアブソーバーとの間に十分なクリアランスがあることを確認します。
  10. 湿気がコネクター内部に蓄積されないように、使用されていないコネクターをキャップが下に着くように配置します。
  11. 注記
    複数のアクセサリーを接続する場合は、キャップ付きの3ウェイおよび4ウェイコネクターを車両のRH側に取り回して接続するとよいでしょう。 その場合、(325)をキャディから取り外したうえで、その分岐をRH側に再度取り回し、スターターの上部を横切ってメインハーネスの後に続けます。 ハーネスとリアショックとの間に十分なクリアランスがあることを確認します。
アクセサリーの電気接続
電気接続ハーネスは、必要なアクセサリーおよびアース、12 Vパワーイグニッション/アクセサリー電力(切り替え電力)、コンスタントバッテリー電力(12 V+)の便利な接続ポイントとして機能します。
  1. そのキットの説明書に従ってアクセサリの配線を電気接続ハーネスに取り回します。
  2. 注記
    • キットハーネスにある4ウェイDeutschピンコネクターに複数の電力供給があるアクセサリーを接続するには、電気アクセサリーアダプター(部品番号70264-94A)を使用してください。 車両の充電システムに過剰な負荷をかけないでください。
    • キットハーネスの4極ドイチェピンコネクタに電気を使うアクセサリが何も接続されていない場合は、付属のウェザーキャップをコネクタに挿入してください。
    • キットハーネスにある3本の配線が電気を使うアクセサリに接続されていない場合は、配線キャップを配線の端の所定の場所にはめておきます。 使用していない配線はコンジットの中に戻すか、電気テープで固定します。
  3. 4ウェイDeutschソケット電力コネクションを持つアクセサリーは、電気接続ハーネスまたは電気アクセサリーアダプターに直接差し込みます。 3本の配線で電源に接続されているアクセサリー:図2」を参照してください。 アクセサリーの配線を、電気接続ハーネスの3本の配線に届くように適当な長さに切断します。 ハーネス上の3本の配線から配線キャップをカットします。
リード線の接合は、車両へ多数のアクセサリーを装着するときに必要です。 適切な配線の接合手順についてはサービスマニュアルの付録を参照してください。
  • 最大3本の#16 AWG配線をそれぞれのシールドスプライスコネクターに接続することが可能です。 4本以上の#16 AWG配線を接続する必要がある場合は、さらにシールドスプライスコネクターが必要です。 車両の充電システムに過剰な負荷をかけないでください。
  • イグニッション/アクセサリー配線(通常オレンジに白のストライプ)は、電気接続ハーネスの紫/青配線に接合する必要があります。
  • コンスタントバッテリー電源配線(通常赤)は、電気接続ハーネスの赤/青(バッテリー電源)配線に接合する必要があります。
  • アクセサリーのアース線(または配線、通常黒)は、電気接続ハーネスの(アース)配線に接合される必要があります。
警告
UltraTorch UT-100または他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00335a)
  • 熱をフューエルシステムコンポーネントに近づけないこと。 熱放射を直接当てると、高熱により燃料に着火/爆発して、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがある。
  • ヒートシュリンク作業が行われているコネクター以外の電気システムコンポーネントに熱を近づけないでください。
  • ツールチップ部分とヒートシュリンクアタッチメントへは手を触れないでください。
  1. ヒートガンまたは適切な加熱装置を使ってコネクターを配線に収縮させます。 未使用の接続をシールして、腐食から保護します。
  2. コネクター[325B]からダストキャップを取り外します。
  3. 対応する3ウェイMolexコネクターを接続します[325Aと325B]。
  4. ケーブルストラップでハーネスを固定します。
完了
車両のバックボーンおよびサイドカバー下での嵌合アクセサリーハーネスの配線を管理できるよう、ケーブルストラップと接着ケーブルストラップベースを別途用意しています。
注記
サウンドシステムを損傷させないため、メインヒューズを取り付ける前に、イグニッションスイッチがオフになっているか確認してください。
1. 10Aヒューズ(4)をB+ハーネス(3)のヒューズホルダー(A)に取り付けます。
2. サービスマニュアルを参照してください。 メインヒューズを取り付けます。
3. アクセサリーが正常に動作することを確認します。
4. シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。 サービスマニュアルを参照してください。
5. サイドカバーを取り付けます(まだ取り付けていない場合)。
交換用パーツ
図2。 交換用パーツ、電気系統接続ハーネス
表1。 交換用パーツ
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
シール付きバットスプライス(3)
70586-93
2
アクセスコネクター電気ワイヤーハーネス
69201600A
3
ヒューズ付き1/4インチリングワイヤーハーネス
69201526
4
ワイヤーリテーナーブラケット(4)
69200342
5
10 Aミニヒューズ(非表記)
72462-00
キットには含まれない本文中記載のアイテム:
A
ヒューズホルダー