Coolant Pump Replacement Kit (クーラントポンプの交換用キット)
J067002018-10-25
概略
キット番号
26800107
適合モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
取り付け要件
キット内容
図19」および「表1」を参照してください。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、該当する年式/モデルの車両のサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手できます。
準備
注意
クーリングファンはイグニッションスイッチがオフであっても自動的に作動します。 ファンブレードに手を近づけないでください。 回転中のファンブレードに触れると、軽度または中程度の傷を負うことがあります。 (00093a)
1.
注記
以下の手順については、サービスを実施する年式/モデルの車両のサービスマニュアルを参照してください。
メインヒューズを取り外します。
2. クーリングシステムを排出します。
3. フェアリングロアを両方とも取り外します。
4. クーラントポンプとサーモスタットを取り外します。
5. 図1クランプ(2)とホース(1、3、5、6)を取り外します。
6. ブラケット(4)を取り外します。
1ホース、右ダウンチューブからサーモスタット
2ホースクランプ、クリンプ型(2)
3ホース、ポンプから左ダウンチューブ
4ブラケット
5ホース、左ラジエーターからサーモスタット
6ホース、右ラジエーターからサーモスタット
図1。 クーラントホースとブラケット
取り付け
新品のポンプ構成部品のサブアッセンブル
1. クーラントポンプから輸送用プラグを取り外します。
2. 図2新品のグロメット(2)を新品のブラケット(9)に取り付けます。
1ブラケット
2グロメット
図2。 グロメット
3. 図3ポンプ[235A] (3)を上に向けた状態で、新品のポンプ(4)をブラケット(1)に配置します。
4. ラバーポンプアイソレーターバンド(5)にボスを合わせ、しっかりと装着し、ブラケットのアッパータブ(2)とロアタブ(6)の間に置きます。
1ブラケット
2アッパータブ
3ポンプ[235A]
4ポンプ
5アイソレーターバンド
6ロアタブ
図3。 ポンプとブラケット
5. 図4新品のストラップアッセンブリーブラケット(3)の「T」部分を新品のブラケット(1)のアッパータブ(2)にスライドさせます。
6. ブラケットに新品のポンプを取り付けます。
1ブラケット
2アッパータブ
3ブラケット、ストラップアッセンブリー
図4。 トップブラケットストラップ
7. 図5ストラップアッセンブリーブラケット(1)をアイソレーターバンドにしっかりと装着します。 ロアタブ(2)の後ろのクランプスクリュー(3)を回転させます。 締め付ける。
トルク: 5.4–6.78 N·m (48–60 in-lbs)
注記
必要な場合、クランプスクリューを完全に緩めてもかまいませんが、取り外さないでください。
1ブラケット、ストラップアッセンブリー
2ロアタブ
3クランプスクリュー
図5。 ボトムブラケットストラップ
8. 図19ポンプからつなげるエンジンホース(8)とクランプ(1)を位置づけます。
9. 図6ポンプアウトレット(3)にポンプからつなげるエンジンホース(1)を取り付けます。
a. 矢印(4)が上向きであるポンプアウトレット(3)を位置づけます。
b. ポンプアウトレット上部にポンプからつなげるエンジンホースとクランプを配置します。
c. ポンプからつなげるエンジンホースとクランプを両方ともアウトレットベースにスライドさせます。
1ポンプからつなげるエンジンホース
2クランプ(部品番号 10344)
3ポンプアウトレット
4矢印(上向き)
図6。 ポンプからつなげるエンジンホース
10. 図7ポンプからつなげるエンジンホースを位置合わせします。
11. クランププライヤーツールを使用して、ホースをポンプアウトレットに固定します。

専用工具: HOSE CLAMP PLIERS (ホースクランププライヤー) (HD-41137)

1ブラケット
2ポンプの右側
図7。 ポンプからつなげるエンジンホースの向き
12. 図8左ダウンチューブ(2)に新品のポンプアッセンブリーを取り付けます。
a. 左クーラントダウンチューブに新品のホースクランプ(1)を配置します。
b. ポンプアッセンブリー(4)を所定の位置に持ち上げます。 ポンプからつなげるエンジンホースを左ダウンチューブの所定の位置に配置します。
注記
クランプ(1)がフレームダウンチューブに接触しないことを確認します。
1ホースクランプ
2左クーラントダウンチューブ
3ポンプからつなげるエンジンホース
4ポンプアッセンブリー
図8。 ポンプアッセンブリーからつなげる左クーラントダウンチューブ
13. 図9ポンプアッセンブリーをフレーム(3)に取り付けます。
a. 新品のスクリュー(4)を取り付けます。 締め付けます。
トルク: 27.1–29.8 N·m (20–22 ft-lbs)
b. クランプツールを使用して、ポンプからつなげるエンジンホースにクランプ(2)を位置づけます。 ホースの端から約6.4 mm (0.25 in)の箇所にクランプを配置します。

専用工具: 24 INCH HOSE CLAMP TOOL (24インチホースクランプツール) (HD-52004)

1ポンプからつなげるエンジンホース
2クランプ
3フレーム
4スクリュー - ボタンヘッド(2)
図9。 ポンプアッセンブリーのフレームへの取り付け
14. 図10新品のハーネス(2)を取り付けます。
a. クーラントポンプ[235]を接続します。
b. クーラントポンプの右側に余分なワイヤーを取り回し、緩めたままにしておきます。
1クーラントポンプ[235B]
2ハーネス
3クーラントポンプ[235A]
4クーラントポンプ[232A]
図10。 新品のクーラントポンプハーネス
左ロアフェアリングのサブアッセンブル
15. エンジンからつなげる左ラジエーターホースを取り付けます。
a. 図19エンジンからつなげる左ラジエーターホース(7)、ホースクランプ(4)、ホースクランプ(1)を位置づけます。
b. 図11左ロアラジエーターアウトレットにホースクランプ(3)を配置します。
c. 左ロアラジエーターアウトレットにエンジンの左側からつなげる左ラジエーターホースを取り付けます。
d. 右ダウンチューブ(1)にホースクランプ(5)を配置します。
e. 右ダウンチューブにエンジンの右側からつなげる左ラジエーターホースを取り付けます。
f. 図12エンジンからつなげる左ラジエーターホース(3)を、ロアタブ(1)とブラケット(2)の間に配置します。
g. 図11クランプツールを使用して、エンジンからつなげる左ラジエーターホースにクランプ(5)を位置づけます。 ホースの端から約6.4 mm (0.25 in)の箇所にクランプを配置します。
注記
クランプ(5)がフレームダウンチューブに接触しないことを確認します。
h. クランププライヤーツールを使用して、エンジンからつなげる左ラジエーターホースにクランプ(3)を位置づけます。 ホースの端から約6.4 mm (0.25 in)の箇所にクランプを配置し、クランプを圧着します。
1右ダウンチューブ
2左ロアラジエーターアウトレット
3クランプ(部品番号 10344)
4エンジンからつなげる左ラジエーターホース
5ホースクランプ(部品番号 10800052)
図11。 エンジンからつなげる左ラジエーターホース
1ロアタブ
2ブラケット
3エンジンからつなげる左ラジエーターホース
図12。 エンジンからつなげる左ラジエーターホースの配置
16. 表1ケーブルストラップ(13)を位置づけます。
17. 図13ラジエーターのファン配線とエンジンクーラント温度 (ECT)センサー配線をクーラントホースに固定します。 ケーブルストラップを3点で配置します。
1ラジエーターのファン配線
2ECTセンサー配線
3ケーブルストラップ(3)
図13。 左ファン/ECTセンサーの配線のホースへの固定
右ロアフェアリングのサブアッセンブル
18. 図19右ラジエーターからつなげるポンプインレットホース(6)、クランプ(1)、ホースクランプ(4)を位置づけます。
19. 図14右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースを取り付けます。
a. クーラントポンプインレットにホースクランプ(2)を配置します。
b. 右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースをクーラントポンプインレットに取り付けます。
1クーラントポンプインレット
2ホースクランプ(部品番号 10800052)
3右ラジエーターからつなげるポンプインレットホース
図14。 クーラントポンプインレットホース
20. 図15右ラジエーターからつなげるポンプインレットホース(1)を左ブラケットグロメット(2)およびエンジンからつなげる左ラジエーターホース(4)の後ろに配置します。
1右ラジエーターからつなげるポンプインレットホース
2左ブラケットグロメット
3ロアタブ
4エンジンからつなげる左ラジエーターホース
5ケーブルストラップ、クリスマスツリーマウント
図15。 右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースの取り回し
21. 右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースをアウトレットチューブに取り付けます。
a. 図16クランプ(2)を右ラジエーターアウトレットチューブ(1)に配置します。
b. 右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースをアウトレットチューブに取り付けます。
22. クランプを右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースに取り付けます。
a. 図15ホースが正しく配置されていることを確認します。
b. 図14クランプツールを使用して、右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースにクランプ(2)を位置づけます。 ホースの端から約6.4 mm (0.25 in)の箇所にクランプを配置します。
c. 図16クランププライヤーツールを使用して、右ラジエーターからつなげるポンプインレットホースにクランプ(2)を位置づけます。 ホースの端から約6.4 mm (0.25 in)の箇所にクランプを配置し、クランプを圧着します。
1右ラジエーターアウトレットチューブ
2クランプ(部品番号 10344)
3右ラジエーターからつなげるポンプインレットホース
図16。 右ラジエーターホース
23. 図17ラジエーターのファン配線(1)およびオーバーフローベントホース(2)をクーラントホース(3)に固定します。 ケーブルストラップ(4)を3点で配置します。
注記
ケーブルストラップ(4)を取り付ける際は、オーバーフローベントホースがケーブルストラップの圧力でつぶれていないことを確認してください。
1ラジエーターのファン配線
2オーバーフローベントホース
3右ラジエーターからつなげるポンプインレットホース
4ケーブルストラップ(3)
5右ラジエーターアウトレットチューブ
図17。 右ファン配線およびオーバーフローベントのホースへの固定
完成
1.
注記
以下の手順については、サービスを実施する年式/モデルの車両のサービスマニュアルを参照してください。
ポンプ[232A]をメインハーネスに接続します。
a. 図18ウォーターポンプハーネスが正しく取り回されていることを確認します。
2. 図15ポンプハーネスをケーブルストラップ(5)で固定します。
3. ポンプカバーを取り付ける。
4. フェアリングロアを両方とも取り付けます。
5. メインヒューズを取り付けます。
6. クーリングシステムを補充します。
7. 車両を試乗してください。
8. 漏れがないか点検する。
1クーラントポンプハーネス
2左ラジエーターファン/センサーハーネス
図18。 ウォーターポンプハーネスの取り回し
交換用パーツ
図19。 交換用パーツ: クーラントポンプシステムキット
表1。 交換用パーツ: クーラントポンプシステムキット
アイテム
数量
説明
部品番号
1
3
ホースクランプ - ブラック
10344
2
2
グロメット
11692
3
2
スクリュー - ボタンヘッド
4266A
4
3
ホースクランプ
10800052
5
1
クーラントポンプ
26600050
6
1
クーラントホース - 右ラジエーターからポンプインレットへ
26900131
7
1
クーラントホース - エンジンから左ラジエーターへ
26900132
8
1
クーラントホース - ポンプからエンジンへ
26900146
9
1
ブラケット - クーラントポンプ
62800032
10
1
ブラケット - ストラップアッセンブリー
62800041
11
1
ハーネス - クーラントポンプ
69201960
12
2
ワッシャー - ラバー(非表記)
7415A
13
8
ケーブルストラップ(非表記)
10006
14
1
ケーブルストラップ - クリスマスツリーマウント(非表示)
10177