COMBINATION SPEEDOMETER/TACHOMETER GAUGE KIT (コンビネーションスピードメーター/タコメーターゲージキット)
J051802021-12-10
一般情報
図1。 タイトル49、米国コード(米国のみ)
キット番号
表1。 キット番号
キット番号
種類
説明
74777-11C
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、KMH
74776-11D
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、MPH
74775-11C
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、KMH
スピンアルミ
74774-11D
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、MPH
スピンアルミ
70900171C
ゲージ、スピードメーター/タコメーター、MPH/KMH
スピンアルミ
概略
適合モデル
各モデルへの適合性については、 パーツ&アクセサリー (P&A) リテールカタログ、または www.harley-davidson.com のパーツ&アクセサリーセクションを参照してださい。
取り付け要件
RDRSおよびABS装備車には、 DIGITAL TECHNICIAN II (デジタルテクニシャンII) (部品番号:HD-48650) が必要です。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、該当する年式/モデルのサービスマニュアルが必要です。 マニュアルはハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で入手できます。
取り外し
標準装備 (OE) スピードメーターの取り外し
警告
誤って車両が始動すると、死亡事故や重傷事故を引き起こすおそれがあるため、バッテリーケーブル(マイナス(-)ケーブルが先)を外してから作業を開始してください。 (00307a)
警告
マイナス(-)バッテリーケーブルを先に取り外します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00049a)
1. 車両に電力を供給します。
2. オドメーターの測定値を記録します。
3. マイナスバッテリーケーブルを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
4. シートマウントハードウェアを保管します。
注記
仕上げ面を保護するために塗装パーツをカバーします。
5. インスツルメントコンソールのエイコーンナットを取り外します。
6. H-Dサービスカバーか清潔なウエスをフューエルタンクの上にのせます。
7. フューエルタンクからコンソールを持ち上げ、上下をひっくり返し、カバーの上に置きます。
8. 12ターミナルコネクター[39B]をスピードメーターの背面から外します。
9. 外部ラッチを押します。
a. ロッキングモーションを使用して、ピンとソケットの片側を分離します。
10. バッククランプを取り外します。
a. ラッチをそっと上に向けて押し上げ、バッククランプをスピードメーターの背面から外します。
11. コンソールを持ち上げます。
a. OE スピードメーターをコンソールから取り外します。
b. OE を廃棄します。後に使用するため、ラバーガスケットとバッククランプは保管します。
注記
コンソールをフューエルタンクの保護面にしっかりと置きます。 以下の作業中に、落下しないように注意してください。
12. コンソールをフューエルタンクの上にしっかりと置きます。
取り付け
注記
窓清掃用洗剤か中性石鹸水をスピードメーターガスケットに塗布して、取り付けを補助します。
1. コンソールが上向きになるようにひっくり返します。
2. スピードメーターガスケットをコンソールのスピードメーターボア周囲の所定の位置に配置します。
3. ラバーガスケットにぴったりとフィットさせるため、 新品の ゲージをボアに固定します。
4. 目視で、おおよそのアライメントが合うようにゲージを回します。
a. バッククランプでアライメントを仕上げます。
5. コンソールが下向きになるようにひっくり返します。
6. バッククランプを取り付けます。
a. スロット2つがコンソールボスと揃うように、バッククランプをゲージの背面に置きます。
b. ラッチが所定の位置にロックするまで押し下げます。
7. コネクターをスピードメーターの背面に慎重に挿入します。
1コンソール
2コネクターの位置
図2。 スピードメーター/タコメーター ハーネス取り回し
8. コンソールをひっくり返し、フューエルタンクの中央に置き、エイコーンナットを取り付けます。 締め付ける。
トルク: 9–11.3 N·m (80–100 in-lbs)
9. バッテリーターミナルにワセリンまたは腐食防止剤を薄く塗布します。
警告
プラス(+)側のバッテリーケーブルを先に接続します。 マイナス(-)ケーブルを接続した状態でプラス(+)ケーブルがアースに接触すると、火花が発生してバッテリーが爆発し、死亡や重傷を負う原因になることがあります。 (00068a)
10. バッテリーケーブルを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
11. シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。 サービスマニュアルを参照してください。
警告
走行前に、ヘッドランプ、テールランプ、ストップランプ、およびターンシグナルが正常に作動することを確認します。 被視認性が低いと、死亡事故や重大な人身事故につながるおそれがあります。 (00478b)
12. イグニッションスイッチをイグニッションに入れますが、エンジンは始動しないでください。
13. 全てのランプの作動を点検します。
14. スピードメーターとタコメーターが正常に作動していることを確認します。
注記
  • ECMおよびスピードメーターはどちらもオドメーターの数値を保持します。 スピードメーターを交換した場合、ECMに保存されたオドメーターの数値を表示します。 交換したスピードメーターは、積算走行距離が50 km(31.1マイル) に達した後、ECMにロックされます。 トリップBオドメーターは、カウントダウン式で走行距離を表示します。 カウントダウンがゼロに達すると、スピードメーターはECMにロックされます。 別車両に取り付けた場合、オドメーターは「VIN ERR」と表示します。 カウントダウンがゼロになる前にスピードメーターを車両から取り外した場合、ECMにロックされません。 このマイレージカウントダウンで、ロードテストにより、スピードメーターの交換が適切な修理だったかを確認することができます。
  • 50 km (31.1マイル) のカウントダウン期間(スピードメーターがECMにロックされる前)は、新しいゲージをECM(電子制御モジュール)に同期する間、バッテリー電源が電気系統に回復すると、セキュリティライトが最大15秒点滅します。
  • ギア表示ディスプレイは、ホイールとエンジンスピードに基づき、計算されたギア位置を表示します。 ライダーのクラッチの使用方法やクラッチの摩耗状態によっては、ギア位置の表示が一時的に不正確となることがあります。 この一時的な誤読は、滅多に起こりませんが、クラッチの過剰な磨耗や不適切な調整、またはクラッチを押したままの状態での運転が原因でクラッチに滑りが生じた場合に発生することがあります。
  • ABS、TC、VHCおよび/またはTPMS装備車にゲージを取り付ける場合は、ABS、TC、VHCおよび/またはTPMS警告灯が正常に機能することを確認してください。 ABS、TC、VHCおよび/またはTPMS警告灯の操作については、オーナーズマニュアルを参照してください。
  • イグニッションスイッチをOFFまたはACCからIGNに切り替えると、針は、ゼロから最大値まで移動し、ゼロに戻ります。 背景と針の色はフルカラー範囲全体を使用します。 全てのインジケーターが一時的に点灯します。
バックライトの色を変更
バックライトの色は、ゲージ全体またはダイヤル全体、スピードメーターポインター、タコメーターポインター、ディスプレイに合わせて個別に変更できます( 表2 を参照)。 ギア表示と燃料レベル表示も無効にすることができます。
1. イグニッションスイッチをACC (アクセサリー)にします。
図3。 フューエルレベルディスプレイセットアップ
2. 図3 フューエルレベルのバーが「ON/OFF」の点滅で表示されるまで、両方のターンシグナルを押し続けます。 「SETUP (設定)」も表示されます。
a. 「ON」が点滅する場合は、フューエルレベル表示が有効になっています。
3. フューエルレベルを無効にするには、「OFF」が点滅するまで、両方のターンシグナルを押し続けます。
4. 右ターンシグナルを押して、6個のギアが「ON/OFF」点滅で表示されるギア表示に切り替えます。
a. 「ON」が点滅する場合は、ギア表示ディスプレイが有効になります。
5. ギア表示を解除するには、「OFF」が点滅するまで両方のターンシグナルを押し続けてください。
6. 右ターンシグナルを押して、全てのバーと「BRIGHT(明るい)」が表示される明るさメニューに切り替えます。
7. バックライトの明るさを下げるには、「dim (暗くする)」とバーの半分が表示されるまで、両ターンシグナルを押し続けます。
8. 右ターンシグナルを押して、「ALL(全て)」と「COLOR(色)」が表示されるカラーメニューに切り替えます。
図4。 ディスプレイカラー選択
9. 図4 色を変えるには、現行の色番号が表示されるまでターンシグナル両方を押し続けます。
10. 粗調整には、徐々に左ターンシグナルを押してカウントダウンし、右ターンシグナルを押してカウントアップします。
11. 微調整では、カウントダウンに左シグナルを押さえ続けて、カウントアップには右ターンシグナルを押さえ続けます。
12. 希望の色を選んだら、「SAVED (保存)」が表示されるまでターンシグナル両方を押し続けます。
13. 以下のコンポーネント(ダイヤル、スピードメーターポインター、タコメーターポインター、ディスプレイ)の色を変えるには、ステップ7から10までに従って、右ターンシグナルを押してカラーメニューに切り替えます。
14. 希望する設定と色を確定したら、イグニッションスイッチをイグニッション (IGN) の位置にします。
15. 設定を確認します(車両が走行するまでギア表示が出ます)。
表2。 カラーガイド
番号
レンジカラー
000 ~ 015
016 ~ 030
アンバー(オレンジ)
031 ~ 060
061 ~ 100
黄/緑
101 ~ 180
181 ~ 250
緑/青
251 ~ 350
351 ~ 380
青/紫
381 ~ 440
441 ~ 490
ピンク
491 ~ 525
526 ~ 600
ホワイト/ライトカラー
注記: 色の説明および色の範囲はおおよそです。
時計調整
1. ゲージトグルの時計を調整して、ディスプレイの時計に合わせます。
2. トリップボタンを長押しします。
3. トリップボタンを長押しして、時計を12時間制または24時間制のどちらにするかを選択します。
4. 時間が点滅します。
5. トリップスイッチを素早く押して現在の時間に合わせ、トリップスイッチを押したままにします。
6. 分が点滅します。
7. トリップスイッチを素早く押して現在の分に合わせ、トリップスイッチを押したままにします。
8. AM または PM が点滅します。
9. どちらかを選択し、長押しします。
バッテリーの再接続と初期化
バッテリの再接続または新しいゲージの取り付け後、ゲージがフューエルレンジを適切に初期化(走行距離をゼロに)するためには、フューエルタンクの半分ほどの燃料が必要となります。
初めて満タンの燃料を消費する間、ゲージソフトウェアは、あなたの走行パターンを学習します。 徐々にあなた独自の走行特性にフューエルレンジ計算を合わせていきます。
フューエルレベル表示とタンクマウントフューエルゲージは、フューエルタンクが満タンの状態で始まると、一時的に一致しないことがあります。 タンクのフューエルゲージは、ニードルスイープを使用してフューエルレベルを表示します。 スピード/タコフューエルレベルは、セグメント化されたディスプレイを使用します。 各セグメントは、タンクの8分の1を表します。 例えば、表示中のセグメントが今使用を開始したところでも、もうすぐ終わるところでも、同じ表示となります。 タンクマウントのゲージのニードルは、変化があると、すぐに表示に変化が見れます。
フューエル満タンと満タン以上
フューエルおよび範囲表示を更新するには、車両に燃料を追加する際に、最低でも7.6 L (2米ガロン)の燃料を追加することをお勧めします。 車両作動後すぐにフューエル表示が更新されない場合、フューエルおよび範囲の表示は、走行を始めて48.3km (30マイル)内にゆっくりと更新されます。
「Trip(トリップ)」リセットスイッチを長押しして、「マイル」と「キロ」表示を切り替えます。
完成
1. RDRSおよびABS装備車には、ソフトウェアフラッシュが必要です。 ハーレーダビッドソンのディーラーにお問い合わせください。

専用工具: DIGITAL TECHNICIAN II (デジタルテクニシャンII) (HD-48650)

トラブルシューティング
表3。 トラブルシューティング
操作
問題
考えられる原因
考えられる解決策
車両ハーネスへの取り付け
LCDに「vin err」が表示されます。
ゲージが既に他の車両に「合わせ」られています(合計50 km (31.1マイル))。
前の車両に再度取り付け、「vin err」が表示されないことを確認します。
セットアップモードの設定
セットアップモードにならない。
ゲージコネクターまたはトリップリセットボタンの接続が緩んでいます。
ゲージコネクターの曲がったアクセサリーピン6番をチェックするか、トリップリセットボタンの動作を確認します。
ギア表示
ギア表示が動作しない。
オンになっていません。
説明書シートを使用し、セットアップモードでギア表示をオンにします。
フューエルレベル
フューエルレベルが動作しない。
セットアップモードでオンになっていません。
説明書シートを使用し、セットアップモードでフューエルレベルをオンにします。
カラー変更
カラーは保存されません。
カラーが正しく保存されていない。
正しい保存方法については説明書シートを使用してください。
注記: 保証を請求する前にテクニカルサービスまで取り付けやトラブルシューティングに関してお問い合わせください。