ヒーテッドハンドグリップキット
J052962021-08-03
概略
キット番号
56100034、56100318、56100331、56100342、56100436、56100437、56100438
適合モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.com内のパーツ&アクセサリーページ(英語版のみ)をご覧ください。
注記
利用できる純正モーターアクセサリーアイテムのうち、適合するアイテムについては、純正P&Aカタログを参照するか、または最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。 これらは、このキットを取り付けるときに、簡単に取り付けることができます。
取り付け要件
2008 ~ 2009年モデルでは次の別売りのパーツが必要です:
  • ツイストグリップセンサー(TGS)ジャンパーハーネス70415-08A (1)
  • コネクター72902-01BK (1)
  • ターミナルピン72990-01 (2)
年式およびモデル別の電気接続キット:
  • 2014 ~ 2016年Road Kingでは別売りのパーツ(69200722)が必要です。
  • 2017年以降のRoad KingとFLTRUでは、69201599Aの別途購入が必要です
  • 2016 ~ 2017年SoftailおよびDynaでは別売りのパーツ(72673-11)が必要です。
  • 2018年以降のSoftailでは別売りの部品(69201750)が必要です。
必要なサービスマニュアル
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
電気系統の過負荷
警告
電気系統アクセサリーを取り付ける場合、影響を受ける回路を保護するヒューズまたは回路ブレーカーの最大アンペア数を超えないよう注意してください。 最大アンペア数を超えると、電気的な不具合が生じ、死亡したり重傷を負う場合があります。 (00310a)
ご注意
電気アクセサリーを装着し過ぎると、車両の充電システムに過剰な負荷がかかる可能性があります。 複数の電気系統アクセサリーが同時に作動し、それらの消費電流量が車両の充電システムで供給できる電流量の総量を超えた場合、バッテリーが放電し、車両の電気系統に損傷を与えるおそれがあります。 (00211d)
このヒーテッドハンドグリップキットは、電気系統から最大で3.5 Aの追加電流を必要とします。
キット内容:
キットには、ヒーテッドハンドグリップが1組と接続部品が入っています。 「 図10 」および「 表1 」を参照してください。
取り外し
準備
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
  1. サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってハンドグリップを取り外してください。
注記
ハンドルバー右側のツイストグリップセンサーには、シールキャップが使用され、埃や湿気から内部の電ウェイを保護し、またスロットルグリップの保持装置としての役割も果たしています。
グリップを外す際、シールキャップのレセプタクルからグリップのインデックスピンを外すために若干強く引かなければならない場合があります。
グリップを外す際、シールキャップの位置を確認してください。
シールキャップが古いスロットルグリップののインデックスピンに付いたままの場合は、グリップと一緒に捨てて構いません。
シールキャップがツイストグリップセンサーの端に付いたままの場合:
  • 図1 」を参照。 小さいスクリュードライバーか、刃が水平なツールをシールキャップの片方の水平部分に挿入します。
  • キャップの下側の脚部を押して、ツイストグリップセンサーの端のスロットから外します。 キャップの一方の端をテコの力で持ち上げます。
  • キャップのもう片方でも繰り返します。
  • 慎重にキャップを取り外し廃棄します。
1ハンドルバー
2スロットルツイストグリップセンサー
3シールキャップ
図1。 シールキャップの取り外し
注記
ツイストグリップセンサーを取り外す前に、誘導用ワイヤーをジャンパーハーネスに取り付けます。
  1. 2008 ~ 2009年モデル サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってツイストグリップセンサー(TGS)とTGSジャンパーハーネスを取り外してください。
  2. 図2 」を参照。 TGSジャンパーハーネスをTGSとメインハーネスから外し、ストックジャンパーハーネス(2)を廃棄します。
  3. 図3 」を参照。 新しいTGSジャンパーハーネスをTGSに取り付けます。
    1. コネクター(3)をTGSハーネスに接続します。
    2. コネクター(4)をヒーテッドグリップコネクターに接続します。
1ヒートシュリンクチューブ
22008 ~ 2009年ストックジャンパーハーネス
図2。 2008 ~ 2009年TGSおよびハーネス
1TGSメインハーネスコネクター
2右側のヒーテッドハンドグリップコネクター(左側のハンドグリップまで)
3TGSまで
4TGSヒーテッドグリップワイヤーまで
図3。 TGSジャンパーハーネス
取り付け
ヒーテッドグリップの取り付け
注記
誘導用ワイヤーが使用されていない場合は、ハンドルバーにワイヤーハーネスを完全に装着するために、空気圧または電気用フィッシュテープを使用できます。
1. 2008 ~ 2009年モデル: ツイストグリップセンサーワイヤーハーネスをハンドルバーの右側まで通します。
a. ハンドルバーにワイヤーを入れながら、慎重にジャンパーハーネスの端のコネクターを引き、ハンドルバーの中心からツイストグリップセンサーを引き出します。
b. ツイストグリップセンサーのインデックスタブをハンドルバーのスロットにはめ込みます。 誤った組み立てを防止するため、1 つのインデックスタブとスロットは他の物よりも小さくなっています。
2. 全モデル: 左側のヒートグリップワイヤーハーネスをハンドルバーの中心まで完全に通します。 一部のモデルでは、左側のグリップからツイストグリップセンサーの接続コネクターに到達するために追加のジャンパーが必要になる場合があります(ハンドルバーの高さや車両のモデルおよび年式によって異なります)。 「 図10 」を参照。 この14インチ ジャンパーが黒/白色ワイヤーと一緒にキットで提供されます。
注記
ハンドルバーの表面が滑らかで乾燥し、埃が全くないことを確認します。
注記
配線をハンドルバーから引く前に、エクステンションが必要かを判断するために、ハンドルバーに沿って配線を取り回します。 追加エクステンションが必要な場合は、パーツの一覧を参照してください。
一部の内部配線ハンドルバーでは、Chizeledハンドルバーまたはターンシグナルがハンドルバーに取り付けられているモデルのように、ヒーテッドグリップコネクターのピンを外すことが必要な場合があります。
再組み立てのために、ピンを外す前に全てのコネクターの写真を撮ってください。
引っ張りやすくするために、石鹸水をスプレーするか石鹸水でこすってください。
3. 図4 」を参照。 フランジ(5)の大きいほうの直径部が下にくるように、左側ヒートグリップ(4)の位置を合わせます。 ハンドルバーにグリップを完全に押し込みます。
4. スイッチハウジングの外側の溝(2)がグリップ端のフランジを覆うように、グリップ下に下側のスイッチハウジングを配置します。
5. ハンドルバーとロアスイッチハウジングの上にアッパースイッチハウジングを取り付けます。
6. 上下スイッチハウジングスクリューを仮止めします。 ワイヤーハーネスのコンジットがハンドルバーの底部のくぼみを通過していることを確認してください。
7. クラッチハンドレバーアッセンブリーをスイッチハウジングアッセンブリーの内側に置き、ロアスイッチハウジングのタブをクラッチレバーブラケット下部の溝にはめ込みます。
8. ハンドルバークランプの穴とクラッチレバーブラケットの穴を合わせ、平ワッシャーが付いたロアスクリューから始めます。 スイッチハウジングとクラッチハンドコントロール位置をライダーの好みに合わせて調整します。
9. T-27トルクスドライブヘッドを使用して、ハンドルバークランプスクリューをアッパー、ロアの順に締め付けます。 締め付ける。
トルク: 6.8–9 N·m (60–80 in-lbs) クランプスクリュー
10. T-25トルクスドライブヘッドを使用して、スイッチハウジングスクリューをロア、アッパーの順に締め付けます。 締め付ける。
トルク: 4–5.4 N·m (35–45 in-lbs) スイッチハウジングスクリュー
1スイッチハウジングスクリュー
2
3ハンドルバークランプ
4左ハンドルバーグリップ
5フランジの大きい方の直径
図4。 左ハンドルバースイッチハウジング
11. キットから新品の右側ヒートスロットルグリップ(2)を取り出します。
12. スロットルグリップの外側の端の中に仕込まれたものは、円形のプラスチックプラグで、一方にはピンターミナルが2つあります。 プラグをグリップから外側の開口部へ慎重に引き出します。
注記
ハンドルバーの表面と新しいスロットルグリップの内側が滑らかで乾燥し、埃が完全に取り除かれていることを確認してください。
13. 新品のヒートスロットルグリップをハンドルバーの端に沿ってスライドさせます。 グリップを回して、内側のスプラインがツイストグリップセンサーのスプラインにはまっていることを確認します。
14. 類似した左側のスイッチの取り付け方法が記載されている「図4」を参照してください。 スイッチハウジングの外側の溝(2)がグリップ端のフランジを覆うように、グリップ下に下側のスイッチハウジングを配置します。
15. ハンドルバーとロアスイッチハウジングの上にアッパースイッチハウジングを取り付けます。
16. 上下スイッチハウジングスクリューを仮止めします。 ワイヤーハーネスのコンジットがハンドルバーの底部のくぼみを通過していることを確認してください。
17. ロアスイッチハウジングのタブをマスターシリンダーハウジング底部の溝にはまるよう、ブレーキマスターシリンダハウジングをスイッチハウジングアッセンブリーの内側に配置します。
18. ハンドルバークランプの穴とマスターシリンダーハウジングの穴を合わせ、平ワッシャーが付いたロアスクリューから始めます。 スイッチハウジングとブレーキハンドコントロール位置をライダーの好みに合わせて調整します。
19. T-27トルクスドライブヘッドを使用して、ハンドルバークランプスクリューをアッパー、ロアの順に締め付けます。 締め付ける。
トルク: 6.8–9 N·m (60–80 in-lbs) クランプスクリュー
注記
スロットルグリップが動かなくなったり、ハンドルバーに引っかかったりするまでスイッチハウジングを内側に引かないでください。 スロットルグリップを動かし、アイドルポジションまで抵抗なく戻るか確認します。
20. T-25トルクスドライブヘッドを使用して、スイッチハウジングスクリューをロア、アッパーの順に締め付けます。 締め付ける。
トルク: 4–5.4 N·m (35–45 in-lbs) スイッチハウジングスクリュー
警告
エンジンを始動する前に、スロットルコントロールを離したときにアイドル位置に瞬時に戻ることを確認してください。 エンジンがアイドリング状態に自動復帰するのを防ぐスロットルコントロールが制御不能になると、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすことがあります。 (00390a)
21. 右のグリップ/スロットルスリーブが回転して勝手に元に戻り、ハンドルバーやスイッチハウジングに引っかからないことを確認します。
注記
ツイストグリップセンサーのターミナルソケットは、一方の側に寄せられているので、ピンは1 方向のみしか挿入できません。
22. ニードルノーズプライヤか同様のツールを使用して、慎重にスロットルグリップの外端の円形プラスチックプラグをつかみます。
a. グリップの開口部からプラグを挿入し、ターミナルピンをツイストグリップセンサー端のソケットに挿入し、プラグの2つの脚部をスロットルグリップセンサーの開口部にはめ込みます。
b. プラスチックプラグをしっかり押し込み、ピンが完全にソケットに固定されるようにしてください。
23. エンドキャップをスロットルグリップの端の上に取り付けます。
車両配線への接続
注記
  • ヒーテッドグリップが正しく取り付けられていることを確認してください。 不適切な取り付けは異常発熱につながります。
  • モデル年によっては、車両に緑か黒の電源コネクターが付いています。
  • 生産年度によっては、左グリップとジャンパーハーネスに緑か黒のコネクターが付いています。
2008 ~ 2013年FLHモデル
  1. サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってアウターフェアリングを取り外してください。
  2. 注記
    図5 」を参照。 ハンドグリップ電源コネクター(3)のキャップは、車両配線に接続する前に取り外す必要があります。
  3. 図5 」を参照。 左ハンドグリップからの電源コネクターの半分をハンドグリップ電源コネクター(3)に接続します。
  4. (1)を左側のハンドグリップコネクターに接続します。
  5. 2008 ~ 2009年モデルのみ:
    1. シガレットライターの背部からワイヤーを取り外します。 キットからハーネスアッセンブリーを取り出します。 ハーネスからのターミナルをシガレットライターに接続します。
    2. 接合前にワイヤーの色が一致しているか確認してください。 前のステップでシガレットライターから取り外したワイヤーをハーネスのタブに取り付けます。
    3. ジャンパーハーネスからのTGSメインハーネスコネクターをコネクター(2)に接続します。
  6. 注記
    次のステップで、接合前にワイヤーの色が一致しているか確認してください。
  7. 左ハンドグリップからのヒーテッドハンドグリップコネクターの半分を右側のヒーテッドグリップインターコネクトコネクター(1)に接続します。
  8. サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってアウターフェアリングを取り付けてください。
1インターコネクトコネクター
2ツイストグリップセンサージャンパーハーネスコネクター
3ヒーテッドハンドグリップ電源コネクター
図5。 フェアリングの配線(FLHモデル)
2008 ~ 2013年FLTRモデル
  1. サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってアウターフェアリングを取り外してください。
  2. シガレットライターの背部からワイヤーを取り外します。 キットからハーネスアッセンブリーを取り出します。 ハーネスからのターミナルをシガレットライターに接続します。
  3. 注記
    次のステップで、接合前にワイヤーの色が一致しているか確認してください。
  4. 前のステップでシガレットライターから取り外したワイヤーをハーネスのタブに取り付けます。
  5. ハーネスからの電源コネクターの半分を車両ハーネスコネクターの半分に接続します。
  6. 図6 」を参照。 右ハンドグリップからのTGSコネクターの半分をハーネスコネクターの半分に接続します。
  7. 左ハンドグリップからのインターコネクトコネクターの半分を右側のハンドグリップからのインターコネクトコネクターの半分に接続します。
  8. サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってアウターフェアリングを取り付けてください。
図6。 ツイストグリップセンサージャンパーハーネスコネクター(FLTRモデル)
2008 ~ 2013年Road Kingモデル
注記
接合前にワイヤーの色が一致しているか確認してください。
  1. 図10 」を参照。 キットからハーネスアッセンブリーを取り出します。 ハーネスから2つのスペードターミナルを切断します。
  2. サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってヘッドライトアッセンブリーを取り外してください。
  3. フェンダーチップランプ装備モデル:
    1. 図7 」を参照。 フェンダーチップランプのワイヤーの位置を決めます。
    2. 図10 」を参照。 キットにある2つの接合コネクター(5)を使用してコネクターの近くにあるフェンダーチップランプのワイヤーに接合します。
    3. オレンジ/白色および黒色ワイヤーをコネクターから約約2.52 cm (1インチ)切断します。
    4. キットのハーネスおよび車両のワイヤーの端から絶縁体を9.5 mm (3/8インチ)出します。
    5. 図8 」を参照。 切り取り側から、1本のオレンジ/白色ワイヤーを接合コネクターの一方の端に差し込みます。 接合コネクターのもう一方の端には、別のオレンジ/白色ワイヤーをアダプターハーネスからの赤色ワイヤーとともに差し込みます。
    6. 黒色ワイヤーについても同じ手順を繰り返します。
  4. フェンダーチップランプ非装備モデル:
    1. 図7 」を参照。 フェンダーチップランプのワイヤー(2)の位置を決めます。
    2. ワイヤーをコネクターから5.08 cm (2インチ) 切断します。
    3. キットのハーネスおよび車両のワイヤーの端から絶縁体を9.5 mm (3/8インチ)出します。
    4. 図8 」を参照。 ステップ4bのオレンジ/白色ワイヤーをシール付き接合コネクターの一方の端に差し込みます。 アダプターハーネスからの赤色ワイヤーをシール付き接合コネクターのもう一方の端に差し込みます。
    5. 黒色ワイヤーについても同じ手順を繰り返します。
2008 ~ 2013年Road Kingモデル:
  1. シール付き接合コネクターの色と、クランピングツールのクリンプキャビティの色を同じにします。 コネクターにワイヤーを接合します。
  2. 反対側についても上記の手順を全て繰り返します。
警告
UltraTorch UT-100または他の放射加熱装置を使用する際は、メーカーの指示に従ってください。 メーカーの指示に従わないと発火の危険があり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00335a)
  • 熱をフューエルシステムコンポーネントに近づけないでください。 熱放射を直接当てると、高熱により燃料に着火/爆発して、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。
  • ヒートシュリンク作業が行われているコネクター以外の電気系統コンポーネントに熱を近づけないでください。
  • ツールチップ部分とヒートシュリンクアタッチメントに手を触れないでください。
  1. UltraTorch Heat Gun (Heatshrink Attachment (ヒートシュリンクアタッチメント)を併用)、または適切な放射加熱装置を使って、圧着した接合部に熱を当ててシール付きスプライスコネクションを密閉します。 接合部の中心から外周部に向かって熱を加え、コネクターの両端から密閉剤が融解して流出するまで続けてください。
  2. 左ハンドグリップからの電源コネクターの半分をハーネスコネクターの半分に接続します。
  3. 図7 」を参照。 右ハンドグリップからのTGSコネクターの半分をハーネスコネクターの半分(1)に接続します。
  4. 左ハンドグリップからのインターコネクトコネクターの半分を右側のハンドグリップからのインターコネクトコネクターの半分に接続します。
  5. サービスマニュアルを参照し、その指示に従ってヘッドランプを取り付けてください。
1TGSジャンパーハーネスコネクター
2フロントフェンダーチップランプのジャンパーハーネスコネクター
図7。 Road Kingのヘッドランプワイヤー
1むき出しにしたワイヤーの端をコネクターに挿入した状態
2コネクターに圧着されたワイヤーの末端
3熱を加えた後のコネクター
図8。 シール付き接合コネクター
2014年以降のTouringモデル(Road KingおよびFLTRUを除く)
  1. 図9」を参照してください。 アウターフェアリングを取り外します。
  2. ヒートグリップインターコネクト[206]を見つけます。 サービスマニュアルを参照してください。
  3. 図9からのヒーテッドグリップインターコネクト(1)をLHグリップに接続します。
  4. ヒーテッドグリップ電源コネクター[189B]を見つけます。 サービスマニュアルを参照してください。
  5. 図9のLHからのヒーテッドグリップ電源/アースワイヤー(2)を接続します。
  6. 注記
    ワイヤーの長さが足りない場合に備え、キットにはジャンパーが入っています。
  7. ケーブルストラップで固定します。
2014年以降のRoad KingおよびFLTRU、2016年以降のSoftailおよびDyna FXDLS
  1. フューエルタンクとシート(TouringおよびDyna用のサイド カバー)を取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
  2. ヒートグリップインターコネクト[206]を見つけます。 サービスマニュアルを参照してください。
  3. 図9からのヒーテッドグリップインターコネクト(1)をLHグリップに接続します。
  4. 注記
    ワイヤーの長さが足りない場合に備え、キットにはジャンパーが入っています。
  5. キットにあるジャンパー(3) (20インチ、 赤/黒)をLHグリップの電源/アースコネクター(2)に接続します。
  6. ジャンパー(4) (24インチ、 赤/黒)をジャンパー(3)に接続します。
  7. 2018年以降のSoftail:
      注記
      一部のモデルでは、ハンドルバーの左側の内側のダンパーウェイトの取り外しが必要な場合があります。
    1. そのキットの指示に従って、69201750を取り付けます。
    2. 図9」を参照してください。 ヒーテッドグリップ(2)からの2ウェイコネクターをヘッドランプ後方の69201750の2ウェイコネクターに接続します。 長さが足りない場合は、ジャンパー(3)を追加します。
    3. ステップ10に進みます。
  8. モデルや年式に応じて電気接続キットの位置を決め、コネクターを配置し、ハーネスを取り回します。 接合しないでください。
  9. ジャンパー(4)をキット(6)に接合するのに十分な長さにまで切断します。
  10. 背部のワイヤーをむき出しにして電装ハーネス(7)に接合します。
    1. 黒 - 黒(全モデル)
    2. Dynaおよび2016 ~ 2017年Softail: 赤 - 赤/黄(72673-11)
    3. 2014年以降のTouring: 赤 - V/BE (69200722または69201599A)
  11. ワイヤーストラップで固定します。
  12. キットの指示に従って電気接続キット(6)の取り付けを完了します。
  13. シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。 サービスマニュアルを参照してください。
  14. フューエルタンクを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
1ヒーテッドグリップコネクター(必要に応じてジャンパー69201809を挿入)
2電源/アースコネクター
3ジャンパー69201808(Softail、Dyna、Road King、FLTRU)
4アダプターハーネス69200232
5ヒーテッドグリップコネクター[C189B]
6電気接続キット: (全て黒 - 黒)69200722、69201599A 紫/ベージュ - 赤、72673-11 赤/黄 - 赤、69201750でコネクターを使用
7車両ハーネス
8ツイストグリップセンサーコネクター
9ツイストグリップセンサー
10LHグリップ
11RHグリップ
図9。 電気接続
通常使用状態に戻す
注記
ヒートハンドグリップと全ての関連する配線をこの使用取り扱い説明書に記載される手順で取り付けてから以下のステップを行ってください。
  1. 右のグリップ/スロットルスリーブが回転して勝手に元に戻り、ハンドルバーやスイッチハウジングに引っかからないことを確認します。 スロットルが正しく機能するまでエンジンを始動させないでください。
  2. 注記
    バッテリーの消耗を避けるために、イグニッションで加熱されたハンドグリップをオン/オフに切り替えます。 ハンドグリップはクルージングスピードでエンジンを稼動しているときに最大の熱量を発生します。
    ヒートハンドグリップコントロールのダイアル設定は1(最小)から6(最大)までです。
  3. バイクを始動させる前に、ハンドグリップに熱が発生していないかチェックしてください。
  4. エンジンを始動させ、ハンドグリップ全ての設定をチェックし加熱が正しく行われるか確認します。 オフ設定時にグリップが熱を発しないことを確認してください。
交換用パーツ
図10。 交換用パーツ: ヒーテッドハンドグリップキット
表1。 交換用パーツ: ヒーテッドハンドグリップキット
キット
アイテム
詳細(数量)
部品番号
キット56100034
1
左ヒーテッドハンドグリップ
56209-10
2
右ヒーテッドハンドグリップ
56249-10
3
右ヒーテッドハンドグリップキャップ
56250-10
キット56100318
1
左ヒーテッドハンドグリップ
56100325
2
右ヒーテッドハンドグリップ
56100326
3
右ヒーテッドハンドグリップキャップ
56100329
キット56100331
1
左ヒーテッドハンドグリップ
56100338
2
右ヒーテッドハンドグリップ
56100339
3
右ヒーテッドハンドグリップキャップ
56100337
キット56100342
1
左ヒーテッドハンドグリップ
56100316
2
右ヒーテッドハンドグリップ
56100317
3
右ヒーテッドハンドグリップキャップ
56100168
キット 56100436、クローム
1
左ヒーテッドハンドグリップ
56100430
2
右ヒーテッドハンドグリップ
56100433
3
右ヒーテッドハンドグリップキャップ
56100472
キット 56100437、ブラック
1
左ヒーテッドハンドグリップ
56100431
2
右ヒーテッドハンドグリップ
56100434
3
右ヒーテッドハンドグリップキャップ
56100471
キット 56100438、エッジカット
1
左ヒーテッドハンドグリップ
56100432
2
右ヒーテッドハンドグリップ
56100435
3
右ヒーテッドハンドグリップキャップ
56100470
全キット共通品目
4
アダプターハーネス
69200232
5
接合コネクター(2)
70586-93
6
インターコネクトジャンパー(黒/白、14インチ)
69201809
7
電源/アースジャンパー(赤/黒、20インチ)
69201808