DIGITAL GEAR INDICATOR (デジタルギアインジケーター)
J052862010-10-07
概要
キット番号
70900038、70900078
モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたはwww.harley-davidson.comのパーツとアクセサリーに関するセクション(英語版のみ)をご覧ください。
装着に必要となる追加パーツ
2007 年、2008 1200 Sportster モデルの場合: DTII で ECM のキャリブレーションの更新が 5 に必要な ギア表示は正常に動作するには. インジケーターの取り付けを販売店に依頼し更新を行うか、またはインジケーターを取り付け、その後できるだけ早く車両を販売店に持ち込みキャリブレーション更新を行います。
既存のアクセサリーがデータリンクコネクター[91]を使用している場合、正しく取り付けるためには、アダプターハーネス(部品番号70264-94A)を別途購入する必要があります。
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00308b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 このキットを取り付けるには、お持ちの車両のサービスマニュアルが必要です。サービスマニュアルは最寄りのハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店でお買い求めいただけます。
キット内容
図3」および「表1」を参照してください。
取り付け
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡事故や重大な人身事故を引き起こすおそれがあるため、メインヒューズを外して作業を開始してください。 (00251b)
警告
誤ってエンジンを始動すると、死亡や重傷事故の危険があるため、マイナス(-)バッテリーケーブルを外してから作業を開始してください。 (00048a)
1. オーナーズマニュアルを参照して、メインヒューズを取り外し、またはマイナスバッテリーケーブル(-)の接続を外します。
2. 図1」を参照してください。 スクリュー(1)、ワッシャー(2)、クランプ(3)を取り外します。
1スクリュー (2)
2ワッシャー(2)
3クランプ
図1。 クランプの取り外し
1マウントブラケットの背面
2ギアインジケーターの背面
3ウェッジの位置
図2。 マウントブラケットおよびインジケーターアッセンブリーの背面図
3. 図3」を参照してください。 ギアインジケーターロアハウジング(1)、ワッシャー(2)、スクリュー(3)を取り付けます。 スクリューを8–9 N·m (60–80 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
4. 図2」を参照してください。 ギアインジケーター(2)を取り付け、アッパーマウントブラケットの開口部に配線を差し込みます。
5. ギアインジケーター(2)の背面にある2つのボックス間に、ブラケット(1)のタブ側から、端がとがったウェッジ(3)をスライドさせます。 ウェッジのとがった端は厚さが異なるので、ハウジングプレート表面の段に合わせる必要があります。 その結果、ギアインジケーターは、マウントブラケットの表面にしっかり固定されます。
6. 図3」を参照してください。 ギアインジケーターのワイヤーハーネスをロアハウジング(1)の底の穴に通して取り回します。
7. ギアインジケーターアッセンブリー(4)の向きをロアハウジングのアッセンブリー取り付け穴に合わせます。
8. アッパーハウジングの向きをギアインジケーターアッセンブリーに合わせ、インジケーターアッセンブリーのマウント穴に揃えます。
9. アッパーハウジング(5)をロアハウジングの上に取り付け、2本のスクリュー(6)で固定します。 スクリューを4–5 N·m (35–45 in-lbs)のトルク値で締め付けます。
10. アッパーハウジングの下側の開口部に、スイッチプラグ(12)を取り付けます。
注記
データリンクコネクター[91]の位置によっては、適切にワイヤーハーネスを取り回すために、シートを取り外し、フューエルタンクを緩める必要があります。 必要に応じ、他に情報がないかサービスマニュアルを確認してください。
11. デジタルギアインジケーターハーネスを、次のように、データリンクコネクター[91]に取り回します。
a. ターンシグナル配線が露出している場合は、先にギアインジケーターハーネスをハンドルバーに沿って取り回してから、ターンシグナル配線に取りかかります。 ターンシグナル配線が露出していない場合は、ギアインジケーターハーネスを、ブレーキラインに沿ってフォーククランプ、さらにメインハーネスまで取り回します。
b. ギアインジケーターハーネスを、次の場所にあるデータリンクコネクターに取り回します。 XLモデル: 左サイドカバーの下。Dynaモデル: 電気系統キャディカバーの下。Softailモデル: シートの下。Touringモデル: 左サイドカバーの下。VRSCモデル: 右フロントサイドカバーの下。Trikeモデル: 左サイドカバーの下。
注記
ドイチェコネクターの組み立てについて、必要に応じ、他に情報がないかサービスマニュアルを確認してください。
12. 図3」を参照してください。 ワイヤーハーネスの3つのピンを、次のように、キット付属の4ウェイソケットハウジング(A)に取り付けます。
a. 黒色(BK)の配線をターミナル2に取り付けます。
b. 黄色/オレンジ色(Y/O)の配線をターミナル3に取り付けます。
c. オレンジ色(O)の配線をターミナル4に取り付けます。
d. セカンダリーロック(9)を4ウェイソケットハウジングに取り付けます。
13. ギアインジケーターハーネスをデータリンクコネクター[91]に接続します。
14. 余分なハーネスを集め、コネクターの近くにケーブルストラップ(7)で固定します。
15. ギアインジケーターのハーネスをハンドルバーおよびメインハーネスにケーブルストラップ(7)で固定します。
16. フューエルタンクを緩めていた場合、または取り外していた場合、サービスマニュアルを参照して取り付けます。
17. オーナーズマニュアルを参照し、メインヒューズを取り付けるか、またはバッテリーを接続します。
警告
シートを装着したらシートを上に引っ張り、所定の位置にロックされていることを確認します。 シートが緩んでいると、走行中に動いて制御不能となり、死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00070b)
18. オーナーズマニュアルを参照して、シートを取り外していた場合、取り付けます。
19. 2007年および2008年の1200 Sportsterモデル: DTIIによりECM (電子制御モジュール)のキャリブレーションを更新します。 このステップではDTIIを使用する必要があるので、正規販売網店の技術者に依頼しても構いません。 更新しないままだと、5速(5)ギアに、正しい表示の代わりにバー(-)が現れます。
操作
注記
まれに、ギアインジケーターがニュートラル信号を取りこぼし、バー(-)を表示し続けることがあります。 通常のインジケーター機能にはニュートラル以外にシフトするだけで戻せます。 車両の緑のニュートラルランプが常に優先です。
  • 始動し、クラッチレバーをはめると、デジタルギアインジケーターにはバー(-)が表示されます。 通信エラーが生じた場合にも、ギアインジケーターにバー(-)が表示されます。
  • 作動中、デジタルギアインジケーターには、クラッチレバーを解除した時点のギア状態(1、N、2、3、4、5、装備車ならば6)が表示されます。
交換用パーツ
図3。 交換用パーツ: デジタルギアインジケーター
表1。 交換用パーツ表
アイテム
詳細(数量)
部品番号
1
ハウジング、ロア(黒)
71713-02B
ハウジング、ロア(クローム)
71712-02B
2
ワッシャー(2)
6099
3
スクリュー(2) (XL以外の全モデル)
4015
スクリュー、M6 X 1.0 X 20 mm (2) (XLモデル)
3832M
4
デジタルギアインジケーターアッセンブリー
別売りなし
5
ハウジング、アッパー(黒)
71711-02
ハウジング、アッパー(クローム)
71710-02
6
スクリュー(2) (黒)
3658
スクリュー、ステンレス(2) (クロームキット)
4292
7
ケーブルストラップ(6)
10181
8
ハウジング、4ウェイソケット
72114-94BK
9
セカンダリーロック、4ウェイソケット
72154-94
10
ブラケット、スイッチサポート
69200219
11
ウェッジ
62981-02
12
プラグ、スイッチ
71715-02B
本文中記載のアイテム:
A
ドイチェコネクターのターミナル番号