BOOM! AUDIO FULL HELMET PREMIUM MUSIC AND COMMUNICATIONS HEADSET

J048772020-03-04

概略

注記

自治体によってはヘッドセット(ヘルメット搭載型)スピーカーの使用を禁止または制限している場合があります。自治体の法令に従ってください。

キット番号

77117-10, 76000602

適合モデル

サウンドシステムの適合情報については、パーツ&アクセサリー (P&A) の製品カタログまたはwww.harley-davidson.comの「パーツとアクセサリ」セクション(英語のみ)を参照してください。

ST10 v8.22.0およびTMS320 v8.19.0より前の無線ソフトウェアバージョンを搭載した2006年式から2009年式モデルの場合、ソフトウェアを更新して上部の設定で VOX (音声起動) マイクの調整を行ってください。

キット77117-10に付属のCDは、2006年式から2009年式モデルで無線ソフトウェアを更新するために使用されます。ソフトウェアの更新は、ハーレーダビッドソンの販売店から入手することも、www.harley-davidson.comにアクセスしてCDにコピーをダウンロードすることもできます。

注記

CD に書き込まれる内容はデータであるため、8倍以下の速度で書き込んでください。

ソフトウェアのコピーをコンピュータにダウンロードするには、次の手順に従います。：

www.H-D.com/infotainment-support で、「高度なオーディオソフトウェア」という言葉を検索します。
「H-D アドバンスドオーディオバイHarmon/Kardon®」のリンクまでスクロールダウンします。
ポップアップウィンドウで、上部にある「ソフトウェアダウンロード」タブを選択してハイライトします。
do-it-yourselfの指示に従って、現在のソフトウェアバージョンを確認し、必要に応じてアップデートを実行します。

キット付属のヘッドセットは、オープンフェイスまたはフルフェイスヘルメットの両方に取り付けることができます。また、Helmet Communication Pouchで追加購入された 多くの ハーフヘルメットに適合します。

Helmet Communication Pouchの部品番号とポーチを装着できるハーフヘルメットの種類については、 www.harley-davidson.com のMotorclothes®製品セクション（英語のみ)をご覧ください。

キット内容:

「図7 」および「表1 」を参照してください。

ヘッドセットのインストール

注記

この手順シートに記載されているインストール手順に正確に従ってください。ハーレーダビッドソンは、ヘッドセットの不適切な取り付けによって損傷したヘルメットについては、明示されているか黙示かにかかわらず保証を行いません。

自分で作業を行うことが困難な場合、または適切な工具をお持ちでない場合は、ハーレーダビッドソンの販売店に取り付けを依頼してください。

ヘッドセットコネクタとマイクの取り付け

注記

2つの異なったヘルメットクランプ様式は異なったヘルメットの貝型の設計に適合するように作成されています。

「図1 」を参照。ヘッドセットコネクタハウジング(1)をヘルメットシェル(5)の外側の左側に、ブーム(2)を前方にして配置します。選択したクランプ(3)を内側の左側ヘルメットエッジに 、ライナー(6)とシェル の間に配置します。

1	コネクターハウジング
2	Boom
3	クランプ
4	六角ソケットヘッドスクリュー(2)
5	ヘルメットシェル
6	ヘルメットライナー

図1。ヘルメットのクランプ配置

ヘッドセットコネクタハウジングを2本のネジ(4)でクランプに組み立てますが、完全には締め付けないでください。

ヘルメットをかぶります。必要に応じてブームとヘッドセットコネクタのハウジングの位置を調整し、マイクとウィンドストックを口の前に置きます。ヘルメットを外します。ヘックスキー(10)を使用してクランプネジを締め、ヘッドセットをヘルメットにしっかりと固定します。

スピーカーの取り付け

注記

スピーカーをヘルメットにしっかり接着するには、周囲の温度が 少なくとも 16 °C (60 °F) 以上でなければなりません。

「図7 」を参照。スピーカーは、付属のフックとループファスナー(7)を使用して、ヘルメットの内側の硬い表面に取り付ける必要があります。

ヘルメットに取り外し可能な耳パッドを付属されている場合は、 ヘルメットの内側からイヤーパッドを取り外してください。
ヘルメットに取り外し可能な耳パッドが付属されていない場合は、 ヘルメットの両側に生地ライナーの小片を切り取って、ヘルメットシェルの硬い内面を露出させます。

50–70% のイソプロピルアルコールを 30–50% の蒸留水で希釈した溶液で、ヘルメット内側のスピーカーを取り付ける部分を洗浄します。完全に乾燥させます。
フックとループファスナーとループファスナーの片面からバッキングを取り外します。組み立てた接着剤を取り付けたファスナーを、イヤーパッドの凹部内の硬い表面に押し付けます。

注記

左側のスピーカーのワイヤは短くなっています。

ファスナーの残りの側面からバッキングを取り外します。スピーカーを接着剤で取り付けたファスナーに押し付けます。反対側のスピーカーでも同様にファスナーとスピーカーの取り付けを繰り返します。
ヘルメットクランプから始めて、キットの木製スティック(11)を使用して、ヘルメットシェルと内側の裏地の間にスピーカーワイヤーを挿入します。ヘルメットスピーカーのループにスピーカーワイヤの余分な長さを残して、ひずみリリーフを取り付けます。

2006年式から2009年式対応のラジオソフトウェアのアップデート

ハーレーダビッドソンアドバンスドオーディオシステムのソフトウェアを更新するには、以下の簡易な手順に従ってください。 CDを挿入すると、ラジオはすべての動作を行います。

ラジオのソフトウェアバージョン番号を確認してください。

現在のソフトウェアバージョンを確認して、ラジオソフトウェアを更新する必要があるか確認してください。

1.	ラジオをオンにします。 FMモードを選択します。
2.	イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。
3.	「図2 」を参照。 2つのソフトキー (ラジオの面に番号が付いたボタン) を長押しします。イグニッションスイッチをACCESS(アクセス)にする。	図2。高度なオーディオレシーバーの「ソフト」キー図3。高度なオーディオレシーバー「Diagテスト」表示
4.	「図3 」を参照。画面中央に「Diag Test」と表示されるまでソフトキーを押し続けます。
5.	ソフトキー4を押し、「ソフトウェア」と表示します。

ソフトウェアのバージョン番号は2回表示され、「v7.4.0」のように、文字「v」が付きます。この数値がST10の8.22.0より小さい場合は、ソフトウェアの更新を続行します。

ラジオの更新

FMモードのラジオを使用して、ラジオにある全てのCD を取り出します。
イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。
いずれかの2つのソフトキーを押したままにします。イグニッションスイッチをACCESS(アクセス)にする。
画面中央に「Diag Test」と表示されるまでソフトキーを押し続けます。
ソフトキー5を押し、「更新」と表示します。
ラジオ画面に「CDを挿入」と表示されたら、アップデートファイルを含むCDをラジオに挿入します( 図4 参照)。 CDプレーヤーのドアを閉めないでください。

図4。アドバンズドオーディオレシーバー「CD挿入」表示

ラジオはソフトウェアの更新を開始します。所要時間は約7分です。画面に、更新の進行状況が表示されます。

更新中にの2回電源が切れ、自動的に再起動します。

無線が 2 回目に再起動した際に、ソフトキー 6 を押して、「Exit」というラベルを付けて通常の無線モードに戻します。
更新後に、ラジオからCDを取り出します。 CD が詰まっているように見える場合、または出てこない場合は、
1. ラジオを切ってください。
2. イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。
3. メインヒューズをサービスマニュアルの説明に従って取り外してください。
4. 5分間待ちます。メインヒューズを取り付けます。
5. 電源が入ったら、CD を再度取り出し直してください。

更新が正常に完了したことを確認します。

更新作業が完了したら、ラジオ画面のソフトウェアバージョン番号を確認して、正常に完了したことを確認します。

ラジオがFMモードであることを確認します。イグニッションスイッチをOFF (オフ)にします。
いずれかの2つのソフトキーを押したままにします。イグニッションスイッチをACCESS(アクセス)にする。
画面中央に「Diag Test」と表示されるまでソフトキーを押し続けます。
ソフトキー4を押し、「ソフトウェア」と表示します。
ソフトウェアのバージョン番号が「ST10v8.22.0」と「TMS320v8.19.0」以上であることを確認します。ソフトウェアのバージョン番号が予期したものと違う場合は、ハーレーダビッドソンのディーラーにお問い合わせください。
ソフトキー6を押して、「Exit」と表示させ、通常の無線モードに戻ります。

操作

ヘッドセットとオーディオソースでコイル状のオーディオケーブルを接続します。「図5 」を参照。

1	コンソールまたは乗客制御ソケットハウジング
2	ケーブルピンハウジング、車両エンド
3	4ウェイソケットハウジング
4	ケーブルピンハウジング、ヘルメットエンド
5	調整機能

図5。ヘッドセットケーブルコネクタアライメント機能

図6。マイクロホンの位置

「図6 」を参照。ヘルメットをかぶった後、ブームとマイクを配置します。

a. フルフェイスヘルメットで: ブームをヘルメットの下に、マイクはヘルメットの内側にまっすぐ配置し、ブームはあごに触れないようにします。

b. オープンフェイスまたはハーフヘルメットの場合； マイクが口元左に軽く当たる位置、または口元まで持っていきます。

ご注意

ソケットからヘッドセットを取り外すときに、コードを引っ張らないでください。ヘッドセットのソケットとの接続を外すため、ヘッドセットジャックを引き抜きます。 (00174a)

オーディオソースとヘッドセットからオーディオケーブルを取り外し、使用していないときには保管しておきます。

警告

車両の安全運転の妨げとなるため、交通音を遮断したり、集中力が散漫になったりするような音量に設定しないでください。周囲への注意力が影響を受けるようなサウンドシステムの使い方は、車両のコントロールを失う原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00539b)

交換用パーツ

図7。サービスパーツ、フルヘルメットプレミアム音楽と通信ヘッドセット

表1。交換用パーツ

アイテム	詳細（数量）		部品番号
1	ヘッドセット/マイクアセンブリ		別売りなし
2	ウィンドソック		77126-10
3	ヘッドセットコード(キット77117-10) ヘッドセットコード(キット76000602)		77148-10 76000260
4	ハードウェアキット(アイテム5から9を含む)		77151-98A
5	*	クランプ、ヘッドセットコネクタハウジング(2つのスタイル)	別売りなし
6	*	スクリュー(2)	別売りなし
7	*	フックループファスナー(2)	別売りなし
8	*	カバープレート	別売りなし
9	*	イヤパッド、スピーカー (2)	76529-10
10	16進数キー, 9/64 in		別売りなし
11	ウッドスティック		別売りなし
12	CDソフトウェアアップデート (Kit 77117-10)		ダウンロード可能です ( 適合モデル )