ミッドコントロール
941001642025-02-18
一般情報
表1。 一般的な情報
キット
推奨ツール
スキルレベル(1)
50502136
安全メガネ、トルクレンチ、 Digital Technician II (DT II)
(1) DTIIとディーラーでのインストールが必要
キット内容
図1。 キット内容: ミッドコントロール
表2。 キット内容: ミッドコントロール
キットにすべての必用なものが入っていることを、車両にアイテムを取り付けたり、取り外したりする前に確認します。
アイテム
数量
説明
部品番号
注記:
1
1
スクリュー、ボタンヘッド、M8x 1.25
10201009
2
1
ワッシャー
10600060
3
1
シフターレバー
33600352
4
1
シフトロッドリンケージ
33600354
5
1
スクリュー、フランジ、M6 x 44
10201099
6
3
スクリュー、フランジ、M6 x 100
10201098
7
1
左フットペグマウントブラケット
50502140
8
1
ロックナット
3725M
9
1
ブレーキホース、リアマスターシリンダーからリザーバー
41700974
10
1
ブレーキライン、リアマスターシリンダーからABSモジュール
41800848
11
2
スクリュー、フランジ、M6 x 70
10201094
12
2
スクリュー、フランジ、M6 x 85
10201095
13
1
スクリュー、ボタンヘッド、M8x 1.25
10200931
14
1
ワッシャー
10600060
15
1
ブレーキレバー
50600487
16
1
ロックナット
3725M
17
1
右フットペグマウントブラケット
50502139
18
4
ブレーキラインガスケット
41751-06A
概略
適合モデル
各モデルへの適合性については、 パーツ&アクセサリー (P&A) リテールカタログ、または www.harley-davidson.com のパーツ&アクセサリーセクションを参照してださい。
最新版の取り扱い説明書を使用していることを確認してください。 以下から利用可能です: h-d.com/isheets
ハーレーダビッドソン社のカスタマーサポートセンター(1-800-258-2464 (米国内のみ)または1-414-343-4056)にお問い合わせください。
取り付け要件
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
注記
この取り扱い説明書はサービスマニュアルの記載情報を参照しています。 この取り付け作業には、車両の年式およびモデルに対応したサービスマニュアルが必要で、以下より入手することができます。
  • ハーレーダビッドソンのディーラー。
  • H-Dサービスインフォメーションポータル。2001年以降のほとんどのモデルのマニュアルを、サブスクリプションベースで利用可能。 詳細については、 「サブスクリプションに関するよくある質問」 を参照してください。
準備
1. シートを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
2. メインヒューズを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
3. チンスクープアセンブリーを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
4. マフラーアセンブリーを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
5. 右側の電気コンパートメントパネルを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
6. リアブレーキシステムのブレーキフルードを抜き取る。
取り外し
1. 標準装備 (OE)リアブレーキスイッチを取り外します。 後で使いますので保管しておいてください。 サービスマニュアルを参照してください。
注記
Pクリップ、金具、バンジョーボルトを後で使うためにとっておきます。
2. アンチロックブレーキシステム (ABS)モジュールブレーキラインへのリアマスターシリンダーを取り外し、破棄します。 サービスマニュアルを参照してください。
a. ブレーキラインガスケットを破棄します。
3. リアマスターシリンダーをブレーキフルードリザーバーと一緒に取り外します。 後で使いますので保管しておいてください。 サービスマニュアルを参照してください。
4. 左右のフットペグアセンブリーを取り外します。 後で使いますので保管しておいてください。 サービスマニュアルを参照してください。
5. 左シフターペグを取り外します。 後で使いますので保管しておいてください。 サービスマニュアルを参照してください。
6. OEフットレストアッセンブリーを取り外して破棄します。 サービスマニュアルを参照してください。
注記
シフトロッドの後部からトランスミッションシフトレバーまでのスクリューを保管しておきます。
a. 右: ブレーキペダルとマウントブラケット。
b. 左: シフトロッド、シフトレバー、マウントブラケット。
7. 図2を参照してください。リアマスターシリンダーブレーキホースを交換します。
a. OEブレーキホース(2)を取り外して破棄します。
b. ブレーキホースクリップを再使用します。
c. キットに入っている新品のブレーキホース(1)を取り付けます。
8. 図3を参照してください。クーラントマニホールド(1)からスクリュー(2)を3本取り外して破棄します。
9. 図4を参照してください。プライマリーカバー(2)からスクリュー(1)を4本取り外して破棄します。
1新品のブレーキホース
2OEブレーキホース
3リザーバー
4リアマスターシリンダー
5ブレーキラインガスケット
6バンジョーボルト
図2。 リアマスターシリンダー
1クーラントマニホールド
2スクリュー(3)
3チンスクープスクリューの位置
図3。 クーラントマニホールド
1スクリュー(4)
2プライマリーカバー
図4。 プライマリーカバー
取り付け
ブレーキペダルアセンブリー
1. 図5を参照してください。ブレーキペダル(3)を右フットペグマウントブラケット(4)に取り付けます。
2. ワッシャー(2)とスクリュー(1)を取り付けます。
3. ロックナット(5)を取り付けます。 締め付ける。
トルク: 17–21 N·m (13–15 ft-lbs) ブレーキペダルロックナット
1スクリュー
2ワッシャー
3ブレーキペダル
4右フットペグマウントブラケット
5ロックナット
図5。 ブレーキペダルアセンブリー
シフターレバーアッセンブリー
1. 図6を参照してください。シフトレバー(3)を左フットペグマウントブラケット(5)に取り付けます。
2. ワッシャー(2)とスクリュー(1)を取り付けます。
3. ロックナット(5)を取り付けます。 締め付ける。
トルク: 24.5–30 N·m (18–22 ft-lbs) シフトレバーロックナット
1スクリュー
2ワッシャー
3シフターレバー
4ロックナット
5左フットペグマウントブラケット
図6。 クラッチシフトレバーアセンブリー
左フットペグマウント
1. 図7を参照してください。左フットペグマウントブラケット(3)を取り付けます。
a. 先にスクリューを取り外したクーラントマニホールドの上にマウントブラケット(3)を配置します。
2. スクリュー(4)を取り付けます。 締め付ける。
トルク: 8–10 N·m (6–7 ft-lbs) 左フットペグマウントブラケットスクリュー
3. シフトロッドリンケージ(7)を取り付けます。
4. スクリュー(5)を取り付けます。 締め付ける。
トルク: 10.5–12.5 N·m (8–9 ft-lbs) シフトロッドリンケージのスクリュー。
a. 先に取り外しておいたリアシフトロッドスクリュー(5)を使います。
b. 必要に応じて、トランスミッションシフトブラケット(8)をクロックします。 サービスマニュアルを参照してください。
5. シフターペグ(2)とスクリュー(1)を取り付けます。 締め付ける。
トルク: 10.5–12 N·m (8–9 ft-lbs) フットペグスクリュー。
1スクリュー
2シフターペグ
3左フットペグマウントブラケット
4スクリュー、M6 x 100(3)
5シフトロッドエンドスクリュー(2)
6スクリュー、 M6 x 44(チンスクープ用)
7シフトロッドリンケージ
8トランスミッションシフトブラケット
図7。 左フットペグマウントブラケット
右フットペグマウント
1. 図8を参照してください。リアマスターシリンダーとリザーバーを取り付けます。
a. リアマスターシリンダー(9)を取り付けます。
b. スクリュー(8)を取り付けます。 締め付ける。
トルク: 9–11 N·m (7–8 ft-lbs) リアマスターシリンダースクリュー
c. ブレーキホースを右フットペグマウントブラケット(1)の後ろに回します。
d. リアマスターシリンダーリザーバー(4)をスクリュー(3)で緩めに取り付けます。
2. 右フットペグマウントブラケット(1)を取り付けます。
a. 先にスクリューを取り外したプライマリーカバーの上にマウントブラケット(1)を配置します。
3. スクリュー(2と5)を取り付けます。 締め付ける。
トルク: 10.6–13 N·m (8–10 ft-lbs) フットペグマウントブラケットスクリュー
4. 車両を直立させて、リアマスターシリンダーリザーバー(4)を水平にします。
5. スクリュー(3)を締め付けます。
トルク: 7–9 N·m (5–7 ft-lbs) リアマスターシリンダーリザーバーのスクリュー
6. ブレーキペダルとリアマスターシリンダーの位置をそろえます。
7. クレビスピン(7)とコッターピン(6)を取り付けます。
1右フットペグマウントブラケット
2スクリュー、M6 x 70 (2)
3スクリュー
4リアマスターシリンダーリザーバー
5スクリュー、M6 x 85 (2)
6コッターピン
7クレビスピン
8スクリュー
9リアマスターシリンダー
図8。 右フットペグマウントブラケット
ブレーキライン
1. 図9を参照してください。OEブレーキスイッチをブレーキライン(2)に取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
2. ブレーキライン(2)を、リアマスターシリンダー(4)からABSモジュール(1)に配線します。 サービスマニュアルを参照してください。
3. ABSモジュールにブレーキライン(2)を取り付けます。 バンジョーボルトを 新品の ブレーキラインガスケットと一緒に緩めに取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
4. クランプ(5)をブレーキライン(2)に緩めに取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
5. 図10を参照してください。ブレーキライン(2)をリアマスターシリンダー(3)に取り付けます。 バンジョーボルト(1)を 新品の ブレーキラインガスケット(2)と緩めに取り付けます。
6. 図9を参照してください。ブレーキラインクランプ(5)を締め付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
7. ABSモジュールでバンジョーボルトを締め付けます。
トルク: 25.5–28.5 N·m (19–21 ft-lbs) ABSモジュールのバンジョーボルト
8. チンスクープアセンブリーを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
a. 図7を参照してください。スクリュー(6)を使って手順を完成します。
b. チンスクープとリアブレーキライン間のクリアランスを確認します。 必要に応じて、ブレーキラインを調整します。
c. リアマスターシリンダーでバンジョーベルトを締め付けます。
トルク: 25.5–28.5 N·m (19–21 ft-lbs) リアマスターシリンダーバンジョーボルト
1ABSモジュール
2ブレーキライン、リアマスターシリンダーからABSモジュール
3バンジョーボルト
4リアマスターシリンダー
5クランプ(3)
図9。 新品のブレーキライン
1バンジョーボルト
2ブレーキラインガスケット(2)
3リアマスターシリンダー
4ブレーキライン、リアマスターシリンダーからABSモジュール
図10。 リアマスターシリンダー
完成
1. OEリアブレーキスイッチコネクターを接続します。 サービスマニュアルを参照してください。
2. リアブレーキシステムにフルードを充填し、エア抜きを行います。 サービスマニュアルを参照してください。
3. 専用のツールでABSブレーキシステムをフラッシュします。

専用工具: DIGITAL TECHNICIAN II (デジタルテクニシャンII) (HD-48650)

4. 右側の電気コンパートメントパネルを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
5. マフラーアセンブリーを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
6. メインヒューズを取り付ける。 サービスマニュアルを参照してください。
7. シートを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
8. 停止ランプの動作を点検します。
9. 車両に乗ってテストします。 ブレーキの手ごたえがない場合は、ブレーキシステムのエア抜きを繰り返します。