SCREAMIN' EAGLE 4.375インチストロークビッグボア128ピストンキット
J066872021-11-16
一般情報
表1。 一般的な情報
キット
推奨ツール
スキルレベル(1)
21900165
セーフティグラス、鉛筆またはマーカー、マイクロメーター、ダイアルボアゲージ
(1) 設置には特殊ツールや技術が必要です
キット内容
図1。 交換用パーツ: Screamin' Eagleビッグボア128ピストンキット
表2。 キット内容: Screamin' Eagle 4.375インチストロークビッグボア128ピストンキットコンポーネント
アイテム
数量
説明
部品番号
注記:
1
2
ピストン
別売りなし
2
2
ピストンピン
22558-07
3
4
サークリップ
22097-99
4
2
リングセット、+0.010インチ
22000086
注記
車両からアイテムを取り付けたり取り外したりする前に、全ての内容物がキット内にあることを確認します。
概略
適合モデル
モデルの適合性については、純正P&Aカタログまたは www.harley-davidson.com内のパーツ&アクセサリーページ(英語版のみ) をご覧ください。
最新版の取り扱い説明書を使用していることを確認してください。 以下から利用可能です: www.harley-davidson.com/isheets
ハーレーダビッドソン社のカスタマーサポートセンター(1-800-258-2464 (米国内のみ)または1-414-343-4056)にお問い合わせください。
取り付け要件
警告
ライダーおよびパッセンジャーの安全を守るため、キットは正しく装着してください。 サービスマニュアルを参照しながら、適切な手順に従ってください。 自分で作業を行うことが難しい場合、または適切な工具を持っていない場合は、最寄りのハーレーダビッドソン正規販売網店に取り付けを依頼してください。 本キットを正しく取り付けないと死亡したり重傷を負うおそれがあります。 (00333b)
準備
注記
セキュリティシステムを作動解除します。
1. シートを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
2. メインヒューズを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
警告
誤って車両が始動すると、死亡事故や重傷事故を引き起こすおそれがあるため、バッテリーケーブル(マイナス(-)ケーブルが先)を外してから作業を開始してください。 (00307a)
3. マイナスバッテリーケーブルを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
4. フューエルタンクを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
5. シリンダーヘッド、シリンダー、ピストンを取り外します。 サービスマニュアルを参照してください。
6. サービスマニュアルのパーツの点検手順に従ってください。
図2。 0.5 in (12.7 mm)
ピストンの測定
1. ピストンが室温まで冷えるまで待ちます。
2. 鉛筆またはマーカーを使い、スカートの両側のピストンに印を付けます。印の位置は、ピストンスカートの面取部分のエッジの一番下から12.7mm(0.5インチ)のところとします。ピストンピンボアに対して直角に、スラスト面全体に印を付けてください。
3. マークした箇所でマイクロメーターを使用して、ピストンの公称直径を測定します。
4. ダイアルボアゲージを使用して、シリンダーボア内のピストンリングの可動域を測定します。
ピストンの取り付け
1. このキットのピストンは、フロントシリンダー用とリアシリンダー用に分かれていません。 ピストンをフロントシリンダーおよびリアシリンダーに取り付けます。取り付ける際に、矢印がエンジンの前方に向くようにします。
注記
リングをマークしたほうを上にして取り付けます。 マークのないリングはどちらが上でも構いません。
既存のものでないカムシャフトを使用する場合は、ピストンとバルブのクリアランスを常に確認してください。
リング圧縮ツールについては、サービスツール説明書J06234を参照してください。
表3。 ピストンの仕様
ピストン
in
mm
シリンダーのフィット
0.0007~0.0020
0.017~0.050
ピストンピンのクリアランス(スムースフィット)
0.0006 ~ 0.0010
0.015 ~ 0.025
リングのエンドギャップ
トップコンプレッション
0.013~0.021
0.33~0.53
セカンドコンプレッション
0.018~0.025
0.45~0.65
オイルコントロールリング
0.0006~0.024
0.15 ~ 0.61
リングのサイドクリアランス
トップコンプレッション
0.0006~0.0024
0.015~0.060
セカンドコンプレッション
0.0008~0.0022
0.020~0.055
オイルコントロールレール
0.0004 ~ 0.0059
0.010 ~ 0.150
表4。 ピストンのサービスリミット
摩耗が以下の値を超えたら交換
アイテム
in
mm
シリンダーにフィット(ルーズ)
0.0045
0.1143
ピストンピンのクリアランス(スムースフィット)
0.0015
0.0381
トップリングのエンドギャップ
0.031
0.79
セカンドリングのエンドギャップ
0.032
0.81
オイルコントロールリングレールギャップ
0.031
0.79
リングのサイドクリアランス
0.0035
0.089
セカンドリングサイドクリアランス
0.0037
0.094
オイルコントロールリングサイドクリアランス
0.0068
0.173
ピストンピンサークリップの取り付け
1. 図3 サークリップの開口部(1)を特殊工具の12時方向に配置します。

専用工具: PISTON PIN RETAINING RING INSTALLER (ピストンピンリテーニングリングインストーラー) (HD-51069-2)

2. 図4 スペシャルツール(2)をサークリップに合わせ、ピストンに挿入します。
3. 図5 サークリップ(2)が溝に完全にはまっていることを確認します。
a. サークリップの開口部(1)は12時方向になくてはいけません。
1サークリップ開口部
図3。 サークリップの配置
1矢印
2特殊工具
3サークリップ
図4。 サークリップの取り付け
112時位置開口部
2サークリップ
図5。 ピストン上のサークリップ位置
4. 残りのサークリップも同様の手順を繰り返します。
完成
1. キットからシリンダーヘッド、シリンダー、高圧縮ピストンとリングを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
2. フューエルタンクを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
3. マイナスバッテリーケーブルを取り付けます。 サービスマニュアルを参照してください。
4. メインヒューズを取り付ける。 サービスマニュアルを参照してください。
5. シートを取り付けます。 シートを取り付けたら、シートを上に引っ張って、固定されているか確認します。 サービスマニュアルを参照してください。
6. Screamin' Eagleプロストリートパフォーマンスチューナーキットを使用して、 新品の ECM(電子制御モジュール) キャリブレーションをダウンロードしてください。
7. エンジンを作動させる。 適切な作動を確認するために何度か繰り返します。
慣らし運転のルール
慣らし運転についてはオーナーズマニュアルを参照してください。