特別な工具
説明部品番号数量
DOT 4 BRAKE FLUID MOISTURE TESTER (DOT 4ブレーキフルードテスター)
HD-48497-A
1

ブレーキフルード
警告
DOT 4ブレーキフルードに触れると、健康に重大な影響を及ぼすおそれがあります。 適切な皮膚の保護用具及びセーフティグラスを着用しないと、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。
  • 吸入した場合: 安静にし、新鮮な空気を取り込み、医師の手当てを受けてください。
  • 皮膚に付着した場合: 汚染された衣服を脱ぐ。 直ちに多量の水で皮膚を15 ~ 20分間洗い流します。 炎症が発生したときは、医師の手当てを受けてください。
  • 目に入った場合: 最低15分間、目を開けたまま、流水で洗い流してください。 炎症が発生したときは、医師の手当てを受けてください。
  • 飲み込んだ場合: 口を濯ぎ、多量の水を飲んでください。 吐かせてはなりません。 ポイズンコントロールにお知らせください。 緊急手当が必要です。
  • 詳細については、sds.harley-davidson.comにある安全データシート(SDS)を参照してください。
(00240e)
警告
DOT 4 Brake Fluid (DOT 4ブレーキフルード)は時間の経過とともに空気中の水分を吸収し、フルードの特性を変化させます。 定期点検時または毎年のいずれか早い時点で、ブレーキフルードの含水率を点検してください。 ブレーキフルードのフラッシングおよび交換は2年ごとに、含水率が3%以上となった場合はもっと早くしてください。 フルードのフラッシングと交換を行わないと、ブレーキの制動力に悪影響を及ぼし、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (06304b)
設計どおりのブレーキシステム機能を維持するには、DOT 4 Brake Fluid Moisture Tester (DOT 4ブレーキフルードモイスチャーテスター) (部品番号HD-48497-Aまたは同等品)を使用して、ツールに付属の説明書に従って、ブレーキフルードの含水率を定期点検時または少なくとも1年に1回点検してください。 DOT 4 Fluid (DOT 4フルード)のフラッシュは2年に1回、またはブレーキシステムのフルードテストで含水率が3%以上と判定された場合のいずれか早い時点で実施してください。
ハーレーダビッドソン社では、優れた防湿性および耐食性を有するハーレーダビッドソンPlatinum Label DOT 4 Brake Fluid (プラチナラベルDOT 4ブレーキフルード)の使用を推奨しています。
警告
取り外す前にリザーバーのフィラーキャップまたはカバーを清掃します。 新品のDOT 4 Brake Fluid (DOT 4ブレーキフルード)を使用します。 不純物の入ったフルードを使用すると、ブレーキの制動力またはクラッチの動作に悪影響を及ぼし、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00504d)
ご注意
DOT 4 brake fluid (DOT 4ブレーキフルード)が塗装面およびボディパネル面に付着すると、表面が損傷します。 ブレーキに関する作業を行うときは、常にブレーキフルードをこぼさないように注意し、塗装面を保護してください。 表面を保護しないと外装に傷が付くおそれがあります。 (00239c)
ご注意
マスターシリンダーリザーバーにゴミや埃が入らないよう注意してください。 リザーバーにゴミや埃が入ると動作に不具合が生じ、機器が故障するおそれがあります。 (00205c)
注記
  • 整備のたびに、DOT 4 BRAKE FLUID MOISTURE TESTER (DOT 4ブレーキフルードテスター) (部品番号:HD-48497-A) でフルードの水分量を確認してください。 ツールに同梱されている手順書に従ってください。
  • ブレーキシステムをフラッシングし、ブレーキフルードのテストで水分量が3%以上となった場合、DOT 4フルードを2年またはそれ以下の頻度で交換してください。
  • 通常の摩耗の範囲内では、メンテナンススケジュールで指定された交換以外に、フルードを充填したりシステムから抜いたりする必要は全くありません。
  • リザーバーのフルードレベルはブレーキの摩耗とともに減少します。 リザーバーの容量は、パッドやローターのサービスリミットにフルードを提供するのに十分です。
フロントブレーキ: 車両とハンドルバーの位置を動かしてマスターシリンダーリザーバーが水平になるようにする。
図1」を参照してください。 サイトグラス(1)をよく調べ、フルードレベルがサイトグラスの中心より上にあることを確かめます。
リアブレーキ: 車両の位置を動かしてマスターシリンダーリザーバーが水平になるようにします。 ウィンドウ(2)内でフルードレベルが見えることを確かめます。
フルードレベルが最低ラインのマークよりも下にあるか、フロントまたはリアブレーキのリザーバーのいずれからも見えない場合、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店までご連絡ください。
フロントブレーキレバーおよびリアブレーキペダルを操作した時にしっかりとした感触があることを確認します。 ブレーキにしっかりとした感触がない場合は、必ずブレーキシステムをエア抜きしてください。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
1フロント
2リア
図1。 ブレーキフルードの下限マーク
ブレーキパッド
警告
定期点検時には、必ずブレーキパッドの摩耗状態を点検します。 ただし、急な坂や渋滞などの厳しい条件下で運転することが多い場合は、より頻繁にブレーキパッドを点検する必要があります。 ブレーキのメンテナンスが不適切な場合、ブレーキに悪影響を及ぼし、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00052a)
警告
ブレーキが正常かつ安全に作動するために、ブレーキパッドは必ずセットで交換します。 ブレーキが正常に作動しないと、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00111a)
警告
ブレーキは安全に関わる重要なコンポーネントです。 ブレーキの修理や交換が必要な場合は、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にご依頼ください。 ブレーキの不適正な整備は、ブレーキ性能に悪影響を与え死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00054a)
警告
ブレーキのメンテナンスは定期的に実施してください。 推奨されている間隔でメンテナンスを実施しないと、ブレーキ性能に悪影響を及ぼし、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00055a)
ハーレーダビッドソンはお客様の新車に最適なブレーキパッドをご用意しています。 乾燥または多湿な条件下や、作動温度が高い場合でも車両が最大限の性能を発揮することができるよう選択されています。 現在適用されているすべての規制要件を超える性能を備えています。 ただし、ブレーキング時にノイズが発生する場合があります。 この摩擦材では、ノイズの発生は一般的な現象です。
警告
ホイールとブレーキキャリパーの位置が合っていることを確認してください。 ホイールまたはブレーキキャリパーのアライメントが不良のまま乗車すると、ブレーキディスクが引きずり、車両のコントロールを失い、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00050a)
  1. リアタイヤを回転させてリアブレーキディスクを点検します。 ディスクはブレーキキャリパー内で正常に動作しなければなりません。
  2. 図2」を参照してください。 ブレーキパッドの摩擦材の厚さを測定します。 リアブレーキについては、キャリパーに沿った空間から定規をブレーキディスクに当てて測定します。
1フロント、下から見た図
2リア、上から見た図
3パッド厚
図2。 ブレーキパッド厚
注記
ブレーキパッドは必ずペアで交換してください。
  1. 摩擦材の厚みが最小限度になる前にブレーキパッドを交換します。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。 「表1」を参照してください。
表1。 ブレーキパッドの摩擦材の厚みの下限
in.
mm
0.040
1.020