定期点検の時期および実施作業の時期
お使いのハーレーダビッドソンモーターサイクルが常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、指定された期間ごとに点検を実施しなければなりません。 「表1」を参照してください。
注記
  • ハーレーダビッドソン社に承認されていないパーツの使用やサービスの手順を行った場合、保証が無効になる場合があります。 また、インテークやエキゾーストシステムといった排気ガスのシステム コンポーネントに関わる改造は法律や条例などに違反するおそれがあります。
  • 保証を有効に保つために、ブラジルなどいくつかの国では、全てのメンテナンスをハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で受けることを必須としています。 詳しくは、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
  • ご使用のモーターサイクルが車両規制に適合するよう、追加で年1回(もしくは半年に1回)の定期メンテナンスを法律で定めている国(ブラジルなど)もあります。また、規定されたメンテナンスをしないと保証が無効になります。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に確認するとともに、居住国のモーターサイクル規制も確認してください。
  • 最終定期点検を終えた後は、8000 km (5000 mi)ごとに整備を行ってください。
  • 車両をメンテナンスに出す場合は、対策の済んだリコール、およびまだ完了していない製品プログラムがないかどうか必ず確認してください。
  • 車両をメンテナンスに出すときは、最新のキャリブレーションがインストールされていることを必ず確認してください。
表1。 定期点検間隔: ハーレーダビッドソンStreetモデル
定期点検項目
1,000 mi
1,600 km
5,000 mi
8,000 km
10,000 mi
16,000 km
15,000 mi
24,000 km
20,000 mi
32,000 km
25,000 mi
40,000 km
30,000 mi
48,000 km
35,000 mi
56,000 km
40,000 mi
64,000 km
45,000 mi
72,000 km
50,000 mi
80,000 km
注記
エンジンオイルおよびフィルターの交換
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1
フロントタイヤの圧力の確認、溝の点検
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1
フロントブレーキのパッドおよびディスクの摩耗の確認
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フロントブレーキキャリパーのピンおよびブッシングの点検と潤滑
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2
フロントブレーキシステムの漏れ、接触、摩耗の確認
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1
必要に応じてフロントブレーキシステムの修理
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2
フロントブレーキフルードレベルの点検
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X
DOT4フロントブレーキフルードの水分量の確認
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1、2
スロットルケーブルを確認し調整
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2
スロットルケーブルの潤滑
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2
ブレーキおよびクラッチの制御機構の確認、調整
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2
ブレーキおよびクラッチの制御機構の潤滑
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2
フロントフォークの再組み付け、フォークオイルの交換
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2
ステアリングヘッドベアリングの調整
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2
ステアリングヘッドベアリングの潤滑
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2
ラジエーターの清掃
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冷却システムの漏れの確認、クランプの締め付け具合の確認
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クーラントレベルの点検
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クーラントの凝固点の確認
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2
クーラント
クーラントを48,000 km (30000 mi)ごとに交換します。
2
フューエルラインおよびフィッティングの漏れ、接触、摩耗の確認
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1
必要に応じてフューエルラインおよびフィッティングの修理
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2
サイドスタンドの確認、潤滑
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2、3
シフトレバー、ブレーキレバーの清掃、潤滑の実施、摩耗の点検
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2
リアフォークベアリングの点検
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2
ドライブベルトとスプロケットの点検、ベルトの調整
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2
リアタイヤの圧力の確認、溝の点検
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1
リアショックアブソーバーブッシングの摩耗および亀裂の点検
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2
リアブレーキのパッドおよびディスクの摩耗の確認
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1
リアブレーキシステムの漏れ、接触、摩耗の確認
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1
リアブレーキシステムの修理(必要な場合)
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2
リアブレーキキャリバーの点検、ピンおよびブッシングの潤滑
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2
リアブレーキフルードレベルの点検
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DOT4リアブレーキフルードの水分量の確認
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ブレーキシステム
水分量が3%以上となった場合、ブレーキシステムをフラッシングし、DOT 4油圧ブレーキフルードを2年またはそれ以下の頻度で交換してください。
2
エキゾーストシステムを調べて、漏れ、亀裂のないこと、エキゾーストシールドにゆるみ、欠損のないことを確認する
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1、3
必要に応じてエキゾーストシステムを修理する
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2
エアクリーナーフィルターの点検および整備(必要な場合)
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3
フューエルキャップロックを潤滑する
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3
バルブラッシュを点検し、必要に応じて調整する
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2、4
バッテリー
バッテリー、ターミナルトルクの確認および接続部の清掃を年に一度実施します。
1
スパークプラグ
スパークプラグは、前回の交換から2年が経過した時点か走行距離が48,000 km (30000 mi)に達した時点のいずれか早い時点で交換します。
電気機器とスイッチの作動の確認
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路上テストによるコンポーネントとシステムの動作の確認
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注記:
1. 年に一度、または指定間隔ごとのいずれか早く到来する日に実施します。
2. 適切な工具および整備データを所有していない場合、また、点検および整備に関する能力がない場合は、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で点検を依頼してください。
3. 過酷な走行条件(極度の高温/低温、埃の多い環境、山道や悪路、長期間の保管、短距離走行の繰り返し、発進/停止の繰り返し、質の悪い燃料など)では、メンテナンスをさらに頻繁に行います。
4. 使用頻度および運転の仕方によって異なります。
メンテナンス記録
新車の限定的保証の効力を維持するため、この点検記録は保管しておいてください。 「表2」を参照してください。
表2。 オーナーのメンテナンス記録
定期点検時の走行距離
日付
販売店番号
テクニシャン氏名
テクニシャン署名
1,600 km (1,000 mi)
8,000 km (5,000 mi)
16,000 km (10,000 mi)
24,000 km (15,000 mi)
32,000 km (20,000 mi)
40,000 km (25,000 mi)
48,000 km (30,000 mi)
56,000 km (35,000 mi)
64,000 km (40,000 mi)
72,000 km (45,000 mi)
80,000 km (50,000 mi)