工場出荷時の車両には、キーフォブが2個付属しています。 このキーフォブは、セキュリティシステムの解除ができるよう、またモーターサイクルにパワーロックが掛けられるよう、電子登録の作業が販売店で行われます。 車両に1度に登録できるキーフォブは、2つだけです。 交換用のキーフォブは、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店で購入とお客様の車両への登録ができます。
キーフォブのタグに固有の番号が付いています。 本マニュアルのはじめの部分の該当欄に、キーフォブの番号を記入してください。
収納式キー
手動でフォームロックスイッチ、サドルバッグおよびTour-Pakをロックまたはロック解除するには、収納式キーを使用することができます。
キーを出す:
図1
を参照。 ボタン(2)を押してキーを引き出します。
キーを収納:
ボタンを押してキーをリリースします。 キーを回転させてフォブ本体内に戻します。
パワーロック
キーフォブを使用して遠隔からフォークロックスイッチ、サドルバッグおよびツアーパックをロックまたはロック解除することができます。 キーフォブは、モーターサイクルが起動または停止した状態でロックを作動させることができます。 パワーロックの有効作動範囲はおよそ 12 m (40 ft) です。
操作 → パワーロック
を参照。
セキュリティシステム
セキュリティシステムは、登録されているキーフォブが感知範囲内に入ると作動解除できます。 車両の走行、積み込み、燃料補給、移動、駐車、または整備の際には必ずキーフォブを携帯します。 セキュリティシステムが解除される範囲は、車両の中心からおよそ 1.5 m (5 ft) です。
車両の操作方法については、「
操作 → キーレスイグニッション
」を参照してください。 セキュリティシステムの機能全般については、「
セキュリティシステム
」を参照してください。
フォブなしでの走行:
キーフォブを携帯せずに走行開始すると、オドメーターウィンドウにノーフォブのメッセージが一時的に表示されます。 キーフォブなしで車両を再始動するには、PINを使用してセキュリティシステムを作動解除します。
セキュリティシステム → 設定および解除
を参照。
駐車時のキーフォブの取り外し:
駐車時には必ずフォークロック施錠を行い、キーフォブを取り外してください。 キーフォブをハンドルバーに取り付けて放置したり、ラゲッジコンパートメントで保管したりしないでください。 キーフォブが感知範囲内にある場合は、車両を始動でき、アラームは作動しません。
電池の交換
警告
ボタン電池またはコインセル電池を含みます。 子供の手の届かない場所に保管してください。
飲み込むと、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 窒息、化学熱傷、軟部組織の穿光が生じるおそれがあります。 飲み込んだり、その他の方法で体内に取り込んでから2時間以内に重度の熱傷が起こるおそれがあります。 すぐに医師の診察を受けてください。 (13105b)
毎年キーフォブの電池を交換してください。
「
図2
」を参照してください。 薄い刃先を持つツールをキーフォブ側の溝(1)に入れてゆっくりとねじり、キーフォブを分割します。
電池(2)を取り外して廃棄します。
電池から離れる方向へラッチ(3)を押す。
ラッチの反対側から電池を持ち上げる。
プラス側を上に向けて
新品
のバッテリー(CR2032)を取り付ける。
金属製タブがバッテリーにしっかりと接触していることを確認する。 必要があれば上方向に少し曲げる。
プラス側を上に向けて、バッテリーをラッチに取り付ける。
互いにパチンとはめ込みます。
View interactive image
1
キー
2
ボタン
3
フォブ
図1。 キーの操作
View interactive image
1
溝
2
バッテリー
図2。 キーフォブの電池