ご注意
車両をジャッキアップするときは、ロアフレームチューブのダウンチューブとロアフレームチューブが交わる箇所にジャッキをセットします。 クロスメンバー、オイルパン、マウントブラケット、コンポーネントまたはハウジングへ絶対にジャッキをかけないでください。 モーターサイクルが損傷し、大掛かりな修理が必要となるおそれがある。 (00586d)
注記
平衡点は車両の後向にあるため、整備時にジャッキ上げを行う際は十分な注意が必要です。
図1」を参照してください。フロントを持ち上げるときは、パーキングブレーキをかけてください。ジャッキをフレーム前部分の下に設置するには、クランクシャフトの下が大まかな中心点となるように位置を合わせ、必ずフレームチューブの鍛造部分の両側に接触するようにしてください。ジャッキがパーキングブレーキのコンポーネントに接触していないことを確認してください。
図2」を参照してください。リアを持ち上げるときは、フロントタイヤをホイールバイスで固定してください。ストラップを使用してフロント部分をモーターサイクルリフトに固定してください。ジャッキをフレーム後部の下に設置し、クラッチカバーの下が大まかな中心点となるように位置を合わせます。必ずフレームチューブの鍛造部分の両側に接触するようにしてください。
別の方法として、左または右アクスルの下にジャッキを設置して、各リアホイールを持ち上げることも可能です。
図1。 フロントを持ち上げるときのジャッキの配置
図2。 リアを持ち上げるときのジャッキの配置