エンジンチェックランプ
図1」および「図2」を参照してください。 エンジンチェックランプの目的は、エンジンおよびエンジンマネージメントシステムの状態を表示することにあります。
エンジンチェックランプは通常、イグニッションをオンにした直後に点灯します。 その際、エンジンマネージメントシステムによる一連の自己診断プロセスが行われます。
エンジン始動後にエンジンランプがオフにならない場合、あるいはエンジンランプのオンになるタイミングが定まらない場合は、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
燃料切れ警告ランプ
点灯:図1」および「図2」を参照してください。 タンク内のガソリンが低燃料レベル(概算値)まで減少すると、燃料切れ警告ランプが点灯します。 低燃料レベルについては、「仕様」を参照してください。 フューエルレンジについては「操作 → オドメーターウィンドウディスプレイ」を参照してください。
点滅: 燃料の補充を行っても燃料切れ警告ランプが消灯しない場合は、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にご連絡ください。
バッテリー警告ランプ
図1」および「図2」を参照してください。 バッテリー警告ランプが点灯した場合、バッテリーは過充電または低電圧のいずれかの状態です。 「「整備手順」の3部構成です。 → バッテリーメンテナンス」を参照してください。
セキュリティランプ
図1」および「図2」を参照してください。 セキュリティランプは、セキュリティシステムの状態や車両の電気系統自己診断を示します。 セキュリティシステムの使用については「セキュリティシステム」を参照してください。
点滅: セキュリティシステムが作動している状態です。
点灯(セキュリティシステムが設定されている): アラームが作動している状態です。
点灯(セキュリティシステムが解除された状態): ランプが点灯したままの場合は、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
ターンシグナルインジケーターランプ
点滅: ターンシグナルが作動している状態です。 4ウェイハザード警告フラッシャーを作動させると、両方のターンインジケーターが同時に点滅します。
急速な点滅: ターンシグナルのバルブが機能していないことを意味します。 そのような場合は、周囲に注意しながら手信号を使って停車し、 すぐに機能不良のターンシグナルバルブを交換してください。
ヘッドランプハイビームランプ
図1」および「図2」を参照してください。 ヘッドランプのハイビームランプは、ハイビームまたはパッシングランプスイッチを入れると点灯します。
ニュートラルランプ
図1」および「図2」を参照してください。 ニュートラルランプは、トランスミッションのギアがニュートラルの位置にある際に点灯します。
クルーズコントロールランプ
オフ: クルーズコントロールが作動していないことを意味します。
オレンジ: クルーズコントロールが作動していることを意味します。 クルーズ速度が設定されていないか、解除されています。
緑: クルーズ速度が設定されていることを意味します。 車両速度がクルーズコントロールシステムによって保持されている状態を意味します。
補助/フォグランプインジケーターランプ
補助/フォグランプインジケーターは、補助/フォグランプが点灯している場合に点灯します(装備モデルの場合)。
ギアインジケーター
図1」を参照してください。 搭載モデルの場合、現在選択中のギア(1~6)がオドメーターウィンドウに表示されます。 ギアインジケーターは、車両速度とエンジン速度からギアポジションを算出します。 トランスミッションがニュートラルの状態、クラッチレバーを引いた状態、または車両が停止している状態の場合、ギアインジケーターには何も表示されません。
ライダーのクラッチの使用方法やクラッチの摩耗状態によっては、ギアインジケーターの表示が一時的に不正確となることがあります。 この状態は、クラッチの過剰な磨耗や不適切な調整、またはクラッチを押したままの状態での運転が原因でクラッチに滑りが生じた場合に発生することがあります。
ABSランプ
警告
ABSランプが5 km/h (3 mph)を超える速度での走行中にも点滅を続ける、または点灯したままの状態が続く場合、ABSは機能していないことを意味します。 通常のブレーキシステムは機能しますが、ホイールがロックするおそれがあります。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に連絡し、ABSの修理を依頼してください。 ホイールをロックさせると車両の横滑りが起き、車両のコントロールが失われる原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00361b)
点滅:図1」および「図2」を参照してください。 ABS 装備車両では、車両を起動した際にABS ランプが点滅します。 ランプの点滅はシステムが自己診断モードであることを意味します。 モーターサイクルの速度が5 km/h (3 mph)を超えると、点滅が消えます。 ランプが消えるまでABSは作動しません。
点灯: ランプが継続的に点灯している場合、ABSに不具合があることを意味します。 ABSが作動していなく、ブレーキはABS非装備車と同様に動作します。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備をご依頼ください。
エンジンクーラント温度ランプ
警告
クーリングシステムが高温の時はプレッシャーキャップを緩めたり取り外したりしないでください。 クーリングシステムは加圧されており、熱いクーラントや蒸気がプレッシャーキャップから噴出して重度の火傷を負うおそれがあります。 クーリングシステムを整備する前にモーターサイクルを冷却することができます。 (00091c)
ご注意
エンジンクーラント温度インジケーターランプが点灯し続ける場合、必ずクーラントレベルを点検してください。 クーラントレベルが正常であってランプがなおも消えない場合は、直ちにエンジンを止めます。トラブルの原因を突き止めて必要な修理を行うまでは運転しないでください。 エンジンを破損するおそれがあります。 (00158a)
図1」を参照してください。 ツインクールド式車両では、クーラント温度がしきい値を超えた場合にエンジンクーラント温度ランプが点灯します。
必要に応じてクーラントの点検または補充を行ってください。 「メンテナンスと潤滑 → クーリングシステム」を参照してください。 クーラントシステムについて考えられるその他の問題については、「トラブルシューティング → クーリングシステム: ツインクールド式モデル」を参照してください。
クーラントレベルが十分であるにも関わらずランプが点灯し続ける場合、すぐにエンジンを止めてください。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備をご依頼ください。
オイルプレッシャー警告ランプ
ご注意
オイルプレッシャーインジケーターランプが点灯し続ける場合は、まずオイル供給を点検してください。 オイル供給が正常であってもランプが消えない場合は、直ちにエンジンを止めてください。トラブルの原因を突き止めて必要な修理を行うまでは運転しないでください。 エンジンを破損するおそれがあります。 (00157a)
図1」および「図2」を参照してください。 オイルプレッシャー警告ランプは、イグニッションを入れると点灯します。 ランプはエンジンが始動するまで点灯した状態となります。
エンジン作動中にランプが点灯した場合、エンジンにオイルが十分に循環していないことを意味します。
必要に応じてエンジンオイルの点検または補充を行ってください。 「メンテナンスと潤滑 → エンジンオイルレベルの点検」を参照してください。 他に考えられる原因については「トラブルシューティング → エンジン」を参照してください。
エンジンオイルレベルが十分であるにも関わらずランプが点灯し続ける場合、すぐにエンジンを止めてください。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備をご依頼ください。
1燃料切れ警告
2ターンシグナルインジケーター
3油圧
4ギアインジケーター
5ニュートラル
6エンジンチェック
7クルーズコントロール
8セキュリティ
9ヘッドランプハイビーム
10補助/フォグランプインジケーター
11ABS (km/h ABSアイコンも表示)
12エンジンクーラント温度
13バッテリーの放電
14ライトセンサー(インジケーターではありません)
15使用しない
図1。 インジケーターランプ: FLHR、FLHRC、FLHRXS以外の全モデル
1エンジンチェック
2ABS (km/h ABSアイコンランプも表示)
3燃料切れ警告
4セキュリティ
5クルーズコントロール
6バッテリーの放電
7ターンシグナルインジケーター
8ハイビーム
9ニュートラル
10油圧
図2。 インジケーターランプ: FLHR、FLHRC、FLHRXS