エンジンチェックランプ
エンジンチェックランプの目的は、エンジンおよびエンジンマネージメントシステムの状態を表示することにあります。
通常、エンジンチェックランプは車両を最初にオンにしたときに点灯します。 その際、エンジンマネージメントシステムによる一連の自己診断プロセスが行われます。
エンジン始動後にエンジンランプがオフにならない場合、あるいはエンジンランプのオンになるタイミングが定まらない場合は、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
燃料切れ警告ランプ
点滅:
燃料の補充を行っても燃料切れ警告ランプが消灯しない場合は、ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にご連絡ください。
セキュリティ/不具合インジケーターランプ
点滅:
セキュリティシステムが作動している状態です。
点灯(セキュリティシステムが設定されている):
アラームが作動している状態です。
点灯(セキュリティシステムが解除された状態):
ランプが点灯したままの場合は不具合を示しています。ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店にお問い合わせください。
ターンシグナルインジケーターランプ
点滅:
ターンシグナルが作動している状態です。
4ウェイハザード警告フラッシャーを作動させると、両方のターンインジケーターが同時に点滅します。
急速な点滅:
ターンシグナルのバルブが機能していないことを意味します。
そのような場合は、周囲に注意しながら手信号を使って停車し、 すぐに機能不良のターンシグナルバルブを交換してください。
ヘッドランプハイビームランプ
ヘッドランプのハイビームランプは、ハイビームまたはパッシングランプスイッチを入れると点灯します。
ニュートラルランプ
ニュートラルランプは、トランスミッションのギアがニュートラルの位置にあり、リバースが入っていない際に点灯します。 リバースランプが点灯するとニュートラルランプは消灯します。
クルーズコントロールランプ
オフ:
クルーズコントロールが作動していないことを意味します。
オレンジ:
クルーズコントロールが作動していることを意味します。
クルーズ速度が設定されていないか、解除されています。
緑:
クルーズ速度が設定されていることを意味します。
補助/フォグランプインジケーターランプ: 米国内仕様
補助/フォグランプインジケーターは、補助/フォグランプが点灯している場合に点灯します。
ギアインジケーター
現在選択中のギア(1 ~ 6)がオドメーターウィンドウに表示されます。 ギアインジケーターは、車両速度とエンジン速度からギアポジションを算出します。 トランスミッションがニュートラルの状態、クラッチレバーを引いた状態、または車両が停止している状態の場合、ギアインジケーターには何も表示されません。
ライダーのクラッチの使用方法やクラッチの摩耗状態によっては、ギアインジケーターの表示が一時的に不正確となることがあります。 これは、クラッチの過剰な摩耗や不適切な調整によりクラッチに滑りが生じた場合、またはクラッチを踏んだ状態で運転している場合に発生することがあります。
ABSランプ

警告
ABSランプが5 km/h (3 mph)を超える速度での走行中にも点滅を続ける、または点灯したままの状態が続く場合、ABSは機能していないことを意味します。 通常のブレーキシステムは機能しますが、ホイールがロックするおそれがあります。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に連絡し、ABSの修理を依頼してください。 ホイールをロックさせると車両の横滑りが起き、車両のコントロールが失われる原因となり、死亡事故や重大なケガにつながるおそれがあります。 (00361b)
点滅:
車両を起動した際にABSランプが点滅します。
ランプの点滅はシステムが自己診断モードであることを意味します。
モーターサイクルの速度が
5 km/h (3 mph)
を超えると、点滅が消えます。
ランプが消えるまでABSは作動しません。
点灯:
ABS警告灯が連続して点灯している場合、ABSシステムの不具合を意味します。
ABSは作動せず、ブレーキはABS非装備車と同様に動作します。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備をご依頼ください。
リバースランプ
リバースランプが点灯している場合、車両がリバースに入っていることを示します。
リバースの操作については「
操作 → リバースの操作
」を参照してください。
パーキングブレーキランプ
パーキングブレーキが使用されると、パーキングブレーキインジケーターランプが点灯します。
パーキングブレーキの操作については「
運転前 → パーキングブレーキ
」を参照してください。
エンジンクーラント温度ランプ
ご注意
エンジンクーラント温度インジケーターランプが点灯し続ける場合、必ずクーラントレベルを点検してください。 クーラントレベルが正常であってランプがなおも消えない場合は、直ちにエンジンを止めます。トラブルの原因を突き止めて必要な修理を行うまでは運転しないでください。 エンジンを破損するおそれがあります。 (00158a)

警告
クーリングシステムが高温の時はプレッシャーキャップを緩めたり取り外したりしないでください。 クーリングシステムは加圧されており、熱いクーラントや蒸気がプレッシャーキャップから噴出して重度の火傷を負うおそれがあります。 クーリングシステムを整備する前にモーターサイクルを冷却することができます。 (00091c)
ツインクールド式車両では、クーラント温度がしきい値を超えた場合にエンジンクーラント温度ランプが点灯します。
クーラントレベルが十分であるにも関わらずランプが点灯し続ける場合、直ぐにエンジンを止めハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備を依頼してください。
オイルプレッシャー警告ランプ
ご注意
オイルプレッシャーインジケーターランプが点灯し続ける場合は、まずオイル供給を点検してください。 オイル供給が正常であってもランプが消えない場合は、直ちにエンジンを止めてください。トラブルの原因を突き止めて必要な修理を行うまでは運転しないでください。 エンジンを破損するおそれがあります。 (00157a)
オイルプレッシャー警告ランプは、イグニッションを入れると点灯します。 ランプはエンジンが始動するまで点灯した状態となります。
エンジン作動中にランプが点灯した場合、エンジンにオイルが十分に循環していないことを意味します。
エンジンオイルレベルが十分であるにも関わらずランプが点灯したままの状態の場合、直ぐにエンジンを止めハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備を依頼してください。
タイヤ空気圧不足/TPMS警告灯

警告
タイヤの空気圧とバランスが適切に維持されていること、損傷がないこと、トレッドの深さが適切であることを確認してください。 タイヤを定期的に点検し、異常が認められる場合はハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に交換を依頼します。 極端に摩耗した状態、バランスが取れていない状態、空気圧が不足した状態、過積載の状態、またはパンクや切れ目などの損傷がある状態だと、走行安定性やハンドリングに悪影響を及ぼし、死亡事故または重大な人身事故を引き起こすおそれがあります。 (00014b)
「
操作 → インスツルメント:
」を参照してください
。
タイヤ空気圧不足/TPMS不具合ランプは、タイヤの空気圧の低さ、あるいはTPMSシステムに異常が発生していることを知らせます。
点滅 (60秒間、その後連続点灯):
TPMSシステムの故障が検出されています。
セキュリティランプも点灯して、DTC (トラブルコード)があることを示します。 この状態は、センサーからの信号がない場合やセンサーバッテリーの不具合などの各種原因で発生します。 このランプが点灯している間は、タイヤの空気圧データが取得できない場合があります。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備をご依頼ください。
注記
タイヤの空気を追加または排出するときにTPMSシステムを圧力ゲージとして使用しないでください。 センサーデータは、(車両が走行中か、駐車中か、タイヤ空気圧に著しい変化があったか、それによって)TPMSに送信される時間的間隔が異なります。 タイヤ圧データは、タイヤにエアを追加またタイヤからエアを除去しても直ちに更新されない場合があります。 空気圧過多や不足になるおそれがあります。
トラクションコントロールランプ
点灯:
トラクションコントロールがオフになっています。
点滅:
トラクションコントロールシステムが作動中です。
オフ:
トラクションコントロールシステムがオンになっています。
セキュリティ/不具合インジケーターランプ点灯時の点灯:
セキュリティ/不具合インジケーターランプが継続的に点灯する場合、トラクションコントロールに不具合があることを意味します。
トラクションコントロールは作動解除されており、車両はトラクションコントロールがオフの状態で作動しています。 ハーレーダビッドソン ジャパン正規販売網店に整備をご依頼ください。